早見和真のレビュー一覧

  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    以下、メモに控えた箇所である。


    "お前ってホント他人のことはよく見えてるよな。自分のことは何ひとつ見えてないくせに。"

    "彼女を否定する余裕のない女に成り下がったら、私はたぶん私自身を否定する。"



    6話の中で印象的だった『碑文谷フラワーチャイルド』は、当時付き合っていた彼女にフラれた時を思い出させてくれたよ笑
    あの時の未練たらたらな私は、彼女を懐柔しようとしていたのだと、とても恥ずかしくなった。

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    2025年11月17日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    文庫の新刊。ちょっとお洒落かなと思い買ったのですが、東京を舞台にした20代の男女の再生の物語で短編集。感動系よりはエンタメ系です。関西人のおっさんには、地名知らんし難しいかな。若者たちどうそ。

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    2025年11月14日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    早見さんの初期の作品の改題文庫化だったんですね。
    早見さんていろいろな作風で楽しい(笑)
    27歳と言う微妙な年齢人々から6編。
    ゆるっと繋がっているのがまたいいですね。
    私は一編目のお父さんの結婚式のスピーチが最高に響きました。
    「自分の人生、自分のために生きる」どんな岐路にたったとしても、それを基準に生きれたら。と、言いながら流されたり、人の言葉に怯えたり、惑ったりしてる自分を省みました。
    東京ではない青い空を見上げて。
    読書っていいもんです。省みれる。って、感じました

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    2025年11月14日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    ネタバレ

    二流大学の三流学部を卒業した僕が主人公。たまたま一流企業に入れたが今時珍しいくらいの激務に疲れ診断書ももらい逃げようと思った。そのタイミングで恋人が妊娠、逃げ場を失う。
    今どきのありきたりの人生と思ったが、目に見えるリアル感がある。たまたま自分はこのステージでないがど真ん中の人が読んだらどう思うのだろう。

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    2025年11月13日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    3冊目の早見和真さん。こちらの本は文庫本なんですが、元々は絵本だったらしく、かのうかりんさんの描くカラー挿絵が、美しい風景とかわいい猫ちゃんたちが、1ページおきに見開きで入っています。漢字にはすべてふりがなが振ってありますが、絵本にしては文章が多いかな。早見和真さんの描く絵本ということで、興味津々。

    捨てネコカフェでアンナと運命的に出会ったデブ猫のマルが、愛媛を舞台に大冒険を繰り広げます。

    実は私、デブ猫ちゃん、大大大好きなんです!マルのもふっとしたお腹が最高です。ちょっと目つきの悪い感じもめちゃめちゃかわいい。

    早見和真さんが愛媛県松山市に住まれていたときに、愛媛新聞で連載されていたようです。愛媛愛がぎっしり詰まったお話でした。私は残念ながら愛媛どころか四国に行ったことがないので、一度行ってみたいんですよね〜。

    シリーズで第三弾まであり、さらに兵庫編と広島編もあるようです。

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    2025年11月11日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    帯にこう書かれていました。
    『岐路に立つあなたへ』
    だからって、この本を読んだわけではないんだけど。
    ワタシも端々にざらついて、刺さって、噛み締める。

    普段は笑顔で取り繕っているけれど、みんなそれぞれ悩みがある。
    苦しいのは自分だけじゃない。

    チャンスを前に日和って、何者にもなれない。
    まー、それも人生よ。
    誰のものでもない、自分だけの人生。
    もう27歳。
    まだ27歳。
    『まだ』はいつまでも続く。
    そう生きたい。
    そう生きていいよね?
    また明日から『まだ』を続けて、
    人生という“いま“の積み重ねをして生きていこうと思う。

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    2025年11月04日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    ネタバレ


    連作短編。27歳。自分の人生は自分で決めるべき。

    ◎
    主人公はブラック企業の戦士。鬱病になるも課長に言い出せず、彼女が孕んで結婚する。スピーチで課長が逃げるなよと言い、理想論しか語らない父親が反論する。

    ◎
    その披露宴に出てた新郎のオープンチャットの知り合い。フリーターだが彼女と結婚するために就職しようと頑張る。でも、本気じゃ無いから競合他社もビジネスモデルも答えられず。明日から頑張ろうと思いつつ、彼女が彼女の母親と電話で庇われて泣く。

    ◎
    土地持ちだが大人しく結婚を切り出さない仕事中心男と付き合う女。同僚の若い女がぶりっ子ですごい。合コンで偶然会うも食い物にされ、彼氏のパソコンにもその若い女に似た女の動画が巧妙に隠されてる。

    ◎
    高校でドラフト四巡を蹴って大学に行って落ちこぼれた主人公と、主人公が見下していた高卒プロになり、今やエースの同級生。当時の飲み会で昔話で盛り上がり、暴れる。
    親より先に死なないこと、法律を守ること。それだけ守れば、人間は何をしても良い。だから他人のせいにはするな。

    ◎
    モラハラ男と同棲。弱い女が好きだったが自分が全然上手くいかず閑職に干され、彼女は正社員登用され出世する。壁を殴り別れを切り出される。彼女は幼馴染のライブで吹っ切れる。

    ◎
    そのモラハラ男が主人公。彼女が好きすぎたが別れてしまい、友人の結婚式で後悔のないようにする。

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    2025年10月30日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    『東京ドーン』という作者の初期の小説を改題・修正を加えたもの。

    20代後半という、仕事面でも人間関係面でも自分の立ち位置を確かめたくなる年齢の登場人物達による連作短編集。
    焦りや嫉妬、上手く行かないことへの苛立ちなど、この年齢の生々しい感情を描写描写がメイン。同年齢の方、そこを既に通り過ぎた年齢の方には共感できる部分があるのでは。

    何か大きな出来事が起こるわけではないので、ゆっくり読むのがいいかな。

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    2025年10月27日
  • ひゃくはち

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    ネタバレ

    野球の事をあまり詳しくなくて、楽しく読めるのか最初は不安だったけど、あまり気にならなかった。
    男子特有のノリは少しヒヤヒヤしたかな。
    スポーツをしてると報われない時もある。ノブの立ち場が苦しくて、なんとも言えない。
    父からの手紙が良かった。しかもまた役に立つ時がくるとは。素敵な親子だし、見習いたくなった。

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    2025年10月26日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    ジャニーとメリーに振り回されてたのはわかった…んまぁスタートの人達がメディアに再び活躍できるようになったのはジュリーさんのおかげなのかもね…

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    2025年09月30日
  • 小説王

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    羨ましい 小学生時代の同級生と夢を追うことが出来るってのは単純に羨ましいなと思いました。私にも未だに付き合いのある友人はいますが、それぞれの道を歩んでおり、仕事で交わることはありません。仕事を仕事でなく生きる糧として、協力して進めていく姿が羨ましかったです。

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    2025年12月03日
  • スリーピング・ブッダ

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    宗教 宗教を題材にした小説はいくつか読んだことがありますが、青春ものは初めてでした。修行時代から檀家が出来るまで、面白く描けているなと思いました。まだまだこの先があるのではないかと思います。続編が楽しみです。

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    2025年12月03日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    ネタバレ

    インタビューは全てジュリーと早見との会話形式で綴られています。
    一般的には地の文でインタビュアーの主観が入ります。「彼女の様子には緊張が見えた」とか、「沈んだ表情だった」とか「何かを思い出すように目線を上げた」とか。それが一切ない。なので、読み進める読者としては二人の会話、書かれている言葉こそが全てなんです。小説家・早見和真がなぜ藤島ジュリー景子のインタビューを担ったのか。それはこの、語られる言葉を記す力にあるのだと思いました。もちろん、引き受けた経緯は本書の中にじゅうぶん記されています。それとは別に、早見のインタビューには“率直さ“があると感じました。それは本書を読んで感じた、ジュリーの印象と合致します。
    そして、早見には「ジュリーのインタビューで何かを成し遂げよう」という打算や野心はないだろうと思えました。少なくとも仕事上の利害関係者ではありますが、興味関心と好奇心ぐらいしか覗かせなかった点が、インタビューを読み進める上でノイズを減らしてくれています。

    内容について触れるとすれば、ジュリーの感情が揺れる場面が二つあったと思います。実の母であるメリーが亡くなったときのこと、自身の退任を機にSMILE-UP.社長となった東山紀之について語るときのこと。それまで端的に質問に答え続けていたので、ここがとても印象的でした。
    ジャニー喜多川の本当の人となりは何だったのか。メリーがジャニーの加害について知っていたのか。それはもう分かりませんが、被害者への補償を完了させ、すべての裁判が決着するのを見守っています。
    また、これが呼び水となって語る人が現れたらとも思います。竹宮惠子と萩尾望都のように。

    そして私自身のことを書けば、初稿を読み返したジュリーさんと同じように、娘さんの大学入学式まで見送ったという櫻井くんの話で少し泣けてしまいました。

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    2025年09月08日
  • ひゃくはち

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    この本は僕が中学時代に買ってもらった本です。
    作品を最初知ったのは映画で先に観た後、たまたま書店お見かけし買いました。
    当時読んだ記憶はあるものの内容は全く忘れており、著者の作品「アルプス席の母」が2025の本屋大賞でノミネートされた事もあり、この著者たしか、、となり押入れから「ひゃくはち」を引張りだし読みました。

    ページを捲るたびあれ?こんな内容だったけ!?と新鮮な気持ちで高校野球は経験してませんが中学まではやっていたので球児達の描写が現実的で想像出来、クスッと笑う言い回しがいくつもありながらも後半は部員一人の事情により部全体が混乱していく様もとてもリアルで
    主人公青野雅人の仲間を思う気持ちにとても心を打たれました。

    青野雅人の父が送った理人に対しての一文に
    これから自分が行き詰まった時思い出して何かやりたい事、したい事に挫折しそうになったらこの言葉を思い出したいと思います。
    「やるだけやってそれでも駄目なら、その時は胸を張って帰ってこればいいんだから」

    アルプス席の母文庫になったら必ず読みたいと思います。

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    2025年07月02日
  • 95

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    「1995年の渋谷は、青春のすべてが暴走する場所だった。」
    この小説ほど、若者の衝動と社会の息苦しさを鋭く切り取った作品は少ない。
    “普通”なんて幻想だと、読後は自分の生き方すら疑いたくなる圧倒的なリアリティ。

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    2025年06月12日
  • 小説王

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    一気読みした
    活力あふれる作品でした

    ただ若干男性的ご都合主義にあたる気が…

    晴子さんみたいな人いるのかなあ
    「女を描けている」だろうか

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    2025年04月20日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    タイトルに惹かれて読みました。
    なんとも愛嬌のあるデブ猫のマル。フォルムも最高です。ママにダイエットフード与えられてるところはちょっと笑ってしまいました。

    愛媛県は行ったことがないのですが、この作品を読んで行きたくなりました。
    読んでいてほっこりしたり、家族愛や仲間の良さみたいなのも感じれました。マドンナに告白するマルがかわいかった( ΦωΦ )

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    2025年03月09日
  • 小説王

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    “店長がバカすぎて”から引き続き早見さん
    あちらが書店員、読者視点だったとすれば
    こちらは、小説家と編集者のバディドラマ

    出版社、雑誌の現状
    地盤が不安定となった業界の現況
    それでも すっごい小説を!
    という熱さが伝わりました

    コミック化、そしてドラマ化
    会話が多いので その方面に向いた作品だと思います
    表紙のように 小説を万年筆で書いている雰囲気です

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    2025年03月03日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    「捨て猫カフェ」でアンナと出会い、マルと名付けられた猫はアンナとパパとママと楽しく暮らしていた。パパが親戚から子猫をもらってくるまでは。家族はスリジエと名付けられた子猫に夢中。ある日家を飛び出したマルは愛媛中を旅することに…。
    不思議な世界観。猫の言葉がわかるのかな?という人々が出てくる。食べ物を分けてくれたり(人間の食べ物を猫に与えるのはよくないけれど、そこはファンタジーということにして)、なぜか行き先がわかり目的地で降ろしてくれたり。
    絵本文庫と書かれているだけあって絵本タッチの絵が多く収録されている。文字量は多いので絵本というよりは児童書っぽいけど、難しい言葉も出てくる気がするし、読者層は不明。小学校高学年ぐらいとかだろうか。内容はともかく、道後温泉に始まり、今治、愛南町など愛媛の各地が紹介されていて旅に出たくなる。

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    2025年01月16日
  • 小説王

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    感想
    文芸の世界も大変なんだなぁ。

    そういえば小説はいっぱい読むけど、雑誌は読んだことないもんなぁ。

    電子小説の存在は知らなかった。


    あらすじ
    小柳俊太郎は、出版社の文芸に勤める編集者。自身も小説家を目指していた。ある日、小学校の同級生だった吉田豊隆が小説家デビューしたことを知る。豊隆は1作目を書き上げた後に書く理由を見失っていた。

    俊太郎はある日、自分が編集者になって豊隆と仕事をしようと約束する。

    俊太郎は大御所の内山に雑誌で書いてもらうため、父親殺しについて書いてもらうよう依頼する。豊隆も同じテーマで書くことになったが、どうも吹っ切れない。

    豊隆を焚き付けて本気にさせ、作品を仕上げていく。その頃、母体としていた小説ゴットが休刊になる。活路を求めてウェブ小説に挑む。豊隆だけでなく、内山と気鋭の野々宮を巻き込んで、話題になる。

    豊隆の新作を話題にすべく、豊隆が元付き合っていた女優に帯をお願いし、これが話題になる。

    賞は逃したものの、豊隆の作品は売れた。俊太郎と豊隆が一緒に作り上げた作品が報われたのだった。

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    2024年12月14日