早見和真のレビュー一覧
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私が早見和真さんを知ったのは、昨年の夏に読んだ「アルプス席の母」。甲子園を目指す高校球児の母に焦点を当てた感動の物語でした。そして、その年の秋から始まった日曜劇場のドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」がとても面白く、原作者が早見さんということで、いつか原作も読もうと思っていました。
ドラマと原作では少し展開が異なる部分もありますが、全く気になりませんでした。むしろ読み進めながら、頭の中では佐藤浩市さん、妻夫木聡さん、目黒蓮さん、松本若菜さんら豪華俳優陣が躍動していました。
この物語の大きなテーマは、年末のグランプリレース「有馬記念で勝利する」という、無謀とも思える野望をオーナー親子が「継承」 -
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子どもの成長を支える親のリアルが描かれていた。
自分には子どもはいない。高校球児を持つ親、しかも甲子園に向かい立つ息子を夫亡き後、影で支える母親が主人公であり、母親の視点で高校球児の裏舞台をうかがい知ることができた。
主人公は。球児の航太郎の母菜々子。菜々子に身を重ねながら、巡り来ることに自身も一喜一憂しながら読み進んだ。
甲子園出場、その先のプロへの想いを背負いながら選択する進路、子どもの自己決定の背景にある親の葛藤は、心を抉られる場面もあった。球児たちを支える保護者たちのドロドロした関係の中に飛び込む母菜々子の勇気と逃げない強さが伝わってきた。
母は強しだ!良いことも悪いことも全て向き合っ -
Posted by ブクログ
小学生で受験というのも、なかなかすごい話だよなとぼんやり思った。
私は高校受験を失敗したため、私立に入り、その後は大学も推薦で行ったため、失敗した受験というのしか知らないが、小学生の時の受験が成功したというのは今後の大きな自信になると思った。
また、お父さんのサポートと言うのもとても大きな力になったんだと思った。
お母さんは自分が受験しなかったからか、口出ししないのを気をつけていたし、すべてがこんなに上手くいくわけではないが、受験によってすべての役割が整ったんだなぁと見てて思った。
個人的には本屋のくだりが、他の作品を読んでいないとあまり理解出来ない内容で、おそらく盛り上がる部分なんだと思 -
Posted by ブクログ
私の中で早見和真さんの文体は合わないのではないか、という疑惑があったけれどこの本は読みやすかった。
高校野球が好きなので全体的にイメージがしやすかったのもあると思う。
題名の通りこれは高校球児の小説ではなく球児の母の小説で、漠然とした「子供が野球するってサポートする親は大変そう」というイメージが具体化されていた。
リトルシニアでエースだった息子の進学先をどこにするか。甲子園強豪校のスカウトのお眼鏡に叶うのか、希望の学校から声がかかるか、特待枠が取れるか。
無事入ったら色々物入りになる上レギュラー入りができるのか、保護者役員会の仕事や人間関係も大変で。
親子伴走で迎えた甲子園はとても熱かった