高野秀行のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ基本強引に徳川幕府に繋げていくのでちょっと違和感。親しみを持って例えているのは分かるがかえって混乱した。
コンデンスミルクをたっぷり入れたチャイ、飲んでみたい。その茶店の風景と共に味わったら楽しいだろうな。電気が部分的にしか通っておらず、夕陽が沈むと街が赤く染まり闇に包まれていく、終末を迎えたかのような感覚というの、ちょっと興味がある。人々の温かみや、少ない娯楽を堪能しながらゆっくりと時間が流れているミャンマーに想いを馳せた。
お酒の席での話なんかは、人種や言葉や育ち方や住むところが違っても、おじさんはおじさんでみんな一緒なんだと思えて面白かった。 -
Posted by ブクログ
紹介
2007年1月、ある願いをかなえるため著者は愛車キタ2号にまたがりお遍路の旅に出た。あらゆる神仏に祈りつつめざすは日本最南端の島・波照間。参るは、饅頭の祖神、野球塚、たぬき大明神、鯖大師に摩崖クルス、世界遺産の聖地・斎場御獄。四万十川でカヌー、波照間で釣りにも挑戦。それは日々が驚きに満ちた日本再発見の旅。寒風の冷たさが人情の温かさが染みる感動の旅。愉快爽快な55日間の写真日記。
私が偏愛して止まない高野氏が、インドから入国拒否され意気消沈している時に、日本の神に縋りながら沖縄まで祈りの旅をすれば入国が叶うのではないかと思い、寒空のした旅立った旅行記です。
はっきり言って彼の著書では並の部類なのですが、僕が14年前に自転車で旅したルートと殆ど同じ道を辿っていて、懐かしさで胸いっぱいになりました。
僕はその旅で知らない人に大変お世話になって、今ここにいるというのがしみじみと感じております。あの時は自分探しなんてしても結局なにも見つからなかったけれども、世の中いい人が沢山いるという事を知れた事が一番の収穫でしたね。
あれ?本じゃなくて自分の事ですねこりゃ(~_~;) -
Posted by ブクログ
誰も行かないようなところばかりを好んで訪れる、早稲田大学の探検部出身のノンフィクション作家、高野秀行氏。怪獣を追ったり、アヘンを育てたり、ゲリラ支配域を横断したりと、数知れずの逸話を持つ彼の、これは東京における話。
ある日突然かかってきた原稿執筆依頼の電話。エイジアンという怪しげな新聞社からで、タイについてのコラムを書いてほしいとのこと。引き受けた高野氏は、話のついでに同社の編集顧問に就任。同社は日本在住の外国人向けに新聞を発行しているという。しかも一紙ではなく、タイ・ニューズ、台湾時報、マンスリー・ミャンマー、インドネシア・インフォメーション、マレーシア・ワンダーの五紙。社員に常駐者はおらず、皆ほかの仕事の片手間に。しかも日本人が誰もいないのに、英語を母国語としない彼らの共通語は日本語。この新聞社はまるで屋台村。いろんな料理があって、人気の料理はたくさんつくる。売り切れればそれでおしまい。台湾人の女性社長は、事前調査などせずに思いつきで新聞を発刊。購読者がいればその分を刷るし、いなかれば即廃刊。なんともバイタリティにあふれています。
会社のために働くのではなく、働くのは自分のため。それが結局は会社のためになっていたりもする。大事なことを教えてもらったような気がします。 -
Posted by ブクログ
普通の人は行かないようなところばかりをわざわざ選んで旅をする、辺境作家の高野秀行。コンゴへ怪獣を探しに行ったり、ミャンマーへアヘンを栽培しに行ったりしていた彼が、早稲田の探検部の先輩後輩のよしみで、大作家の船戸与一からミャンマーへ一緒に行こうと誘われます。ミャンマーに合法的に入ったことがなかった高野さん。絶対にブラックリストに載っていると自負していたのに、意外にも入国は簡単に認められ、駄目だと言われたのは船戸さんのほう。作家としての知名度の差らしく、高野さんガッカリ。なんとかふたりとも入国できることになったものの、ミャンマーの某旅行会社を必ず使うようにと指定されます。これがなんと旅行会社に姿を借りた軍情報部、高野さん曰く、まるで柳生一族。ワケのわからん日本人に勝手をさせてたまるかということで、ガイドのふりをした柳生一族が監視役として同行するのでした。高野さんが行けば何でも珍道中に。船戸さんの酔っぱらいぶりも楽しい旅行記。
-
Posted by ブクログ
大好きなノンフィクション作家、高野秀行が、何をとち狂ったか、児童文学なんて書いている。要らんことに手を出さずに、今までどおり辺境作家としてノンフィクションを書いてりゃいいのにと思いつつも無視できずに手に取りました。そうしたら、まるっきりのフィクションというわけではなく、自分の子ども時代を基に描いた小説の模様。
舞台は1970年代。主人公のヒデユキは八王子の小学校に通う4年生。近所に住む兄貴分のカッチャンをはじめとする仲間と過ごす日々。草野球、探検、プロレスごっこ、秘密基地、クワガタ捕り、粘土遊び、化石探し、ゴルフコースづくり。同級生にちょっと気になる子がいたり、思いもよらぬ子から告白されたり。同じ時代に小学生であった人ならば、ノスタルジーを感じることでしょう。いつだって、遊ぶことに真剣だったあの頃。
いい本ではありますが、高野氏の他作品と比べればイマイチと言わざるを得ません。『ワセダ三畳青春記』の楽しさと切なさには到底及ばず、やはり児童文学はその道の人にまかせてほしい。たぶん、子ども時代が懐かしくてこれを書いたのだと思われますから、これ以上色気は出さないことを望みます。 -
Posted by ブクログ
今のソマリアの現状を書いたルポドキュメントというか、旅行記というか、そのようなもの。
どうやら別の本の続編のような扱いになるようだが、これだけ読んでも面白い。
ライターでもカメラマンでもある著者が、ソマリアに知人を作り、ソマリ語を勉強し、「ソマリアの日常・普通を知る」ために奮闘するエッセイ。
現状のソマリア、ソマリ人の特徴、政治のあり方、ソマリアでのイスラム、そして著者の念願でもあった家庭料理を学び、食べるレポート、モガディシュ以外の南部ソマリアへの旅。
知ることのできないソマリアを知ることができる。
想像すらできなかったソマリアを知れて面白い。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「探検は土地の物語、冒険は人の物語」
早稲田探検部OBにしてノンフィクション作家の探検家二人の対談集。
この時代に、なぜ探検家を目指したのか、
早稲田大学探検部とは、どういう連中なのか、
その上で作家として生きていくとは、
特に探検部とは、というところが面白かった。
他の大学には負けられない。
そういう空気が、東京バカ大学サイクリング同好会(神楽坂)にもあったことを思い出す。
今時、薪を積んで夜通し走る合宿するのは、都内だと俺たちだけだ。
軟弱者だなぁ。
京大サイクリングの連中は冬しか北海道を走ったことがないらしい。あちぃな!
このルートを行くには、担ぎだな。
重い荷物を積んで走る奴のほうがエラい。
そんなサークルだった。
だけど、俺たちがやっていたことは、拓かれた道の上を走っていた冒険だ。
何かをテーマに道なき道を行く、言葉通りに。そんな探検の分野に足を踏み入れたことはない。
いい大人になって何やってんだ?
俺もそこそこ常識人だから、そういうことを思ってしまう。
しかし、現実に探検家はいる。活動している。
そんな男たちの話は面白い。 -
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
他人の行かないところへ行き、他人のしないことをする、が信条の辺境作家。なんと腰痛に!地獄からの生還を期して地図なき旅が始まった。カリスマ治療師からも見放され、難病の可能性まで急浮上。画期的な運動療法で自力更生ルートを選んだり、はたまた獣医や心療内科の扉も叩き…。腰痛という未知の世界に迷い込み、腰痛治療という密林で悪戦苦闘。とことん腰痛と向き合った、前代未聞の体験記。
大好きな高野秀行さん腰痛だったんですね。アクティブなので体は頑強なのかと思っていました。
こんなに色々な所通っても結局改善しないなんて・・・。お気の毒です。