早見和真のレビュー一覧

  • さらば! 店長がバカすぎて

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    シリーズ3作目。今作の店長はさほどバカではなく、もしや有能なのではと思わせる人物として描かれている。幼稚園の子供たちとのエピソードはとても良い話だ。ただこのスタンスには理由があり、今作では店長は「作者」の推しなのである。その分京子の存在はやや薄め‥かも知れない。
    今作では迷走気味の京子。かつての同僚や友人に対して、自分は好きなように幸せを享受しながら、私には勝手な未来を押し付けると腹を立てていることに思わず共感。そんな京子は自分の幸せを掴み取る。文章からは幸せいっぱい感をさほど感じられないが‥
    あまり完結編という感じでもなく、そのうち、店長再びとか何とか、続きそうではある。アナグラムは著者自身

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    2025年12月02日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    最初はどこかの貴族の話かと思ってた。まさかの馬主の話。

    孤独になればなるほど他のことにのめり込んでしまって抜け出せなくなるのかな。心から信頼できてる人が近くにいること。それがどれだけ大切なことなのかを知れる作品だと思います。

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    2025年12月01日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    本が好きなので、本屋の裏側や本への想いを改めて感じることができるのはいつも良いなと思う。

    店長と主人公のやり取りはちょっともうお腹いっぱいかも。
    1作目が一番好き。

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    2025年11月30日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    シリーズものとなれば読者がそれぞれ勝手な登場人物像を抱くもので、本作で描かれる店長と香子の関係性にはしっくりこなかった。そういう香子を読みたいわけではなかったという勝手な思いです。

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    2025年11月29日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    テレビを見て面白かったので読んでみた。
    馬は血統の良さが重視される生き物だという事がわかった。
    最後は残念だったけど、勉強になった。

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    2025年11月29日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    相変わらず凄いのかただただぶっ飛んでいる
    だけなのかわからずじまいの破天荒な店長。

    そして好き勝手な事ばかり言う周りの人達や
    書店内の出来事に振り回される谷原京子。

    もうその流れはお腹いっぱいだよと思っていた
    「アナグラム」にもまさかの展開。

    登場人物たちが濃すぎて、展開も早くて
    あっという間に読み終えてしまったけど
    なんだかんだ言っても変わらない店長と
    谷原京子、立場や私生活は変わったとしても
    書店員と言う仕事が好きなんだという
    気持ちがすごく伝わってきた。

    作中に出てくる「昨日までの自分が
    知らなかった世界と出会える唯一の
    場所だからです。そんなところって
    他にありますか?」って言

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    2025年11月29日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    主人公の冷めた淡々とした語り口が読みやすくて良かった。ただ、冷静で仕事もできるだろうに、決断力に欠けるところにやきもきさせられた。
    登場人物が多いせいか、人間模様の描かれ方が長い割にはさらっとしていて、もう少しクリスと加奈子の過去のことや耕一、優太郎や百合子の葛藤などを深く知りたかった。

    競馬には疎いながらも競馬場は付き合いで何回か行ったことがある。当時は競馬新聞をちょっと見てなんとなくで選んだりしていまいち面白さもわからなかった。また行く機会があったら、違った目線で見られて楽しめそう(ハマったら困るけど)。

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    2025年11月29日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ドラマが面白いと友達に聞き、でもティーバーで全話見れない時期になってしまっていたので、原作を読んでみた。
    私の疎い競馬の世界。
    先日、天皇皇后両陛下が園遊会?で、武豊氏と歓談しているのを拝見して、そうか、競馬はギャンブルとはいえ高貴なものなのか、と感じた。
    とてつもないお金がかかる世界のドラマは面白かった。

    早見さんは店長はバカすぎて、笑うマトリョーシカと読んできたが、なんとなく合わない。
    文もキャラクターもあまり好きではないというか、なんとなく合わない。
    そんな個人的な理由で星四つではなく三つにしてしまった。
    ただ、題材は好きだし、私の知らない世界を垣間見せてくれる。

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    2025年11月26日
  • 店長がバカすぎて

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    ネタバレ

    書店の店長、契約社員の谷原京子を軸に進んでいく物語

    タイトルの「店長がバカすぎて」というセリフは本編に何度も出てきた
    何も理解してない&無能に見えていた店長、サイン会をきっかけに「意外にできるやつなんじゃないか?」という印象に変わっていった

    とはいえ、そんな店長に少しでも好意を抱いているということは京子自身認めたくなかった
    空気が読めない、それでも救われる店長の行動

    覆面ライターの正体は実は店長のなのかも・・・?と思う京子

    ダレンシャンのように小説と現実がリンクしているのか?と思わせる最後は意外だった

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    2025年11月25日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    自分に近くて感情移入がしやすい作品と、自分の知らない世界の作品。どちらも好きなのだけれど、この作品はどちらでもないような。受験というものをちゃんとしなかったからなのか?家族の幸せの形を考えたことがないからなのか?よくわからない。ちょっとうらやましいのかな?私の家族の幸せの形は?
    店長がバカすぎての話がリンクしてくるのは、面白かった。

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    2025年11月25日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    ネタバレ

    ザ・ロイヤルファミリーから気になり早見さんの作品を初めて購入。
    27歳の登場人物たちが紡ぐ苦労、後悔、失敗、けど至って普通で誰にでもあるような日々が描かれている。
    自分も実際こんなことしているのではなどと思わされ、読みながら動悸がする場面もあったような、なかったような。
    読後感はあまりよくない話が多くあったが、だからこそ頑張ろうとも思えるような一冊だった。

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    2025年11月25日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    山王社長も椎名さんも、どちらも不器用だし曲者だけど、カッコイイ父親
    「全ての息子は父を超えなければ」
    超えたい!と思わせてくれるような父親がまず、素敵✨
    栗須さん、感情が豊かで涙もろくて、好きだなぁ

    現実の競馬に興味は無いけれど、奥深くて離れられなくさせる魔力があるなと思った

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    2025年11月24日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    読みやすかった「店長がバカすぎて」の続編。
    今作、正直前半は「読むのが止まらない」という感じではなかったものの「とはいえこのまま途中で終わるのも…」と思い読み進め、結果後半は面白くなってきてそのまま読み切れました。
    京子も店長も、キャラがわかってるからこそ、ワクワク感より安心感が勝つような、シリーズものだからこそ出せる雰囲気が増してきた感じ。新キャラ登場し、なんやかんや色々あり、ほんのり恋愛感もあり、どんでん返しあり、最後はトークショーで締める、このフォーマットが続くのかなぁ。
    まだまだ続編もありそうな予感。

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    2025年11月24日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    正直、前情報ほどの面白さは感じなかったかな。
    ただ、最後の最後にまでライバルにレースで勝てなかったのは面白かった。

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    2025年11月24日
  • 店長がバカすぎて

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    お仕事小説、って好きだなあ。どんなお仕事にも、そこには愛があるし、プライドがあるし、人生がある。
    楽しく、サクサク読める割には、本や作家に対しての熱い思いが細かく伝わって来た。
    ただ、この店長、本当のバカなのか、バカのふりしたやり手なのか、バカのふりしたバカなのか、、よく分からないところがちょっとモヤっとした。
    ま、確かに職場にはこの手のバカ上司は必ずいる。

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    2025年11月23日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    間に合って!!!
    そう願う事を雪乃はきっと
    望んでないのだろうけど
    願わざるを得ない。
    まぁそれにしても
    こうも彼女の周りに悪意の塊のような
    人達ばかり集まるもんですか。
    もう悔しくて悔しくて
    腹立たしいわ、悲しいわ
    やるせないわ、読むのがしんどくなる
    作品でした。
    あの事件も、この事件も
    すべて真相を明かし、雪乃の潔白を
    証明して欲しい。
    そして、すでに時効となった事件だったとしても
    彼女、彼らには制裁が下りますようにと願う。

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    2025年11月23日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    「店長がバカすぎて」シリーズ第3弾。
    店長が、一周回って少しずれていて頓珍漢なんだけれど、結局は本を愛する純粋な愛されキャラ人なんだというのが大まかな内容。自分としては前2作では、ただずれまくっている人という印象しかなかったのだが…。カリスマ店員谷原京子が偏屈で周りを寄せ付けない印象を纏ったスランプ期なのも驚いた。もっと驚いたのは、中盤を過ぎて登場したある人物!唐突でとにかくそこからの流れが急すぎてびっくりしすぎた。このシリーズまだ続くと予想してます。

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    2025年11月22日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    田舎出身の自分には未知の、中学受験の解像度があがった。が、ハマれなかった。小学生も親も意識高い。自分の頃の小4?空き地の伐採された枯れ木の山で秘密基地作ってたわ。
    中盤までの家族のやり取りに、最後で理由が分かるとしてもイライラしてしまった。お母さんも話し方がきつくてなんか悲しい。
    『店長がバカすぎて』のメンバーが相変わらずでホッと安心した。

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    2025年11月22日
  • ぼくたちの家族

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    早見さんの家族物語

    お母さんの病気から家族が結束する。
    簡単に言ったらそんなお話。
    もがくお母さん
    頑張る長男
    チャラい次男
    人の良さそうなお父さん
    皆、最初はどうしようもない。
    かに、見えたが、少しずつ変わる。
    それは、ちゃんと育てた両親のおかげとなんだろうな。叱咤激励しながら纏まる家族は頼もしい。
    早見さん自身も向き合った事だと言う。
    だからこそリアルだ。
    一気に読み終わってしまった。

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    2025年11月21日
  • 店長がバカすぎて

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    2025/11/20〜2025/11/22
    読みやすくて一瞬で読み終えた。
    「面白い」より「読みやすい」が先に来る作品。

    巻末の筆者と角川春樹の対談で、本作が謎解き要素を含んだ作品だと気付かされた。

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    2025年11月22日