高野秀行のレビュー一覧
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また高野氏(笑)
今回は「雪男」につられて旅に出られた。本来の訪問目的は違うけど、誘う側の二村氏もまた巧みだなーと感心してしまう。(今回は一から公用語のゾンカ語を勉強されていて、気合が入っている、さすがだと思った)
(少なくとも当時は)半鎖国体制だからか民話と現実が混同したような世界観で、本当に実在しているのかと何度も首をひねった。読む前も未来国家というより未知国家だったけど、何故か奥地に踏み入れるほど現実から遠ざかり謎が深まっていく…
「雪山に囲まれたこの天井の楽園にいると何もかもありえそうで、信じるとか信じないという問題ではないような気さえする」
表紙も印象深い。東京と思われるビル群 -
Posted by ブクログ
早稲田探検部高野さんの活動記録。
大学生なのに科学的、建設的分析といったつまらないリアルは無視して冒険に没頭するところがすごくいい!!
この時代(80年代)、自分が子供だったというところがありますが、神秘的な謎がまだまだ多くて世界がわくわくだらけだったなあ。
そして時代が進み当時は自分の足と頭でしか獲得できなかった情報の多くが、インターネットの出現によって1クリックで確認できるようになってしまい、半端なくたくさんのことが知れるようになった一方で、定量化できない”わくわく”がごっそり奪われてしまったことに気づく。。。
とはいえ人生一度きり、地球に対して自分自身はちっぽけな存在なので、いい年 -
Posted by ブクログ
ネタバレ<目次>
第1章 僕たちが探検家になるまで
第2章 早稲田大学探検部
第3章 作家として生きること
第4章 作品を語る
第5章 探検の現場
第6章 探検のフィクションとは何か
<内容>
名前を知っている「探検家」二人の対談集。そのレベルで借りたのだが、意外と奥が深かった。二人とも早稲田大学探検部の出身。そして、このサークルは一癖も二癖もある連中の巣窟。そこの企画書などを書くことで文章力が磨かれるようだ。この本は、探検の話よりもノンフィクションの書き方、題材の選び方、文章の書き方、売り込み方まで書かれた、文筆業(作家を除く)の指南書となっている。「へえ」の連続だった。 -
Posted by ブクログ
ソマリアというと内線やゲリラとかで怖い土地というイメージだけど、探検家の高野さんの目を通せばとても面白くて親しみのもてる素敵な国なんだって(国連から国とは認められていないけど)。
確かに読んでいると日本や西側世界、先進国の常識はずれのぶっ飛びぶりが面白い。そしてそれで回ればいいじゃないって思えてくる。ちょっと窮屈さを感じる毎日のなかで読んだからなおさらそう思ったのかも。
高野さんがつき合う現地の人たちもそれぞれマイペースで魅力的。特にハムディときたら。本当はすごく危険な地域でもあるのに、笑ったりけんかしたりしながらたくましく生きている。