早見和真のレビュー一覧
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・良くできた内容ではあるし推敲に推敲を重ねて無駄なパートは無いと感じました
・誰しもが家族や友人、社会環境などに何らか影響(場合によっては支配)されているわけで、本作品における清家がたまたま傑出した「器」であったから小説として成立しているとも言える
・近年では経済学コミックス『カモのネギには毒がある』等で知られるようになったマニピュレーターについても軽く紹介されています
・ヒトを操りたい方(笑)にオススメの良作
本の概要
若き総理候補が、誰かの操り人形だったら? 人間の心の闇に迫るミステリー。
47歳で若き官房長官となり、総理への階段を駆け上がる男は、周囲を魅了する輝きを放っていた。
「彼 -
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子供の感じる世界の狭さというのでしょうか。いい意味でも悪い意味でもその狭さをよく書いてくれていると感じます。
大人の世界に間借りさせてもらっている感覚というのが適切かわかりませんが、子供は親には抗えきれません。その窮屈さと諦めみたいな世界の狭さ。
一方で何もかもが新鮮で、全てが冒険になる世界の狭さ。大人に内緒で秘密基地を作っていたありし日の自分を思い出して、胸がいっぱいになりそうでした。
宗教というセンシティブなテーマが目を引きますが、そんなにどろどろしてません。
爽やかさと、少しの切なさが残るいい読後感でした。
子供に読んでもらって感想文読んでみたい作品でした。 -
購入済み
シリーズテッパン
のやり取りと大まかなあらすじでした
著者の作品の入り口のシリーズなので
今回も拝読しましたが、物凄くシリアスなお話も
物凄泣けるお話もあるので、懐の深さを感じます。 -
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ジャニーズの存在もいわゆるジャニーズ騒動にも1ミリも興味はなかったが、とりあえず早見作品なので読んでみた。一番驚いたのは、ジャニーズという会社があまりにも町工場以下で、切ったはったのないヤクザ社会とほぼ同列という情けない状態で、何百億・何千億もの金を動かしていたことだ。芸能界・メディアは何十年も、この虚像に平伏してきたことは驚愕でコメディに近い。ジャニー・メリー・ジュリー家族を一種のモンスターと思っていたがこれも張子の虎で、特異な才能はもつものの人格にかなり難のあるジャニー・メリー姉弟の下で育たざるをえなかったジュリーには、ある意味被害者の側面もあったことも理解でき、トラジディを感じた。また早
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Posted by ブクログ
普通とは違った境遇で育ち、素直な少年が周りの人の影響を受け、官房長官にまで上り詰めたのかと序盤は思わせる展開。
第1章での松山での男子校の生徒会長選挙での下りも街の情景が浮かび、清家を取り巻くみんなの熱さが良かった。
第三章以降、どんどんミステリー要素を含んでいき、彼は一体誰に操られているのかと謎にぐいぐいと引っ張られていく。
自分が目標を達成するのにちょうどいい器の人間がいたとして、それを操ろうと言う欲求が生まれるのは必然なのだろうか。
清家はどこに進んでいくのか。
官房長官の先に何が待っているのかと思うと、ミステリーを越しててホラーに感じてしまう。
早見和真さんの作品は、「店長がバカす -
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ネタバレ前作「店長がバカすぎて」では、イライラした記憶が引き起こされたのに、なぜだか気になってしかたない、この続編。
何がそんなに気になるのか、これはもう読んで確かめてやろうじゃないかと読み始めることにした。
「新!店長がバカすぎて」ということは、小柳さんも店長になったらバカだったということが分かった!みたいな展開のものか!?と勝手に想像して読み始めた。
……が、「新!」「店長がバカすぎて」って、そのまんまのタイトルやないかーい!と、分かり、早々に満足してしまう。
いやいや、しかししかし、更に読み進めて行って、(なんだこれは!?こんなとこだけになんでわざわざこんな表記??)と意味不明な違和感と -
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2025年本屋大賞2位『アルプス席の母』、早見和真、デビュー作『ひゃくはち』。
徳島への転勤辞令がでた青野雅人。
恋人・佐知子から打ち上げられる、『私たち前に会ったことがある。』、『高校生のとき』…
雅人が強豪・京浜高校野球部の補欠部員だったときに2人は会っていた…
記憶をたどるうちに、甦る野球づけの日々からの煩悩…
そして、忘れようとしていたある事件…
強豪校の野球部員なのに、酒にタバコに合コン、体罰…
大丈夫なのか⁇
昔はなんでもありだったのか⁇
そういえば、メジャーリーガー・Dもフライデーされてた、タバコ吸ってるところ。
見つかって、出場停止とかになるのでは⁇とヒヤヒヤしながら、読 -
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ネタバレ突然の母の発病、多額の借金、サラ金と最悪の状況から始まる。きれいごとでは済まない、それぞれの思い、そして長男の嫁の深雪の気持ち。冷たい嫁、と感じるよう書かれているが、そりゃそうだろう。自分の母だったら、自分が母だったら、など思ったが深雪に限りなく肩入れしてしまった。夫の親の借金1200万円返済のため、夫はうまく転職でき年収を上げクリアできたが妻の立場なら全く面白くない。相手の親を含め家族になることが結婚、理屈は分かるが、食欲増くらいでは収まらないと思う。
母の若葉玲子がノートに書いた「とっても、しあわせな、じんせいでした」私はそれを書ける自信がない。確かに玲子は幸せだ。
リアルでは難しいかもし -
購入済み
タイトル含め
全てが繋がり物語として伏線回収されることに
ただただ感服
最新刊の八月の母もですが、小説にエンタメを
求める自分にはあまりに暗くて重い
読み返すことはないけど思い出すことは
今後も何回もありそう
暫く引き摺る、実話を基にしていない分
救われる。