早見和真のレビュー一覧

  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    2020年、コロナで春のセンバツ、夏の甲子園が中止になった強豪校に密着したノンフィクション。甲子園ファンとして中止決定は「なんて可哀想なんだ」と憤りを感じていたけれど、高校球児達の受け止め方はもっと奥深く、立派で驚きました。一人一人のチームへの思い、強豪校の一員としての立場などが伝わりドラマを感じました。自身も名門校で高校球児だった早見さんの高校野球への感情も興味深かったです。

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    2022年07月31日
  • ぼくたちの家族

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    同作者の著作を読むのは3冊目ですが、どれもぐいぐい引き込まれますね
    今作は特に、1章の母がおかしくなっていく描写の怖さに釘付けに…
    どんよりめの前半から、爽やかな後半のギャップはなかなかで、
    少々トントン拍子に上手くいきすぎじゃないか?とも思うものの、
    人を美化しすぎないラストはほっこり
    とても面白かったです

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    2022年07月29日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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     2020年、コロナ禍一年目。全国の高3野球部を始め全運動部員、吹奏楽部等の文化部員、更には中3の部活動部員も、全国規模の大会・コンクールが中止になったり、修学旅行等の大きな行事も変更・縮小・中止になったりし、最悪・悲劇の世代とも呼ばれました。
     当事者である部員、指導者、保護者がどう受け止め、どう次へ動き出したのか等、野球に限らず他の書籍やTVのドキュメンタリーとして取り上げられ、出版・放映されました。
     本書は、元高校球児である著者が、強豪2校に密着したノンフィクションです。語り手全員が悩み、逡巡しながらも本音を吐露し、それらが丁寧に掬い上げられています。彼等は、決して「かわいそうな子たち

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    2022年07月07日
  • ぼくたちの家族

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    読みやすかった。
    もう1回読んでみたい

    人はいつも死と隣り合わせに生きている。
    だから、生きている間ぐらいは幸せでいる。

    家族との関係は避けられない運命
    完璧な家族なんていない

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    2022年06月30日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    ネタバレ

    文&絵。愛媛県松山市を舞台にしたデブ猫マルの家出譚。坊ちゃん、マドンナ、道後温泉など、夏目漱石の「坊ちゃん」ネタが混じっていた。家族に対する嫉妬から家を飛び出し、坊ちゃんと呼ばれる猫に会い、出奔中らしい雌猫・マドンナを探しに行くが……。マルは、大きくどっしりしていて、男気ある感じで、たぶん写真家の岩合光昭さんが好んでファインダーに収めそうなタイプ。そんなことを思いながら読んでいた。

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    2022年06月12日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    猫ちゃんのほのぼのしたお話かと思っていたら大間違い。
    デブ猫の「マル」が愛媛県内を大冒険するお話です。
    猫ちゃんといっしょにワクワクしたい方におすすめです。

    デブ猫ちゃん冒険マップも載っていて、親切な作りになっています。
    旅に出たくなりました。

    印象に残ったのは漁師のおじさんの言葉。
    「あれが正しいもんなんか、ワシはわからんけどな。わからんけん、考え続けんといかんと思うんよ。見て見ぬフリするんが一番の悪。そうじゃろ?デブ猫よ。
    成長するには旅。そして恋じゃ。」

    かのうかりんさんの素晴らしい絵も愛媛の良さを十二分に引き立てています。癒されるタッチですが、風景が細かく描かれていてデブ猫ちゃん

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    2022年05月05日
  • ひゃくはち

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    部活に明け暮れた高校時代、部活の仲間との時間、恋人、親、青春がぎゅっとつまった小説でした。

    高校球児に子供がいる。世間一般はこれに対して違和感を感じるが、何も悪いことではないよな〜。

    仲間をとるか甲子園をとるかで葛藤する高校球児達、甲子園は僕にはわからないくらい壮大で、毎日それに向かって練習してきた高校球児達にとっては何にも変えることのできない場所なんだなと。そんで主人公の父親ちちおやすぎた。

    事件のあった、何年後かにみんなでまた集まって当時と同じようにそれぞれが話していた。
    一緒に甲子園を目指し、学生時代に苦楽を共にした仲間たちの友情の深さ、絆の素晴らしさ感じました。

    今振り返ると思

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    2022年04月16日
  • ぼくたちの家族

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    ネタバレ

    家日和、こちらの事情、と読んで、家族シリーズ第3弾、今回は短編集ではなく長編(長くもないが)小説でした。でも登場人物ごとに違った視点で物語が進んでいくので、飽きずに読めました。

    物語のあらすじとしては、母親の病気をきっかけに再生していく家族の物語…そう書くとチープでありきたりな題材にも思えます。私は本を読み慣れていないので目新しく思えたのもあるかもしれませんが、そこかしこに散りばめられている仕掛けや伏線を拾い集めていく過程はとてもワクワクドキドキ、自分の家族にも重なる部分があり何度も涙してしまいました。

    家族って綺麗事ではないし、外からは見えないドロドロとしたもの、鬱々としたものがあるのも

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    2022年03月12日
  • 店長がバカすぎて

    購入済み

    人間臭くてあったかい

    早見さんの作品、初めて読みました!
    普段本をあまり読まないのですが、とても読みやすく楽しめました!
    登場人物も人間味があり、何より店長のキャラが個性的なのが印象的でした。書店員さんの人間模様も興味深かったです。早見さんの他の作品も読んでみたくなりました。

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    2022年02月08日
  • ひゃくはち

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    著者のデビュー作。荒削りではあるし、喫煙、飲酒など設定に、、、なところもあるが、面白く読み終えられた。

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    2021年10月09日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    デブ猫ことマル。旅を続ける中でどんどんステキな猫になってくる。愛媛のいろいろな地名が出てきて、あー愛媛に行きたいなぁと思った。文庫本だけどきちんと絵本。挿絵もきれい。

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    2021年07月30日
  • 小説王

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    「終戦直後のように、みんなが共有していた指標を一気に失うとき(p.315)」
    って、コロナ渦の今みたいな?

    それなら、
    「焼け野原の時代を最前線で切り拓いていく」
    とは、まさにこれから。

    小説、ガンバレ!!

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    2021年07月12日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    最近の流れ 湊かなえさんの『告白』を読んだ時に、全体の流れに対して、ここの人生の記述がそれぞれ分かれて、結果として全ての話が繋がる、という手法にいたく感銘を受けました。本作では人の業として、なんらかの作為と不作為により他者と社会との繋がり、、、そんな事を考えさせられました。

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    2026年03月14日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    愛媛県の名所が次々と出てきて県民なら思わずニンマリしてしまう、かなしきデブ猫マルの大冒険。約150ページのうち半分が、かのうかりんさんのかわいらしい絵です。絵本にしては長いけど、小説だと思えばとても短いお話で、1時間もかからないうちに読み終えることができるので、小学生から読むことができそうです。自然の美しさと、自然の脅威。人間の優しさと身勝手さ。旅を通して成長するマルに、思わず自分を振り返ってしまいました。コロナ禍がおさまれば、私も行くあてのない「大冒険」をしてみたいものです。

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    2021年03月30日
  • ぼくたちの家族

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    みんなバラバラだと思ってた家族が母親の病気をきっかけに動き出した。
    でもそれくらいの大きな事がなければ人って変わらない気がする…

    息子2人のキャラが全く違って、感じ方が全く反対だけど、ちがう角度から同じことを見てるんだって思う瞬間が何度もあった。

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    2021年03月12日
  • スリーピング・ブッダ

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    何ともジャンル分けし辛い一冊(^ ^;

    読み始めて割とすぐに
    「人が二人いれば争いが生まれ
     三人いれば派閥が生まれる」
    という言葉がずっと頭に浮かんでいた(^ ^;

    タイトルからも表紙絵からも分かる通り、
    お坊さんが主な登場人物。

    当たり前ではあるが、「坊主として生まれる人」はいない。
    寺の跡継ぎとかで「坊主になるべくして」なる人はいるが、
    みなそれぞれの事情や思惑を抱えて、
    修行をして坊さんに「なる」ものだ。

    そんな、当たり前ではあるが、普段仏教と縁遠い私には
    全く意識していなかった現実を見せられるところから始まる。

    ある者は(順当に)実家の寺を継ぐために、
    ある者は「職業として

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    2020年10月13日
  • ぼくんちの宗教戦争!

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    ひょんなことから、父親と母親が別々の宗教にはまってしまい、家族の気持ちがばらばらになってしまった子供のお話。語り部が子供なので、重たいテーマだがそこまで重くならずに読める。主人公には支えてくれるいい仲間がたくさんいてうらやましいと思った。

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    2019年12月15日
  • 95

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    2018034

    なんでもない平凡な高校生活が、仲間たちの出会いで一変する。他校正との対立や恋愛、仲間との友情。

    悪い高校生の見本と言うことで、最初は取っ付きにくい小説だと思ったけど、途中から打算のない、こんな友情も良いなと思えてきました。

    平凡が1番だとは思うけど、その平凡が今や難しい。権力に抵抗するのが、カッコいいと思うけど、いつの間にかその枠にはまっていたり。
    それでも、誰かのために頑張るひとは、みんな格好いい。

    若いときのカッコいいと、大人が思うカッコよさって、何かを護るものが出来ると出来ないとで違ってくるのかなと思う。

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    2018年04月16日
  • スリーピング・ブッダ

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    それぞれの理由から、僧侶を目指す若者たち。
    理想とは全くかけ離れた地点に着地したけれど、なぜか嫌な感じはしません。ここが最終地点ではないから?

    自分もこれから、人生どんな流れが待っているか判らない…。そう気付かせてくれる一冊でした。

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    2018年02月16日
  • マウンドの神様

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    ネタバレ

    野球を愛する人気作家の野球を題材にした小説、エッセイを、集めた短編集。
    どの作品も作家の野球への思いや造詣が伝わってきて面白かった。個人的には「ひゃくはち」の著者早見和真の「あの日、監督がうなずいていれば、僕は-」が「ひゃくはち」の舞台となった高校、監督が登場していてツボだった。

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    2017年07月22日