早見和真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
暗い物語であるが、今時の若者を扱ったミステリー小説で読み易くそれなりに迫るものがあった。
舞台設定の横浜の地名・町名には土地勘があり親しみを感じる。ただ山の手と貧困地区の格差表現は昔ならいざ知らず少しオーバーか。
この話は現代社会の病弊を象徴したものである。
陰湿な学校のいじめや友達間の確執、友情や裏切りそして強権支配の友人関係など若者の醜悪な側面が晒されていて嫌な気持ちになる。
元恋人ストーカーの家族殺人は今マスコミを賑わす
話題の事件と重なり殊更目新しくはない。
主人公の出生時からの不幸の連なりに、小学校時代の探検仲間(姉と二人の少年)の友情が強く抗い、最後まで希望の光を灯す。彼らと -
Posted by ブクログ
野球部の保護者ってちょっと苦手…って思ってた
野球留学って制度、おかしくない?…って思ってた
そんな私の涙腺を定期的に揺るがせて来るこのストーリー
さすが私の好きなスポコン小説五本の指にはいる「ひゃくはち」の作者だわ
神奈川のリトルリーグで野球をしている航太郎には父がいない
看護師の母と二人暮し
進学希望高校の監督からは肘の怪我を指摘されて結局誘いが来ることはなかった
結果、進学したのはまだあまり名の知れていない大阪の高校
ここから甲子園を目指す
慣れない関西弁
初めての寮生活
厳しい上下関係
怪我の悪化
折り合いの悪い監督
…だけど仲間は最高!
野球部の保護者さんには割と共感できる -
Posted by ブクログ
評判がいいみたいだし、辻村深月さんの解説だし、知らない作家の慟哭ミステリか。 読んでみるかなと予約して待っていた。日本推理作家協会賞受賞作、なのだが。
※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。
多くの方が推薦しているので大っぴらには言えないがいってみる、期待外れだった。でもラストの衝撃で☆3を付ける。
冒頭から死刑判決が下されワオと度肝を抜かれる。
この薄幸の主人公、田中幸乃がなぜ死刑になるのか。控訴もしないでやすやすと死を受け入れたのか、というのがメインストーリーで、読みようによっては慟哭尽きないのだ。
ところが醒めて読めば冤罪臭はふんぷん -
Posted by ブクログ
人材派遣業界の先駆者であり、人間味溢れる馬主、山王耕三を中心として息子、娘、娘婿(騎手),、愛人の子(耕三の馬を引継ぎ馬主になる)、マネージャー(この物語の語り手、耕三の死後愛人の子のマネージャーになる)、生産者、生産者の娘(マネージャーの元彼女)、その息子(将来騎手になる),、調教師、ライバルの馬主、その息子らが馬を通して繋がり、相馬眼や技術、勝負の感を「継承」していく。親が叶えられなかった優勝という夢を追い、偉大なる親を超えようともがく。馬も人も。
ドラマ化したし、友人に競馬好きがいるので読んでみた。サラブレッド馬にまつわる話は面白いけど、ちょっとみんないい人すぎて「なんやそれ」と思