早見和真のレビュー一覧

  • 八月の母

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    実際の事件をモチーフに描かれた本作は、一人の女子高校生が同世代の子どもたちから暴力を受け、命を落とすという痛ましい結末へと向かう物語だ。しかし物語は単なる事件の再現ではない。加害側に連なる一人の女性、さらにその母や祖母へと時間を遡りながら、世代を超えて受け継がれる「負の連鎖」を丁寧に描き出していく。

    本作の核心は、暴力そのものよりも、それを生み出してしまう土壌にある。家族は仲良くあるべき、親には感謝すべき、分かり合えなくてはならない——そんな日本社会に根付く“暗黙の了解”が、登場人物たちを静かに追い詰めていく。誰もが苦しさを感じながらも、その枠組みから抜け出せない。抜け出そうとしなかったのか

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    2026年02月14日
  • 八月の母

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    実際の話か、気が滅入る
    負の連鎖の断ち切ることの難しさ

    母にされて嫌な事を
    そのまま子供にしてしまう

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    2026年02月11日
  • 八月の母

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    ネタバレ

    読み終わってから実際にあった事件をモチーフにしていると知りました。

    なんて悲しい話しでしょう。
    とても重いお話で、この本を貸してくれた友人も
    『落ちてる時に読んだらダメだよ』
    と念をおしてくれたことも頷けます。

    虐待の連鎖…。
    虐待ではない?けれど母娘の歪んだ関係。
    母が娘に依存してがんじがらめにしてしまい結局娘も同じ人生を歩んでしまう。

    そして起きた事件…。

    最後にこの母娘四代にわたる連鎖を断ち切るのは四代めの娘。
    お腹に娘を宿している。
    どうぞ本当に断ち切れますように。
    このお腹の子供はそんなことを知らずに育ちますように…と願わずにはいられません。

    重くて読むのがしんどいけれど読

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    2026年02月06日
  • 笑うマトリョーシカ

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    47歳の若さで官房長官になった清家一郎、その政策担当秘書の鈴木、後援会長の佐々木
    清家の著書「悲願」のインタビューを担当する女性ライター道上が清家の違和感に気付き、背景を探っていく

    政治の話ではなく、巧妙な心理戦を描いたミステリー

    読み始めから感じてた不穏な空気や違和感が読み進めるにつれて輪郭がはっきりしてくる
    …けど真相まで辿り着けず焦らしに焦らされ、ラストには清家一郎という人間の不気味さにゾッとしてしまう
    おもしろかった!

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    2026年01月30日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    ジュリーの目を通して学ぶジャニーズの歴史の教科書ってかんじ。


    ジュリーこんな人だったんだ!!おもろ。


    ぜったい金目当てででっち上げたんだと思って
    当時はワイドショー避けてたけど
    ジュリーがこんなにがんばってたなんて
    観てたらよかったと思った

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    2026年01月28日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

    購入済み

    合理性を一度、脇に置く

    家族の絆・家族愛という面も大いにありますが個人的には小学生だからこそできる、損得勘定のない能動的な努力について描かれている箇所に心打たれました。「コスパ・いかに失敗しないか」を重視している人ほど、今を生きる登場人物たちの、中学受験に対して手探りでぶつかっていく姿にハッとさせられることがあると思います。私自身もそうでしたが、無我夢中で努力するという体験がご無沙汰の方へオススメです。

    #アツい #感動する #ハッピー

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    2026年01月27日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    ネタバレ

    題名に惹かれ購入。
    短編それぞれの主人公が
    27歳、東京という共通点があり、
    人それぞれ悩みを持ち生きていることを
    感じる作品でした。
    メッセージ性も強く、
    またいつか読み返したくなるような本でした。
    下記、メッセージが印象的でした。
    「お前はやりたいようにやれ。お前の人生だけはだれがなんと言おうとお前が主役だ」
    「他人のせいにして生きるのだけは許さない」

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    2026年01月26日
  • 八月の母

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    重い小説だった。負の連鎖という言葉を思い出した。嫌だった母親と同じようなことをしてしまう、そのから抜け出すのに三代かかっている。一人一人を見ていくと可哀想なのだが、抜け出すチャンスはあったのにと歯痒い。陽向一家の幸せに希望を持たせて終わる。

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    2026年01月25日
  • 八月の母

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    私は読んで良かったと思える本だった。
    好みは分かれそう。
    結局自分を幸せにできるのは自分。
    自分の人生は自分で掴み取る。
    寂しいけど親に期待しない。自分も子供に過度に期待しない。
    その子にはその子の人生があるから。これってなぜか難しいだよなと思った。

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    2026年01月22日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    コロナで甲子園の夢が絶たれた高校球児と、その監督がその事実にどう向き合うかを綴った本。
    答えのない難しい状況で、甲子園だけを目指してきた生徒を導かないといけない監督の葛藤を思うと心が苦しくなった。
    そして、チームの雰囲気を作り上げた星稜のキャプテン内山の考えの深さが特に印象的だった。一つ一つ自分なりの考えを持っていて、どうすればチームのみんなが最後やり切ったと思えるのか、どうすればみんなに共通の思いを持たせられるのか、考え方の一つ一つに恐れ入ったし、見習いたいと思った。

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    2026年01月21日
  • 八月の母

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    これはすごいものを見た。
    無我夢中に、貪るように読んだ。
    自分の中にある1番触れてほしくないところを的確に、丁寧に触れてくるようなそんな作品。
    評価☆5では足りないくらい、名作でした。

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    2026年01月17日
  • 笑うマトリョーシカ

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    ずっと不気味な雰囲気が漂っており引き込まれた。
    早見先生の本だったのか…つい先週「アルプス席の母」を読んだところだったので、同じ家族を描いた物語でもこんなに異なるのだと驚いた。

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    2026年01月16日
  • 八月の母

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    読み終わって内容が濃く、重い1冊であった。現在の日本の問題を読者に考えさせる1冊であったと感じた。血縁関係という一言で表すことの出来ない関係が何代にも渡って繋がれていた。その関係の原因とは何なのか?年代問わず老若男女に読んで頂きたい。特に、血縁関係のみならず人間関係で悩んでいる方々に読んで頂きたいと感じた1冊でした。

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    2026年01月16日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    ジャニーズ問題なんて全く興味なく、へぇーとか
    ふーんみたいな感じでずっと思ってたけど
    ふと、あれそういえばどうなったんだろう?
    と考え、購入して読んでみた。
    賛否両論あるとは思う。もちろん。
    ただずっと前から思ってたのは、噂があるにせよ加害をしたかどうかも分からない当の本人がこの世におらず
    親族ってだけで矢面に立たなきゃいけなくなったということ。
    会社を継ぐ継がないも含め、親族であるということだけで。
    それって今更謝る必要あんの?と正直思っていた。
    あとdisるだけdisっておいて、その後は一切報道しないとか。
    色んな悪い意味でヤバい人が沢山いたのかなと思ってしまった。

    ただ、ジュリーさんは

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    2026年01月09日
  • 笑うマトリョーシカ

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    高校時代に出会った友人と共に政治の世界で生きていく、その友人をコントロールして、、、というプロットだと思ったら、実は別にその友人をコントロールしようとしている人が、という話でした。タイトルや表紙の通りですね。

    語り手が非常に多く主人公を意図的にわらなくしていたのだと思います。結果としてすべての語り手が信頼できない、何か騙されている感があって何とも言えない感じ。

    この話って操られているとされる政治家 清家一郎が大学時代に「エリック・ヤン・ハヌッセン」というヒトラーを操っていたとされる男をテーマに卒論を書いていたというのが一つの問ですが、作中の登場人物と同じ捉え方をすると騙さる感じ。なんか作中

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    2025年12月31日
  • 八月の母

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    あの夏、あの団地で、あの子を殺したのは何だったのか……。

    うまく言えないけれど、この作品はとにかく圧倒的な質量で、常に何かに押しつぶされそうな苦しさがありました。そして、エピローグでは涙が溢れてしまいました。
    それが連綿と続く身勝手な「母」に対する憤りなのか、一筋の光が見えた安心感なのか、自分でも分かりません。
    でも、間違いなく私の人生にとって心に残り続ける作品になりました。

    冒頭に、同著者の『イノセント・デイズ』のその後と思われる描写があったので、こちらもいつか読んでみたいです。

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    2025年12月20日
  • 笑うマトリョーシカ

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    めっちゃ面白かった。すごく鳥肌が立って、翔くんが主役のドラマの原作だけど。怖いなぁと思い知らされた本だった。

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    2025年12月08日
  • 笑うマトリョーシカ

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    ネタバレ

    面白かった。
    俊哉くんがおっかない話と思いきや、母ちゃんがおっかない話…と思いきや、…という二転三転の構成に一気読みしてしまった。

    全貌が明らかになりそうでならない、という寸止めプレイを何度も味わっている感覚を抱く。それでいて、読み進める読者にとって大切な情報はしっかりと書かれており、ミステリ的な誠実さも端々に滲み出ていた。

    まあ確かに、色んなエリートからアレコレ「教育」されたら怪物になるよな、という気持ち。参考文献にサイコパス系の本があったので、一郎くんはサイコパスなんだろう。

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    2025年12月06日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    ちょっと人生に立ち止まっている人達の物語。

    1話目 鬱の診断を受けたのに、彼女が妊娠。結婚の約束をしてしまい、ニッチもサッチもいかない男の人。
    2話目 彼女と結婚したいのに、正社員の仕事がみつからない。
    3話目 彼氏と結婚したいのに、誕生日さえ忘れられている。幸せを探す女の人の話。
    4話目 ドラフト4位指名を受けたピッチャー。しかし4位だったことで、監督や父親が進学して上位指名を目指せと唆す。しかしメンタルをやられてしまい…
    5話目 大学時代の初めての彼氏と同棲。いずれ結婚を考えていたものの、仕事にやりがいを感じ始めてから彼氏との仲が悪くなっていく。
    6話目 7年間にわたる交際の末、振られて

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    2025年11月05日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    個人的には早見和真さんの本の中では好きな類の小説でした。
    人生まだまだこれからだなって思った本でしたし、共感できるところも多々あったり、個人的に野球が好きだからそういう話もあって、読み応え抜群でした。

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    2025年10月29日