早見和真のレビュー一覧

  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    コロナ禍で中止となった甲子園で強豪校の監督、選手たちの思いを知ることができた。
    この頃の3年生は「可哀想な世代」と一括りにされることが多い。しかし甲子園が中止になったから勝たなくては行けないというプレッシャーがなくなり、忘れかけていた本来の野球の楽しさというのを取り戻せた選手が多くいたことが印象的だった。
    「可哀想な世代」ではなくまさに「貴重な体験ができた世代」だと感じた。
    10年後、20年後「あの夏」について聞いてみたいと思った。

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    2026年03月19日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    京子!よくやった!
    と声をかけたくなる結末。
    自分は土俵を降りるくせに、勝手に未来や希望を押し付けてくる人にモヤモヤする、という表現に首がもげるほどの教官でした。
    勝手に書店の未来を押し付けられた京子が結婚も仕事も両方を選んだことに拍手でした。
    店長は相変わらず鋭いのかトンチキなのかわからない人ですが、純粋で真っ直ぐな素敵な人なのも変わらず。
    店長が社長になるまでこのシリーズは続くのかな。

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    2026年03月19日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    競馬には1ミリも興味ないんだけど、夢中になる人たちの気持ちは少しわかった。
    門外漢である「クリス」を語り部に構成したのもよかったと思う。
    ドラマを先に観てたから、そのキャストが頭の中で動きまわってイメージしやすかった。

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    2026年03月18日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    三年ぶりに吉祥寺本店に店長として復帰した山本猛は張り切るが、相変わらず人を苛立たせる天才だ。
    それでも部下の京子は新人作家の才能に打ちのめされ、好きな作家の新作に心躍らせ、時には泣き、笑い、怒り、日々戦っている———
    (作品紹介より引用)

    谷口京子さんが吐く小気味いい毒や、すべての人物が持つ、魅力的な個性がとても心地よく読ませてくれた。

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    2026年03月17日
  • アルプス席の母

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    母子家庭の子供が手術などあったが甲子園で活躍する。神奈川から大阪に移り住み母親の目線から高校父兄会役員や仕事の出来事で子供と一緒に成長する母親目線の物語
    2025年本屋大賞2位の作品
    作品の序盤から最後までストーリーも交錯しないので読みやすく、感動したり素晴らしい作品と思います。大阪の新強豪高校をいろいろあったが選手だけでなく父兄や監督と変えながら変わりながら、最後は甲子園を、そして
    アルプス席で息子が伝令だったが母が叫ぶ
    最後は選手として大事なマウンドで、息子が活躍
    読んで良かったです

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    2026年03月18日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    店長がバカすぎての続編(?)
    相変わらず店長、大西先生、親父、谷原京子がいい味出してる♥
    幼稚園の卒園に本を贈るところは感動した。

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    2026年03月16日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    前作に続き、山本店長の「的外れで周囲から浮いている姿」が自分の上司と重なりすぎて、ビジュアルが完全に上司で再生されてしまいます。物語は面白いのに、どうしても現実のストレスがチラついてしまうのが辛いところです。

    また、優秀なイメージだった小柳さんですら店長として苦戦するという展開には、ショックというか、少し残念な気持ちが残りました。

    このシリーズ読むと書店に行きたくなりますね。

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    2026年03月16日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    「店長がバカすぎて」シリーズが面白くて、その流れでこの作品に辿りついた。著者である早見和真氏は、物語の中にミステリーのような伏線回収の要素をさりげなく織り込む作家だと、改めて感じた。読み進める中で少し引っかかっていた疑問や、どこか腑に落ちなかった部分が、後半できちんと回収されていく。その構成がとても心地よく、物語の面白さをより深めていた。

    本作の中心にあるのは「受験」と「家族」。
    本来、受験というのは受験生本人の意志で進めていくものだと思う。しかし、小学生という年齢を考えると、それを完全に本人だけで決めるのは難しい。どうしても親の意向が強く反映されてしまうものだろう。

    けれど、この物語の主

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    2026年03月16日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    早見和馬さんの本は、"店長がバカすぎて" シリーズ、"アルプス席の母" と読んできましたが、この本も非常に読みやすくおもしろかった。うちの娘が小学校高学年なのですが、小学校でこんな大人みたいなこと考えるんだと思いつつ、ところどころでは感情移入して泣きそうになってしまいました。

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    2026年03月16日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    ミステリーじゃないのに伏線回収がいっぱいで
    ワクワクハラハラしながら中学受験を自分がしたみたいな感覚に。
    店長がバカすぎてシリーズが好きな私にとってうれしい作品です
    家族の形、友達との関わり、受験の考え方、
    人生の歩み方、さまざまな問題。について考えさせられた。
    綺麗な形の家族じゃなくても、なにかに一緒に打ち込むことで家族になれたり
    素直に話せる友達は大切にしていきたいと思ったり、
    親の子供への愛情やしつけは本当にそれで合っているのか、子供のしたいことを見つけてあげられる親になるって相当難しいんだろう、と。

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    2026年03月15日
  • 店長がバカすぎて

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    書店員、それも数多くの苦労を抱える書店員だからこそ出せる、本に対する愛。本によって自らの人生に与えてくれた影響や本が持つ大いなる力。ただ単に、店長の面白日常を描いた小説ではないのが、これらの愛が各所から伝わってくる所にあると思う。

    「物語の持つ力の一つは「自分じゃない誰かの人生」を追体験できること」

    本当にそう。

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    2026年03月15日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    早見和真さんの『さらば、店長』を読みました。
    読み進めるうちに、人間関係の本質を突くような一節に出会い、思わず手が止まりました。
    特に印象に残っているのは、大西賢也と京子の会話シーンです。
    「相手がどう思うかというのは、自分が相手をどう見ているかである」
    作中で「合わせ鏡」という言葉で表現されますが、まさにその通りだと感じます。
    店長という「鏡」に映るもの
    京子の目から見れば、店長は奇妙な行動ばかりを繰り返す、理解不能な「おバカ」な存在です。しかし、新人店員たちの目には、彼のポジティブで朗らかな人柄が魅力的に映っています。
    私たちはついつい「あの人はこういう人だ」と決めつけてしまいがちですが、

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    2026年03月14日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    早見和真さんの作品、またこれはこれで違ったストーリーで心を奪われました。
    うん、確かに暗い、暗いけど何だろう。人間の嫌な部分も勿論描かれてるけど同じように、抗って生きていく強さも描かれてる。

    解説の辻村深月さんが、もう全てを語ってくれています。

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    2026年03月14日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    3作目。
    いつもの展開の痛快さがクセになる一冊。
    理不尽な店長に振り回されるいつもの展開。

    真面目な話やと
    書店は自分の可能性を見つけれる場所だから、
    必要と言う内容は腹落ち。

    続編で社長編ありそう、と期待してしまう読後感。
    あと結局喋れへんのんかいとツッコミもしておく。

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    2026年03月14日
  • アルプス席の母

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    高校野球には実にドラマがある。親と子供の関係がここまで切っても切れないものだとは知らなかった。
    息子だけではなく、親の世界にも上下関係があったり、足を踏み入れた時は今からの時間を憂鬱に思っても過ぎてみればその時間はあっという間なのだろう。親に苦労をかけているのを知っているからこそ、子どもは親をアルプス席へ連れて行ってやりたいとそれだけを願う。
    卒業した後も選択肢は様々。決して楽なことばかりでない道だろうと思うと、全てのスポーツ選手に敬意を払いたい。

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    2026年03月13日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    これはかなり好みが分かれそう。凄く熱のある、そして常に糸が張ったような緊迫感のある話だった。生きたい気持ちも死にたい気持ちもそこに是非は無く、ただそのタイミングでそれがあっただけ。
    八月の母から著者が気になって拝読。読後かなりしんどかったが、これは後書きの辻村美月さんの文章も是非併せて読んでほしい。

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    2026年03月12日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    25年人気を博したドラマ 
    小説と映像が違うケースもまま有るが、映像はほぼ小説に忠実に描かれている。
    競馬界の事を、熟知していると関心する。
    物語も、恋愛有り 親子関係、継承、事業発展、勝負有りと見どころがふんだんにある。
     毎年競馬場には足を運んでいるが、身近な人と一緒に行きたくなった。

    ほん作者の”ひゃくはち”等以前テレビで紹介されていたので読んでみたくなった。

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    2026年03月12日
  • アルプス席の母

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    ネタバレ

    野球選手を目指す子供をもつ親は大変なんだな…と思いました。
    前半はあんまり面白みが分からず普通の話でなかなか進みませんでしたが、裏金の話になって急に面白く思えて読むスピードがあがりました。
    最後の終わり方も好きでした。

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    2026年03月10日
  • 八月の母

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    文章が上手いからか、物語への没入感が凄まじかった。第一部の終わりに、叙述トリックにハマっていたことに驚かされる。第二部は紘子視点で描かれていくけど、苦しかった。母性とは何か考えさせられる作品。

    陽向はいつも母親を選び続けた結果、最後には紘子を間接的に死なせてしまった。あのとき、母親を選ばずに警察に通報していれば、紘子は救われたはず。それは、エリカも同じでずっと母親から逃げられず選び続けてきた結果。ラストシーンでは母親を選ばず、正しい未来を選択しようとしたことで不幸の螺旋から降りることができたということだと思う。

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    2026年03月10日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    プロローグでこの作品は絶対好きだと確信した。

    死刑執行の日から始まる物語。便箋で桜の花びらを届けた人は誰か、刑務官は悲しい表情をしているのは何故か、幸乃はどんな罪を犯したのか。

    冒頭から先が気になるポイントが多く、気付けば幸乃という女性の人生にのめり込むように読み続けてしまった。早見さんの作品をもっと読んでみたい。

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    2026年03月10日