【感想・ネタバレ】ひゃくはちのレビュー

あらすじ

地方への転勤辞令が出た青野雅人は、恋人の佐知子から意外なことを打ち明けられた。付き合い出すずっと前、高校生のときに二人は出会っていたという。彼は、甲子園の常連・京浜高校の補欠野球部員だった。記憶を辿るうち――野球漬けの毎日、試合の数々、楽しかった日々、いくつかの合コン、ある事件、そして訣別。封印したはずの過去が甦る。青春スポーツ小説に新風を注いだ渾身のデビュー作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

思っていた以上の以上に良かった。

甲子園を目指す球児たちの青臭い青春といった描き方ではなく、最後は思わずウルっとくるような人間ドラマ。

若い子の夢と友情の葛藤、過ぎた時間と許し、どれも心が動かされた。

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2025年01月18日

Posted by ブクログ

高校野球の裏側の視点での内容で今までの野球小説とは違い高校生の青春を感じさせられた。最後は感動でした。

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2024年11月12日

Posted by ブクログ

ジュブナイル物でこれまでで最高の小説です。
こんなにも興奮させてくれ、泣かせてくれた本はありません。「ザ・ロイヤルファミリー」を先に読みましたが、読者に気持ちの良い涙を流させる才能が素晴らしいです。

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2024年10月14日

匿名

購入済み

感動しました!高校時代の仲間達とのやり取りが楽しくて、ほんと青春最高!男の子の友情っていいな。
後悔も沢山あるけど、楽しかった思い出は消えない大切なものとして残るんですね。

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2024年09月21日

Posted by ブクログ

今まで出会った事ない青春スポーツ物語でとても面白かった。
高校時代の描写はグラウンドの風景、仲間達の絆やぶつかり合う姿が目の前に浮かんでくるようで熱くなった。
特にメンバー発表のシーンは雅人の切実な気持ちが胸に響いて、読んでるだけなの緊張したし、補欠目線だからこそ感情移入しやすかった。
高校時代の描写だけでも面白いのに、現代の時間と交互に物語が進んでいき、どんな事件が起きて仲間と決別したのかドキドキしながら読み進められた。
毎日精一杯駆け抜けた宝物のような青春と親父達家族の愛と、仲間と再会する感動のラスト、読み応え抜群。

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2024年08月24日

Posted by ブクログ

最初の父の手紙がめちゃ感動した。。
野球部の仲間たちとの今昔の繋がりが素敵すぎる。
青春すぎてまぶしーい!!
読み終わった後心が浄化されたように爽やか。。
高校野球観たくなる〜

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2024年02月23日

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とにかく泣けた。
高校球児のファンには堪らない一冊。

甲子園に向ける真っ直ぐな思いと、仲間と過ごす大切でキラキラした時間、ノブの純粋な恋愛と、大人になってからでは築くことのできない友情。

意外な結末に向かっていくクライマックスはページをめくる手を止められない。
とにかく最高の一冊でした。

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2023年08月03日

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30数年前に甲子園を目指して、野球漬けの日々を送っていた頃を思い出しました。気がついたら、その頃に部員全員が監督に毎日提出していた野球日誌を探し出して読み返していました。3年間だけなのに家族以上に長い時間を共に過ごした球友たちとは30年以上経った今でも一生の仲間です。
野球漬けの練習風景やミーティング、部員同志のからかう姿など、本当に私が過ごした時と同じようで思わず筆者の経歴を調べたらやはり高校球児!!!しかも時代は違えど対戦したことがある高校!!!びっくりです。物語としては男くさい面が強いですが私としては同感です。昔を思い出させてくれた、懐かしい余韻を感じさせてくれた作品でした。

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2022年04月07日

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自分自身も強豪野球の控え部員であったため、感情移入がとてもしやすかった。
わかりやすいストーリーに、感動する部分をとてもあって読みやすかった。

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2022年02月02日

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甲子園を目指す名門高校、控え選手を描いた傑作。筆者のデビューだが完成度高し。

「あの夏の正解」が素晴らしかったので筆者のデビュー作も読んでみました。

筆者はあの桐蔭学園出身、あの高橋由伸の2年後輩という本物の高校球児上がり。その経験が本作のリアリティに大きく貢献。そして一般受験の控え選手という主人公のキャラ設定の素晴らしさ。

野球部に限らずきっと誰もが持つ若かりし頃の過ちと恥じらい。誰より心を許したであろう友達との再会もためらわれる。そんな甘酢っばい思い出に対し直面せざるを得なくなる主人公。構成が感動をうまく引き出してくれる。

映画化もされた作品。元高校球児でなくとも過去の甘酸っぱい思い出に浸ることのできる良作でした。

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2021年05月15日

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青春
ちょっと気恥ずかしい…でも、絶対に忘れられない様々な思いに共感しつつ、衝撃もありの冒頭からラストまで目が離せない一冊でした。

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2020年02月06日

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最近お気に入りの作者のデビュー作をようやく読んだ。しかも大好きな高校野球ネタ。先に『アルプス席の母』を読んでいて高校の名前、設定が同じだったのが嬉しかったが、普通の人と逆の感じ方なんだろうな。この作品も野球の勝った負けた以外のところで色々な物語が起きていて、高校生の生々しい姿が描かれている。映画にもなったようで、今度見てみたいと思った。

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2024年11月23日

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痛々しいほど真っ直ぐな青春小説。学生時代に読めたら良かったなと思うほど、見事なまでにまとめられていて面白い。

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2023年09月26日

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今だったらSNSで飲酒と喫煙をばらされて出場辞退、妊娠騒動は面白おかしくマスゴミの餌食でしょうね。自分で責任取れないガキがやるんじゃないと言ってやりたいけど。それでもお父さんには泣かされました。

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2023年07月23日

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部活に明け暮れた高校時代、部活の仲間との時間、恋人、親、青春がぎゅっとつまった小説でした。

高校球児に子供がいる。世間一般はこれに対して違和感を感じるが、何も悪いことではないよな〜。

仲間をとるか甲子園をとるかで葛藤する高校球児達、甲子園は僕にはわからないくらい壮大で、毎日それに向かって練習してきた高校球児達にとっては何にも変えることのできない場所なんだなと。そんで主人公の父親ちちおやすぎた。

事件のあった、何年後かにみんなでまた集まって当時と同じようにそれぞれが話していた。
一緒に甲子園を目指し、学生時代に苦楽を共にした仲間たちの友情の深さ、絆の素晴らしさ感じました。

今振り返ると思うけどやっぱ高校生は子供ですね、けどまっすぐ

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2022年04月16日

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著者のデビュー作。荒削りではあるし、喫煙、飲酒など設定に、、、なところもあるが、面白く読み終えられた。

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2021年10月09日

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ネタバレ

高校野球の強豪校の野球部が舞台。スカウトされてきたエリート集団に混じる一般入試組、ベンチ入りギリギリの補欠部員青野と同じ境遇のノブを中心とした青春物語。


読んでいてとても混乱した。酒タバコにまみれ合コン三昧のチャラい姿と野球が大好きで血反吐にまみれて球を追いかけ、メンバー発表に凄まじい緊張と喜びそして悔し涙を流す彼らの姿が相入れないと思っていたから…

でもこのどちらも本当なんだろう、男子高校生ありのままの姿なのだろう。(当時の)今だと絶対やばい。


そして、終盤に涙してしまった。とにかく感動した。
野球と新しい生命。野球が全てだった彼らにはあまりにも酷な選択だった。
でも年月を経て成長した好太をみたときノブの選択は正しかったと自分は思った。


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2019年07月07日

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著者の作品は明らかにフィクションでありエンタメ作品なのに、なぜかリアリティを感じる。緻密な取材と圧倒的な筆力がなせるのだろう。

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2018年11月20日

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高校野球好きなので2倍楽しめた。
ラストも泣けたー。
好太。いい名前だね。親に感謝だね。
(*´ー`*)

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2018年10月08日

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ネタバレ

2018/1/16
純平と好太のやりとりにうっかり涙した。
やっぱり高校球児が子供を持っているのは私もそぐわないと思う。
高校球児って野球しかしてないと思ってるもの。
実際は違うのかな?
先生が指導者として成長しているらしいのが頼もしい。

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2018年01月21日

Posted by ブクログ

青春野球もの。野球やったこと無いのに野球青春マンガや小説大好き。いやなエピソードがありそうでビクビクしながら読んでいましたが、紆余曲折あってさわやかかつ切なく読み終わりました。いいな青春。さわやかな青春なんてなかったけど、こういう素直に読める小説だと追体験したような良い気分になれます。

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2015年10月04日

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映画を5年くらい前に見てよかったので、読んでみた!かなり映画とはちがうような…?でも高校野球のリアルなかんじがよかった。たしかに、わたしの母校はみんな練習をたくさんやってたけど、それ以外はがやがやしてたし…。
高校球児らしくないことをしながら、夢に ひたむきっていう、矛盾してるとこがやっぱり高校生なんだなって思った。
お父さんの器の大きさに感動した。

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2015年07月31日

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良かった。野球に打ち込む高校生の熱さが羨ましくもあり懐かしさもややあり。うちの高校の野球部はそんなに合コン三昧だったのかとか、監督のモデルは土屋監督なのかとか、思ってみたりもする。

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2015年07月04日

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ネタバレ

親父の手紙、最後に実家に戻ったときの親父が迎える言葉…素敵やん?
しかし、名門校の野球部ってこんなにチャラついてるのか?タバコや飲酒がバレて、大会出れなくなる展開にはならないでくれよと、違うとこでヒヤヒヤしてたのは私だけなのだろうか笑

いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい
いいか男は 大きな夢を持て
野風増 野風増 男は夢を持て

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2024年09月16日

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どこにでもありそうな内容で、
とくに目新しい感じもしないのに、
とても引き込まれる。

「青春」「高校野球」といったワードが好きな人には
オススメできる。

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2024年06月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

青野雅人
徳島支局に異動。私立京浜高校

相馬佐和子
一七〇センチ近い長身。合コンで雅人と出会う。

オーナー
みんなから「オーナー」と呼ばれている『メケメケ』の顔見知りの店員。

磯部慎二
雅人の先輩。合コンに誘う。

友部
京浜高校野球部OBでチームのコーチとともに泰平寮の舎監も務めている。

春山球道
元プロ野球選手を父に持つ。

山田正造
T。京浜高校野球部監督。

佐々木純平
泰平寮で雅人と同室。

星野健太郎
雅人の仲間。

ノブ
小林伸広。

加奈
雅人の妹。

島千渚
中一から付き合ってるノブの彼女。

桜井
エース。

柳沢敬

斉藤健


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2024年06月24日

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ネタバレ


○メンバー入りしたことを父に電話で伝えるところ。

×結末。なぜ主人公が退部するのかがよく分からない。監督があっさりそれを許すのも納得感が薄い。

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2022年08月17日

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ネタバレ

甲子園を目指す高校球児たちを主役とした青春小説。設定だけを見れば過去に何千回と擦られたものだが、この小説が変わっているのは主人公がほとんど試合に出ないこと。作中で公式戦の打席に立つ場面すら数回で、それも全く活躍することはない。
そうした珍しい描写だからか、小説自体も主観とメタの二重構造になっている。つまり、主人公たちは全国屈指の強豪校で野球をする「野球エリート」でありながら、タバコを吸い、酒を呷り、合コンをしまくるという裏の顔を持つ。ここには彼らの「高校球児である前に高校生」という哲学が介在している。
これがメタ的で高校球児をアイドルのように消費する世間へのアンチテーゼになっていると感じた。
しかし終盤で起こる事件を前にして彼らの哲学は崩れ、「結局、自分たちは一介の高校生ではいられなくて、野球の上になにもあってはいけなかった」という心境に主人公を追い込むことになる。この喪失感のある描写も面白かった。

惹きつけられる文体と、やけにリアリティのある部活描写が魅力的。特に、「大きな目標を共有することでチームメイトとの絆は深まるが、部活を引退して共有目標がなくなった途端に疎遠になる」という描写が生々しい。
それでも無意味というわけではなくて、あの時にあのメンバーで過ごした濃密な時間が今の自分を形成している、と個人的体験から思う。閉ざされたコミュニティにおいて幼い価値観を擦り合わせた経験は貴重だったのだと。

一風変わった視点から、部活の懐かしさと良さを思い出させられた。

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2022年05月14日

Posted by ブクログ

おもしろかったあ。
店長より全然。

読みやすさが物語に入り込みやすさに繋がっとる気がする。映画もみたいなあ。

飲酒、喫煙、高校生なんてそんなもん。わかりやすく青春どうこうよりこっちの方が好きやしリアル。

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2022年04月06日

Posted by ブクログ

様々な人たちの思いが詰まった108個の縫い目。他の青春小説では描かれないリアル感。このテイストがダメな人もいるだろうが、これはこれでありかなぁ。男性視点過ぎるけど...。
「俺たちは絶対にいつか今日のことを後悔するからな。自分らの価値観だけが絶対だと思っていたことを、いつか絶対に後悔する。忘れんじゃねぇぞ。」この自身も含めた葛藤から下す決断...。できそうでできない。雅人の父親に救われる。

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2019年09月20日

Posted by ブクログ

高校生の時に一度読んでおきたかった本。25才になった今と18才の高校生だった時の2つの視点で物語は書かれている。
今の自分では知識が邪魔して高校生の時の主人公たちの思いに入っていけなかったのが残念。絶対の答えなどない中もがきながら、反発し合いながら、それでも答えを出そうとする姿に 心が熱くなる。

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2015年06月04日

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