早見和真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
野球をしない自分にとって、プロ野球とも違う、高校野球の「絶対」感は、いつも不思議だった。
だから、夏の甲子園が中止された2020年を取り上げた、このノンフィクションを読んでみようと思った。
「中止」によって、本来登場することのなかった三年生も含めた〝楽しい野球〟。
その中で、それはホンモノじゃない、本気の勝負ではないと訝るメンバーもいて、楽しさから、少しずつチームの何かが違えていく過程が、読んでいてとても印象に残った。
監督もまた、三年生の起用やチーム運営について、逡巡する。
本来なら、そうした揺れを外部に見せたくないと思いそうなのに、よくこのインタビューを受けてくれたなぁと思った。
練習というハードな過程、結果へのこだわり、学校の名前や背番号を背負うことのプライド、チームという集団の雰囲気。
結局、人としての器、人間の力を鍛えるってなんなんだろう……。読み終わっても、選手たちが野球から見出している、それが何なのか、私にはハッキリと分からずにいる。
漫然と、どの夏もあったというのではないのだろう。2020年でなくとも、自分にとって「あの夏」と呼べるものがあるのか。
そして、そこに、何を思うのか、なのだろうか。 -
ネタバレ 購入済み
面白すぎた
何回も何回も笑ってしまった。すらすらとノンストレスで読める小説。ページをめくるたび楽しかった。もう一度最初から読みなおそうかなと思った。是非いろんな人に読んでもらいたい。店長がバカすぎて癒されて感心する。くじけそうな時に是非!!
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ネタバレ 購入済み
店長がバカすぎて
久しぶりに小説を読みました。久しぶりの読書かこの本で良かったです。とにかく面白くて一気に読みまくりました。書店員さんて大変なんだなという事も分かり、今度、書店に行く時は見方が変わりそうです。
店長さんの無邪気さが本当なのか演技なのか、最後まで謎です。 -
ネタバレ 購入済み
悲しいけれど不思議と爽やかな話
ストーカー行為の末、元彼の奥さんと二人の子供を(お腹の子供を入れれば3人)放火で殺害した罪で死刑判決を受けた女性。
その女性を助けようとするかつての幼なじみ達の何年にも渡る奮闘を描いている。
真相はほのかに予測していたが、ラストは…
淡々と時が流れていくストーリーが最後になって急にサスペンスっぽくなって、一気に読みきってしまった。
私はもう一つのラストシーンを想像した「間に合っていたら」
しかし何故がこのラストが爽やかな印象を残す。
心に残る作品 -
Posted by ブクログ
日本推理作家協会賞受賞作。
正義は一つじゃないかもしれないけど、真実は一つしかないはずです
元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪により、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人など彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がるマスコミ報道の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士は再審を求めて奔走するが、彼女は…
筆力もありグイグイと引き込まれる展開は良かったですね。
ラストにかけて事件の内容が少しずつ明らかになる度に眠気があってももう少し読みたいと。
しかし、序盤から中盤にかけて内容的なこともあって暗く切なく心苦しく読み進めるのが辛かったのは確かです。
最近はほっこりした日常や感動的な作品が多かったから余計ダークなこの作品が心が抉られるような感覚でした。
なので心穏やかな時に読むことをオススメします。
暗く、行き場のない憤り、友人関係、もっと自分を持てよと受け身になるなよと…思わずにはいられませんでした。
読み終わってからもこれで良かったのか?救われたのか?自分の傲慢なんじゃないのか?自分に素直になれと問いかけてみたいですね。