早見和真のレビュー一覧

  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    主人公の小学校3年生までの人生が色鮮やかに幸せ過ぎて、その後の境遇を考えるとまさに地獄。ただ、主人公と自分の年代が近いことから、主人公が経験した出来事が起こり得る時代だったし、その淀んだ空気感などを思い出すに至った。また、一方的に目や耳にする情報や強烈なフレーズを伴う記事の見出しに対し、自分はあまりにも無防備であるということにも改めて気付かされた。この手の物語(事実と報道の食い違いが生じている物語)を読むたびに気を付けなければ、と思うのだが、読み終えてからは日に日にその思いは薄くなってしまう自分がいる気がしてならない。

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    2026年03月21日
  • 笑うマトリョーシカ

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    最後に笑うマトリョーシカとはどういう意味なのか、マトリョーシカというのは縁起物だが、顔は笑顔だが中身ががらんどうというネガティブな意味なのかと問い詰めて読み進めた。
    日本の政治家も皆演技をしていて、外っツラばかりで中身すっからかんなのだろうかとも。

    最後までサイコパスの狂気が見え隠れして、どのページでも先が気になる文章力だと感じた。

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    2026年03月11日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    「世界はアナグラムでできている」
    またもや「店バカ」の不思議な優しくて楽しい世界に引き込まれてしまいました。
    登場するキャラクター達の個性の描写が細かく、目に浮かぶようでした。一貫して、書店員の仕事の楽しさ、厳しさ、苦労を散りばめながら、でも暗くならない物語の進行は色んな仕掛けとマッチとして一気に最後まで読めてしまいます。
    とにかく本が好き!書店が好き!という方にはぜひ読んで頂きたい小説です。
    本がますます好きになる、本に対する愛情がさらに深まる作品だと思います。

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    2026年02月28日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    前作同様最高な1冊でした。
    登場人物に感情移入しながら読むことができた。前作と違い、新しい個性的な人物も加わり最後まで飽きることなく読むことができた。

    電子書籍で本を読む人やネットで本を買う人が増えている現代、自分は書店に足を運んで、本との出会いを大切にしている。年齢、性別、性格、容姿、関係なく気軽に入ることができる書店が大切な人生の1ページとなっている。これからも、書店に通い本をたくさん読みたい。
    書店の大切さも感じることのできる1冊であった。

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    2026年02月25日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    前作に続いて今作も傑作。

    愛すべきダメな人たちの、一人一人が主人公な物語。とにかく店長のキャラクターにはイライラさせられっぱなしで、ドラマ化されたら人気でそう。

    さらに続編が出そうな終わり方…と思ったら出てるのね。

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    2026年02月19日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ただのミステリー小説だと思って読み始めたがそこには犯人にしたてあげられた死刑囚の悲しい過去や人生に疲れきった死刑囚の悲しい思いが描かれていた。
    人は目の前の報道や誰かの噂話ですぐにこの人はこういう人だと決めつけてしまう。その人の過去やその人が本当はどう思っていたのかも知らないのに。この本は人をしっかりと内側から見てあげないといけないという思いにしてくれる作品であった。
    田中幸乃に死刑が執行されることを望まない人達が懸命に動いている一方で、はやく死刑執行がくだされないかと待ちわびる本人、最終的には無実なのに刑が下されたことに喪失感を覚えると共に本人が望む結果になったことで本人は幸せだったのではな

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    2026年02月18日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    3日くらいで読み終わってしまった。前作同様の読みやすさと読みながら自然と感情移入し笑ったり泣いたりしてる自分がいる。店長にはまだ隠された秘密がありそうだ。

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    2026年02月14日
  • 八月の母

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    実際の事件をモチーフに描かれた本作は、一人の女子高校生が同世代の子どもたちから暴力を受け、命を落とすという痛ましい結末へと向かう物語だ。しかし物語は単なる事件の再現ではない。加害側に連なる一人の女性、さらにその母や祖母へと時間を遡りながら、世代を超えて受け継がれる「負の連鎖」を丁寧に描き出していく。

    本作の核心は、暴力そのものよりも、それを生み出してしまう土壌にある。家族は仲良くあるべき、親には感謝すべき、分かり合えなくてはならない——そんな日本社会に根付く“暗黙の了解”が、登場人物たちを静かに追い詰めていく。誰もが苦しさを感じながらも、その枠組みから抜け出せない。抜け出そうとしなかったのか

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    2026年02月14日
  • 八月の母

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    実際の話か、気が滅入る
    負の連鎖の断ち切ることの難しさ

    母にされて嫌な事を
    そのまま子供にしてしまう

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    2026年02月11日
  • 八月の母

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    ネタバレ

    読み終わってから実際にあった事件をモチーフにしていると知りました。

    なんて悲しい話しでしょう。
    とても重いお話で、この本を貸してくれた友人も
    『落ちてる時に読んだらダメだよ』
    と念をおしてくれたことも頷けます。

    虐待の連鎖…。
    虐待ではない?けれど母娘の歪んだ関係。
    母が娘に依存してがんじがらめにしてしまい結局娘も同じ人生を歩んでしまう。

    そして起きた事件…。

    最後にこの母娘四代にわたる連鎖を断ち切るのは四代めの娘。
    お腹に娘を宿している。
    どうぞ本当に断ち切れますように。
    このお腹の子供はそんなことを知らずに育ちますように…と願わずにはいられません。

    重くて読むのがしんどいけれど読

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    2026年02月06日
  • アルプス席の母

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    強豪校で野球を続ける息子を支える母親の姿を通して、子どもの夢を応援する「親」という立場の不安と覚悟が、静かに描かれている。
    前に出過ぎてもいけない。かといって、何もしないわけにもいかない。その曖昧で苦しい立ち位置に、母親は耐え続ける。
    一方で、子どもは親の知らないところで少しずつ大人になっていく。守っているつもりでも、いつの間にか見送る側になっていることに気づかされる。
    読み終えたあと、派手な感動ではなく、長く静かな余韻が残る一冊だった。

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    2026年05月03日
  • 笑うマトリョーシカ

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    47歳の若さで官房長官になった清家一郎、その政策担当秘書の鈴木、後援会長の佐々木
    清家の著書「悲願」のインタビューを担当する女性ライター道上が清家の違和感に気付き、背景を探っていく

    政治の話ではなく、巧妙な心理戦を描いたミステリー

    読み始めから感じてた不穏な空気や違和感が読み進めるにつれて輪郭がはっきりしてくる
    …けど真相まで辿り着けず焦らしに焦らされ、ラストには清家一郎という人間の不気味さにゾッとしてしまう
    おもしろかった!

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    2026年01月30日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    前作に引き続き、最高でした。
    特に第5章は圧巻でした。
    解説にもありましたが、作中に出てくる
    「本が好きな人と、好きな本を話しているときが何より楽しい。」
    この言葉がとても好きです。

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    2026年01月29日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    ジュリーの目を通して学ぶジャニーズの歴史の教科書ってかんじ。


    ジュリーこんな人だったんだ!!おもろ。


    ぜったい金目当てででっち上げたんだと思って
    当時はワイドショー避けてたけど
    ジュリーがこんなにがんばってたなんて
    観てたらよかったと思った

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    2026年01月28日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

    購入済み

    合理性を一度、脇に置く

    家族の絆・家族愛という面も大いにありますが個人的には小学生だからこそできる、損得勘定のない能動的な努力について描かれている箇所に心打たれました。「コスパ・いかに失敗しないか」を重視している人ほど、今を生きる登場人物たちの、中学受験に対して手探りでぶつかっていく姿にハッとさせられることがあると思います。私自身もそうでしたが、無我夢中で努力するという体験がご無沙汰の方へオススメです。

    #アツい #ハッピー #感動する

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    2026年01月27日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    ネタバレ

    題名に惹かれ購入。
    短編それぞれの主人公が
    27歳、東京という共通点があり、
    人それぞれ悩みを持ち生きていることを
    感じる作品でした。
    メッセージ性も強く、
    またいつか読み返したくなるような本でした。
    下記、メッセージが印象的でした。
    「お前はやりたいようにやれ。お前の人生だけはだれがなんと言おうとお前が主役だ」
    「他人のせいにして生きるのだけは許さない」

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    2026年01月26日
  • 八月の母

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    重い小説だった。負の連鎖という言葉を思い出した。嫌だった母親と同じようなことをしてしまう、そのから抜け出すのに三代かかっている。一人一人を見ていくと可哀想なのだが、抜け出すチャンスはあったのにと歯痒い。陽向一家の幸せに希望を持たせて終わる。

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    2026年01月25日
  • 八月の母

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    私は読んで良かったと思える本だった。
    好みは分かれそう。
    結局自分を幸せにできるのは自分。
    自分の人生は自分で掴み取る。
    寂しいけど親に期待しない。自分も子供に過度に期待しない。
    その子にはその子の人生があるから。これってなぜか難しいだよなと思った。

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    2026年01月22日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    コロナで甲子園の夢が絶たれた高校球児と、その監督がその事実にどう向き合うかを綴った本。
    答えのない難しい状況で、甲子園だけを目指してきた生徒を導かないといけない監督の葛藤を思うと心が苦しくなった。
    そして、チームの雰囲気を作り上げた星稜のキャプテン内山の考えの深さが特に印象的だった。一つ一つ自分なりの考えを持っていて、どうすればチームのみんなが最後やり切ったと思えるのか、どうすればみんなに共通の思いを持たせられるのか、考え方の一つ一つに恐れ入ったし、見習いたいと思った。

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    2026年01月21日
  • 八月の母

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    これはすごいものを見た。
    無我夢中に、貪るように読んだ。
    自分の中にある1番触れてほしくないところを的確に、丁寧に触れてくるようなそんな作品。
    評価☆5では足りないくらい、名作でした。

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    2026年01月17日