早見和真のレビュー一覧

  • ひゃくはち

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    痛々しいほど真っ直ぐな青春小説。学生時代に読めたら良かったなと思うほど、見事なまでにまとめられていて面白い。

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    2023年09月26日
  • ひゃくはち

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    今だったらSNSで飲酒と喫煙をばらされて出場辞退、妊娠騒動は面白おかしくマスゴミの餌食でしょうね。自分で責任取れないガキがやるんじゃないと言ってやりたいけど。それでもお父さんには泣かされました。

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    2023年07月23日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    我が家にやって来たずる賢いニューフェイスのスリジエに、あんなちゃんを奪われ、焼きもちをやくマルちゃん。かわいがってくれてた大好きなあんなちゃんにデブ猫!と怒られ、愛媛県内旅にでた。恋もした。一回り成長した。続きも気になる

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    2023年07月06日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    ネタバレ

    夏の甲子園大会中止を受けての強豪校『済美』と『星稜』の話。
    彼らや監督のいつもと違う夏、目指していたものがなくなった夏、その葛藤、成長、思いは心に残った。

    だが、それ以上に『メンバー』と『メンバー外』の話が衝撃的だった。メンバー外からメンバーになることはまずないという話、メンバー外でもチームに誇りを持てるという話。わたしは心が狭いから、信じられないし、子供やきょうだいがメンバー外なら、辞めさせるかも。(実際、同じような経験あり)
    ただ、競争社会においては必要なことだから、今自分自身が直面している少数精鋭で結果をだすみたいな課題には、非常に役に立つ考え方だと思った。

    そして、やはり、甲子園だけが野球だけが特別ではなく、この渦に巻き込まれてた我々全員が何かを失い、何かを得たことに思いを馳せることがきっと力になると思う。

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    2023年06月26日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    どうあるべきだったかは本人たちに委ねればよい。ただ、前例のないことに悩み苦しんだ経験は如何にも代え難いものだと思う。

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    2023年04月29日
  • 小説王

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    一発当てたもののその後くすぶっている小説家。その幼なじみである出版編集者は小説家の再起を願い、再会を試みる。
    出版業界が斜陽産業となる中、「物語は必要とされている」という信念のもと、
    周囲を巻き込みながら至高の小説を創り上げる話。

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    2023年02月14日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    吾輩も”ネコ”である。

    愛媛を舞台に、デブ猫ちゃんマルがちょっと不思議な冒険を繰り広げます。
    猫目線の、
    小説のような絵本。
    絵本のような小説。

    挿絵はきれいで、味のあるタッチ……
    見ていて癒されますね。

    愛媛はまだ行ったことがないので、この本を手に巡ってみたいと思いました。

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    2023年01月05日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    私は野球が大好きなので、
    この時は本当に選手たちが可哀想で、
    いたたまれなかった…泣

    でも可哀想なだけじゃない!
    可哀想はそうなんだけど、
    彼らはそれ以上に逞しい!
    可哀想にしたいのは私達大人だ
    という事が分かった
    早見さん自身の事も書かれてあって
    とても興味深かった

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    2022年12月08日
  • スリーピング・ブッダ

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    表紙のパンクさとはかけ離れたストイックな話
    山寺での修行までを描く前半と山を下りた以降の後半で構成されるが、前後半のギャップの凄さにも吃驚
    個人的には前半はわりと展開は凡庸なうえ、古いしきたりや腐敗っぷりに辟易し少々読むのが辛かったが、
    後半のある種容赦ない重たい展開は非常に面白かった
    爽快感は皆無だが、宗教とは何か?何故必要なのか?というテーマに
    ただのエンタメとしてではなく、ご都合主義なハッピーエンドにも甘えず、
    しっかりと向き合った意欲作だったと思います
    正直難しいが、考えさせられた

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    2022年10月16日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    のっけから涙、涙。監督の子どもたちを思う気持ちに触れて、心が震えた。

    2020年の夏の甲子園に関するドキュメンタリーはテレビでも見たし、中止が決定した時には球児たちの無念を思って心を痛め、涙を流した。
    その一方で「仕方がない、受け止めなくちゃね」と思っていた自分もいたのだけれど、そんなこと球児たちはとっくに知っていたのだな、と改めて思った。

    甲子園というものにもっと特別な気持ちを抱くのかと思ったけれど意外とそうでもなかったり、本音は違うのに大人が喜びそうな言葉を紡いだり、球児たちの本音に触れることができる一冊。それは、著者の早見さんの経験からも窺い知れる。

    早見和真さんは好きな作家さんの1人だが、まさか高校野球経験者であることも知らず、「こんなノンフィクションを書いていたなんて!」と書店に走った。走ってよかった。

    高校球児にとっても、誰にとっても、正解はない。
    それがコロナ禍の夏なのだなと思った。

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    2022年10月11日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    コロナの蔓延から早3年半。コロナの流行により今までの当たり前がそうでないことに気づいた人も多いのではないか。2020年の甲子園が中止になった時、当時の高校球児たちが何を思ったのかがありのままに書かれており、彼らの状況を容易に想像することができ、思いを馳せることができる作品であった。逆境や苦しみの中で、彼らがもがき苦しんだ姿から、学ぶことはたくさんあった。ただ一つの目標、目指すべき場所が失われた時、自分ならどう気持ちを切り替え行動するか、考えさせられる作品だった。壁にぶつかった時、また戻ってきたいと思う。

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    2022年08月31日
  • 95

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    高校デビューのごくフツーの主人公が、渋谷の黒幕と対等に渡り合い、たったの5人で渋谷を牛耳るという設定自体はあり得ない。
    とはいうものの、高校生という限られた時期に、仲間とここまで濃厚な時を過ごし、想い出を作りまくられたことに対しては、純粋に羨ましく、かつ自分ももう一度青春時代をやり直したい、と痛切に感じた。

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    2022年08月08日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    2020年、コロナで春のセンバツ、夏の甲子園が中止になった強豪校に密着したノンフィクション。甲子園ファンとして中止決定は「なんて可哀想なんだ」と憤りを感じていたけれど、高校球児達の受け止め方はもっと奥深く、立派で驚きました。一人一人のチームへの思い、強豪校の一員としての立場などが伝わりドラマを感じました。自身も名門校で高校球児だった早見さんの高校野球への感情も興味深かったです。

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    2022年07月31日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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     2020年、コロナ禍一年目。全国の高3野球部を始め全運動部員、吹奏楽部等の文化部員、更には中3の部活動部員も、全国規模の大会・コンクールが中止になったり、修学旅行等の大きな行事も変更・縮小・中止になったりし、最悪・悲劇の世代とも呼ばれました。
     当事者である部員、指導者、保護者がどう受け止め、どう次へ動き出したのか等、野球に限らず他の書籍やTVのドキュメンタリーとして取り上げられ、出版・放映されました。
     本書は、元高校球児である著者が、強豪2校に密着したノンフィクションです。語り手全員が悩み、逡巡しながらも本音を吐露し、それらが丁寧に掬い上げられています。彼等は、決して「かわいそうな子たち」ではなかったと思えます。失ったこと以上に、得たことの方が多かったからに他なりません。

     プロローグの前に記載されている夏の甲子園中止決定直後の著者寄稿新聞コラム(以下一部抜粋)から本書は始まります。これが本書を貫く根幹のテーマであり、著者の痛切な願いとなっています。

     〈選手一人ずつ、その立場や思いによって「あの夏の正解」が違う。ならば、自分自身で見つけてほしい。考え抜いた末に導き出す、想像もできない新しい言葉をいつか聞かせてほしい。〉

     果たして、「どういう夏だったか」との問いに、彼等はどう答えたのか…。当事者たちの声が、より多くの方々に届くことを願います。

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    2022年07月07日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    ネタバレ

    文&絵。愛媛県松山市を舞台にしたデブ猫マルの家出譚。坊ちゃん、マドンナ、道後温泉など、夏目漱石の「坊ちゃん」ネタが混じっていた。家族に対する嫉妬から家を飛び出し、坊ちゃんと呼ばれる猫に会い、出奔中らしい雌猫・マドンナを探しに行くが……。マルは、大きくどっしりしていて、男気ある感じで、たぶん写真家の岩合光昭さんが好んでファインダーに収めそうなタイプ。そんなことを思いながら読んでいた。

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    2022年06月12日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    猫ちゃんのほのぼのしたお話かと思っていたら大間違い。
    デブ猫の「マル」が愛媛県内を大冒険するお話です。
    猫ちゃんといっしょにワクワクしたい方におすすめです。

    デブ猫ちゃん冒険マップも載っていて、親切な作りになっています。
    旅に出たくなりました。

    印象に残ったのは漁師のおじさんの言葉。
    「あれが正しいもんなんか、ワシはわからんけどな。わからんけん、考え続けんといかんと思うんよ。見て見ぬフリするんが一番の悪。そうじゃろ?デブ猫よ。
    成長するには旅。そして恋じゃ。」

    かのうかりんさんの素晴らしい絵も愛媛の良さを十二分に引き立てています。癒されるタッチですが、風景が細かく描かれていてデブ猫ちゃんたちの世界にグッと引き込まれます。

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    2022年05月05日
  • ひゃくはち

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    部活に明け暮れた高校時代、部活の仲間との時間、恋人、親、青春がぎゅっとつまった小説でした。

    高校球児に子供がいる。世間一般はこれに対して違和感を感じるが、何も悪いことではないよな〜。

    仲間をとるか甲子園をとるかで葛藤する高校球児達、甲子園は僕にはわからないくらい壮大で、毎日それに向かって練習してきた高校球児達にとっては何にも変えることのできない場所なんだなと。そんで主人公の父親ちちおやすぎた。

    事件のあった、何年後かにみんなでまた集まって当時と同じようにそれぞれが話していた。
    一緒に甲子園を目指し、学生時代に苦楽を共にした仲間たちの友情の深さ、絆の素晴らしさ感じました。

    今振り返ると思うけどやっぱ高校生は子供ですね、けどまっすぐ

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    2022年04月16日
  • 店長がバカすぎて

    購入済み

    人間臭くてあったかい

    早見さんの作品、初めて読みました!
    普段本をあまり読まないのですが、とても読みやすく楽しめました!
    登場人物も人間味があり、何より店長のキャラが個性的なのが印象的でした。書店員さんの人間模様も興味深かったです。早見さんの他の作品も読んでみたくなりました。

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    2022年02月08日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    デブ猫ことマル。旅を続ける中でどんどんステキな猫になってくる。愛媛のいろいろな地名が出てきて、あー愛媛に行きたいなぁと思った。文庫本だけどきちんと絵本。挿絵もきれい。

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    2021年07月30日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    愛媛県の名所が次々と出てきて県民なら思わずニンマリしてしまう、かなしきデブ猫マルの大冒険。約150ページのうち半分が、かのうかりんさんのかわいらしい絵です。絵本にしては長いけど、小説だと思えばとても短いお話で、1時間もかからないうちに読み終えることができるので、小学生から読むことができそうです。自然の美しさと、自然の脅威。人間の優しさと身勝手さ。旅を通して成長するマルに、思わず自分を振り返ってしまいました。コロナ禍がおさまれば、私も行くあてのない「大冒険」をしてみたいものです。

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    2021年03月30日