早見和真のレビュー一覧

  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    死刑囚である田中幸乃について、関わってきた人間達それぞれの視点から語られている構造が面白かった。数々の視点から、メディアでは語られない彼女の本当の人物像が少しずつ浮き上がってくるため、飽きずに読み進められたのが良かった。
    マスコミが報道する彼女の人物像と、様々な切り口から語られる彼女の人物像は大きく異なっていているにも関わらず、前者ばかりが1人歩きしてしまうところにマスコミの恐ろしさを感じたし、あまりにも哀しい現実だと思った。
    真犯人が判明したあたりからは読み進める手が止まらなかった。生きることが辛く、死にたいと願っていた女のもとに、死刑という奇跡が舞い降りてきた。ただそれだけのことなのに、と

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    2026年03月23日
  • 店長がバカすぎて

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    本好きの書店員さんの日常がユーモラス。
    やはりこのタイトルにもある店長がバカさ加減が憎めない感じのいい塩梅。でも実際にこんな人いたら嫌か笑
    神様A、B、C辺りの心のツッコミとかもいい掛け合い。
    薄給で将来を不安に思いながらも本は買っちゃうと嘆いてたけど、それだけ好きなものがあるって最高すぎる!
    お父さんとの相性がいいの羨ましい。

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    2026年03月22日
  • アルプス席の母

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    球児の母が主役という新しい視点の物語です。
    実家にいる親に想いを馳せたり、学生時代の自分を重ね合わせたりと、読む人によって様々な楽しみ方ができると思います。
    読み終えて残ったのは、「大人目線で見た親の姿」という印象でした。子どもの頃には見えなかった、親としての葛藤や覚悟を追体験させてくれます。
    「学生時代に出会いたかった」と思える、温かくて鋭い作品です。

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    2026年03月22日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    このノンフィクションを読んで、チームとは何かを考えさせられた。チームが一つの目標や課題に向かって行くためには、全力を尽くすことが必要だし、それが達成感に繋がり、達成感できなくとも満足感に繋がる。そういう意味で、高校野球で最後の年に三年生を優先的に起用すれば、それはチームが全力を尽くしたとはいえない。ここはブレてはいけないところだろう。そして、目標にしていたものが突然無くなってしまった場合でも、やはり全力を出し切るようにベストを尽くす必要がある。一人ではできなくとも、チームならできることも増える。そんな熱いチームプレーには魅力がある。しかし、チーム内で、自分の存在意義を見出せていないと、なんだか

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    2026年03月22日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    小学6年の十和は「家族の幸せの形」がわからない。
    嫌な家族ではないのに、家族といると心が荒む。
    家族と離れて大阪にいる祖母と暮らすため、
    十和は中学受験をすることを決める。


    中学受験は長い人生の中のほんの一部の出来事。
    でもその人生のほんの一部の時間が
    きっと自らを大きく成長させ、
    ここでの経験がこれからの人生を歩む時の自信や糧になっていくんだろう。

    受験生の十和、それを支える家族。
    父の優しさ、母の見守り、妹の応援。
    バラバラになりかけていた家族が
    受験を通してひとつになっていき、
    「家族の幸せの形」は何かを見つけ出した
    十和の答えにとても賦に落ちた。


    受験のように答えが決まっ

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    2026年03月22日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    LINEのスタンプに出てくるデブ猫ちゃんは実在してたのか…!!読みます!!

    自分に重なるところが多くて感情移入しながらじっくりと読めました。一気読み!

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    2026年03月21日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    前作よりも驚きの仕掛け。
    店長を私に置き換えて考えてしまうことで、こんなふうに私も普段感じられてるのかなーと思ってしまうことで没入感出なかったが、途中?仕事してて立場が入れ替わる瞬間などから没入してきた

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    2026年03月21日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    主人公の小学校3年生までの人生が色鮮やかに幸せ過ぎて、その後の境遇を考えるとまさに地獄。ただ、主人公と自分の年代が近いことから、主人公が経験した出来事が起こり得る時代だったし、その淀んだ空気感などを思い出すに至った。また、一方的に目や耳にする情報や強烈なフレーズを伴う記事の見出しに対し、自分はあまりにも無防備であるということにも改めて気付かされた。この手の物語(事実と報道の食い違いが生じている物語)を読むたびに気を付けなければ、と思うのだが、読み終えてからは日に日にその思いは薄くなってしまう自分がいる気がしてならない。

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    2026年03月21日
  • アルプス席の母

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    タイトルや表紙から、高校野球に関わる内容なのかなと想像した。選手はもちろん、親にとっても特別な体験なのだろうな。冒頭から特別なシーンが続く。母親の秋山菜々子が息子の航太郎の出場シーンを見入る。その思いを想像する。高校3年生の甲子園球場。高校最後の大会であり、しかも甲子園。特別な場面であることが感情移入させる。次第にわかってくるこの登場場面。それは、延長に突入していて、ピンチの場面でのベンチからの伝令だった。つまり、航太郎はベンチにいたのだった。甲子園初出場という言葉が、特別な意味をもつ。航太郎、そして菜々子にはどんな気持ちが膨らんでいるのだろう。私には、なかなか想像がつかない。嬉しい気持ちもあ

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    2026年03月21日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    この先、これ以上の作品に出会う事が出来るのかという気までする。
    人生観を表すような1文が詰め込まれていて、言葉にできない感動があった。
    見る人によって、結末への感じ方は異なると思う。
    私は、救われる物語だと思った。

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    2026年03月21日
  • アルプス席の母

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    本当は女の子のお母さんになりたかった。

    全てを読み終えた後に、この一文を読むと、この一言に至るまでの葛藤がひしひしと伝わってくる。

    気がつけば航ちゃんを応援する母の視点で読んでおり、涙が止まらなかった。
    一冊の本を通して、成長する高校球児とその母親の姿を俯瞰して観る(読む)ことで、もう味わうことが出来ない高校野球(甲子園)の一コマを感じることができた。

    グラウンドの上だけじゃない戦いにドキドキが止まらない。苦しいながらも成長していく航ちゃんを応援しながらページをめくった。

    負けも挫折も、苦汁も味わったからこそ、アルプス席から観える勇姿に心が熱くなった。

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    2026年03月20日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    騙されたと思って読んでみて!絶対に面白いから
    ってゴリススメされて、私は競馬って興味ないのよね、、、ってしぶしぶ
    騙されました!めっちゃ面白くてハマってしまいました
    このお話は血縁、血統、人と人、物語のテーマは「つながり」でしょうか
    サラブレッドとは500キロものはち切れそうな筋肉の塊を、しなやかで今にも折れそうで繊細なガラス細工のような4本の脚足で支える、選ばれし異物的な存在
    ドラマも見ます!早見和真さん苦手って言ってすんません

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    2026年03月18日
  • アルプス席の母

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    仮に自分に子どもができたら屋外のスポーツはやって欲しくないし、そのなかで最もやって欲しくないのは野球だったけど、あながち悪いばっかりじゃないなって思えた
    自分の子の成功失敗に一喜一憂する親の気持ちもなんとなくわかり、行き過ぎるとモンスターが生まれちゃうんだなって再認識。
    これからスポーツを始める青年、そんな青年を育てる親に読んでほしいな

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    2026年03月17日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    幸乃は自分の人生を彼女なりに全うしたんだなとすんなり受け入れることができればハッピーエンドともとれるが...
    自分を犠牲にして誰かを庇うと、自分本人より庇われた人のほうが傷つくんだなとしみじみ思う。

    登場人物たちの度を越したグロさに目を瞑れば、ヒューマンドラマとしても読み応えがあった。早見さんの著作を手に取るのは今回初めてだったが、すごく読みやすい文体だと感じた。

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    2026年03月16日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    単純に素晴らしい作品だと思った。
    家族の在り方とか考え方がよく伝わってきた。主人公の成長、周りの関わり方全てが自然に表現されている。家族を持っている人、子どもがいる人は特に読んでもらいたい。

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    2026年03月16日
  • アルプス席の母

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    中学時代野球をやっていた息子の姿が
    よみがえりました。
    試合中、息子の所にどうかボール飛んできませんように…と祈った事
    バッターボックスに立ったときは
    フォアボールでもデッドボールでも何でもいいから塁に出て…と祈った事
    母の気持ちは同じなんですね。

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    2026年03月15日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    中学受験を控えた家族を舞台にした物語
    中学受験のリアルを描きながらも、思春期における心情,考え方の変化をより詳細に描いており、面白く読むことができた

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    2026年03月15日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    中学受験ってこんなに大変なんだ…経験していないので全く知らなかった。
    受験を控えた女子小学生が主人公だが、家族問題や友達との関係をリアルに描いていて面白かった!『店長が馬鹿すぎて〜』の作者だったんですね。あの小説も面白かった。本作にその作品が出てきたりしてなかなか遊び心がある♪こんな感じの作品、もっと読みたい!

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    2026年03月15日
  • アルプス席の母

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    高校野球が好き&息子がいる身だからか色んな気持ちになりながら、夢中で読み進めた
    ドキドキ展開の場面を電車内で読んでたら3駅乗り過ごしててびっくり

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    2026年03月15日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    継承の物語であり、命の物語。私はつながりという言葉がいいんじゃないかと思った。父から子へ夢のつながり、血のつながり。マネージャーの父から子へ期待のつながり。馬と人のつながり。人と人のつながり。など。最後があっさりしているのが逆にいい。こうして競馬は繋がって行くんだな。ここに1つの物語はあったけどそれを置いて世界が進むというのがよくわかる。

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    2026年03月14日