早見和真のレビュー一覧
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主人公が誰だかわかるまでに、何人もの女性が出てきて、この人かな?この人かな?なんて思いつつも、ようやくわかったのが半分ぐらい読んでからだった。
今の話と、過去の話。
自分には出来なかったことを、自分の子供には選択肢として入れて欲しいと思いつつ、自分は出来なかったのにこの子はできるんだという嫉妬ややるせなさや、全員が全員幸せになれなくて、でもなりたくて。
そう考えると女というものは、子供ができたら
妻であり母であり、勝手になれるものじゃないのに、役割は増えてしまう。
エリカの言いたいことはわかるが、エリカ自体はなにか努力をしたのかと責めたくもなる。
終始重くて、おなかいっぱいだった。 -
Posted by ブクログ
東京の各都市で人生を紡ぐ27歳たちの短編集
過労死しそうな職場で鬱になりながら働く27歳
もう辞めたいと思ってる矢先に彼女が妊娠
今の仕事に腹を括る
いまだフリーターな27歳
『明日からやろう』となんでも中途半端
半端な気持ちで行った面接で手厳しくこき下ろされ、自分を見つめ直す
特に不満はない彼氏
なんと言っても実家が太い
好きとは違うかもしれないけど、お金持ちだし結婚したい
なのになかなか結婚にはこぎ着けず…の27歳
ドラフトで4位指名されたことがある27歳
あの頃は絶頂だった
クラスメイトからもコーチや先生からも1目置かれて…
「3位以下指名なら進学します」なんて言ってたけど、やっぱりいい気分だ
なのになんで?
格下と思ってたあいつが同じ球団から6位指名
球団は俺とあいつを同格に見てると聞かされて、俺は進学を選んだ
そのあとは…
中継ぎとして紛れもないプロになったあいつと何者にもなれなかった俺
仲間と飲んだ時、久しぶりにあいつと会うことに
こんな感じの27歳たち
ラストの章で巡り合わせが
途切れ途切れに読んでたから、ラストの章で大慌て
みんな東京の中でそれぞれ繋がってた
え?!
これだれだっけ??
何度も読み直しました 笑
ドラマ『ザ ロイヤルファミリー』ですっかり有名になってしまった早見和真さんが初期に書いたものらしい
野球の章が一番だったな
早見さんはやはり野球のストーリーがしっくりくる -
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「人の噂も七十五日、ほっておけばいいんじゃない」
「あえて記録に残す必要があるのだろうか」
そんな俺の疑問に答えるかのように始まる、
作家・早見和真氏によるジュリー氏のラストインタビュー。
その答えは、
「娘のためにも、美化されず歪められない正確な記録を文書として残したい」
というものだった。
『店長がバカすぎて』などで知られる
小説家の早見氏がインタビュアーを務めているのが新鮮。
一読すると、
ジュリー氏に寄り添った内容、あるいは彼女が「悪くない」ようにも見えてくる。
しかし当然ながら、これはあくまで「ジュリー氏側の主張」
デール・カーネギーの『人を動かす』の中で、
あのマフィアのアル・カポネすらも「自分は社会の役に立っている(自分なりの正義がある)」と主張していたエピソードを思い出す。
セカオワ『ドラゴンナイト』の歌詞にもある
「人はそれぞれ正義があって 争い合うのは仕方がないのかもしれない」
という状態だ。
誰もが自分の中の正義に従って動いている以上、
このインタビューだけを鵜呑みにすることはできない。
特に、滝沢秀明氏が退職時に内容証明だけを送ってきたというエピソードは、
反証がない現段階において、
ジュリー氏側の言い分だけを「正」と受け止めるわけにはいかないと感じた。
滝沢氏側にも、絶対に彼なりの言い分や正義があるはずだからだ。
ジャニーズ内の派閥問題(嵐vsSMAP)にしても、
もし飯島三智氏側のインタビューがあれば、
パズルのピースが綺麗に埋まりそうと感じる部分もあった。
もちろん、
このインタビューを通じて、
巨大な「負の遺産」を突如引き継ぐことになってしまったジュリー氏個人への、
気の毒な思いや同情も否定はできない。
また、当時の世論に押される形で進んだ「法を超えた救済」という着地に対しても、
法治国家である日本において本当に必要だったのか、
法に則って粛々と行うべきではなかったのか、という疑問も残る。
これはあくまでジュリー氏の目線、彼女の正義から見た記録である。
だからこそ、多角的な視点を忘れずに、
この「記録」と向き合わなければならない
と感じる一冊だった -
Posted by ブクログ
読書備忘録987号。
★★★☆。
あれから3年。主人公の谷原京子さんも32歳。
3年も経てば人間成長するよね!
新アルバイトキャラ山本多佳恵さんが加わり、作品世界はいよいよ★4つ或いは5つに昇華するか!と期待しましたが、主人公が視座の低い場所から離れられないキチンぶりを発揮し、前作評価を維持という結果になってしまいました!と、どこまでも偉そうな一般読者を貫く。
今作。
「店長がバカすぎる」で再ブレイクした大西賢也に加え、覆面作家マーク江本なるなぞの人物がSNS発信から仕上げた小説「ステイフーリッシュ・ビックバン」が物語の中心に置かれる。この時点で小説タイトルから誰が著者なのか想像する読解力が欲しかった!
残念!ジジイ!
加えて、吉祥寺本店の店長は誰に!というもう一つの軸ストーリー。ここが冒頭の視座の低さに繋がってしまう残念な展開でした。ただ、作者の中では完結編で成長させるストーリーが出来上がっているのかも知れない。
さて今回初の登場人物紹介!
繰り返しますが、新アルバイトキャラの山本多佳恵さんが良い!
どうやらなんか知らんけど食べるに困っていない。その為か、仕事にというより、この吉祥寺本店に居ることが目的なのか?
なんか地味に優秀。大分から戻ってきた店長の山本猛の意味不明な質問、富士山の次に高い山はっ!エベレストの次に高い山はっ!の質問に、当たり前のように北岳、K2と答える。
それでいてピントがズレている(ふうを装っているのでは?と思った)。
もう一人の新キャラ、武蔵野書店社長柏木雄三の息子で専務の雄太郎。
親に叱られたことのないお坊ちゃまでパワハラキャラで登場するも、京子に一喝されたことでキャラ変!京子を将来は社長夫人か!と勘違いさせるくらいイケメンに!
残念ながら、お目麗しい奥様の由香里さんと、5歳で既に世の中を達観している息子の雄介くんがいる家庭持ちでした!
雄介がめちゃくちゃ良い。「だから京子はダメなんだ。この千載一遇のチャンスを生かさなくてどうする!」みたいな。笑
作品の構成は、前作同様各話でバカが変わる。ただ各話タイトルの"バカすぎて"はもはや形骸化。各話の主人公が誰かを示しているに過ぎない。
第一話:帰ってきた店長がバカすぎて
第二話:アルバイトがバカすぎて
第三話:親父がバカすぎて
第四話:社長のジュニアがバカすぎて
第五話:新店長がバカすぎて
最終話:やっぱり私がバカすぎて
大分に左遷されていた山本猛がタナボタで吉祥寺本店に返り咲き。王道の行動を突き進むお話。
山本多佳恵登場。古参社員の磯田をイライラさせるお話。
親父の店割烹「美晴」が和から多国籍でバズるお話。
京子に一喝されたジュニア雄太郎が京子を六本木に誘って・・・、というお話。
京子に出し抜かれ嫉妬に荒れ狂う店長が訳わからん小説を作るお話。
視座の低さからチャンスを逃し、マーク江本の正体がわかるお話。
そして脇役。
神様ABC健在。
主婦で「美晴」の常連、石野さん健在。
往来館営業木梨・山中コンビ健在。
出版社五反田パブリッシングの営業佐藤、編集武田が新登場。
とにかく本が好き!っていう新たなメンバーを迎え、ますます★3.5を突き進むシリーズ!
一旦「問題。」を挟んで"さらば!"の完結編に突き進む! -
Posted by ブクログ
インタビュアーが著者じゃなかったらここまで率直に切り込めていなかったと思う。
ジュリー氏も補償問題で多忙な中時間を作り可能な限り真摯に答えているとは思う。
思うんだけど、やはり何か物足りない。
核心のメリーの隠蔽には触れず(母親のメリーは知らなかったと思うと語っているのには驚いた)本人もあの呼び出しがあるまでの7、8年は事務所にも行っておらず時間を巻き戻せるならあの時行かなければと語っている。
行かなければこの騒動の渦中の人にはならずにすんだと思っているのかな。
嵐との絆もよくわかったし、爆発的に売れ始めたあたりからSMAP担当の飯島氏とは疎遠になっていってしまったのはわかる。それに逆らえない大人の事情も。
この本はジャニーズ事務所の内部のことを赤裸々に語っているけど、ジャニーのしてきた罪にはなんら言及はしていない。そこが不満といえば不満だった。
被害者以外で結局、一番不利益を被ったのは東なのかもね。
あと、松岡はめっちゃいい奴だってことが改めてわかった。(あの長時間の記者会見の間中ずっとソデにいて見守っていたらしい) -
Posted by ブクログ
全然八月じゃないけど。角川文庫夏フェスで買ったんだけど…笑
舞台は愛媛県伊予市。越智エリカは、この街から出ていきたいと強く願っている。母に囚われ、蟻地獄の中でもがいていたエリカは、予期せぬ娘を授かる。
あの夏、あの団地の一室で起こった悲劇。母性とは一体…。
どこまでもリアルで、重たい気持ちになりました。ずっと酷い。とにかく酷い。けど、実際にあった事件ベースということもあり、顔を顰めながら読みました。
名前の明かされない母視点のプロローグから始まり、美智子の話、エリカの話、陽向の話と、母娘の物語が続いていきます。どこを切り取っても他責思考で、こうなってしまったのは環境が、母親が、あいつが、あれが。結局何があっても「私だってつらいことばかりで、」が入ってくるこの長い長い物語に嫌気がさしました。
そんな母娘の話の中で起きたひとつの事件。どこまでも悲惨な事件。それでも出所後の母エリカは…。
だからこそ陽向は強いなって思いました。
嫉妬や執着、憧れ。色んな感情を閉じ込めた「母性」というもの。備わっているものなのか、身につけていくものなのか。
結局その人の選択次第なのかなって。そんな簡単に選択という言葉で物語を終わらせて良い気はしないですが、もし、警察に連絡できていれば。もし、団地に向かわず、学校に行っていれば。もし、行為を断っていれば。もし、あいつと付き合わなければ。
1つの選択を自分ができなかった時、あいつのせいで、あのときのせいで、と選択しなかった自分ではなく、その時の相手や物に責任をなすりつけようとしてしまう。人間の弱さと同時に人間らしさなのかなと思いました。
重い内容を長々と書きましたが、『笑うマトリョーシカ』の福音や清家の名前が出てくるところが、個人的に「おっ」ってなりました笑 -
ネタバレ 購入済み
タイトル通り
の作品
我が家の宗教戦争を思い出す件に
気づくと少し嬉しかったりもありますが
他の著者さん拝読後の期待感持ってると
不完全燃焼気味で終わってしまうかも
星の数は正直です