早見和真のレビュー一覧

  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    馬と人間のファミリーの物語。

    馬主になるって、「経済力」と「途中で諦めない力」と「人と馬を魅了する人間力」と「強運」が必要だ。
    競馬という世界を「馬主側」から見ることができた。新しい世界だった。

    「勝てない馬がついに勝って感動した」という感動物語ではない。
    登場人物を単一化せずに、一人一人の人間を丁寧に描写し、挫折や葛藤、喜び、悲しみなどの心の表現が素晴らしかった。

    私は、子供やその後の世代に何が残せるだろう。

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    2026年01月26日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    ネタバレ

    相変わらず面白い…
    最後の最後でどんでん返しや、5章から視点が変わると身構えていたはずなのにまんまと驚かされた。
    それにしても店長は一体どんな人なのか…
    わかるようでわからない。
    また作中で本屋や小説を読むことへの意味や魅力が語られているが、わかるわかると本好きとして納得することも多く、やっぱりこの物語が好きだ

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    2025年11月11日
  • 笑うマトリョーシカ

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    ネタバレ

    とても面白く、かつ風邪を引いていたこともあって、一気に読んだ。いろんな登場人物がそれぞれの視点で物語を語って行くのだけども、それぞれにいろんな背景や葛藤があることがどんどん分かってくる感じが良い。最後のどんでん返し(と私は解釈)も良かった。

    ネタバレになるけども、つまりは一郎は二十歳を過ぎたくらいのときからは「見くびるなよ、軽んじるなよ」精神で各登場人物への復讐劇を実行してきたと。そして、「ニセモノがここまで出世することはない」というのが本当だとすると、一郎は本当の天才ってことか。そういう意味ではとっても痛快なストーリーでもある。

    本当の自分ってよくテーマになる気がするけど、演じているのも

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    2025年11月10日
  • 笑うマトリョーシカ

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    ネタバレ

    どこから操られてたフリをしていたのか、最初から空っぽなように見せかけて実はずっと自分の意思で動いていたのか、だとしたら人の使い方が天才的すぎる

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    2025年11月05日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    ネタバレ

    早見さんの小説はオチが綺麗でいいよなぁ。
    人がいっぱい出てくるから忘れる前に読み切った方がいい。
    自分の人生は自分で決めればいい、死ななきゃどうにでもなるなんて嘘やとは思うが、そう思うことで変えられる自分や、変わる何かがあると思いたい。

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    2025年11月05日
  • 八月の母

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    とても重くて一言で語る事が出来ない小説だった。
    母と子の呪縛。螺旋階段のように続いていたものを断ち切った事で一筋の光が見えたのがこの本の唯一の救いでした。

    紘子は尊敬するお兄さんの強くなれ、許してあげてという言葉がずっと胸にあったからこその行動だったんだな。胸が締め付けられる程読むのが辛かったけど、お兄さんの言葉でも少し救われた気がした。

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    2025年11月03日
  • 笑うマトリョーシカ

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    ネタバレ

    面白かったー
    青春モノがすきなので、前半はサクサク読み進めてあっという間に高校編が終わった。
    これからは鈴木が清家を利用して(とはいえ「友達」なのである程度お互いを尊重しながら)政治家を目指すって話かな?と思ったら二転三転するのでますます目が離せなくて一気読みだった。

    鈴木が操ってると思ったら蓋を開けたら母の存在…と思えばさらに蓋を開けると美和子の存在。
    ここまでは予想しながら読んでたけど、さらに蓋を開けたら清家がいて実は自分は自分でコントロールしていたと。清家、お前、中にいたんか?!って思った。
    初めてマトリョーシカを見た時って、まだ開くの?まだ開くの?…で最後にちっさいのが出てきて、お前

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    2025年10月29日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    なまじ知っている方のお名前が頻出するので、ついつい一言一句読んでしまい時間が掛かった。

    大変だな…と同情信も湧いたり…つい最近まで超売れっ子が、売れるまで相当時間を要したことを初めて知った。

    売れてからしか知りようがないので初めっから売れているグループと勘違いしてしまいがち。

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    2025年10月23日
  • 笑うマトリョーシカ

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    2日ぐらいで読み終えた。
    なんとなく予想できていた展開ではあったけれど、
    最終章に行くにつれて何が正解なのか分からなくなってくる錯覚に陥った作品。

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    2025年10月19日
  • 笑うマトリョーシカ

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    最近ハマっている早見和真さん。

    キャッチーな作品名ですが、これがこの物語の核となっている。
    清家一郎という官房長官を務める政治家の半生を追う形で展開されていくが、この清家が不思議な人物で誰かに操られように役を演じ、それを上手くこなす。
    のちの秘書となる高校の同級生の鈴木俊哉と視点を入れ替えながら進み、後半は清家の性質に気づいた記者である道上香苗の視点も加わりながら真相に迫っていく。
    妖しい美人母、失踪した恋人、恩師の突然の死など謎を散りばめながらの展開で、終始先が気になる。
    久しぶりにお話に没頭できました。

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    2025年10月18日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    相変わらずの山本店長。
    どこまでもポジティブで、空気の読めない店長…
    こんな上司はイヤ…
    なぜ店長のままでいられるのか疑問です。
    でも他人事なので、笑っちゃいます。

    京子が店長になればよかったのに…

    またまだ物語は続いていきます。
    次が楽しみです。

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    2025年10月13日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    相変わらずの店長
    そして、今回の重要な本として出てくるステイフーリッシュビッグパイン。めっちゃ読んでみたい。
    その小説みたいな造りにこの小説自体がなっていて、やっぱり今回も!な展開に次作にも期待!

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    2025年10月11日
  • 笑うマトリョーシカ

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    ・良くできた内容ではあるし推敲に推敲を重ねて無駄なパートは無いと感じました
    ・誰しもが家族や友人、社会環境などに何らか影響(場合によっては支配)されているわけで、本作品における清家がたまたま傑出した「器」であったから小説として成立しているとも言える
    ・近年では経済学コミックス『カモのネギには毒がある』等で知られるようになったマニピュレーターについても軽く紹介されています
    ・ヒトを操りたい方(笑)にオススメの良作

    本の概要

    若き総理候補が、誰かの操り人形だったら? 人間の心の闇に迫るミステリー。
    47歳で若き官房長官となり、総理への階段を駆け上がる男は、周囲を魅了する輝きを放っていた。
    「彼

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    2025年10月11日
  • ぼくんちの宗教戦争!

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    子供の感じる世界の狭さというのでしょうか。いい意味でも悪い意味でもその狭さをよく書いてくれていると感じます。
    大人の世界に間借りさせてもらっている感覚というのが適切かわかりませんが、子供は親には抗えきれません。その窮屈さと諦めみたいな世界の狭さ。
    一方で何もかもが新鮮で、全てが冒険になる世界の狭さ。大人に内緒で秘密基地を作っていたありし日の自分を思い出して、胸がいっぱいになりそうでした。

    宗教というセンシティブなテーマが目を引きますが、そんなにどろどろしてません。
    爽やかさと、少しの切なさが残るいい読後感でした。
    子供に読んでもらって感想文読んでみたい作品でした。

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    2025年10月10日
  • さらば! 店長がバカすぎて

    購入済み

    シリーズテッパン

    のやり取りと大まかなあらすじでした

    著者の作品の入り口のシリーズなので
    今回も拝読しましたが、物凄くシリアスなお話も
    物凄泣けるお話もあるので、懐の深さを感じます。

    #笑える

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    2025年10月10日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    ジャニーズの存在もいわゆるジャニーズ騒動にも1ミリも興味はなかったが、とりあえず早見作品なので読んでみた。一番驚いたのは、ジャニーズという会社があまりにも町工場以下で、切ったはったのないヤクザ社会とほぼ同列という情けない状態で、何百億・何千億もの金を動かしていたことだ。芸能界・メディアは何十年も、この虚像に平伏してきたことは驚愕でコメディに近い。ジャニー・メリー・ジュリー家族を一種のモンスターと思っていたがこれも張子の虎で、特異な才能はもつものの人格にかなり難のあるジャニー・メリー姉弟の下で育たざるをえなかったジュリーには、ある意味被害者の側面もあったことも理解でき、トラジディを感じた。また早

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    2025年10月04日
  • ひゃくはち

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    某野球部の事件がなければ… これを読み終えた時の感想は違ったかもしれない。甲子園を1開戦で離脱した有名校は、何故今?と思ってるんじゃないかと思ってしまった。だって、本書の中の野球部員も先輩が後輩に暴力振るうのは当たり前。喫煙も飲酒もし放題だ。当時は当たり前だったなんてことは無い。野球部だけ異常なのが当たり前って事なのか。最終的に喫煙バレた系かと思ったらもっと酷かった。デビュー作としては凄いとは思うけど。

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    2025年12月02日
  • 笑うマトリョーシカ

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    普通とは違った境遇で育ち、素直な少年が周りの人の影響を受け、官房長官にまで上り詰めたのかと序盤は思わせる展開。
    第1章での松山での男子校の生徒会長選挙での下りも街の情景が浮かび、清家を取り巻くみんなの熱さが良かった。
    第三章以降、どんどんミステリー要素を含んでいき、彼は一体誰に操られているのかと謎にぐいぐいと引っ張られていく。

    自分が目標を達成するのにちょうどいい器の人間がいたとして、それを操ろうと言う欲求が生まれるのは必然なのだろうか。
    清家はどこに進んでいくのか。
    官房長官の先に何が待っているのかと思うと、ミステリーを越しててホラーに感じてしまう。

    早見和真さんの作品は、「店長がバカす

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    2025年09月30日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    ネタバレ

    あいかわらず店長と谷原京子のキャラクターは面白かった。
    ただ、ストーリー的には前作を超えるほどでは無いかなと思う。また、最後の展開はあまり現実的ではないと感じたことも少し評価を下げることにした要因である。

    でも、総合的に娯楽要素は申し分ないので読んで後悔はない。

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    2025年09月29日
  • 笑うマトリョーシカ

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    官房長官まで登り詰めた政治家を取り巻く人間関係の物語。ヒトラーの側にいたハヌッセンのように政治家を裏で操っているのは誰か、を次々スポットライト当てるように過去の話しが語られる。思いがけない証言もあり興味は尽きない。その人間模様の話しが思っていた以上の展開で読み出したら止まらない。ラストは皆が思っていた結末ではないが妙に納得の「そうだよね」だった。物語の絡みをマトリョーシカに例えたのはわかりやすかった。

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    2025年09月27日