早見和真のレビュー一覧

  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    一対一の対峙で、作家が丹念に藤島ジュリーという人物を掘り下げていく過程が興味深い。あの企業はなぜあれほど巨大化したのか?なぜあのような事件が起きて、あれほどの被害者が出たのか?そういったことはこの本を読むだけでは分からないけれど、その渦中に放り込まれた藤島ジュリーが、必死に問題解決を図ろうとしていたことは伝わる。私が1番感じたことは、日本の報道は作られたストーリーと結論ありきで報道しているのだなぁということ。あの悪魔のような人物に加担し、見逃していた多くのマスコミに気持ち悪さを感じた。嵐の活動終了ライブに向けジュリーさんが、何かしら気持ちの区切りがつけられるよう願わずにいられない

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    2025年08月13日
  • 6シックス

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    アルプス席の母から早見さんにハマってます。
    早見さんの作品はいつも感情が揺さぶられ、この作品も電車で読んでると涙が出そうになりました。6大学野球が舞台で野球に関わった様々な人の人生ドラマストーリー。主人公の甲子園優勝アイドル人気のピッチャー星くんに何かしら接点がある人たちが出てきます。アルプス席の母にハマった方は絶対楽しめます!野球好きは特に。

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    2025年08月07日
  • 笑うマトリョーシカ

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    清家一郎という人間の本性が分からないまま進む物語にハラハラさせられる一方で、「人間の多面性」というテーマには深く共感した。
    政治家だけでなく、私達も日頃から親や友達、恋人、上司など相手に合わせて表情を使い分けているという点で、同じく「俳優」と言えるだろう。
    魅力的な誰かを支配したいという人間の深層心理に迫った、究極のサイコスリラーだと感じた。

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    2025年08月04日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    学生頃は家業がある人っていいなって思ってた。特に女性はとりあえず自分のやりたいことやって、ダメだったら実家で働けばいいんだしなんて浅いこと思ってた。
    本を読んでみて、ジュリーさんは大きなプレッシャーと共に生きてきたんだろうな、そんな甘っちょろい状況じゃなかったんだなと他人ながら思った。
    著者も記載している通り、あくまで裏どりはしてないジュリーさん目線の話。一部今まで自分が見聞きしていた情報と異なるところもあるから、決して全てが正しいとは思わないが、親の血を継いだ高圧的な暴君的イメージからはだいぶ離れたイメージだった。
    問題発覚の時は、皆んな騒いで手のひら返ししてと思っていたが、所詮自分も情報に

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    2025年08月03日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    ネタバレ

    前作続編の今回は、京子が単に「ガルルッ」と怒る場面ばかりではなく、新社長と恋に落ちるのでは!?と連想させるシーンや、京子が店長を打診されるシーンもあり、新たな展開を感じさせるストーリー性が読んでいてとても面白かった。
    京子と山本店長の掛け合いも相変わらず好きだし、更なる続編もありそうな終わり方に、まだまだこのシリーズの目が離せないな〜と思った♪

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    2025年07月29日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    明らかに「問題作」であることは理解しつつ、どうしてもこの座組が気になってしまい購入。読みながら嫌な気持ちになることは思いの外少なかったし、小説家・早見和真の手腕に依るものなのか、母と娘の一代記としての側面が強かった。

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    2025年07月25日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    最近ジャニオタになったのをきっかけに興味があり手に取りました。元々ジャニーズとは無縁の人生を送っていたので、世間一般的に知られているイメージくらいの印象しか持っていませんでしたが、彼女がいかに壮絶な日々を歩んできたのか、メディアの恐ろしさみたいなものがそこには記されていました。芸能界という特殊な環境に関わり続けなければならない、いわば宿命の様な人生を選択せざる得なかった彼女は幸せでもあり地獄でもあったのだと個人的には思います。サクサク読み進めることができ、面白かったです。

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    2025年07月20日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    個人的に当時のタレントのことを話してくださったのが嬉しかった。TOKIOの話やKing & Princeの話は読み応えがあった。ジュリー藤島さんのアイドルに伝えている「お客様のことを第一に考えようよ」というのはファン目線からすると嬉しい。
    ただ、そのジュリーさんの気持ちが届きづらかったタレントが長瀬くんと平野くんというのは納得。
    長瀬くん、平野くんには共通する男気、ジャニーズ事務所では面倒見切れない規模の男たちだったと思う。

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    2025年07月20日
  • ひゃくはち

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    う〜ん、なんて熱い青春小説なんだ。

    あの頃の体育会ってどこも同じなんだろうけど、やっぱり高校球児ってどこか周囲から神聖視されていると思う。
    こうあるべきだ、こうに違いないと。
    それでもやっぱり普通の高校生の面は当然あるわけで、本人たちもそこで悩むわけだ。
    そのあたりを上手く描けるのは体験談込みの作品だからか。

    好太が出てきてからはとてもよかったし救われた気がした。
    いいラストだったな。いい人間ドラマが読めた。

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    2025年07月18日
  • 笑うマトリョーシカ

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    展開が読めなくてめっちゃ面白かった!登場人物複数名の語り口があってそれぞれちょっとずつ世界の見え方が違うのが良かった。

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    2025年07月16日
  • 小説王

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    面白かった。けど何となく話がありきたり。作家と編集者の関係はよく分かったような気がするけど、内容的にはありきたりで最後は少し飽きてしまったかな。

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    2025年07月08日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    あの飄々としていて、「切れ者」なのか「空気が読めないおバカちん」なのか謎な店長でも、出世に対してあんなヤキモチやジェラシーを抱くのか!!!ホント謎すぎるよ店長〜…3も読んでしまうことでしょう。

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    2025年07月05日
  • 八月の母

    購入済み

    かなり重い

    そして暗い、少し引きずる
    店長が馬鹿過ぎてから著者さんを知り
    小説王でファンになり、アルプス席の母で
    確実なファンになったけど、これは堪える

    誰もレビューしないのも納得
    愉快な文章は一文なし、実際の事件が題材って
    知ってからは更に重い気持ちになります

    エンターテイメントとかを求めるのでしたら
    失礼ながらオススメしません。

    心して読むべし!

    #ダーク

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    2025年06月30日
  • 小説王

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    ちょっと回りくどいところもありますが、編集者の存在意義を知れて面白かったです
    今まで謝辞で編集者に触れているのは社交辞令と思っていたのがひっくり返されました

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    2025年06月26日
  • ぼくたちの家族

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    絶望的な状況の割には、綺麗すぎるとは思うけど、それでも子どもサイドの話になった時に苦しくてでも止まらなかった。

    正直、深雪さんの気持ちがわかるけど、でもそれは恵まれたから言えること言葉で。結婚って本当に相手の家族のこと含めて責任を負うんだなって思いました。

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    2025年06月25日
  • 笑うマトリョーシカ

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    支配(洗脳)欲は誰しもあって、人間って怖っと思うような物語でした。
    自我とは一体何なのか、、、。
    そして最後には、、、。

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    2025年06月15日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    2025/06/15
    相変わらず店長は変な人だが、京子さんは前作ほどガルルっとはなっておらず、なぜか安心した。新しく出てくる登場人物も個性的で、よかった。特に山本さん。京子さんと周りの人たちの会話の噛み合ってなさには、つい声を出して笑ってしまった。
    また、第五話の仕掛けには驚かされた。
    最終話でリニューアルオープンの準備が終わったときは、グッときて涙が出そうだった。働くことのよさがあのシーンに詰まっているような気がした。


    アラサー女性の悩みって、仕事に結婚にお金にと、、無限にあるし、上を見たらキリがないけど、自分の好きなものだけは見失いたくないと思った。
    働くことって辛いことが多いけど、た

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    2025年06月16日
  • 笑うマトリョーシカ

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    政治の世界って本当こうなの?と思いながら謎も多く、先が気になってどんどん読み進めました。高校時代の章は青春群像的な感じもあり、彼らのその後の関係もよかった。

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    2025年06月13日
  • 小説王

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    「展開は読めるのに、気づけばページをめくる手が止まらない。」
    先が想像できるはずなのに、登場人物の熱や葛藤にどんどん引き込まれてしまう。
    “物語の力”をまざまざと見せつけられる一冊。

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    2025年06月13日
  • 笑うマトリョーシカ

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    誰が「笑うマトリョーシカ」なのか?
    清家一郎は「ニセモノ」なのか「ホンモノ」なのか?

    幼い頃、習い事の教室にマトリョーシカ人形が置いテあった。
    よく取り出したりして遊んだが昼間に皆で見ていたからか可愛らしい人形というイメージである。1番小さい人形がどんな顔をしていたかは覚えていないが少なくとも不気味な印象はない。
    これが夜一人でいる時に目が合ったり、大人になった今見たら違う印象を受けるのだろうか。

    物語はハヌッセンになりたい大人たちの視点から清家一郎との日々が語られていく。誰も清家一郎がわからない。

    私たちは分からないモノが不気味で、勝手に真実なるモノを探してしまう。必ず真実があると追求

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    2025年06月10日