早見和真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ー愛すべきバカたちの、爆笑と青春の1ページ。
〈あらすじ〉
高校卒業まであと39時間。岡山まで受験しに行った友達を卒業式に間に合うよう連れ戻すために、勝手に親から拝借した車で、わがばマークを付け、いざ東京から発進!!安全運転励行!友情は裏切らない!行き当たりばったりすぎる展開と大分ツメが甘い彼らは果たして卒業式に間に合うのか!?
〈感想〉
全然知らない作者さんだと思っていましたが、「店長がバカすぎて」「イノセントデイズ」の作者さんでした、、、笑
しかし、本当に爆笑の嵐。
主人公が東京から岡山までの距離550kmを、「意外と近いな、時速120kmで5時間」とザルすぎる勘定をするところは思わず声を出して笑ってしまいました。
珍道中すぎて、本当に笑いが止まらなかったです。
冒頭「人生で大切なのは”伏線”と”回収”だ。」というのは最後まで読んで、思わずニヤッとしてしまいました。
おもしろかった〜! -
Posted by ブクログ
ネタバレ表紙のイラスト、「激情パンク小説」という帯の言葉。お坊さんを目指す若者の葛藤や成長を爽やかに読ませてくれるのかな?…
最後重っ。
篠田節子の「仮想儀礼」、荻原浩の「砂の王国」みたいなカルトが現れた~(T-T) 中心にいるのはいつも女。虐げられたり傷を負った女の集団。祭り上げられる男。コントロール不能になって暴走。テンプレか。
ストーリーも登場人物もよくて、わくわく読み進めた最後にモンスター出て来て、不意を突かれてダメージ大です。ハッピーエンドが見たかった。
宗教を取り巻くリアルは甘くない、ということか。
きっとこれからも、生涯かけて生きるとは、信仰とはを考え続けていくんだな。しんどい生き方選んだんだな。がんばれ!! -
Posted by ブクログ
学生時代にデビューしたがその後は鳴かず飛ばずの作家と小学校からの友達である編集者が一世一代の小説を生み出す話。これが最後と作家が覚悟を決めるまでの葛藤や編集者の熱意、それをサポートする上司や先輩作家など、たくさんの人を巻き込み、たくさんの人が自ら巻き込まれ、傑作を作り出すまでを描いている。
編集者という仕事を知らないこともあるが、作品が生まれるまでにはこんなに熱が必要なのかと驚いた。出版不況といわれて久しく、活字離れも歯止めが効かない中で、なぜ本を書くのか、作るのか。出版業界は大変だろうなと思う。
知らない業界の話なので単純な面白く読める。ライトな感じなので深さはそれほど感じられないが、読後感はさわやか。 -
Posted by ブクログ
小説家が書く小説家の物語。出版不況の現状と、暑苦しくもロマンあふれる創作の現場を描く本書は、小説好きを語る以上は避けて通れない一冊ではないかと。
小説を書く人、作る人、売る人、読む人。
その最後にいる私はプロの書評家でもなく、ただ単に本が好きで気の向くままに読みたい本を読み、気軽に感想を書いたりしている一読者ですが、この小説を読んで、小説というのは途方もない忍耐とロマンの塊なのかもしれないと思いました。
主人公は、10年前に文学賞を受賞して以来鳴かず飛ばずの作家 豊隆と、その幼馴染で文芸編集者の俊太郎。出版不況が叫ばれる中、十数年ぶりに再会したふたりは、日本の文芸界を変える一冊を目指して二人三脚で奮闘していく。
小説家が小説家を描くというテーマは斬新なものの、ストーリー自体は比較的単調で、主人公の二人が一冊の小説を通して成長する過程やその結末も、そこまで新鮮味のあるものではなかった、というのが正直な感想です。
ただきっとこの本は、作家や編集者だけでなく、文芸に携わる全ての人を代弁するような小説なのではないかと。だからきっとドラマ化、漫画化までされたのではと思います。
巻末の解説で森絵都さんも触れられていましたが、この本を読んで一番歯がゆいのは、豊隆と俊太郎がこれほどまでに情熱を注いだ小説『エピローグ』を読むことができないこと。数年前に流行った漫画「響」の『お伽の庭』に対してもそうでしたが、実在しない小説とわかっていながら、作中でその本を手に取った読者に嫉妬してしまいます。