早見和真のレビュー一覧
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猫ちゃんのほのぼのしたお話かと思っていたら大間違い。
デブ猫の「マル」が愛媛県内を大冒険するお話です。
猫ちゃんといっしょにワクワクしたい方におすすめです。
デブ猫ちゃん冒険マップも載っていて、親切な作りになっています。
旅に出たくなりました。
印象に残ったのは漁師のおじさんの言葉。
「あれが正しいもんなんか、ワシはわからんけどな。わからんけん、考え続けんといかんと思うんよ。見て見ぬフリするんが一番の悪。そうじゃろ?デブ猫よ。
成長するには旅。そして恋じゃ。」
かのうかりんさんの素晴らしい絵も愛媛の良さを十二分に引き立てています。癒されるタッチですが、風景が細かく描かれていてデブ猫ちゃん -
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部活に明け暮れた高校時代、部活の仲間との時間、恋人、親、青春がぎゅっとつまった小説でした。
高校球児に子供がいる。世間一般はこれに対して違和感を感じるが、何も悪いことではないよな〜。
仲間をとるか甲子園をとるかで葛藤する高校球児達、甲子園は僕にはわからないくらい壮大で、毎日それに向かって練習してきた高校球児達にとっては何にも変えることのできない場所なんだなと。そんで主人公の父親ちちおやすぎた。
事件のあった、何年後かにみんなでまた集まって当時と同じようにそれぞれが話していた。
一緒に甲子園を目指し、学生時代に苦楽を共にした仲間たちの友情の深さ、絆の素晴らしさ感じました。
今振り返ると思 -
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ネタバレ家日和、こちらの事情、と読んで、家族シリーズ第3弾、今回は短編集ではなく長編(長くもないが)小説でした。でも登場人物ごとに違った視点で物語が進んでいくので、飽きずに読めました。
物語のあらすじとしては、母親の病気をきっかけに再生していく家族の物語…そう書くとチープでありきたりな題材にも思えます。私は本を読み慣れていないので目新しく思えたのもあるかもしれませんが、そこかしこに散りばめられている仕掛けや伏線を拾い集めていく過程はとてもワクワクドキドキ、自分の家族にも重なる部分があり何度も涙してしまいました。
家族って綺麗事ではないし、外からは見えないドロドロとしたもの、鬱々としたものがあるのも -
購入済み
人間臭くてあったかい
早見さんの作品、初めて読みました!
普段本をあまり読まないのですが、とても読みやすく楽しめました!
登場人物も人間味があり、何より店長のキャラが個性的なのが印象的でした。書店員さんの人間模様も興味深かったです。早見さんの他の作品も読んでみたくなりました。 -
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何ともジャンル分けし辛い一冊(^ ^;
読み始めて割とすぐに
「人が二人いれば争いが生まれ
三人いれば派閥が生まれる」
という言葉がずっと頭に浮かんでいた(^ ^;
タイトルからも表紙絵からも分かる通り、
お坊さんが主な登場人物。
当たり前ではあるが、「坊主として生まれる人」はいない。
寺の跡継ぎとかで「坊主になるべくして」なる人はいるが、
みなそれぞれの事情や思惑を抱えて、
修行をして坊さんに「なる」ものだ。
そんな、当たり前ではあるが、普段仏教と縁遠い私には
全く意識していなかった現実を見せられるところから始まる。
ある者は(順当に)実家の寺を継ぐために、
ある者は「職業として -
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ネタバレ宗教を扱った小説のレビューは難しい。
宗教って個人のメンタルの深部に大きな影響を与えているもんやと思っているので、変に評価すると読む人にとって触れたらアカンとこ不用意に触れてしまう可能性もあるし…
そら、オ○ムみたいに毒ガステロ起こすようなことをする団体は絶対アカンと思うけど…
ってことで、この本も「宗教ってなんなん?」がテーマなんで、そこ触れずにレビューは難しい。でもこの本読んで考えさせられることはいっぱいあった。
ラストは秀逸、せやねん。信心って各自が持っているもんで、自分に直接実害を被ることでもない限り、他人の信心を批判とかしたらアカンもんやと思う。 -
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「スリーピングブッダ」って何だ?
思いつくのは釈迦涅槃図。じゃ、涅槃ってなんだ?
文庫版のカバーイラストと裏表紙の「青春パンク小説」というコメントが誤解を招くのだろう、ネット上の多くのレビューが「前半は面白いが後半はどうも」、であった。
この作品はけっして青春パンク小説ではない。かなり深い所をえぐった宗教観と人生観が詰まっているカバーイラストからは連想できない方向の物だ。
「坊主って安定してる?」という主人公の一人、隆春の言葉が象徴する導入部から前半よりも東北の涅槃寺に入山してからの主人公達とそれを取り巻く人々の生き方の方がこの作品が読者に問いかける部分である。
人を救うというのはどういう