早見和真のレビュー一覧
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ネタバレ書店員のお仕事小説の皮をかぶった、圧倒的熱量で繰り広げられる本への愛を存分に感じることができる小説。続編ともなるとキャラがより立って、周りをイライラさせる店長やそんな店長に振り回されながら自分自身のことについて悩んだり奮闘したりする主人公のけなげさがひしひしと読み手である私に伝わってくる。そして本の構成や所々に散りばめられた伏線が最後にがしっとはまる時、本を読むことの嬉しさ、喜びがリアルに味わえる。熱い気持ちで本を閉じ、これからも本を読み続けようと思わせてくれる。そんな素敵な小説だった。
途中での視点の交換があった時は、私もあの店長に肩入れしてしまいそうになる位だった。しかしながら、そうではないと知るや主人公のようにまた店長へのイライラが募るのであった。
こちらも、シリーズ最新作が出ているので、早く読みたい気分だ。 -
Posted by ブクログ
読書備忘録997号。
★★★★★。
★3.5、3.5からの★5つ!
やりましたよ!店長!
やりましたね!京子さん!
ワタクシはこの結末認めます!
完全承認です!
★★ネタバレフレーバーをバンバン利かせています★★
1作目から、店長のとぼけ加減には上司として無いわ!という意見も多いですが、明らかに作られたとぼけだった。想像の通り!
そして、山本猛店長は主人公谷原京子さんが契約社員で入社したときから目に掛けていた。
要するに買っていた訳ですね。
たびたび店長が谷原京子さんを呼ぶとき名前を間違えます。
それを京子さんは、バカバカバカ!いつまで名前を覚えないんだ!と貶します。
違うんですよね~。
京子さんが視座の低さで迷走しているとき、あえて名前を間違っています。
要するに、本来の谷原京子じゃない時、店長は名前を間違えることでメッセージを伝えています!と勝手に思っている!笑
そして、前作から3年。
京子さんも35歳。
いよいよ店長です。そして、覚悟があるので店長になったらこれをやるあれをやる、という構想が京子さんの頭の中にある!視座があがりましたね!
店長も安心して京子さんに店長を任せられるわけです。
思っていた通りのストーリーでしたわ。
しかも、「問題。」の十和ちゃんもたっぷり登場して楽しませてくれた!
言うことなし!
★4つイケるかどうかと思っていましたが、★5つ!ご馳走いたします!
さて、今作もバカバカバカ、と今どきは問題になりそうな単語が飛び交います。
第一話:おかえり!店長がバカすぎて
第二話:キッズがこわすぎて
第三話:インフルエンサーがバカすぎて
第四話:シン店長がバカすぎて
第五話:マイダーリンがバカすぎて
最終話:さらば!店長がバカすぎて
もとバイト店員磯田さんの結婚披露宴でやらかしまくる店長のお話。
店長と親店長派の社員。特に原理4と勝手に京子さんが名付けた面々と京子さんの戦いのお話。特に花岡苺(京子さんは猫娘と名付ける)なるバイト店員が文芸担当をやらせろ!と駄々こねて文芸棚の一角をせしめて、メネウス婿なる小説家の作品を並べるお話。
キッズが京子さんに惚れるお話。
京子さんが店長と同じ本を取ろうとして指が触れて恋しちゃうお話。
他店のもとカリスマ店員佐々木陽子さんが今やインフルエンサー。カリスマ店員の京子さんと書店の行く末についてトークするネット動画のお話。最後まで諦めない!じゃないと奇跡は起きないというお話。
いよいよ京子さんが社長の柏木雄太郎から呼び出されて吉祥寺本店店長のオファーを受けるお話。そして猛店長はデンマークに行くというお話。
十和ちゃん登場のトークショーのお話。そして京子さんの恋人登場のお話。
自身の結婚、店長という重職、デンマークへの転勤などなど、難題につぐ難題をどう纏めるのか!という大団円のお話。
いや楽しかった!
ただ、ロスるほどハマった訳ではない・・・。
★5つが最も幅が広い。★5つ以上は★100個まで★5つですからね。 -
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おもしろかったー
小説の冒頭のシーンはラストでもまた描かれるんだけど、そこに至るまでの過程を読んで、またその場面のあとの話もあって、まったく違う意味合いになってるのが驚くし面白い。
私は別に野球に興味ないし、スポーツ経験もないし、一人息子はいるけど親の関与が必要なスポーツや部活はしてなかったし、共通することあんまりないけど、それでも親として菜々子さんに共感しまくった。
息子の好きなごはんを作ってお腹いっぱい食べさせてやりたいし、親元を離れるともちろん寂しくてたまらないし、子どものためだったらとがんばれるしすごく嫌なことだって我慢できてしまう。
高校球児たちの物語ももちろんいいんだけど、母親菜々子たちを中心に描かれているのが新鮮。
菜々子さん、いい職場と香澄さんと出会えてよかったね。航太郎くんがほんとうにいい青年になってよかったね。
最初は嫌なかんじで読んでてモヤモヤさせられたほかのお母さんたちも監督も、みんなそれぞれの思いがあって悪い人じゃないなって思えたし、読後感は最高によかった。
この作家さんの「あの夏の正解」もおもしろかった。きっとあのノンフィクションで描かれてたことがこの小説の下敷きにもなっているんだろうと思う。
甲子園、高校球児の話はよくあるだろうけど、「熱闘甲子園」みたいな感動やきれいごとだけじゃない、根深い問題とかスキャンダルだってある、それでもやっぱりスバラシイ!と思わせてくれる小説だった。 -
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ネタバレ私はSMAPのお茶の間ファンで、今は新しい地図を応援しています
でも当時からメリーに対して大いに思うことはあっても、ジュリーさんに対して思うことはなかった
それは当時から「モンスター」のようなママに振り回されている人というイメージがあったような気がするが今回本を読んでやっぱりという気持ちになりました
娘さんを守るため、という強さは同じ母親として尊敬します
私そこまで母親として強くなれる自信がないです
メリーからの反面教師なんだろうと思いますが、本当にすごいです
ささやかながら、ジュリーさんの未来を応援させていただきます
あとは、活動終了という形でグループにピリオドを打てる嵐がうらやましいです
SMAPは「解散」しましたし、「再結成」の夢も厳しいのかな、とも思うので
散々ジャニーズ事務所に稼がせてもらったはずのメディアが、自分達の事を棚に上げて手のひらを返したように批判をしていたことは、おかしいと私も思っていたことです
裏付けのない話を鵜呑みにして、他人を批判することのないよう自分自身気をつけて行こうと思うし、子ども達にもきちんと伝えて行こうと思いました -
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このノンフィクションを読んで、チームとは何かを考えさせられた。チームが一つの目標や課題に向かって行くためには、全力を尽くすことが必要だし、それが達成感に繋がり、達成感できなくとも満足感に繋がる。そういう意味で、高校野球で最後の年に三年生を優先的に起用すれば、それはチームが全力を尽くしたとはいえない。ここはブレてはいけないところだろう。そして、目標にしていたものが突然無くなってしまった場合でも、やはり全力を出し切るようにベストを尽くす必要がある。一人ではできなくとも、チームならできることも増える。そんな熱いチームプレーには魅力がある。しかし、チーム内で、自分の存在意義を見出せていないと、なんだか冷めた気持ちになってしまうのではないだろうか。著者の「自分はこんなにも恋焦がれ、思いも、プライドも、時間も、何もかも捧げてきたのに、相手は最後まで振り向いてくれなかったという、つまりは逆恨みだ。」という言葉。屈託したままという点で、私にも似たところがあると思った。何かを一緒にやり遂げたということをメンバー全体で共有できなければチームじゃない。そこにチームの許容性が有ればいいが、目標のためには切り捨てなければならないときもある。チームの目標と各メンバーの存在意義。人間関係はやはり難しい。