早見和真のレビュー一覧
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ネタバレインタビューは全てジュリーと早見との会話形式で綴られています。
一般的には地の文でインタビュアーの主観が入ります。「彼女の様子には緊張が見えた」とか、「沈んだ表情だった」とか「何かを思い出すように目線を上げた」とか。それが一切ない。なので、読み進める読者としては二人の会話、書かれている言葉こそが全てなんです。小説家・早見和真がなぜ藤島ジュリー景子のインタビューを担ったのか。それはこの、語られる言葉を記す力にあるのだと思いました。もちろん、引き受けた経緯は本書の中にじゅうぶん記されています。それとは別に、早見のインタビューには“率直さ“があると感じました。それは本書を読んで感じた、ジュリーの印象 -
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ネタバレ山本猛店長と谷原京子書店員。
宮崎から店長が帰ってきた。コロナ禍を戦い抜いた小柳店長は引退。武蔵野書店の社長も息子に代替わりする。
息子に愛の告白をされると思って着飾って行ったら、吉祥寺本店の店長になって欲しいと言われるも断ったりする
バイトに新しく入った後輩女は店長派で大変だったりするが実は作家で脇役が主人公になる形で一世を風靡するもそれは練習台で本当は大西先生の店長がバカの続編を書いていた!
武蔵野書店の新装開店トークショーで明かされる。ただ、店長の昔の友達の丸谷くんの伏線とか自己啓発本の竹丸トモヤとか、やまもとたける店長のアナグラム系の伏線は回収されず…次回作へか? -
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参院選直前にこの本を読んだ。そしたら、議員に対する目線が変わった。議員の表面だけではなく、議員の裏にいるブレーンや更にブレーン間で繰り広げられる様々な駆け引きなど。勿論知る訳ではないが、想像するだけで楽しい。
有象無象が蠢く魑魅魍魎の世界、政治。この本では喰えない議員と人を食ったような議員達の策略かと思いきや、もっと手前の所での話だった。むしろ、一人の議員を囲む近しい人たちのやり取りにフォーカスした事で、ユニークな設定となったし、一人一人の印象を強く浮かび上がらせる事が出来たのだと思う。
マトリョーシカのように、剥いても剥いても次々に違う顔が出てきて、結局何が本当なのかが分からない。そんな -
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ネタバレ利用しようとしていた人々が実は利用されていた、という話?
設定は面白いと思った。でも、最終的には皆何が目的なのかが私にはよく読み取れなかった。
実態の無い物語という感じがした。
清家を総理大臣にして具体的に何をさせたいのか。
清家は総理大臣になって何をしたいのか。
私が政治の世界がよくわかっていないからなのだろうか。
母や祖母が日本に恨みがあり日本への復讐のため、とするなら、その後も母が清家を支配するならば中国よりの日本に誘導したのだろう。
でも、母が具体的に日本にどんな仕打ちを受けていたとか、どんな恨みがあるのかは読み取れなかった。
鈴木も真中も、清家を総理大臣にしたいなら、この国をどうして -
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この本は僕が中学時代に買ってもらった本です。
作品を最初知ったのは映画で先に観た後、たまたま書店お見かけし買いました。
当時読んだ記憶はあるものの内容は全く忘れており、著者の作品「アルプス席の母」が2025の本屋大賞でノミネートされた事もあり、この著者たしか、、となり押入れから「ひゃくはち」を引張りだし読みました。
ページを捲るたびあれ?こんな内容だったけ!?と新鮮な気持ちで高校野球は経験してませんが中学まではやっていたので球児達の描写が現実的で想像出来、クスッと笑う言い回しがいくつもありながらも後半は部員一人の事情により部全体が混乱していく様もとてもリアルで
主人公青野雅人の仲間を思う気持 -
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「捨て猫カフェ」でアンナと出会い、マルと名付けられた猫はアンナとパパとママと楽しく暮らしていた。パパが親戚から子猫をもらってくるまでは。家族はスリジエと名付けられた子猫に夢中。ある日家を飛び出したマルは愛媛中を旅することに…。
不思議な世界観。猫の言葉がわかるのかな?という人々が出てくる。食べ物を分けてくれたり(人間の食べ物を猫に与えるのはよくないけれど、そこはファンタジーということにして)、なぜか行き先がわかり目的地で降ろしてくれたり。
絵本文庫と書かれているだけあって絵本タッチの絵が多く収録されている。文字量は多いので絵本というよりは児童書っぽいけど、難しい言葉も出てくる気がするし、読者層 -
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感想
文芸の世界も大変なんだなぁ。
そういえば小説はいっぱい読むけど、雑誌は読んだことないもんなぁ。
電子小説の存在は知らなかった。
あらすじ
小柳俊太郎は、出版社の文芸に勤める編集者。自身も小説家を目指していた。ある日、小学校の同級生だった吉田豊隆が小説家デビューしたことを知る。豊隆は1作目を書き上げた後に書く理由を見失っていた。
俊太郎はある日、自分が編集者になって豊隆と仕事をしようと約束する。
俊太郎は大御所の内山に雑誌で書いてもらうため、父親殺しについて書いてもらうよう依頼する。豊隆も同じテーマで書くことになったが、どうも吹っ切れない。
豊隆を焚き付けて本気にさせ、作品を