早見和真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
野球をしない自分にとって、プロ野球とも違う、高校野球の「絶対」感は、いつも不思議だった。
だから、夏の甲子園が中止された2020年を取り上げた、このノンフィクションを読んでみようと思った。
「中止」によって、本来登場することのなかった三年生も含めた〝楽しい野球〟。
その中で、それはホンモノじゃない、本気の勝負ではないと訝るメンバーもいて、楽しさから、少しずつチームの何かが違えていく過程が、読んでいてとても印象に残った。
監督もまた、三年生の起用やチーム運営について、逡巡する。
本来なら、そうした揺れを外部に見せたくないと思いそうなのに、よくこのインタビューを受けてくれたなぁと思った。
練習 -
Posted by ブクログ
30数年前に甲子園を目指して、野球漬けの日々を送っていた頃を思い出しました。気がついたら、その頃に部員全員が監督に毎日提出していた野球日誌を探し出して読み返していました。3年間だけなのに家族以上に長い時間を共に過ごした球友たちとは30年以上経った今でも一生の仲間です。
野球漬けの練習風景やミーティング、部員同志のからかう姿など、本当に私が過ごした時と同じようで思わず筆者の経歴を調べたらやはり高校球児!!!しかも時代は違えど対戦したことがある高校!!!びっくりです。物語としては男くさい面が強いですが私としては同感です。昔を思い出させてくれた、懐かしい余韻を感じさせてくれた作品でした。 -
ネタバレ 購入済み
面白すぎた
何回も何回も笑ってしまった。すらすらとノンストレスで読める小説。ページをめくるたび楽しかった。もう一度最初から読みなおそうかなと思った。是非いろんな人に読んでもらいたい。店長がバカすぎて癒されて感心する。くじけそうな時に是非!!
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ネタバレ 購入済み
店長がバカすぎて
久しぶりに小説を読みました。久しぶりの読書かこの本で良かったです。とにかく面白くて一気に読みまくりました。書店員さんて大変なんだなという事も分かり、今度、書店に行く時は見方が変わりそうです。
店長さんの無邪気さが本当なのか演技なのか、最後まで謎です。 -
ネタバレ 購入済み
悲しいけれど不思議と爽やかな話
ストーカー行為の末、元彼の奥さんと二人の子供を(お腹の子供を入れれば3人)放火で殺害した罪で死刑判決を受けた女性。
その女性を助けようとするかつての幼なじみ達の何年にも渡る奮闘を描いている。
真相はほのかに予測していたが、ラストは…
淡々と時が流れていくストーリーが最後になって急にサスペンスっぽくなって、一気に読みきってしまった。
私はもう一つのラストシーンを想像した「間に合っていたら」
しかし何故がこのラストが爽やかな印象を残す。
心に残る作品 -
Posted by ブクログ
よかった。今、まさに思春期の息子とのなんだかうまくいかない日々で。自分が親に期待してたことしてきたつもりなのに、思ってるような親子関係にはなれなくて、どうして?どうしたら?てモヤモヤしてて、この本を読んだからって、いきなり息子との距離の縮め方わかったわけでも仲の良い家族になれると思えるわけじゃないけど、家族の幸せの形、親子、夫婦、みんな本当にそれぞれで。悩みもそうだ。
じゃあ私は私はどういう家族が親子が夫婦が幸せだと思ってるんだろ、どうなりたいんだろう。思ってるような親子関係ってなんなんだろ。
でもとにかく、生きててくれたら、笑っててくれたらええやんか。と思った。たまには私に笑ってほしいけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高校球児が主人公で父親は亡くなって、母親と生活していたが、主人公が大阪の寮付きの高校へ進学することになって、母親目線で書いたストーリーで面白かったです。組織や社会に制限される中での母親の奮闘ぶりを上手く書いてありました。
「野球部父母会」という組織が出てきて、高校球児はもちろん大変だけど、その親御さんも大変だということを改めて思いました。
中でも次のようなルールが書かれていましたが、これはさすがにやりすぎだろって思うものもありました。
〈応援の心得〉
・日傘禁止
・間食禁止
・サンバイザーは白色のみ
・水分の補給は選手と同じタイミングで。たとえば試合中ならイニング間
・監督への直接の声掛