早見和真のレビュー一覧
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「スリーピングブッダ」って何だ?
思いつくのは釈迦涅槃図。じゃ、涅槃ってなんだ?
文庫版のカバーイラストと裏表紙の「青春パンク小説」というコメントが誤解を招くのだろう、ネット上の多くのレビューが「前半は面白いが後半はどうも」、であった。
この作品はけっして青春パンク小説ではない。かなり深い所をえぐった宗教観と人生観が詰まっているカバーイラストからは連想できない方向の物だ。
「坊主って安定してる?」という主人公の一人、隆春の言葉が象徴する導入部から前半よりも東北の涅槃寺に入山してからの主人公達とそれを取り巻く人々の生き方の方がこの作品が読者に問いかける部分である。
人を救うというのはどういう -
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読んでいて、若い頃の自分を見ているようで辛くなってきた……。
そして、こっ恥ずかしさも。
登場人物は皆27歳なのですが、あの年代って、自分を中心に世界が回っていることをまだどこかで信じていたり、幸せの尺度を他人と比べて落ち込んだり。
挙句の果てには、自分の実力を認めることができず、焦ってもがいたり。
若くて体力があるからこそ、全力で悩める時期でもあったなぁ、と思いました。
年を取ってくると、体力がなくなるせいか、最初から諦めてしまうことも多くなるので、懐かしくもありました。
私自身が女性のせいか、結婚への焦りはまったく同じ。
この心境って、よほどの恋愛勝者でない限り、一度は経験するものな -
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連綿と続く女たちの「螺旋階段」
母性という一言で表現できないかもしれないが、脈々と続く、地層が積み重なるような闇、ほんの小さな光が、本当に光なのか、どうかも分からない…
久々に、読み進めることが辛いけど、ほんの僅かな光を見たくて、読み進めました…
愛媛県伊予市を舞台に、この街から出ていくことだけを強く願い続けた彼女たち、男は信用できなず、友人や教師でさえも…
スナックを営む母に囚われ、蟻地獄のような生活
八月のあの夏、あの団地の一室で事件は起こった
まやかしの「母性」が生み出した忌まわしい事件
母娘の鎖は、ここで断ち切ることができるのか… -
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前作と比べ、吹き出すほどの面白さが
パワーダウンしているように感じた。
前作で新店長として復職した小柳さんは
いつの間にか辞めており、あの、山本猛元店長が
店長として〈武蔵野書店〉吉祥寺本店に戻って
きた。なんて悪夢‥何であなたが帰ってくるの?と、スタッフ全員が思ったに違いない。
今回は、新キャラに山本多佳恵さんと社長の
ジュニアが登場。
社長のジュニアvs主人公、京子の、
仁義なき闘いにはかなり笑った。
しかし、「新!店長がバカ過ぎる」の作者が、
実は、この人だった‥!というくだりが
前作と似た感じで、ちょっと興醒め。
相変わらず山本店長は謎の人だった。
果たして、次作、完結編?の、
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ネタバレ2026年7冊目
「一人の小説家にしか生み出せないものがあるように、一人の書店員にしか良さを伝えられない作品があるかもしれないし、そうあるべきなんじゃないかって私は思ってます。」
名言だ。
第2話のサイン会はもはやホラー。
終盤の店長のかっこよさからのやはり空気の読めない店長。素晴らしかった。
「どんな仕事であっても、替えの利かない人なんていないから。」
とても空気の読めない、デリカシーもなく容量も悪い店長。でもなぜかページを捲るごとになぜだか惹かれていく。
最後のプチミステリーみたいな部分はそこまで納得もせず終わってしまった感じかな。