高野秀行のレビュー一覧

  • イスラム飲酒紀行

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    イスラム国家で酒が飲めないかと思うとさに非ず~§1紛争地帯で酒を求めて-2007年森カメラマンと凶獣を探しにパキスタン経由でアフガニスタンに行く予定が,搭乗客が少なくてパキ航が欠航となり,一流ホテルでも酒を出さない。大学生に訊くと医者の診断書で酒を手に入れられる。パーミットプレイスには男が殺到している。アフガニスタンのカラオケ・バーではお持ち帰りの中国人女性がいて,ビールを飲んで25ドルから12ドルに負けさせた。-§2酔っ払い砂漠のオアシス-妻を連れてチュニジアに来て,常温で呑むとしたらロゼワイン。ビールを飲んでも爽快感がないのは,のべつ呑んでいるからだと気付く。砂漠のオアシス・バーで水とナツ

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    2015年03月16日
  • アジア未知動物紀行 ベトナム・奄美・アフガニスタン

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    やっぱり高野さんの本は面白い!!今冊はアフガニスタンの凶獣『ペシャクパランダ』の話に尽きる。外務省ホームページで危険度最高の危険度4の「退避を勧告します」で真っ赤っかの地域にUMAを探しに行く。これで事故でもあったら…、大丈夫なのかな?と思ったりもするけれど、いつもの高野さんどおり現地に密着しているので、アフガニスタンのおもてなし(客人が国際的にはテロリストと言われていようが変わらないらしい)の習慣が実感できたりするのは、著者ならではかと。

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    2015年01月11日
  • アジア未知動物紀行 ベトナム・奄美・アフガニスタン

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    ベトナムで猿人「フイハイ」を、奄美で妖怪「ケンモン」、アフガニスタンで凶獣「ペシャクパラング」を探しに出掛けて出会った物は・・・・
    高野秀行らしい一冊。

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    2014年12月31日
  • 【カラー版】神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記

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    【本の内容】
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    07年1月、ある願いをかなえるため著者は愛車キタ2号にまたがりお遍路の旅に出た。
    あらゆる神仏に祈りつつめざすは日本最南端の島・波照間。

    参るは、饅頭の祖神、野球塚、たぬき大明神、鯖大師に摩崖クルス、世界遺産の聖地・斎場御嶽。

    四万十川でカヌー、波照間で釣りにも挑戦。

    それは日々が驚きに満ちた日本再発見の旅。

    寒風の冷たさが人情の温かさが染みる感動の旅。

    愉快爽快な55日間の写真日記。

    [ 目次 ]
    第1週 1月15日~1月20日(東京~浜松)
    第2週 1月21日~1月26日(浜松~奈良)
    第3週 1月27日~2月1日(奈良~甲浦)
    第4週 2月2日~2月8日(

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    2014年09月28日
  • 怪獣記

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    トルコ東部の湖に生息している(と言われている)、謎の巨大生物「ジャナワール」を捜索するノンフィクション作品。

    舞台こそ海外なのだが高野作品にしてはスケールが小さいというか、移動らしい移動といえば湖の周りを一周しただけ。やっていることも関係者や住民への聞き取り調査ばかりで、若干の物足りなささえ感じてしまった。でもまさか最終章であんな展開が待っているとは…

    やはり高野氏には騒動とか一悶着を引き寄せる、強力な何かを持っているのだと思う。おそらく彼じゃなければ、ここまでドラマチックな展開にはならなかったハズだ。いつもながら(こんなチープなテーマでも)一気に読ませる文章力はさすがである。

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    2014年09月24日
  • 怪獣記

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    CNNでも放送されたトルコ東部ワン湖にいるという水棲動物「ジャナワール」というUMA探し。前作ほどの緊迫感はなくて学生の珍道中みたいで、気楽に読めます。背景に民族問題プロパガンダがあるという裏話もあり

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    2014年09月03日
  • アジア未知動物紀行 ベトナム・奄美・アフガニスタン

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    一言で要約すれば『平成版遠野物語』。著者のスタンスは文献主義者・柳田国男と幻視者・水木しげるの中間。前者なら現地まで出かけて自ら聞き取り調査をすることはなかったであろう。後者なら忽ち“未知との遭遇”を果たしていたかも知れない。一方の著者は思い立つやベトナム、奄美、アフガニスタンへと赴き、謎の未知動物の痕跡を求め現地人の間を飛び回る。冷静に考えれば実にバカバカしい。しかしそのバカバカしさが羨ましい。著者のような行動力はとてもないが故郷の山にツチノコやニホンオオカミを探しに行きたくなる。因みに生れは和歌山県。

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    2014年06月14日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    現地でウモッカを見た日本人モッカさんは作中でこう述べている。
    「もうアートなんか超えた、まったく新しいジャンルですよ」
    怪魚ウモッカを探しにインドへ向かった高野氏。毎回思いがけないトラブルに巻き込まれるため、今回もその期待は否が応でも高まる。しかし、なぜか日本に一時帰国する羽目になる。高野氏の著書は何冊か読んでいるが、僕にとってこの本は変化球の類に属する。ただ、やはり面白かった。

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    2014年05月20日
  • 怪談実話系/愛 書き下ろし怪談文芸競作集

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    辻村深月さん目当てで購入しました。涙と戦慄なしには読めない愛の怪談ということなのですが、期待したほどではないような・・・ もっとドロドロしたものかと思いましたが 意外とそうでもなかったです。

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    2014年03月20日
  • 怪獣記

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    ネタバレ

    今回の旅はトルコ最深部、もうイランとの国境に近いクルディスタンの地にあるワン湖。パックツアーは当然、個人旅行者でもめったに行かない所だ。もっとも、著者の高野氏は、この前年に家族旅行で行ったというのだから、根っからの辺境好きだ。それにしても、早稲田探検部時代にはコンゴの奥地にムベンベを追い、今また、いい年をして(不惑にもなって)ジャナワールの正体を求めてワン湖へ。なんとも破天荒な人生。幼児用のビニールボートで湖に漕ぎだすところなどは、もう抱腹絶倒。そして、ジャナワールは今もUMA(未確認不思議生物)なのだ。

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    2014年03月03日
  • アジア新聞屋台村

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    こんな新聞社、ほんとにあるんだろうか、、と疑いたくなるくらいヘンな新聞社、エイジアン。そこを舞台にした遅めの青春小説。

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    2014年03月02日
  • イスラム飲酒紀行

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    これまで良く実態を知らなかったイスラムの国々の文化についてうかがい知ることができた。
    お酒が飲みたくなる。

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    2013年11月30日
  • 世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)

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    私は高野秀行の本が大好きですよ。“いつかは全作品読破!”予定作家の一人です。だからまあ良いんだけど、「高野秀行のお勧め本は何ですか?」と聞かれてこの本は挙げにくい。他の力作も何冊か読んでいる人なら探検・冒険の舞台裏が垣間見れて面白いかも。暇つぶしに短時間で読む本を探しているならこれも良いでしょう。因みに私は博多~釜山運航の高速船ビートルの中、夢うつつで読み切りました。初めての高野本が本書の方、著者の面白さはこんなものじゃないからもう少し厚めのを読んでみよう!『異国トーキョー漂流記』辺りか入るのが無難かな?

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    2013年11月08日
  • イスラム飲酒紀行

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    旅行中だろうと、飛行機の中だろうと、アルコール禁止のイスラムの国だろうと、とにかく酒が飲みたい。

    酒飲みのそんな心の叫びを体現した一冊です。
    酒の美味しさって味&酔えることに加えて、大なり小なりある後ろめたさにあると思うのです。
    その背徳スパイスが、禁酒のイスラーム圏ならより効いてくるわけです。
    しかも、禁酒のはずなのになぜか手に入るイスラムの地酒とならば、なおさらのこと。

    酒をテーマにしてて、実際、イスラムの国々で酒を探すことに内容のほとんどが費やされていますが、本そのものはちゃんとした旅行記です。
    むしろ酒を通じて、イスラム文化にうまいこと切り込んでいることが面白い。
    とにかくイスラム

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    2013年11月03日
  • イスラム飲酒紀行

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    パキスタン、イラン、シリア、ソマリア、トルコ、チュニジア、アフガニスタンなどちょときくと危なそうなエリアに著者高野秀行氏がどうやって酒を飲んだのかというお話を綴った旅紀行なのだが、あきれるほど酒への執着が凄い著者が本能でのように酒を売る人たちを見つけまた酒を飲む人たちと出会う様は痛快で読んでいて思わず微笑んでしまった。
    トルコなどをのぞいて、イスラム圏は危ない、怖い、分からないという部分が先にたち親しみを持つ事はまずないのだが、やはり人間は人間酒を取り巻く人間臭い部分はどこに住む人間にも必ずあり、面白くまたいい人たちもいるのだろうなあと思わせてくれる作品だった。

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    2013年09月29日
  • 【カラー版】神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記

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    東京から沖縄までの出会う神様に願掛けをしつつの自転車旅。
    その願いの内容とは・・・
    『(密入国して)入国禁止になったインドへの入国!?』(怪魚ウモッカを探すため)

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    2013年09月27日
  • 【カラー版】神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記

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    古本で購入。

    『怪魚ウモッカ格闘記』でインドにやむを得ず不法入国してしまったため、入国禁止になってしまった高野秀行。
    色んなツテから事態の打開を図るけど、他力本願だけではいかん。
    よし、沖縄へ自転車お遍路旅をしよう!
    旅路で出会う神仏に「インドに行かせてください」と願うため、東京から沖縄へチャリンコで南下するのであった。

    という、スタートからしてよくわからん本。

    親戚や友人や探検部の先輩などの家に厄介になりながらの旅日記。
    全体的なユルさが何だかいい。高野用語「アジワン(「つながれていないアジアのワンコ」の略)」の響きに噴いた。

    「やりたいこと、やらなければいけないことがどんどんたま

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    2013年08月16日
  • アジア新聞屋台村

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    会社のために働くのではなく自分のために働くというのは、一会社員の自分としても忘れないようにしなければと思った。特に劉さんの生き方には心を惹かれる。好きな事を好きなようにやって、それでも人がついてくるのは人間としての魅力があるからだろうなぁ。

    エイジアンは長くいるところではなく、通り過ぎる場所なんだろうなと思う。だからあんないい加減でも何とかやっていけるんだろう。長く組織を維持する事を目的とする日本の会社と比べるのはちょっと酷な気もした。

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    2013年08月04日
  • アジア新聞屋台村

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    日本に住んでいるさまざまな国のアジア人々価値観を、作者の目を通じて描かれている。なかなか面白い!

    1社でのみ稼ごうとしている人はほとんどいない。みんな複数の収入ルートをもっている。とか、日本に来ているアジアの方は出稼ぎのイメージもあるが、考えられないセレブが留学として遊びに来ている人も。そして、みんな稼ぐことにポジティブ。そして自由w
    続きがある意味気にならないので、隙間時間にちょこちょこ読むことができる。

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    2013年06月30日
  • 【カラー版】辺境中毒!

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    早稲田大学探検部出身のトンデモナイ人のトンデモナイ足跡。それ以上、興味を持つと日本に戻ってこれなくなりそうな危険な香り本。

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    2013年06月01日