高野秀行のレビュー一覧

  • 腰痛探検家

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    腰痛って何なんだ。腰痛業界の有象無象が面白い。気の持ちようなのか。いくら人体や脳がわかってもこういう痛みは解明されないのではないか?

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    2021年06月12日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    ☆☆☆2021年2月☆☆☆


    納豆。日本特有のものだと思っていた。
    アジア各地には、日本人以外にも納豆を食する文化がある。
    納豆を食べるのは「辺境」に住む人々だ。
    ワラ以外の葉でも大豆を包む。ビワ、シダ、バナナ。
    あらゆる葉っぱに納豆菌は生息している。


    探検家の高野氏が、アジア各地、そして東北地方をフィールドワーク。
    そこで得た知見をまとめる。その実験精神は素晴らしい。
    納豆せんべいとか、納豆汁とか、僕には想像がつかない。


    納豆とは奥が深い食べ物だ。

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    2021年02月08日
  • 未来国家ブータン

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    幸せとは「自由で、悩みのない」ことならば、確かに選択肢が多過ぎて自由過ぎる状況は悩み多いし幸せじゃないかもしれないね。なるほど。
    ブータン、一度行ってみたいもんだ。

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    2021年01月10日
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

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    本当にゲテモノ系の食エッセイ。
    冒頭の写真はかなり生易しい部類なので、これを見てだめならすぐ読むのをやめるべきだし、写真が大丈夫でもせめて目次を見てから読むかどうかを考えるべきでしょう。(^^;
    ちょっと、虫関係と生ものはおっかなくて食べられなさそうだけど、割と食べられそうな感じがするのは、やっぱり文章のおかげで、実際は食べられないんだろうなぁ。

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    2020年12月02日
  • 将棋[観る将になれるかな]会議

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    将棋界の仕組みや味わいどころなどの紹介。
    それほど盤面の見方という感じではない。盤面の見方はまた別の解説本がいいのかな。漫画イラストあるので、よくわからない人がなんとなく知るのにはとっつきやすいかなと。

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    2020年12月01日
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア

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    ソマリア語を習得しようなんて、凄い。ソマリア愛も普通ではない。自分をしっかり持ち、目的に向かってがむしゃら。しかも、こんな本を出す文章力。語学力。凄すぎ!ソマリア面白いが、危険過ぎ!

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    2020年11月29日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    本の半分くらいで結末が予想できたが、魅力ある文章のため、読み切れた。
    しかし、物足りなさは残った。

    高野さんの本は他の作品を読んで面白かったので、別の作品も読んでみたい。

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    2020年11月19日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    時系列無視して、この作家の本を読んでいたため、他の作品で引き合いに出されることが多く、早い段階でオチの1つ分かってしまった。
    が、オチは1つだけではなかった。
    ウ○○○ヌは結局、何だったのだろうな…

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    2020年10月25日
  • 【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

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    ネタバレ

    インドの漁村で目撃されたという謎の怪魚に目をつけ、世紀の大発見を夢見て探索の旅に出る。

    お金を時間もかけて周到に準備をしてUMAを探しに行く大人の本気。著者の周りの人々も面白いけど、著者本人が一番面白い。
    読んでいて途中で「まさかね…」とは思ったけど、入国できないまま1冊終わってしまうとは!現地でのリサーチを楽しみにしていたので残念だった。不完全燃焼!
    まだ知られていない怪魚が他にもいそうなウモッカタウンに想いを馳せた…

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    2020年10月24日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  僕たちが探検家になるまで
    第2章  早稲田大学探検部
    第3章  作家として生きること
    第4章  作品を語る
    第5章  探検の現場
    第6章  探検のフィクションとは何か

    <内容>
    名前を知っている「探検家」二人の対談集。そのレベルで借りたのだが、意外と奥が深かった。二人とも早稲田大学探検部の出身。そして、このサークルは一癖も二癖もある連中の巣窟。そこの企画書などを書くことで文章力が磨かれるようだ。この本は、探検の話よりもノンフィクションの書き方、題材の選び方、文章の書き方、売り込み方まで書かれた、文筆業(作家を除く)の指南書となっている。「へえ」の連続だった。

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    2020年10月01日
  • 幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―

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    探検部分は面白いのだが結論部分が長いわりに根拠薄弱に思えてのれなかった。もちろん納豆は食べたくなりすぐ買いにいった。

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    2020年09月17日
  • 間違う力

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    楽しく読んだ。間違うことが当たり前と思えば、間違いは間違いでなくなり普通のことになる。そもそも端からみれば間違いでも、本人にとっては間違いではないのかも。高野さんが、単語をたくさん覚えるのを楽したいあまり絶対必須の10語を割り出そうと、頻出単語を数えているうちに、単語をたくさん覚えてしまうエピソードとかいい。そうなると苦痛でなく、いつのまにか単語が覚えられているわけ。
    それにしても、高野さんやその周りの、特に早稲田大の探検部の人たちは怪人、傑人がわんさといるなあ。

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    2020年08月15日
  • 恋するソマリア

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    ソマリアというと内線やゲリラとかで怖い土地というイメージだけど、探検家の高野さんの目を通せばとても面白くて親しみのもてる素敵な国なんだって(国連から国とは認められていないけど)。
    確かに読んでいると日本や西側世界、先進国の常識はずれのぶっ飛びぶりが面白い。そしてそれで回ればいいじゃないって思えてくる。ちょっと窮屈さを感じる毎日のなかで読んだからなおさらそう思ったのかも。
    高野さんがつき合う現地の人たちもそれぞれマイペースで魅力的。特にハムディときたら。本当はすごく危険な地域でもあるのに、笑ったりけんかしたりしながらたくましく生きている。

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    2020年08月09日
  • 腰痛探検家

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    ネタバレ

    高野秀行さんの本は、前にも読んだことが。
    何しろ人が嫌がるところへ、行ってみる、、、といった冒険家。

    怪しい、危なそうな冒険先が多い。

    この本は、『腰痛』という正解がなかなか見出せない闇の世界を、這いずるように探検するという本だ!

    高野さんが尊敬する冒険家の先輩も出演!
    あらゆるつてを頼り、次々と『腰痛探検』の旅に出るのだが。

    その旅は、マッサージ、整体、整形外科、中道、PNF、果ては心療内科や超能力!

    藁をもすがる、、、野地の如く、手当たり次第にがむしゃらに進むのだが2年の冒険談。

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    2020年07月25日
  • 世界のシワに夢を見ろ!(小学館文庫)

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    高野さんを大人買いしたときに読まなかったはずはないのに、よほど気に入った本でないかぎり、読んだ端から誰ぞに進呈してしまうせいで、読んだかどうかわからなくなってまた買ってしまった。手元になかったということは、そこまで気に入った本ではなかったということです(笑)。『桜島に起立!』の内容だけは覚えていたけれど、なぜか私の記憶では山下公園に変わっていたため、鹿児島の話だったのかと驚く。いや、山下公園でこんなことになってたら通報されそうやし(笑)。どれもそれなりに面白いけれど、高野さんの面白さはこれにとどまらない。

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    2019年11月22日
  • イスラム飲酒紀行

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    フィールドワーカー高野秀行氏が、酒が禁止されているはずのイスラム圏で、地酒を求めてさまよい歩く旅日記。

    お酒に興味がないので読み始めはそれほど興味を惹かれなかったけど、お酒欲しさに普通の人に発見しにくい現地のアンダーグラウンドな文化を見つけていく様子は、ちょっと面白かった。

    でも『謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』があまりにも素晴らしかったので、こちらはあまり高い評価はできない。

    高野氏の本は、人の生活や文化は「理念」みたいな画一的なもんではなくて、もっと雑多で一貫性もあんまりなくて、猥雑で勝手な物なのだと気づかせてくれる。どこか松沢呉一氏の仕事と共

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    2019年08月08日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

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    ノンフィクション作家高野と歴史学者清水の二人による読書会的な内容。トルコ至宝展に行った後、トルコ又はイスラムに関するものに関心が湧き、イブン・バットゥータ目的で読んだ。

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    2019年08月03日
  • 未来国家ブータン

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    ネタバレ

    言語や文化が違っても、どことなく人々が身近に感じられるようだった。
    秘境で囁かれる民話や伝説が面白い。でも余所者が好奇心で踏み荒らしてはならない領域でもあるので、これからも地域で何らかの形で残されていくことを願う。‬
    ‪幸せの国といわれる所以を垣間見た気がした。
    片方に合わせると片方が立ち行かなくなるような未来図では、誰もが幸福を享受することが望めない。どれが幸福への道なのか、人の数だけ答えがあり、正解はないのだと思う。

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    2019年07月09日
  • 異国トーキョー漂流記

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    高野秀行さんは若い頃から人と違って視点で世の中をみていて視点が面白かった。
    世界の様々な場所へ実際に行く行動力も持っておられ、やっぱり行動することが一番大事だと感じた。

    タイトルにもある通り、慣れた東京も外国人と一緒に歩くことで「トーキョー」になるという言葉が印象的だった。

    見慣れたはずの場所なのに、別の人の視点が入るだけで全く別の世界に見えてしまう。これは何にでも本や、人の話でも同じ。本当に人によって感じ方・捉え方が違うんだなと改めて認識できた。

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    2019年06月22日
  • 腰痛探検家

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    「腰痛探検家」
    始まりは三十八の夏、前触れも無く始まった腰痛はいつもと違った。


    高野秀行。辺境作家。誰も行かないところに行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書くことがモットーである。未知なる世界を探し歩く中、いつもの腰痛が始まった。本書は、頭の中が腰痛のことばかりになった辺境作家の腰痛探検である。あの高野秀行の作品の一発目として果たして適切かどうかは自信はないが、おススメによくあがってきてしまえば読むしかない。ジャンルはある種の辺境であり、馴染み深い辺境だ。腰痛はハマればなかなか抜けきれない砂漠に違いない。


    そういう私も軽い腰痛になったことがある。単なる寝違えに違いないはず

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    2019年05月29日