早見和真のレビュー一覧
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人材派遣業界の先駆者であり、人間味溢れる馬主、山王耕三を中心として息子、娘、娘婿(騎手),、愛人の子(耕三の馬を引継ぎ馬主になる)、マネージャー(この物語の語り手、耕三の死後愛人の子のマネージャーになる)、生産者、生産者の娘(マネージャーの元彼女)、その息子(将来騎手になる),、調教師、ライバルの馬主、その息子らが馬を通して繋がり、相馬眼や技術、勝負の感を「継承」していく。親が叶えられなかった優勝という夢を追い、偉大なる親を超えようともがく。馬も人も。
ドラマ化したし、友人に競馬好きがいるので読んでみた。サラブレッド馬にまつわる話は面白いけど、ちょっとみんないい人すぎて「なんやそれ」と思 -
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笑うマトリョーシカ、店長がバカすぎて、などを書き上げてきた早見和真先生。打ってはドラマ化(笑うマトリョーシカ)、投げては本屋大賞(アルプス席の母)、と色やジャンルが異なりながらも、大谷翔平ばりに八面六臂の活躍をしている早見和真先生の球種の広さを感じる本だった。
"母"視線というのはこれまでスポ根小説で見たことの無い。スポーツにおける脇役が今回の主人公に当てた視線は新しいと思った。ただ、展開が何となく大衆受けを狙っているような陳腐な感じがしてしまう。設定は新しいものの、肝心のストーリー展開は努力!挫折!そして栄光へ!、というスポ根小説の王道に乗りすぎていて、何となく冷めてし -
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中学受験を通して家族が再構築されるー
ザックリ言えばそんなあらすじ。
小6の十和は思春期もあり父との関係はイマイチ。母が「中学受験をしろ」と言い出し、やる気も起きなかったが大阪にある母が行きたかった私立中学を受験するという目標ができ、勉強に打ち込む。父が中受経験者でもあり、密にサポートしてくれる。
十和が家族に抱く思いがキーになっていて、ちょっとした仕掛けがある系なのだが、3分の2ほど読んだところで気付いたので、なんかクライマックスの神社のシーンでもあまり感情移入できず。あとは、父が倉知さんに対して「2度とうちの娘と関わるな」と言っているところも、うーーん、会うべきだけどなあとそっちが気にな