早見和真のレビュー一覧
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『すべての息子は父親を超えていかなければいけない。それは馬も人間も同じこと。そうやって歴史はこれまで更新されてきたのだから』
これは『継承』の物語
競馬とは血統がものをいう勝負の世界
データに裏づけされながら 準備に準備を重ね、トレーニングに打ち込んで、それでも結果が伴わないのが競馬という競技
馬主という目線から競馬界を眺めたこの物語は、昨年テレビでも放映され大反響を呼びました。 私自身、競馬が好きなこともあり夢中で読みました
ケガに泣き、展開に泣き、ライバルに泣き… 何度も何度も挫折しそうになりながら、それでも前を向いて進んでいく、父と子、そして馬たち
クリスさんの話し言葉 -
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ネタバレ実は冤罪の死刑囚の女性の話。
基本的にはずっと暗くて、嫌なことが起きそうな空気感が辛いのだけれど、
文章力が高いのでスムーズに読み進められた。
全てが悪い方に向かう。ちょっとストーリー上ご都合主義的な不幸が多かったかな。
報道やSNSでの印象と真実は全く異なる。
「真実はひとつ」という見慣れたフレーズが胸に刺さった。
学生時代の友達からの裏切りは許しがたかったけど、若さってそんなもんか、とも。
最後冤罪の証明が間に合わず、
死刑が執行されたのは結末としては好みではあった。
「かわいそう」なんて簡単な感想は出てこなくて、
とにかく無力感でいっぱいだった。
刑務官になった女性が、
自 -
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ネタバレ待望の「店長がバカすぎて」の続編。前作と比べると衝撃や面白さを上回りはしなかった。同じ構成で同じメンバーに加え、アルバイトの山本多佳恵、社長のジュニアが初登場して前作に良いアクセントが入っていた。谷原京子は前作より大人になっている気がした。イライラというより結婚の不安や正社員になれば何かが変わると思っていたけど何も変わらないという現実的な問題に向き合うようになってて前作とは違う書店員としての経験や成長が見れた気がした。それでもやっぱりバカすぎる。婚約されると勘違いする回は発言した瞬間から違うのを察した。店長は今日も今日とてバカすぎた。社長のジュニアとの討論は生で見てみたいほど面白い。特に店長視
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店長シリーズ3作目にして(おそらく)完結編。
優秀なのか?優秀でないのか?相変わらず不明な店長と同僚に振り回される京子の姿が、コミカライズに描かれていて、今作も笑えた。
イノセント・デイズと同じ著者が書いたとは今でも信じられない。
仕事もこなせるようになり、周りが結婚して一人の時間が増えてくると、自然とこの先のことを考え始めるようになる、というのはあるあるだろう。
書店の未来を京子に託してくる元書店員たちに、京子がイライラするシーン。
いくつになっても、どこにいても、「あなたはこういう人であれ」という勝手な理想を押し付けてくる人いるよね、と京子に共感した。
一瞬流されそうになりつつも、 -
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書店員の日常を描いた作品。
本屋さんの裏側が垣間見えておもしろかった。
本に親しんできた中で感じてきた、言葉にしづらいもやもやが、書評を通して丁寧に言語化されている点が印象的だった。
「谷原効果・逆谷原効果」はすごく共感。最初に抱く期待値によって感じ方が変わってしまう感覚に納得。
主人公の抱える感情にも共感する部分が多かった。
20代後半で感じる焦りや不安、仕事をこのまま続けていていいのかという迷い、他人と比べて卑屈になってしまう気持ちが、軽やかな語り口で描かれている。
店長という存在は最後まで不思議で、本当にバカなのか、あえてそう振る舞っているのか分からない。
その曖昧さが、現実の職場 -
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ネタバレ三年前宮崎の山奥の新店舗の店長として移動になった、山本猛元店長が、武蔵野書店吉祥寺本店に帰ってきた。
書店員の反感を買う山本猛店長。谷原を女性初の店長に育てるべく、奮闘する。
文句が多く、目標を見失ってしまった谷原京子。店長を目指すか、結婚して子供を産むか、目標が掴めずにいる次期店長。
磯田真紀子。谷原が信頼を置いている後輩。
美晴で働く谷原の父。実はキーパーソン。
小柳真理前店長。谷原の背中を押してくれる理解者。
作家の大西賢也(石野恵奈子)。美晴に入り浸ってる作家。
山本多佳恵。小5から引きこもりだった読書家。大西賢也トークショーで人生が変わり、社会に復帰することができた。今作のキーパーソ