早見和真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
吉祥寺の書店で契約社員として働く谷原京子。
書店員のポップで人生を変える本に出会い、憧れの書店員になったものの。
薄給の契約社員なのに、正社員と変わらずの仕事内容に、問題児の常連客に悩まされ。
そして最も彼女をイラつかせるのは店長の山本猛。名前ばかり勇ましい「非」敏腕。
谷原は今日も内心毒を吐きつつ、レジに立つ。
本屋さんの本はいくつか読んでいて、その過酷さは子どもの頃の憧れを木っ端微塵にした。
この本は仕事の大変さ、人間関係の微妙さを描いてるけど、谷原の心模様がリアルでついつい共感してる。
大変で凹む事もあるけれど、辞める辞めると思いつつ、やめられない谷原の本への愛がじんわりとくる。
ラス -
Posted by ブクログ
読んでいて、若い頃の自分を見ているようで辛くなってきた……。
そして、こっ恥ずかしさも。
登場人物は皆27歳なのですが、あの年代って、自分を中心に世界が回っていることをまだどこかで信じていたり、幸せの尺度を他人と比べて落ち込んだり。
挙句の果てには、自分の実力を認めることができず、焦ってもがいたり。
若くて体力があるからこそ、全力で悩める時期でもあったなぁ、と思いました。
年を取ってくると、体力がなくなるせいか、最初から諦めてしまうことも多くなるので、懐かしくもありました。
私自身が女性のせいか、結婚への焦りはまったく同じ。
この心境って、よほどの恋愛勝者でない限り、一度は経験するものな -
Posted by ブクログ
連綿と続く女たちの「螺旋階段」
母性という一言で表現できないかもしれないが、脈々と続く、地層が積み重なるような闇、ほんの小さな光が、本当に光なのか、どうかも分からない…
久々に、読み進めることが辛いけど、ほんの僅かな光を見たくて、読み進めました…
愛媛県伊予市を舞台に、この街から出ていくことだけを強く願い続けた彼女たち、男は信用できなず、友人や教師でさえも…
スナックを営む母に囚われ、蟻地獄のような生活
八月のあの夏、あの団地の一室で事件は起こった
まやかしの「母性」が生み出した忌まわしい事件
母娘の鎖は、ここで断ち切ることができるのか… -
Posted by ブクログ
前作と比べ、吹き出すほどの面白さが
パワーダウンしているように感じた。
前作で新店長として復職した小柳さんは
いつの間にか辞めており、あの、山本猛元店長が
店長として〈武蔵野書店〉吉祥寺本店に戻って
きた。なんて悪夢‥何であなたが帰ってくるの?と、スタッフ全員が思ったに違いない。
今回は、新キャラに山本多佳恵さんと社長の
ジュニアが登場。
社長のジュニアvs主人公、京子の、
仁義なき闘いにはかなり笑った。
しかし、「新!店長がバカ過ぎる」の作者が、
実は、この人だった‥!というくだりが
前作と似た感じで、ちょっと興醒め。
相変わらず山本店長は謎の人だった。
果たして、次作、完結編?の、
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Posted by ブクログ
主人公が誰だかわかるまでに、何人もの女性が出てきて、この人かな?この人かな?なんて思いつつも、ようやくわかったのが半分ぐらい読んでからだった。
今の話と、過去の話。
自分には出来なかったことを、自分の子供には選択肢として入れて欲しいと思いつつ、自分は出来なかったのにこの子はできるんだという嫉妬ややるせなさや、全員が全員幸せになれなくて、でもなりたくて。
そう考えると女というものは、子供ができたら
妻であり母であり、勝手になれるものじゃないのに、役割は増えてしまう。
エリカの言いたいことはわかるが、エリカ自体はなにか努力をしたのかと責めたくもなる。
終始重くて、おなかいっぱいだった。 -
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東京の各都市で人生を紡ぐ27歳たちの短編集
過労死しそうな職場で鬱になりながら働く27歳
もう辞めたいと思ってる矢先に彼女が妊娠
今の仕事に腹を括る
いまだフリーターな27歳
『明日からやろう』となんでも中途半端
半端な気持ちで行った面接で手厳しくこき下ろされ、自分を見つめ直す
特に不満はない彼氏
なんと言っても実家が太い
好きとは違うかもしれないけど、お金持ちだし結婚したい
なのになかなか結婚にはこぎ着けず…の27歳
ドラフトで4位指名されたことがある27歳
あの頃は絶頂だった
クラスメイトからもコーチや先生からも1目置かれて…
「3位以下指名なら進学します」なんて言ってたけど、や -
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「人の噂も七十五日、ほっておけばいいんじゃない」
「あえて記録に残す必要があるのだろうか」
そんな俺の疑問に答えるかのように始まる、
作家・早見和真氏によるジュリー氏のラストインタビュー。
その答えは、
「娘のためにも、美化されず歪められない正確な記録を文書として残したい」
というものだった。
『店長がバカすぎて』などで知られる
小説家の早見氏がインタビュアーを務めているのが新鮮。
一読すると、
ジュリー氏に寄り添った内容、あるいは彼女が「悪くない」ようにも見えてくる。
しかし当然ながら、これはあくまで「ジュリー氏側の主張」
デール・カーネギーの『人を動かす』の中で、
あのマフィ