早見和真のレビュー一覧
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長谷川十和(小6)は、母の薦めで塾通いをつづけるも、やる気になれない日々を送っていた。受験、親友、そして家族。それぞれに悩みを抱える中、十和はある決断をする…
「アルプスの母」は高校野球を通した親子の成長物語だったが、本書はその中学受験版。自身の受験生時代を思い出し、やがて来るであろう我が子の受験を想像しながら読んだ。
私も中学生に入ると同時に、半ば強制的に塾に通わされた。将来の夢も無い中での塾通いで当初は戸惑いもあったが、通ううちに志望校も固まり塾内の友人達と切磋琢磨しながら勉強するのが楽しかった。大学受験も然りで、高校及び予備校時代の仲間とは今でも親交が深い。
まさに“目標を定めて、その -
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これは数年後、数十年後に、きっと“あの夏の”と形容される高校生たちの物語だ。
──そしてとうに熱い夏を終えている大人たちの物語でもある。
第4回 YAHOO!JAPANニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞 候補作。
本作は桐蔭学園出身の元高校球児でもある、作家早見和真氏が書き下ろした、ノンフィクションルポです。
2020年5月20日、新型コロナウイルスの蔓延に伴って、高校球児たちの夢の舞台“夏の甲子園”は中止となった。
その夏、夢の舞台に挑戦することすらできなくなった高校球児と指導者。その当事者となった石川県の星稜高校と愛媛県の済美高校。
この2校にスポットを当てて追い -
匿名
購入済み野球少年の母のお話
途中で読むのを止めてしまおうかと思うくらいヘビーな場面もありましたが、何とか読了しました。高校野球好きな自分としては、これは完全なフィクションである事を願わないではいられない位のざまざましいストーリーでした。少年と母が真摯で善良なので、よかったです。
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自分が、自分の子が、受験生だったり新入生だったりしないタイミングでよかった、と、やはりどこかひとごととして過ごしてしまったあの時間とあらためて向き合うこととなり、息を詰めるようにして読んだ。
あのとき高校3年生だったということ、しかも甲子園を「具体的な(実現可能な、というべきか)」目標としている強豪野球部にいたということ、あるいは、その野球部を導かねばならない大人だったということ、いずれも自分からは遠い存在なのだが、自分ならどうしたろうか?を考え続けた。不安、緊張、絶望、そして切実さが胸に迫り、本を途中で置くことができなかった。
同時に、野球というスポーツの核にも触れていったように思う。個 -
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吾輩も『ネコ』である。
名前なんか、知らない。
とはじまるデブ猫ちゃんの物語。名前は飼い主となるアンナちゃんにマルと名づけられます。
アンナちゃんが大好きなマルですが、同居の妹ネコに嫉妬して、旅にでることに。
ひょんなことから夢にでてきた黒猫の美人ネコ、マドンナを探す旅が始まります。
マルの旅を通じての成長を描くオハナシですが、
絵本小説なので、ふんだんに挿絵があります。
マルの『ぶさ可愛さ』にヤラレます。
マルがアンナちゃんパパに教わった『恋』とは?
いつも気持ちがワクワクして、毎日がバラ色になること。マルはそんな淡い恋を経験します。
この本に出会えたら、ぜひ手に取って、ブサカワイ -
購入済み
店長がバカ過ぎてから
店バカの角川春樹氏との対談で
出てきたので拝読。
確かにおもしろい、泣ける
著中の文化をお借りするなら
ヒリヒリする。
結婚披露宴の種明かしは
どこに琴線があるのか自分で
わからなかったのに泣けました。
初老のオジさん朝から職場で
号泣で困りました。
小説がないと生きていけない
物語を待ってい人です。 -
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早見和真さん著「小説王」
ここ何作か早見さんの作品を好んで続けて読んでいるのだが題材やテーマの豊富さとその読み応えに圧倒されている。
本作品は小説家である作者が執筆された小説家の物語で、小説家だからこそ描ける小説家としての内面や作品に対しての葛藤や苦悩が凄く読み取れる作品。
友情と家族愛、親子愛も作品に見事に溶け込んでおり物語も凄く高いレベルで面白かった。
特に作者が小説家ならではだなと思わされたのが「エピローグ」と「プロローグ」の今作品内での使われ方。
この「エピローグ」「プロローグ」という2つが本作品の軸になっており、お見事としか言いようがない。
作家さんがタイトルに込める強い意思