早見和真のレビュー一覧

  • マウンドの神様

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    夏の甲子園を控えた今の時期にぴったりで、サクッと読めるアンソロジー。元球児含む野球好きの作家さんが集結。高校野球に纏わるあれこれが温かい視線で描かれる8編は、著者それぞれの個性がよく表れていたと思う。ドラフト指名を待つ球児の一日を描いた額賀澪さんの「肩車の権利」が一番好みかな。荻原浩さんと宮下奈都さんのエッセーもいい味を出していた。

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    2024年07月07日
  • ひゃくはち

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    どこにでもありそうな内容で、
    とくに目新しい感じもしないのに、
    とても引き込まれる。

    「青春」「高校野球」といったワードが好きな人には
    オススメできる。

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    2024年06月26日
  • 95

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    ドラマ化されたと言うことで読んでみた。自分が1995年に馴染みがないことめあると思うが、話がゴチャゴチャしていたように思う。2回目読んだら変わるのだろうか。

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    2024年06月26日
  • ひゃくはち

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    ネタバレ

    青野雅人
    徳島支局に異動。私立京浜高校

    相馬佐和子
    一七〇センチ近い長身。合コンで雅人と出会う。

    オーナー
    みんなから「オーナー」と呼ばれている『メケメケ』の顔見知りの店員。

    磯部慎二
    雅人の先輩。合コンに誘う。

    友部
    京浜高校野球部OBでチームのコーチとともに泰平寮の舎監も務めている。

    春山球道
    元プロ野球選手を父に持つ。

    山田正造
    T。京浜高校野球部監督。

    佐々木純平
    泰平寮で雅人と同室。

    星野健太郎
    雅人の仲間。

    ノブ
    小林伸広。

    加奈
    雅人の妹。

    島千渚
    中一から付き合ってるノブの彼女。

    桜井
    エース。

    柳沢敬

    斉藤健


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    2024年06月24日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    神奈川の桐蔭高校で野球部だった著者のノンフィクション作品。
    コロナで甲子園大会が中止になった2020年の夏、斉美高校と星稜高校の3年生に対して、その思いを取材する。
    この年は、この夏の3年生にしか経験できない貴重な体験をしたのですね。そして、選手1人ずつ、その立場や思いによって「あの夏の正解」が違うのですね。納得しました。
    それぞれの選手の成長が印象的でした。

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    2024年04月30日
  • 95

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    ネタバレ

    「渋谷」という響き。
    少し怖いものと触れてみたいという感情。

    ただ、自分には縁がなく、住む世界が違う人たちの青春。

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    2024年04月15日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    誰にとっても代わりのない夏だけど、社会に出てからの一年と高校生の一年は確実に重さが違う。

    甲子園のある夏が来ていたとしても、同じように正解を探す夏だったかもしれない。でも少なからず誰もが今までよりも自分と向き合わざるを得ない時になった。

    出した答えがどうでも、答えが出なくても、ちゃんと自分と向き合った人には失われた時間ではなかったと思える。

    苦しさとひたむきさと、そこに生きた学生達と大人からも色々なものが伝わってきて、どの章も涙が抑えられませんでした。

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    2024年03月17日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    揺れる選手と指導者と、筆者の思い。特に、ベストメンバーで臨むか、特別な夏を3年生中心で臨むか…のチームとしてのゆらぎはリアルに感じました。

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    2023年12月31日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    タイトルを見てどんな話なのか気になって手に取ってみました。

    マルが旅に出てからの話しは面白しろかった。

    もっと沢山いろんな所へ旅に出て色んな仲間と出会って、別れがあって。。。
    というのを期待していたけれど、ちょっと内容がさくさくと進みすぎたかなと。旅の内容が面白かった分少しだけ残念。

    それに、飼い主パパのマルに対する言葉がちょっと引っかかった。
    アンナのマルに対しての「このデブ猫!」もちょっとモヤモヤ。。。

    自分自身も猫を飼っているから敏感に感じてしまったのかもしれませんが、うーん、と思う所でした。

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    2023年10月27日
  • ぼくんちの宗教戦争!

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    内容は面白かったが終わり方がジャンプの「俺たちの戦いはこれからだ!」のような形に感じたので少し残念であった。

    宗教問題は度々話題として上がるが、人に強要するものは宗教ではないと考える。ただの思想の押し付け。
    その内容について子どもの心情について着目されており、自分が変わることで人も変わっていく変化を楽しめる。

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    2023年07月09日
  • ぼくんちの宗教戦争!

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    父と母が別の宗教団体にハマり、家庭崩壊や家庭内暴力の問題の中で子供たちは自分の進む道を探し出していく。こう書いただけで面白くなさそう感がありありだし、ツッコミどころ満載で書き込み不足も否めず。スタンドバイミーの話を持ち出して子供の夢を追う姿に重ねるところもイマイチ。取ってつけた子供目線を書くには作者の実力不足か認識甘さか。

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    2023年04月24日
  • ぼくたちの家族

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    序盤、あまりにも怖くて(年齢からリアル)読み飛ばしたくなりました。
    家族の温かさ…のような平和な着地でしたが、なんとなくザワザワした読後感です。

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    2023年04月16日
  • かなしきデブ猫ちゃん

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    愛媛旅行に行きたくなった!
    もし行くことができたらマルの通った道を辿ってみたくなる。
    道後温泉行きたいなぁ

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    2023年04月12日
  • 小説王

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    出版業界についての話で、出版されるまでの書き手と書き手を支える人々の物語でした。
    自分も仕事をする中で孤独になりがちですが、周りを信じて、周りに支えられて仕事ができてるんだなぁと考えさせらました。

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    2023年03月09日
  • 小説王

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    あとがきによると、ある編集者から小説家と編集者の話を書いてほしいとの依頼から始まったと。解説ではそれはないなと思ったというが、そう感じた。実際の編集者の仕事をよくは知らないが、ドラマチックに、エネルギッシュに、時には自虐ネタまで入れての手前味噌てんこ盛り。こうしたら編集者の姿がよく見えるだろう的な感じがいろいろあって何だかなあの小説。ストーリーは面白くできているが、出版業界の自己満足を見た感じの読後感は最悪に近い。

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    2023年02月11日
  • 95

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    【2023年18冊目】
    きっと私がパッとしない青春を送っていたから、なのかもしれませんが苦笑、最初はあまりにも若くて青過ぎる春についていけず、登場人物の心情に共感できませんでした。

    が、物語が進むにつれ、もがきながらも仲間のことを想って行動する登場人物たちにますますの青さを感じつつも、疾走感溢れる展開を楽しく見守ることができました。

    半グレとかちょい悪の青春話、あんまりピンと来ない質なんですが、当時を振り返るかたちで、登場人物たちは既にいい大人になっている、という構図が良かったです。

    この話から青春時代を思い出してしみじみする人もいるのでは……?!

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    2023年01月30日
  • ぼくたちの家族

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    読み終わった後、家族に何かしてあげたい、大切にしたいという気持ちが湧いてきました。
    物語の終わりが暖かい終わり方で良かったです。

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    2023年01月04日
  • スリーピング・ブッダ

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    普段のやまだないとさんの絵柄は、岡野玲子さんの絵柄とは全く似ていないのだが、ちょっとヤサグレた表情でエレキギターを抱えた雲水の表紙絵は、どうしても「ファンシィダンス」を想起させてしまう。物語もお山での修行を描く前半は既視感を感じてしまった。珍来(デブ)もいるし。

    ただ、若干テンプレ感がある前半の方が物語としては安定しているように思う。山を降りた後、怒涛の展開を見せる後半は、テーマが重い分、細部が描ききれていない気がした。ページ数的には決して短くはないのだが、隆春、広也、厳俊と視点も三分割されており、それぞれ、とくに広也が何を考えているのか掴みかねてモヤモヤしたまま読み進めてしまった。

    既存

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    2022年11月06日
  • ぼくたちの家族

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    気持ちがバラバラだった若菜家
    突然母に脳の癌が見つかる
    母の病を気に息子たちが奮闘するが、
    父親が借金だらけなことに気づく。
    母の病、父の借金…
    まだ大丈夫ってみんな思って
    お互いやりたいようにしていたが、
    母の病をきっかけに家族が一つになっていく
    家族って近いから甘えてしまうところあるよね
    でも大切だから、ここぞの時にがんばれるんだな

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    2022年08月27日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    2020年、新型コロナ感染拡大により春のセンバツに続いて夏の甲子園も中止。夢を奪われた球児は「かわいそう」だったのか?パンデミックに翻弄され、日常を奪われたすべての人に送る希望のノンフィクション。
    当たり前のように毎年開催されていた夏の風物詩が消えたあの年の夏。"甲子園のない夏"は、私たちに改めてコロナの恐ろしさを痛感させられた。夢を奪われた高校生が、意外と冷静な言葉を発していることに驚くが、本音は別のところにあると思う。

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    2022年08月22日