早見和真のレビュー一覧

  • あの夏の正解(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    神奈川の桐蔭高校で野球部だった著者のノンフィクション作品。
    コロナで甲子園大会が中止になった2020年の夏、斉美高校と星稜高校の3年生に対して、その思いを取材する。
    この年は、この夏の3年生にしか経験できない貴重な体験をしたのですね。そして、選手1人ずつ、その立場や思いによって「あの夏の正解」が違うのですね。納得しました。
    それぞれの選手の成長が印象的でした。

    0
    2024年04月30日
  • 95

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「渋谷」という響き。
    少し怖いものと触れてみたいという感情。

    ただ、自分には縁がなく、住む世界が違う人たちの青春。

    0
    2024年04月15日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    誰にとっても代わりのない夏だけど、社会に出てからの一年と高校生の一年は確実に重さが違う。

    甲子園のある夏が来ていたとしても、同じように正解を探す夏だったかもしれない。でも少なからず誰もが今までよりも自分と向き合わざるを得ない時になった。

    出した答えがどうでも、答えが出なくても、ちゃんと自分と向き合った人には失われた時間ではなかったと思える。

    苦しさとひたむきさと、そこに生きた学生達と大人からも色々なものが伝わってきて、どの章も涙が抑えられませんでした。

    0
    2024年03月17日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    揺れる選手と指導者と、筆者の思い。特に、ベストメンバーで臨むか、特別な夏を3年生中心で臨むか…のチームとしてのゆらぎはリアルに感じました。

    0
    2023年12月31日
  • かなしきデブ猫ちゃん

    Posted by ブクログ

    愛媛旅行に行きたくなった!
    もし行くことができたらマルの通った道を辿ってみたくなる。
    道後温泉行きたいなぁ

    0
    2023年04月12日
  • 小説王

    Posted by ブクログ

    出版業界についての話で、出版されるまでの書き手と書き手を支える人々の物語でした。
    自分も仕事をする中で孤独になりがちですが、周りを信じて、周りに支えられて仕事ができてるんだなぁと考えさせらました。

    0
    2023年03月09日
  • 小説王

    Posted by ブクログ

    あとがきによると、ある編集者から小説家と編集者の話を書いてほしいとの依頼から始まったと。解説ではそれはないなと思ったというが、そう感じた。実際の編集者の仕事をよくは知らないが、ドラマチックに、エネルギッシュに、時には自虐ネタまで入れての手前味噌てんこ盛り。こうしたら編集者の姿がよく見えるだろう的な感じがいろいろあって何だかなあの小説。ストーリーは面白くできているが、出版業界の自己満足を見た感じの読後感は最悪に近い。

    0
    2023年02月11日
  • 95

    Posted by ブクログ

    【2023年18冊目】
    きっと私がパッとしない青春を送っていたから、なのかもしれませんが苦笑、最初はあまりにも若くて青過ぎる春についていけず、登場人物の心情に共感できませんでした。

    が、物語が進むにつれ、もがきながらも仲間のことを想って行動する登場人物たちにますますの青さを感じつつも、疾走感溢れる展開を楽しく見守ることができました。

    半グレとかちょい悪の青春話、あんまりピンと来ない質なんですが、当時を振り返るかたちで、登場人物たちは既にいい大人になっている、という構図が良かったです。

    この話から青春時代を思い出してしみじみする人もいるのでは……?!

    0
    2023年01月30日
  • スリーピング・ブッダ

    Posted by ブクログ

    普段のやまだないとさんの絵柄は、岡野玲子さんの絵柄とは全く似ていないのだが、ちょっとヤサグレた表情でエレキギターを抱えた雲水の表紙絵は、どうしても「ファンシィダンス」を想起させてしまう。物語もお山での修行を描く前半は既視感を感じてしまった。珍来(デブ)もいるし。

    ただ、若干テンプレ感がある前半の方が物語としては安定しているように思う。山を降りた後、怒涛の展開を見せる後半は、テーマが重い分、細部が描ききれていない気がした。ページ数的には決して短くはないのだが、隆春、広也、厳俊と視点も三分割されており、それぞれ、とくに広也が何を考えているのか掴みかねてモヤモヤしたまま読み進めてしまった。

    既存の寺システムに依存せずに宗教家としてあり続けるには困難を伴うはずだ。ましてやカルト教団の教祖に祭り上げられてしまった広也にとっては。そんな中で、ラストの広也と隆春の坐禅に少しだけ希望を見出せるのは、隆春の生き方にしなやかさを感じるからだろう。

    0
    2022年11月06日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    2020年、新型コロナ感染拡大により春のセンバツに続いて夏の甲子園も中止。夢を奪われた球児は「かわいそう」だったのか?パンデミックに翻弄され、日常を奪われたすべての人に送る希望のノンフィクション。
    当たり前のように毎年開催されていた夏の風物詩が消えたあの年の夏。"甲子園のない夏"は、私たちに改めてコロナの恐ろしさを痛感させられた。夢を奪われた高校生が、意外と冷静な言葉を発していることに驚くが、本音は別のところにあると思う。

    0
    2022年08月22日
  • ひゃくはち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    ○メンバー入りしたことを父に電話で伝えるところ。

    ×結末。なぜ主人公が退部するのかがよく分からない。監督があっさりそれを許すのも納得感が薄い。

    0
    2022年08月17日
  • ひゃくはち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    甲子園を目指す高校球児たちを主役とした青春小説。設定だけを見れば過去に何千回と擦られたものだが、この小説が変わっているのは主人公がほとんど試合に出ないこと。作中で公式戦の打席に立つ場面すら数回で、それも全く活躍することはない。
    そうした珍しい描写だからか、小説自体も主観とメタの二重構造になっている。つまり、主人公たちは全国屈指の強豪校で野球をする「野球エリート」でありながら、タバコを吸い、酒を呷り、合コンをしまくるという裏の顔を持つ。ここには彼らの「高校球児である前に高校生」という哲学が介在している。
    これがメタ的で高校球児をアイドルのように消費する世間へのアンチテーゼになっていると感じた。
    しかし終盤で起こる事件を前にして彼らの哲学は崩れ、「結局、自分たちは一介の高校生ではいられなくて、野球の上になにもあってはいけなかった」という心境に主人公を追い込むことになる。この喪失感のある描写も面白かった。

    惹きつけられる文体と、やけにリアリティのある部活描写が魅力的。特に、「大きな目標を共有することでチームメイトとの絆は深まるが、部活を引退して共有目標がなくなった途端に疎遠になる」という描写が生々しい。
    それでも無意味というわけではなくて、あの時にあのメンバーで過ごした濃密な時間が今の自分を形成している、と個人的体験から思う。閉ざされたコミュニティにおいて幼い価値観を擦り合わせた経験は貴重だったのだと。

    一風変わった視点から、部活の懐かしさと良さを思い出させられた。

    0
    2022年05月14日
  • ポンチョに夜明けの風はらませて

    Posted by ブクログ

    ー愛すべきバカたちの、爆笑と青春の1ページ。

    〈あらすじ〉
    高校卒業まであと39時間。岡山まで受験しに行った友達を卒業式に間に合うよう連れ戻すために、勝手に親から拝借した車で、わがばマークを付け、いざ東京から発進!!安全運転励行!友情は裏切らない!行き当たりばったりすぎる展開と大分ツメが甘い彼らは果たして卒業式に間に合うのか!?

    〈感想〉
    全然知らない作者さんだと思っていましたが、「店長がバカすぎて」「イノセントデイズ」の作者さんでした、、、笑
    しかし、本当に爆笑の嵐。
    主人公が東京から岡山までの距離550kmを、「意外と近いな、時速120kmで5時間」とザルすぎる勘定をするところは思わず声を出して笑ってしまいました。
    珍道中すぎて、本当に笑いが止まらなかったです。
    冒頭「人生で大切なのは”伏線”と”回収”だ。」というのは最後まで読んで、思わずニヤッとしてしまいました。
    おもしろかった〜!

    0
    2022年05月12日
  • ポンチョに夜明けの風はらませて

    Posted by ブクログ

    #ポンチョに夜明けの風はらませて
    「早見和馬氏の本ないすか」と本屋で聞いたら、斉藤壮馬似の店員さんが秒で持ってきてくれた本。おかげで斉藤壮馬のイメージしかほぼ残っていない(内容とは関係ない)。
    他人の家のセルシオでいきなり東京から岡山に遠征するとかマジやべえ……と思っていたら、最後の最後でルーツを知りなんか納得。
    ラストのねずみと先生の話がほっこりするのに妙に笑える。

    0
    2022年05月04日
  • かなしきデブ猫ちゃん

    Posted by ブクログ

    猫のマルの視点から描かれる、旅と家族をテーマとした作品。
    兄弟ができたときの感情移入や、言葉が伝わらないもどかしさなどは、赤ちゃん〜幼少期の子どもにも通じるものがあるなと感じながら読みました。
    ストーリーとしては、これといってというものはないけれど、挿絵がきれい!

    0
    2022年03月22日
  • かなしきデブ猫ちゃん

    Posted by ブクログ

    文庫本を買おうとしたけど、テレビをつけたらアニメがやっていたので観てみた。アニメだからかもだけど、どうしてそうなった??ってことが多く、特に面白い!!訳でもなかった。好きな人は好き?かもしれない。

    0
    2022年03月13日
  • かなしきデブ猫ちゃん

    Posted by ブクログ

    年初だから、まずは薄めの本で冊数を稼いで今年の読書に弾みをつけようという姑息な考えから読みました。

    ついには絵本まで書きはじめた早見さん。捨てネコカフェから温かい家族にもらわれていったデブ猫ちゃん(♂)。安泰かと思いきや、チビ猫の登場で立場が危うくなります。悲しくて家出した彼が愛媛県内を巡るロードムービー。

    猫らしく描かれていた第1部から一転、第2部では二足歩行。堤防に腰かけて物思いにふける様子など人間のまんまです。温泉では頭にタオルのせてババンバンバンバン。

    絵が猛烈に可愛くて、早見さんの本というよりは……。

    0
    2022年01月12日
  • スリーピング・ブッダ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表紙のイラスト、「激情パンク小説」という帯の言葉。お坊さんを目指す若者の葛藤や成長を爽やかに読ませてくれるのかな?…
    最後重っ。
    篠田節子の「仮想儀礼」、荻原浩の「砂の王国」みたいなカルトが現れた~(T-T) 中心にいるのはいつも女。虐げられたり傷を負った女の集団。祭り上げられる男。コントロール不能になって暴走。テンプレか。
    ストーリーも登場人物もよくて、わくわく読み進めた最後にモンスター出て来て、不意を突かれてダメージ大です。ハッピーエンドが見たかった。
    宗教を取り巻くリアルは甘くない、ということか。
    きっとこれからも、生涯かけて生きるとは、信仰とはを考え続けていくんだな。しんどい生き方選んだんだな。がんばれ!!

    0
    2021年11月08日
  • 小説王

    Posted by ブクログ

    学生時代にデビューしたがその後は鳴かず飛ばずの作家と小学校からの友達である編集者が一世一代の小説を生み出す話。これが最後と作家が覚悟を決めるまでの葛藤や編集者の熱意、それをサポートする上司や先輩作家など、たくさんの人を巻き込み、たくさんの人が自ら巻き込まれ、傑作を作り出すまでを描いている。

    編集者という仕事を知らないこともあるが、作品が生まれるまでにはこんなに熱が必要なのかと驚いた。出版不況といわれて久しく、活字離れも歯止めが効かない中で、なぜ本を書くのか、作るのか。出版業界は大変だろうなと思う。
    知らない業界の話なので単純な面白く読める。ライトな感じなので深さはそれほど感じられないが、読後感はさわやか。

    0
    2021年09月29日
  • マウンドの神様

    Posted by ブクログ

    甲子園を目指す球児や、野球を愛する人達の人間模様を描いた短編集。
    いつの時代においても、甲子園への夢は多くの人々を魅了し、憧れの存在であり続けるのだと思わされました。
    なかでも、あさのあつこさんの「梅里駅前商店街の熱い風」が良かったです。野球が人と人を繋ぐ様子がこの一話にぎゅっと詰め込まれていました。

    0
    2021年08月25日