早見和真のレビュー一覧
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ネタバレ宗教を扱った小説のレビューは難しい。
宗教って個人のメンタルの深部に大きな影響を与えているもんやと思っているので、変に評価すると読む人にとって触れたらアカンとこ不用意に触れてしまう可能性もあるし…
そら、オ○ムみたいに毒ガステロ起こすようなことをする団体は絶対アカンと思うけど…
ってことで、この本も「宗教ってなんなん?」がテーマなんで、そこ触れずにレビューは難しい。でもこの本読んで考えさせられることはいっぱいあった。
ラストは秀逸、せやねん。信心って各自が持っているもんで、自分に直接実害を被ることでもない限り、他人の信心を批判とかしたらアカンもんやと思う。 -
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「スリーピングブッダ」って何だ?
思いつくのは釈迦涅槃図。じゃ、涅槃ってなんだ?
文庫版のカバーイラストと裏表紙の「青春パンク小説」というコメントが誤解を招くのだろう、ネット上の多くのレビューが「前半は面白いが後半はどうも」、であった。
この作品はけっして青春パンク小説ではない。かなり深い所をえぐった宗教観と人生観が詰まっているカバーイラストからは連想できない方向の物だ。
「坊主って安定してる?」という主人公の一人、隆春の言葉が象徴する導入部から前半よりも東北の涅槃寺に入山してからの主人公達とそれを取り巻く人々の生き方の方がこの作品が読者に問いかける部分である。
人を救うというのはどういう -
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読書備忘録987号。
★★★☆。
あれから3年。主人公の谷原京子さんも32歳。
3年も経てば人間成長するよね!
新アルバイトキャラ山本多佳恵さんが加わり、作品世界はいよいよ★4つ或いは5つに昇華するか!と期待しましたが、主人公が視座の低い場所から離れられないキチンぶりを発揮し、前作評価を維持という結果になってしまいました!と、どこまでも偉そうな一般読者を貫く。
今作。
「店長がバカすぎる」で再ブレイクした大西賢也に加え、覆面作家マーク江本なるなぞの人物がSNS発信から仕上げた小説「ステイフーリッシュ・ビックバン」が物語の中心に置かれる。この時点で小説タイトルから誰が著者なのか想像する読解力 -
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ネタバレ全体的に読みやすい。思春期の娘と名門私立中学を卒業した父が、娘の私立中学受験を通して、家族の幸せを見つけていく話。複雑な家庭で、血の繋がっていない娘との距離感がうまく掴めなかった時に、母が私立中学受験を持ちかける。自分で志望校を決めると、こんなに頑張れるようになるんだと感心した。十和が頑張るのと同時に、周りの仲間も頑張っているのも十和の力になったと思う。受験を通して努力の大切さや、家族の幸せの形を知ることができた十和。この先もうまく家族とやっていって欲しい。最後に「店長が馬鹿すぎて」の山本店長、谷原さん、大西先生も出てきて、早見ワールドらしさを感じました。
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ネタバレ中学受験に挑むもモチベーションがなく、家族の形に悩み、もやもやイライラする十和。葛藤する彼女は家族から逃れるための目標を見つける。本意では無いが協力してくれる父親と二人三脚で進むことで、十和が成長していく姿が描かれる。
やたらと父親を嫌う十和だが、どうみてもいい父親なので思春期にしてもひどいなと思っていたら、途中で明かされる家族の事情に納得。
十和はやたらといらついているが、そんな彼女を囲む家族を始めとした大人たちがちゃんと「大人」で安心して読める。
そして、あの! 山本店長がまたもちょい活躍で、山本節の炸裂に頰が緩む。いい味出してるわ。ラストで「店長」シリーズのネタばらしもあるし、「店長」 -
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読書備忘録984号。
★★★☆。
早見さんの「問題。」に出てくるから、先に読んでおけ、と誰かに言われたので読んだ次第!
なるほど。
早見さん大好きな作家さんなので、せめて★4つにと思ったんですが、ハタと立ち止まり別の作家さんの★4つと比べたら、んんんとなり、★3.5に落ち着いちゃいました。ただ、本が好きな人たちの小説は無条件に良い!好き!
でも!ポップで軽すぎる!
出版のタイミングでいえばイノセント・デイズの後ですよね。
180度振り切ったという感じ。
舞台は本屋。武蔵野書店吉祥寺本店。
主人公は契約社員の谷原京子さん28歳。文藝担当。
そして主人公からバカバカバカと言われまくっている