早見和真のレビュー一覧

  • 八月の母

    Posted by ブクログ

    愛媛県伊予市で実際に起きた事件に着想を得たフィクション。
    14年前の愛媛の夏、団地で起きた17歳の少女への集団暴行致死事件。その事件を軸に、4世代にわたる女性たちの人生が丁寧に描かれていく。

    『母性』とは、女性が生まれながらに持つ性質だと言われることがある。しかし、その理想や役割を押し付けられることで苦しむ女性も少なくない。この作品に登場する母と娘たちもまた、それぞれの苦しみや傷を抱えながら生きていた。

    物語は「母と娘の業」を描くだけでなく、「母を許す」というあまりにも難しいテーマにも向き合っている。許せない相手だからこそ許すことはできるのか。負の連鎖を断ち切ることは本当に可能なのか。読み

    0
    2026年07月11日
  • 新! 店長がバカすぎて

    Posted by ブクログ

    チッ!
    イラッとする!
    やっぱりイラッとする!
    きっといいことを言っているはずなのに、なぜか好きになれない!
    山本猛店長さんのことが


    それに比べていい奴じゃん!
    社長のジュニアはいい奴じゃん!
    最初はコイツもどーなよと思ったけどいい奴じゃん!
    社長のジュニアが公衆の面前で見境なくいきり立ってるときは大丈夫かと思ったけどいい奴じゃん


    続く第3弾で完結なのかな?

    はたして第3弾では山本猛店長のことを好きになれるのか…?w

    0
    2026年07月11日
  • さらば! 店長がバカすぎて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クセの強い店長に振り回される書店員・谷原京子の奮闘を描いた人気シリーズの完結編である。
    本シリーズは、日常の理不尽や「バカすぎる」上司への怒りと向き合いながらも、自身の仕事に誇りを持つプロフェッショナルの姿を描くお仕事小説だ。3作目となる本作では、従来のお仕事要素はやや薄まり、女性のキャリアや結婚、そして、店長との行く末?に…
    さらに、「問題。」とリンクしていて、中学受験に挑む少女・十和の目線(『問題。』)と、現場で踏ん張る書店員・京子の目線(『さらば!』)が立体的に交錯し、互いの「答え合わせ」になっている。
    「なぜ大人は理不尽に耐えて働くのか」「家族を支えるとはどういうことか」という問いが、

    0
    2026年07月10日
  • 新! 店長がバカすぎて

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目
    宮崎に行ったはずの店長がまた吉祥寺本店に戻ってきて繰り広げられる、相変わらずのズレた行動のあれこれ

    小柳店長は、コロナ禍で両極端になった書店業界のうち、忙しくなった方のお店を切り盛りするために奮闘したが
    他の書店員達の不興を買い、結婚と共に退職
    そして元店長の山本猛が宮崎から異動して吉祥寺本店の店長に
    谷原京子さんは相変わらず
    京子と同じく文芸担当の磯田さん
    キャラを作ってそうな飄々とした山本多佳恵
    新人店員の柏木雄太郎
    小料理屋でお客さんのリクエストに応えて様々なメニューを出すようになった父
    美晴

    磯田さんが見つけた掘り出し物の作品「ステイフーリッシュ・ビックパイン」と、

    0
    2026年07月09日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

    Posted by ブクログ

    読み終わった登録したまま感想書くの忘れてた!

     早見さんの作品は、「店長がバカすぎて」と「イノセント・デイズ」に続いて3つ目。早見さんの文体は個人的に相性が良くサクサク読める。久々に集中して読めたなぁ。
     小学生の中学受験のお話。中学受験と言えば、藤岡陽子さんの「金の角持つ子どもたち」も読んだけど、“っぽいな〜”と思ったのは正直藤岡さんのほうかなぁ。今回の早見さんの作品も、娘を持つ親として心震える場面ももちろんあったし、考えさせられることもあった、けど。なんとなーく、女の子たちが大人びすぎてる感じがした。いくら都会の子とは言え、あまりにも大人っぽすぎないか?と。感覚とか考え方、使う言葉なんか

    0
    2026年07月09日
  • 八月の母

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とにかく紘子が辛過ぎる。
    生きようとしたのにその希望を端々から折られ、最期まで……
    その暗闇のなかで頑張って螺旋の階段を降りた日向が唯一の希望として輝く話だった。
    『イノセント・デイズ』、『アルプス席の母』と読んで、とにかく著者の力が凄い。

    0
    2026年07月09日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話自体はとても良くて胸が温かくなったんだけど、4人の小学生の描写が大人びていて、高校受験の話じゃないよね?と何度も思った。自分も歳とったなぁと。

    0
    2026年07月09日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    2020年コロナ禍で大会中止を余儀なくされた
    高校野球。。。球児、監督、保護者など………

    愛媛県済美さんと石川県星稜さんへの作者自身が
    インタビューしてまとめたノンフィクション本。

    ベンチ入りメンバーとベンチ外メンバーの葛藤………
    中止となってからの球児の心の変化………

    俺も高校野球は大好きで毎年一回は甲子園球場へ!
    (あの生のアルプス応援団や歓声はプロ野球とは)

    やはり色々問題はあるやろけど………
    高校野球は是非『甲子園球場』で9回戦で!!!

    0
    2026年07月08日
  • アルプス席の母

    Posted by ブクログ

    4.5。20~30年前、家族が少年~学生野球をしていたが、そりゃもう監督は怒鳴る殴る蹴るは当たり前だったし、親同士のいざこざも聞いてたが、今の時代でもまだあるのかな?親側、子供側の色んな事情や心情がよく書かれた素晴らしい作品だと思った。

    0
    2026年07月08日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

    匿名

    購入済み

    仕事、恋愛、結婚と27歳で現実と向き合う男女のエピソード。自分も27歳の時は、もう27歳。と、思っていたはず。今はまだ27歳はまだまだ若いと思うのに。30歳手前は色々と決断を迫られる年齢なんですね。
    短編集だけれど、登場人物は前回や前々回などに見た人達も出てくるので長編を読んだ気分です!それぞれの登場人物達に頑張れ!と素直に思う事ができました。

    0
    2026年07月08日
  • 店長がバカすぎて

    Posted by ブクログ

    朝礼は長く、空気は読まず、長いものに巻かれて主人公谷原京子をイラつかせる店長を筆頭に、一癖も二癖もある登場人物たちが魅力的なお仕事小説

    0
    2026年07月06日
  • 八月の母

    Posted by ブクログ

    まぁ読み疲れた
    帯からもわかるように
    誰かが死ぬんだろうなとは思ったけどまさかねぇ

    男目線だけど
    男を信じられなくなる内容
    そして
    男だからこそわかる『本音を隠す』部分
    唯一の救いはスーパーマンだな

    母親という螺旋階段って父親だけど
    理解できる

    ここのところ鬱作品ばかりなので
    次は心爽快な作品を選ぼう

    0
    2026年07月06日
  • アルプス席の母

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    導入部分が後々の物語と重なるけれど序盤の印象と終盤の印象はがらりと違うものになる。伝令として高校最後の年に甲子園の土を踏んだ航太郎。レギュラーに選ばれなかったのか、また母親の態度が父母会内で物議を醸したのか、高校で野球を辞めるとまで言い放つ息子。不穏な雰囲気を感じさせながら中学生の頃まで遡る。

    向かう所敵なしのエースピッチャーがなぜ?と疑問符を浮かべながら読み進める。数多のオファーの中から進学先に選んだ高校。寮生活をするにあたり、もう2度と一緒に生活をすることがないかもしれない、と15歳の子供を送り出す母親。慣れない寮生活を始め、数ヶ月ぶりに見た我が子が激痩せしている状況。無理筋なことを強要

    0
    2026年07月05日
  • アルプス席の母

    Posted by ブクログ

    高校生くらいのお子さんをお持ち、もしくは持っていた方は親目線で泣けると思います。
    部活に燃えた経験のある親戚はいないのですが
    そのような経験を本人としても親としてもできなかったことが、ちょっと残念で、寂しい気持ちになるほどです。

    子どもが家を出て寮に入り、甲子園目指して成長していく。
    保護者同士の軋轢や、監督との関係に悩みながらも
    いろいろな知らない景色が次々に現れる。
    子どもの成長がまぶしい。

    なんていうか、今の自分を忘れてその世界に入れる。
    そんな本でした。

    0
    2026年07月05日
  • ひゃくはち

    Posted by ブクログ

     昨年から本を読み始めていたところ、他に読む予定があった小説を繰り下げて偶然このタイミングで読むことになり、奇しくもこれが108冊目になった。

     甲子園を目指す高校野球の話。けれどあくまで男子高校生。リアルで純粋で、どこにでもいる普通の高校生。大人ではないけれど子どもというほど幼くもない曖昧な年代。
     がむしゃらに真っ直ぐ野球に打ち込む反面、はめを外して遊び呆けたり、何が正解か不正解かわからない問題に正面からぶつかって葛藤し爆発する姿。これは子どもであっても大人であっても体験できない、10代後半特有の特別な時間。
     既に過ぎ去ったその特別な時間を思い出して感傷に浸ると同時に、あのときのメンバ

    0
    2026年07月04日
  • さらば! 店長がバカすぎて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「…言い換えるなら、昨日までの自分を更新できる場所です。そういう場所が街のいたるところにある社会を私は正常だと思うんです。逆さまに言うとですね、自分の必要なものしか求めない世界を私はディストピアであると思っています…」

    (本文から)

    街に書店が存在する意味について店長が熱く語るシーン、「バカ」ですかねぇ(笑)。

    『店バカ』シリーズもいよいよ完結。『「新店長」がバカすぎて』とか見たいですね。

    0
    2026年06月30日
  • 八月の母

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「よく覚えておいて。陽向ちゃんの人生は誰かのためにあるわけやない。生きることを絶対に誰かのせいにせんといて。あなたの人生はあなただけのものやから。それだけは誰にも、ママにも触れさせんといて」

    イノセントデイズが好きでシリアスものの早見和真作品が読みたくて購入

    母という存在から逃げ出すことができなかった、もしくは逃げ出す言い訳にしてきた女性たちの物語

    これまで読んできた本では、毒親から逃げ出すことができた、もしくは殺害することで離れることができた子供の作品が多かった中で、本作は結果として、逃げ出さなかった女性がページ数の半分を占めたなとおもった。

    自分の勘が鈍かったので、本のテーマがはは

    0
    2026年06月28日
  • 店長がバカすぎて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルからは、とんでもない店長が暴れ回るコメディを想像していたが、実際に読んでみると店長は決して悪人ではなく、不器用ながらも書店や部下のことを考えている憎めない人物だった。そのギャップが印象的で、思わずクスッと笑いながら読み進められた。

    個性的な登場人物たちに振り回される一方で、本や書店という場所への愛情、そして一冊一冊の本を読者へ届けようとする書店員たちの誠意が随所から伝わってくるのも魅力的だった。ただの職場コメディではなく、本が好きな人だからこそ共感できる温かさのある作品。読み終えた後は、いつもの書店へ足を運びたくなる一冊だった。

    0
    2026年06月28日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小学校6年生の思春期真っ只中の十和がお母さんの薦めで中学受験を目指す。
    大阪にいるおばあちゃんが案内してくれたお母さんが通っていた中学を第一志望に。
    お父さんが通っていた東京の中学も受験することに。
    薦めておいて受験に関して何も言わない母と娘の受験に一生懸命協力する父、癒しになる可愛い妹。
    反抗的で無関心だった十和が受験を通して家族の優しさや愛を知り成長していく。

    ただ仲のいい友達とそれぞれ受験を目指して家族一丸となって家族愛を深める物語…なんて思ってたけど違った〜。

    後半は泣けました。
    色々相談して励ましてもらっていた倉知さんは実は実父で、お父さんだと思っていた人は血の繋がりのない人だっ

    0
    2026年06月27日
  • さらば! 店長がバカすぎて

    Posted by ブクログ

    三部作、面白かった。
    かなり強引なところもあるけど、こんなノリのお話も面白いと思えました。
    主人公と同様に結局店長が優秀なのかそうでないのか分からなかったけど、周りの人に良い影響を与えるふしぎな魅力がある人というのは分かって、自分もいつしか店長のファンになっていました。

    0
    2026年06月27日