早見和真のレビュー一覧
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「スリーピングブッダ」って何だ?
思いつくのは釈迦涅槃図。じゃ、涅槃ってなんだ?
文庫版のカバーイラストと裏表紙の「青春パンク小説」というコメントが誤解を招くのだろう、ネット上の多くのレビューが「前半は面白いが後半はどうも」、であった。
この作品はけっして青春パンク小説ではない。かなり深い所をえぐった宗教観と人生観が詰まっているカバーイラストからは連想できない方向の物だ。
「坊主って安定してる?」という主人公の一人、隆春の言葉が象徴する導入部から前半よりも東北の涅槃寺に入山してからの主人公達とそれを取り巻く人々の生き方の方がこの作品が読者に問いかける部分である。
人を救うというのはどういう -
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著者作は『春までのセンセイ』『問題。』『アルプス席の母』に続き4冊目。
これまでの中では一番面白かった。
本作の前にに著者が藤島ジュリー景子を取材した『ラストインタビュー』の試読部分を読んでいた。清家はもともと櫻井翔をイメージして書かれたキャラクターで、さらにジュリー氏が櫻井を起用したドラマのプロデュースを思案していたこと、紆余曲折のうえ2024年にTBSでドラマ化されている。
それを念頭に、「清家=櫻井翔」に変換しながら読むと人間関係がわかりやすい。
ちなみに鈴木俊哉は及川光博、三好美和子は難波のエリカ様・上西小百合をイメージしながら読んだ。
清家は「誰」に操られているのか、を探るパート -
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ネタバレ本に出会うきっかけは小説家にしか生み出させない物語と、書店員にしか伝えられない作品の良さがあってこそ
自分じゃない誰かの人生を追体験、想像することでできる
自分のことしか考えていない時代に、大切なこと
小説好きには他人の考えが想像しやすい
どんな噂を聞いても、自分の目で見るもの以外は信じないと決めたという強い意志
仕事のやりがいは職場環境に不満があって、思い通りにもいかなくて、将来も不安でも同じことを共有できる人が世の中に1人居れば頑張れるのかもしれない
主人公が仕事を辞めようと今まで以上に強く思った際に『何も抗っていないのに楽しい時間が過ぎたら辞めるのは良くない、自分で環境を変える努力をしな -
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甲子園を目指す息子の母の物語。
・航太郎は母想いで、自分の立場にかかわらず周りと対等な関係を築き、最高のムードメーカーでなんてできた子なんだ…と。
・佐伯は嫌なやつだったが、航太郎にずっと期待していた。そうやって信じてくれる人がいることで思わぬ方向に好転することがある。
・看護師の菜々子と、医師の香澄があんな急激に仲良くなることがあるのか(下の名前で呼び合うほど)、というところに違和感を感じてしまった。母親世代になればそういうこともあるのかな。
・まだ母親になったことはないし、自分が部活をやっていたときは強豪野球部のような部員の親の密接な関わりはなかったから、共感はあまり無かったけど、きっとこ -
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ネタバレ『店長がバカすぎて』の早見和真さんの作品。『店長がバカすぎて』はヒット作のようだが、私には刺さらず、本書もどうかな?と思いながら読んだ。
早見和真さんは多作で色々なジャンルを書かれていることから、あれはダメでもこれは良いかもと思いながら手に取とった次第だ。
結果、良かった。
よくある王道のような展開の物語だが、良かった。お父さんの娘を想う気持ち、父親目線で読んだので、より刺さった。これが学生時代に読んでいたらまた感想も違っていたと思う。本はいつ出会うかも重要だ。
最後まで大円団で終わり、言うことはないが、大阪に住むおばあちゃんを東京に移住させるのは、流石にやり過ぎな気はする。
星は3 -
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シリーズ三作目。
ついに谷原京子さんに運命の出会いが!そして自分の進むべき道を悩む谷原京子さんに、いちいち影響を与えてしまう山本猛店長の選んだ道は!
(ちょっと店長風のアツい文章)
相変わらず店長は意味不明なこと言ってるし、谷原さんは怒ってるし、またこの感じかぁと少し気乗りしないまま読み始めたけど、彼女の一生懸命さはやっぱり嫌いじゃなく、読みにくいこともなかったな。
アナグラムは…もういいのでは。なんて。
変な名前が出てくるたびに、アナグラム?と思うけど、メモを取って解体するまではせず。(ミルコとか苺とか、あやしくない?)
そして謎な桃田さん。ミステリーすぎる。その後の谷原さんの生活もちら -
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何というか…共感できるようなできないような…
幸乃の周りの人間がはちゃめちゃすぎる…
幸乃に関わる人間がもっとまともだったら…
ただ、信じた人から裏切られる経験があれば、2度と繰り返されたくないと思うのは、自分の経験上でも痛感する。それが何度も繰り返された幸乃には、これ以上の期待も落胆への始まりに感じるから、もう必要ないと思ったんだろうなぁ。
真実がわかって、幸乃が出られたら、というハッピーエンドを期待しながら読んだけど、ラストは重すぎた…
幸乃は死にたかった所に、都合よく?起こった事件に便乗して、でも実際に手を下した人間は流石に、こりゃ良かったなんてならないし、結局、更に重い罪を感じで死 -
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憧れの先輩や距離の取り方が難しい後輩、その中でもひときわ目立っていた登場人物が何を考えているのかわからない店長でした。
店長に対する谷原京子の不満の表し方が、とても細かく描写されていて、場面を想像し思わず笑ってしまうほど面白かったです。
私にとって小説は本の中でも少し手に取りにくいもので、正直今まであまり触れてきませんでした。
文字を読む量も多いし、映像のほうがテンポよく物語が進んでいくしな、、と思っていました。
しかし、本書を読み、映画などの映像と違い、読み進めるにつれて登場人物のイメージが想像できるもの面白い点だなと感じました。
これからは小説にも注目して本を読んでいきたいです。