早見和真のレビュー一覧
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競馬の世界を舞台に、マネージャー栗須の視点から語られる馬主と家族の物語。
競馬の知識がない状態で読み始めましたが、ものすごく面白かったです。
情に厚く人間味のある社長と、そこに父親の面影を重ねて支える栗須。2人の絆と愛情の深さに胸を打たれ、読み進めるうちに自分も「なんとか社長に日の目を浴びさせたい」という気持ちになり、何度も栗須と一緒に涙が出そうになりました。
レースの場面は胸が熱くなる展開の連続で、「ホープ頑張れ!」と心の中で応援しながら、ページをめくる手が止まりませんでした。
後半は父から子へバトンが繋がれていく色が濃くなり、想いや夢が受け継がれていく展開に、希望を感じました。
前半 -
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高校野球に挑む息子の航太郎。その母であり、女手一つで育てる菜々子の視点で描かれる高校野球三年間の物語。息子が大阪の強豪校へ入寮するのを機会に、そばで見守るために一人見知らぬ土地へと引っ越す決意をした菜々子。新天地での人間関係の葛藤、なかなか会えない息子の変化との向き合う姿など、高校野球の裏から支える母親目線で描かれる物語は面白かった。息子の成長を読者視点で楽しみつつ、息子の成長に戸惑いや感動を覚えながらも、一人の大人として自分の人生も見つめなおしていく菜々子の物語も楽しめる、そんなボリューム満点な物語。最初は父母会や監督やなんやの問題尽くしの展開にヤキモキしてしまったけれども、そこから心に響く
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新年初投稿は、午年ということで。
昨日読んでた作品ですが競馬にまつわる超巨編。
駄洒落ではない…………んですけども、
あまりにも話の繋がりがうま過ぎる……………!
競馬には明るくなくてテレビからの知識だけですが、血統?サラブレッド?という言葉のイメージ。
いわゆる親から子へ、という競走馬にまつわる話とその馬主たちの、父と子の関係が深く描かれた作品でした。
第一部を読んでて、あ、これはかなり壮大な人生の話になるぞと感じた!!!!
第二部はもうのめり込むように読みました。
馬主とその家族、ジョッキー、調教師、牧場……
いろんな人たちとのつながりを馬主のマネージャー視点で語られていくのが面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレドラマを見終わってから、原作を手に取った。ドラマとは所々違う部分もありながら、大枠は同じストーリーとして進んでいった。どちらが良かったかという議論をここでするつもりはないが2つ言えることがある。
作者の熱量、本当に馬が好きなのだろうということ、もう一つはドラマの制作に携わった方も相当の解釈を以て制作に臨まれたということ。
作者もドラマ陣も競馬というストーリーを通し、伝えたいことを伝えようとするその姿勢に胸が熱くなった。競馬がこれだけ長く続いている理由がよくわかる。私も何かの縁で今年、競馬を始めたのだが、誰しもが持つ欲を感じ取れるところに魅力を感じている。人の持つ欲は時にドラマを生む。
この -
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Audibleで出て来たので聴いてみた。
聴き始めて
以来年末旅行中
運転しながら
ずっと聴いていました
受け継ぐ・継承
テーマが一貫していて
様々な形で現れる
その度に
こういう継承もあるよなあ〜
おっ、そういう見方もあるなあ!
と感心しきりだった
ここに感想書いている人
「(指示に従って)図を見て」と
何人も書いていたので
全部聴き終わってから、開いてみた。
これは…!!
叫びましたよ!
胸が熱くなりました!!
ドラマがあったのは知りませんでした
ちょっと見てみたけど
展開が違っていて
それでも話の筋は崩れないようになっていて
これはこれで楽しそうです -
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高校時代に出会った友人と共に政治の世界で生きていく、その友人をコントロールして、、、というプロットだと思ったら、実は別にその友人をコントロールしようとしている人が、という話でした。タイトルや表紙の通りですね。
語り手が非常に多く主人公を意図的にわらなくしていたのだと思います。結果としてすべての語り手が信頼できない、何か騙されている感があって何とも言えない感じ。
この話って操られているとされる政治家 清家一郎が大学時代に「エリック・ヤン・ハヌッセン」というヒトラーを操っていたとされる男をテーマに卒論を書いていたというのが一つの問ですが、作中の登場人物と同じ捉え方をすると騙さる感じ。なんか作中 -
Posted by ブクログ
ドラマ版から入りました。
継承をテーマにした物語。
競馬は血統のストーリーであるのだけど、その血統を作ってきたのは紛れもない人間。勝負にかける思いを受け継ぎながら、馬に夢を乗せる。
競馬を知らない人は、博打のイメージが強いかもしれないし、もちろん賭け事なんだけど、一言では言えないドラマがある。
ウマ娘とか、マキバオーとか、これまで競馬を題材にしたメディアはいくつかみてきたのだが、それに関わる人間をより映し出した作品だと思う。
これまでみてきた作品だと、勝つこと、負けることは、馬自身の問題で、周囲の人はサポートする側という印象が強かった。
この作品は、競馬の綺麗事だけではない話も織り交ぜながら、