早見和真のレビュー一覧
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こんな、ある意味「ベタな話」で泣かされるとは(^ ^;
物忘れが酷くなってきたな...と思ってたら、見る間に言動が怪しくなる母親。医者に行ったら脳に腫瘍が見つかり「あと一週間」などと宣告され... この大事件をきっかけに、バラバラだった家族が協力し合うようになり...と、あらすじを書くとホンマにベタやな(^ ^;
ドラマや小説などでは、何十年も前から繰り返し取り上げられてきたであろう題材で、敢えてバラしてしまうがハッピーエンドなストーリー展開。だが本書には、そんじょそこらの薄っぺらなドキュメンタリーを凌駕するような、圧倒的なリアリティがある。
誰一人スーパーヒーローは出て来ない。むしろ問 -
Posted by ブクログ
『店長がバカすぎて』シリーズ一作目!
2020年の本屋大賞ノミネート作品。
笑いとミステリーが絶妙に組み合わさった物語で、吉祥寺の書店で働く28歳の契約社員、谷原京子が主役だ。
店長の山本猛は、人を苛立たせることにかけては天才的。
彼と谷原の間には、常に意見の食い違いや考え方の違いの葛藤があり、時には衝突や対立を生むこともあるが、そのやり取りは、物語を面白くする要素になっている。
どこかコミカルでありながら、谷原は時には深刻な状況にも直面する。
笑いが溢れる一方で、物語にはミステリーが隠れていて、伏線がうまく回収されていく様子も楽しめる。
登場人物たちの本への愛情が、物語全体を通じ -
Posted by ブクログ
野球をしない自分にとって、プロ野球とも違う、高校野球の「絶対」感は、いつも不思議だった。
だから、夏の甲子園が中止された2020年を取り上げた、このノンフィクションを読んでみようと思った。
「中止」によって、本来登場することのなかった三年生も含めた〝楽しい野球〟。
その中で、それはホンモノじゃない、本気の勝負ではないと訝るメンバーもいて、楽しさから、少しずつチームの何かが違えていく過程が、読んでいてとても印象に残った。
監督もまた、三年生の起用やチーム運営について、逡巡する。
本来なら、そうした揺れを外部に見せたくないと思いそうなのに、よくこのインタビューを受けてくれたなぁと思った。
練習 -
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30数年前に甲子園を目指して、野球漬けの日々を送っていた頃を思い出しました。気がついたら、その頃に部員全員が監督に毎日提出していた野球日誌を探し出して読み返していました。3年間だけなのに家族以上に長い時間を共に過ごした球友たちとは30年以上経った今でも一生の仲間です。
野球漬けの練習風景やミーティング、部員同志のからかう姿など、本当に私が過ごした時と同じようで思わず筆者の経歴を調べたらやはり高校球児!!!しかも時代は違えど対戦したことがある高校!!!びっくりです。物語としては男くさい面が強いですが私としては同感です。昔を思い出させてくれた、懐かしい余韻を感じさせてくれた作品でした。 -
ネタバレ 購入済み
面白すぎた
何回も何回も笑ってしまった。すらすらとノンストレスで読める小説。ページをめくるたび楽しかった。もう一度最初から読みなおそうかなと思った。是非いろんな人に読んでもらいたい。店長がバカすぎて癒されて感心する。くじけそうな時に是非!!
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ネタバレ 購入済み
店長がバカすぎて
久しぶりに小説を読みました。久しぶりの読書かこの本で良かったです。とにかく面白くて一気に読みまくりました。書店員さんて大変なんだなという事も分かり、今度、書店に行く時は見方が変わりそうです。
店長さんの無邪気さが本当なのか演技なのか、最後まで謎です。 -
Posted by ブクログ
母の病気をきっかけに家族の隠れていたものが明らかになるお話
視点が母、兄、弟、父と移りながら物語が進行する
最近物忘れが多くなった母
認知症ではないかと自分で疑うが、そうではないという思いも
しかし、兄夫婦の妊娠を祝う席での言動を訝しんだ家族の勧めにより受診したところ、1週間が山との診断が本人ではなく家族に告げられる
しっかりものと思われている兄の過去と現在の想い、へらへらとだらしのない生活をしているように見えて実はリアリストな弟、場当たり的な対応で自分で責任を持った選択ができない父
今まで表に出てこなかったそれぞれの想いに気づく
「砂上のファンファーレ」で発売したものを改題して文庫化