早見和真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
胸が熱くなった。やっぱり早見さんの書く熱が好き。
こういう本を読んでると自分は本が好きなんだなとしみじみ思う。
人が本を読む意味ってなんだ?なんで物語は存在するんだ?という問いに積極的に向き合っている作品。
「人間なんて本当は種の繁栄にしか生きる目的がないのに、そこに"生きる意味"を持ち込んだのが物語で、あらゆる神話なんかがウソをつき続け、物語によって人間は同じ幻想を抱きながら生きている」
「学校じゃ誰も小説なんて読んでないよ。電車に乗ってたって普通の人はみんなスマホを眺めてる。じゃあ、何を目指して本を作ってるのかなって。もちろん本好きっていう人はいるんだろうけど、そ -
Posted by ブクログ
ネタバレ夏の甲子園大会中止を受けての強豪校『済美』と『星稜』の話。
彼らや監督のいつもと違う夏、目指していたものがなくなった夏、その葛藤、成長、思いは心に残った。
だが、それ以上に『メンバー』と『メンバー外』の話が衝撃的だった。メンバー外からメンバーになることはまずないという話、メンバー外でもチームに誇りを持てるという話。わたしは心が狭いから、信じられないし、子供やきょうだいがメンバー外なら、辞めさせるかも。(実際、同じような経験あり)
ただ、競争社会においては必要なことだから、今自分自身が直面している少数精鋭で結果をだすみたいな課題には、非常に役に立つ考え方だと思った。
そして、やはり、甲子園だ -
Posted by ブクログ
のっけから涙、涙。監督の子どもたちを思う気持ちに触れて、心が震えた。
2020年の夏の甲子園に関するドキュメンタリーはテレビでも見たし、中止が決定した時には球児たちの無念を思って心を痛め、涙を流した。
その一方で「仕方がない、受け止めなくちゃね」と思っていた自分もいたのだけれど、そんなこと球児たちはとっくに知っていたのだな、と改めて思った。
甲子園というものにもっと特別な気持ちを抱くのかと思ったけれど意外とそうでもなかったり、本音は違うのに大人が喜びそうな言葉を紡いだり、球児たちの本音に触れることができる一冊。それは、著者の早見さんの経験からも窺い知れる。
早見和真さんは好きな作家さんの