早見和真のレビュー一覧
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ネタバレ導入部分が後々の物語と重なるけれど序盤の印象と終盤の印象はがらりと違うものになる。伝令として高校最後の年に甲子園の土を踏んだ航太郎。レギュラーに選ばれなかったのか、また母親の態度が父母会内で物議を醸したのか、高校で野球を辞めるとまで言い放つ息子。不穏な雰囲気を感じさせながら中学生の頃まで遡る。
向かう所敵なしのエースピッチャーがなぜ?と疑問符を浮かべながら読み進める。数多のオファーの中から進学先に選んだ高校。寮生活をするにあたり、もう2度と一緒に生活をすることがないかもしれない、と15歳の子供を送り出す母親。慣れない寮生活を始め、数ヶ月ぶりに見た我が子が激痩せしている状況。無理筋なことを強要 -
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昨年から本を読み始めていたところ、他に読む予定があった小説を繰り下げて偶然このタイミングで読むことになり、奇しくもこれが108冊目になった。
甲子園を目指す高校野球の話。けれどあくまで男子高校生。リアルで純粋で、どこにでもいる普通の高校生。大人ではないけれど子どもというほど幼くもない曖昧な年代。
がむしゃらに真っ直ぐ野球に打ち込む反面、はめを外して遊び呆けたり、何が正解か不正解かわからない問題に正面からぶつかって葛藤し爆発する姿。これは子どもであっても大人であっても体験できない、10代後半特有の特別な時間。
既に過ぎ去ったその特別な時間を思い出して感傷に浸ると同時に、あのときのメンバ -
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ネタバレ「よく覚えておいて。陽向ちゃんの人生は誰かのためにあるわけやない。生きることを絶対に誰かのせいにせんといて。あなたの人生はあなただけのものやから。それだけは誰にも、ママにも触れさせんといて」
イノセントデイズが好きでシリアスものの早見和真作品が読みたくて購入
母という存在から逃げ出すことができなかった、もしくは逃げ出す言い訳にしてきた女性たちの物語
これまで読んできた本では、毒親から逃げ出すことができた、もしくは殺害することで離れることができた子供の作品が多かった中で、本作は結果として、逃げ出さなかった女性がページ数の半分を占めたなとおもった。
自分の勘が鈍かったので、本のテーマがはは -
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ネタバレタイトルからは、とんでもない店長が暴れ回るコメディを想像していたが、実際に読んでみると店長は決して悪人ではなく、不器用ながらも書店や部下のことを考えている憎めない人物だった。そのギャップが印象的で、思わずクスッと笑いながら読み進められた。
個性的な登場人物たちに振り回される一方で、本や書店という場所への愛情、そして一冊一冊の本を読者へ届けようとする書店員たちの誠意が随所から伝わってくるのも魅力的だった。ただの職場コメディではなく、本が好きな人だからこそ共感できる温かさのある作品。読み終えた後は、いつもの書店へ足を運びたくなる一冊だった。 -
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ネタバレ小学校6年生の思春期真っ只中の十和がお母さんの薦めで中学受験を目指す。
大阪にいるおばあちゃんが案内してくれたお母さんが通っていた中学を第一志望に。
お父さんが通っていた東京の中学も受験することに。
薦めておいて受験に関して何も言わない母と娘の受験に一生懸命協力する父、癒しになる可愛い妹。
反抗的で無関心だった十和が受験を通して家族の優しさや愛を知り成長していく。
ただ仲のいい友達とそれぞれ受験を目指して家族一丸となって家族愛を深める物語…なんて思ってたけど違った〜。
後半は泣けました。
色々相談して励ましてもらっていた倉知さんは実は実父で、お父さんだと思っていた人は血の繋がりのない人だっ -
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続編だから登場人物は同じなのに、前2作とは、また全然トーンが違う。
その訳は、前2作と同じ理由だった。
私は、今作の雰囲気が一番好きだ。途中までは、感動して、涙が出たほどだ。
これまでも少しずつ書いてあったが、この本では、書店の存続問題や書店員の在り方を通して、社会的な問題を正面から提起している。書店だけではないよね、専門店が、なくなりつつある。
便利さだけを求めてきたが、どういう社会を作りたいのか、私たちも、もう一度考えて行動しなくてはならないと、訴えかけてくる。
この調子で行くのかと思いきや、その後思わぬ方向へ。谷原京子さんと店長の関係は、私の思ったようにはならなかったけど、思い返せば、今 -
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「あなたへのおすすめ」に出てきたハイスコア作品として期待して読んだ。早見和真さんの作品は「店長がバカすぎて」しか読んだことがなかったので、同じような軽めの作品かと思ったら、重い重い作品だった。
冤罪がテーマと聞けば、最後には晴れて無罪放免となるのかと思いきや、さにあらず、怒涛の展開。
確定死刑囚・田中幸乃の人生に登場する複数の人間の視点から各章が語られ、「本当の」幸乃の姿が徐々に浮かび上がる。「もしかして無実?」という疑念は徐々に確信に変わっていくのだけれど、肝心の真相は最終盤まで伏せられる。
「誰にも必要とされないのなら、生きている甲斐が無い」、という気持ちは程度の差はあっても多くの人 -
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8月は血の匂いがする。
越智エリカは愛媛県伊予市から出て行くことを強く思っていた。男に裏切られ、スナックで働いている時、七森博司と出会い拒み続けいた自宅へ招待する。そこには娘のアイカと息子レオ、水商売に浸かった母親の美智子が…わかっているつもりでいた博司だが…
月日が流れエリカの団地には高校生になったアイカと中学生になったレオと次女の陽向、レオの彼女の紘子が来る者を拒まず寛大な母になったエリカの家に集うように。
レオの彼女の紘子を我が子のように可愛がり紘子もエリカをママと呼び団地での生活が続くはずが…
逃げ出す事ができたが紘子は陽向を守ることを決め最後の最後まで悪魔達が住む団地から逃げずに陽向 -
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僕はひねくれてるので読もうと思っていたらすでに話題になってて読まず状態だった(買ってはいましたよ)
で、ずっと買ったこと忘れていたんですけど「うまレボ」という競馬バラエティ番組に唐突に著者が出演されて読んでいなかったことを思い出した
「昨日から続編書き始めました」なんておっしゃっておりタイミングが来たな、と
更には以前何かの感想で僕が書いたJRA初女性ジョッキーG1制覇の際のジョッキーカメラの映像の素晴らしさ、小説という空想を完全に超えた映像だった、負けたと力説されているのを見て興味も湧いた。そこにジョッキーカメラに土がつきボヤケた映像が夢物語を演出しているとも話されており感性にも共感した
ど