早見和真のレビュー一覧

  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    読後感が重たくて、こんなにくらった小説は久しぶり。読みやすい文体で一気に最後まで読んでしまった。
    物語が進むにつれて、周囲の人から見た彼女の人物像が明らかになっていったが、彼女自身がどうしてそれほどまでに死を願うのかは、読者の想像に委ねられている部分もあったと思う。

    また、翔の祖父の言葉が所々強く印象に残った。
    言葉にして話したことが全てではなく、内面には言語化できない感情もあって、その人が何を望んでいるのかを汲み取ることが大切であると納得した。

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    2026年01月16日
  • 八月の母

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    読み終わって内容が濃く、重い1冊であった。現在の日本の問題を読者に考えさせる1冊であったと感じた。血縁関係という一言で表すことの出来ない関係が何代にも渡って繋がれていた。その関係の原因とは何なのか?年代問わず老若男女に読んで頂きたい。特に、血縁関係のみならず人間関係で悩んでいる方々に読んで頂きたいと感じた1冊でした。

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    2026年01月16日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    前作の途中まではタイトル通り、バカすぎる店長のキャラクターにあまり馴染めなかったけど、いつのまにかすっかりハマってしまいました。
    今回も後半の怒涛の展開に驚かされ、癖の強いキャラクターたちに笑わされ(通勤電車内でクスクス笑ってしまいました)店長や社長ジュニアに惑わされ、とにかく面白かったです。笑

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    2026年01月15日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    ネタバレ

     最初は正直十和と野口悠が苦手でした。周りが頑張ってても頑張れないところとか、家族の好意を無為にしてるところが好きになれなかったんだと思います。
     でも、十和が受験するところを決めて家族と、塾の先生と頑張り出した所からは十和がかっこよくて、夢中になっているところに惹き込まれました。自分も勉強したいような気がしてきます(笑)。
     十和が合格した時は本当に嬉しかったし、周りの受験生の合格状況もリアルな感じで納得できました。
     他の作品との関わりがあったらしいけどもう一冊の方を読んでいないからそれはわからなかったです。それでも終わり方は良かったので好きでした!

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    2026年01月11日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    ジャニーズ問題なんて全く興味なく、へぇーとか
    ふーんみたいな感じでずっと思ってたけど
    ふと、あれそういえばどうなったんだろう?
    と考え、購入して読んでみた。
    賛否両論あるとは思う。もちろん。
    ただずっと前から思ってたのは、噂があるにせよ加害をしたかどうかも分からない当の本人がこの世におらず
    親族ってだけで矢面に立たなきゃいけなくなったということ。
    会社を継ぐ継がないも含め、親族であるということだけで。
    それって今更謝る必要あんの?と正直思っていた。
    あとdisるだけdisっておいて、その後は一切報道しないとか。
    色んな悪い意味でヤバい人が沢山いたのかなと思ってしまった。

    ただ、ジュリーさんは

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    2026年01月09日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    最後の読者の想像を超えた内容で、良い意味でスッキリ読み終わりました。途中の店長メインの章も良くて、前作に引き続き登場人物のキャラも良かったです。中々本を読む時間が作れず、日にちがかかりましたが、日数かけずに読み上げると更に良かっただろうなと思ってます。

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    2026年01月09日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    何度も笑った。次作もきっと面白いものになる予感。私も武蔵野書店で働きたいです。いや、それはやはり無理かな、店長がなぁ。

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    2026年01月06日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    祖父が北海道で生産牧場を営んでいたり、親戚も競馬関係が多かったりと、他人事とは思えないまま読み進めた。
    ドラマはドラマで本当に素晴らしくて、かつ日曜劇場ならではの良改変で、毎週盛り上がりがある大変ドラマチックな作品だった。
    …が、時系列の長い作品ということもあって、個人的には静かで淡々としているんだけど、その分心にグサグサ刺さるこの原作が大好き。
    それにしても…成績表で泣く日が来るとは思わなかった。

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    2026年02月23日
  • 笑うマトリョーシカ

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    高校時代に出会った友人と共に政治の世界で生きていく、その友人をコントロールして、、、というプロットだと思ったら、実は別にその友人をコントロールしようとしている人が、という話でした。タイトルや表紙の通りですね。

    語り手が非常に多く主人公を意図的にわらなくしていたのだと思います。結果としてすべての語り手が信頼できない、何か騙されている感があって何とも言えない感じ。

    この話って操られているとされる政治家 清家一郎が大学時代に「エリック・ヤン・ハヌッセン」というヒトラーを操っていたとされる男をテーマに卒論を書いていたというのが一つの問ですが、作中の登場人物と同じ捉え方をすると騙さる感じ。なんか作中

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    2025年12月31日
  • 八月の母

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    あの夏、あの団地で、あの子を殺したのは何だったのか……。

    うまく言えないけれど、この作品はとにかく圧倒的な質量で、常に何かに押しつぶされそうな苦しさがありました。そして、エピローグでは涙が溢れてしまいました。
    それが連綿と続く身勝手な「母」に対する憤りなのか、一筋の光が見えた安心感なのか、自分でも分かりません。
    でも、間違いなく私の人生にとって心に残り続ける作品になりました。

    冒頭に、同著者の『イノセント・デイズ』のその後と思われる描写があったので、こちらもいつか読んでみたいです。

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    2025年12月20日
  • 笑うマトリョーシカ

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    めっちゃ面白かった。すごく鳥肌が立って、翔くんが主役のドラマの原作だけど。怖いなぁと思い知らされた本だった。

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    2025年12月08日
  • 笑うマトリョーシカ

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    ネタバレ

    面白かった。
    俊哉くんがおっかない話と思いきや、母ちゃんがおっかない話…と思いきや、…という二転三転の構成に一気読みしてしまった。

    全貌が明らかになりそうでならない、という寸止めプレイを何度も味わっている感覚を抱く。それでいて、読み進める読者にとって大切な情報はしっかりと書かれており、ミステリ的な誠実さも端々に滲み出ていた。

    まあ確かに、色んなエリートからアレコレ「教育」されたら怪物になるよな、という気持ち。参考文献にサイコパス系の本があったので、一郎くんはサイコパスなんだろう。

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    2025年12月06日
  • 八月の母

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    解説によるとこのお話は市営住宅の一室で十七歳の少女が集団暴行で死亡した事件が題材になっています。


    物語は毒親に育てられた美智子から始まる。
    美智子は常にこの状況から逃げたいと思いながら、親のせいでこの街に住み続ける事になる。
    娘のエリカも同じ様な境遇で東京に逃げたいと思いながら、結局と母親と同じく、この街に住み続ける。
    どちらも共通するのは親などの周りのせいにして人生を諦めている典型的な他責思考。
    そういう人に限って常に他人に依存していかないと生きていけない。
    こういう子供の様な大人が事件が起きた一室という環境を作った。

    被害者の家族は小学校までは理想的な家族。
    そんな家族を小6の兄が

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    2025年12月01日
  • 八月の母

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    ネタバレ

    2022年に単行本で既読
    美智子、エリカ、陽向が同じように母に縛られこの街から出ていけない。落ちていくたび加速し、激しくなる。こちらから見ていると、そっちじゃない!と理解できるが渦中の人にはわからないものだろうな、私も同じことをするかもしれない。大げさなきっかけでなくとも躓きから大きな谷間に落ちてしまう、戻るきっかけかあっても仲間内から足を引っ張られる。やらない言い訳は限りなくあるしそっちの方が簡単。一番つらいのが紘子の母だと思った。本人はもちろん周りの人もどんなに傷つくだろう。陽向が断ち切り明日香には続かない、そんな未来が見えて救い。

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    2025年12月01日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    ネタバレ

    前作を読み終えた勢いのまま読み始めたこの本。
    途中までは正直、面白いけど、やっぱり前作を超えることはないかなーと思いながら読み進めていた。
    第五話で店長目線の話になったとき、これまで繰り返し“ステイフーリッシュ・ビッグパインで第五章で主人公が変わるのがすごい”ことが書かれていた事を思い出して感動した。この本でも第五話でそれが起こった!これか、この本の仕掛けはこれだったのか…!と。
    そして第五話の中で出てくる丸谷武智くんを並べ替えると竹丸トモヤであることに気づいた時には鳥肌が立った。え、店長、竹丸トモヤと友達だったんだ…!と。
    それだけで感動しながら読んでいたのに、最後は山中多佳江さんがステイフ

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    2025年12月01日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    冤罪でありながら死刑執行されることを望んでしまう主人公を見て複雑な気持ちになりました。
    死刑になるべきではないと思いつつも、気がついたら主人公の死刑執行を応援してしまう自分がいました。

    もう7年ほど前に読んだ本ですが、今でも忘れられない大好きな一冊です。

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    2026年02月11日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    とりあえずこの本を、藤島ジュリー景子を憎み続けているSMAPファンの母に読ませたいと思った。個人的には、この本に書かれている彼女の発言は全て信じてみたいと思う。読み応えはめちゃくちゃあった。

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    2025年11月27日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    前作は、最後の最後にどんでん返しをされ、店長は何者?と思いからワクワクして読みました。

    今回も案の定やられました。また店長何者ってなってしまいました。

    また、書店員へのリスペクトがしっかりされていて心温まる部分もあり、大変満足な一作です。

    このシリーズは、展開が毎回想定を超えてきてくれるので、次回作も読みたいと思います。

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    2025年11月24日
  • 八月の母

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    とてもよい本でした。
    大多数の人はこういった環境には、関わることもないし、知ることもない。でも実際はこんな環境で生活している人が、昔から変わらず今もいるのでしょうね。
    負のスパイラルから抜け出そうと考えていても、抜け出せない人がいる。
    自ら負のスパイラルを断ち切ることは、とても難しい。誰かの救いがないと、本当に難しい。
    改めてそんな事を考えさせていただいた、
    とてもよい本でした。

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    2025年11月14日
  • 八月の母

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    子育てって本当に難しそう。自分のどんな行動が、発言が子供に影響するかわからない。だからこそ、子供には自分で選び取る強さを持ってほしいなって思う。この本はそんなことを教えれるいい小説だと思った。

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    2025年11月12日