早見和真のレビュー一覧

  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    幸乃が死刑を頑なに望む理由は?
    幸乃のために奔走する人々は、結局彼女の人生全てを見ていたわけでもない。どれほど彼女に思いをかけても、彼女がなぜ死刑を望むのか、そのことに思いを馳せた人はいなかった。
    幸乃本人よりも、私は関わった人々が幸乃をどう見てきたのか、なぜ彼らには幸乃が心を開き切らなかったのか、その点に興味が湧いた。

    元恋人が忘れられず、ストーカー行為を繰り返した挙句、恋人の妻と子供二人を焼死させた女性死刑囚…。序文で語られるよくあるバッグボーン。

    判決では一言で語られてしまった彼女の人生を、その時々近くで見ていた人物の回想で物語るという形式が興味深い。
    一言で語るというのは、その他の

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    2025年12月31日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    今作もなかなか楽しかった。
    本屋と柔らかいミステリーが融合しつつも、キャラクターが立っていて読みやすい。
    これが、ロイヤルファミリーやマトリョーシカと同じ作者というのだから、本当にすごいこと。

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    2025年12月27日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    続編も面白かった〜
    安定のキャラ濃いめメンバーが魅力的過ぎる。色々起こる日々も素敵過ぎる。
    でもミステリー感というか謎解き的な感じでより楽しめたのは前作だった!

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    2025年12月26日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    店長がバカすぎてほどの衝撃はなかった。が、面白い!

    私も本屋のある街に住みたいし、本を作品と呼べる人でありたいし、世界中の本屋を巡って、本好きと本の話で盛り上がりたい。

    本を好きであることをこれほど肯定してくれる作品はない。胸が熱くなるなる部分が前作につづき何箇所もあった。

    小説王でも感じたが、早見さんは本当に本が好きなのだと、いまの出版業界をみて、どうしたらよいかをとても考えている人なのだと思う。

    客観的な視点を持ちつつも、本への情熱は人一倍で、そのバランスが素晴らしく、大衆に迎合しすぎても、独りよがりでもない作品が書けるのだろう。

    これからも早見作品は積極的によんでいきたい。

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    2025年12月24日
  • 八月の母

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    どんどんページは進むけど、ものすごく重量感のあるストーリー。
    最後のシーンでの螺旋階段の立ち切りには感動したけど、実話が元になってる事なども後書を読んで知り、なんとも言えない気分になった。
    早見和馬さんの作品は、作品ごとの振れ幅が大き過ぎるよ。。。

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    2025年12月20日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    2025.12.19〜12.21

    27歳、まだまだこれからだよ、諸君。自分の意志で自分のやりたいことをはじめられる。その結果は、全て自分に戻ってくる。それだけを心に留めて、生きろ。

    と、もうすぐ3回目の27歳を迎える私は思っている。
    どこにいても、空は青い。そんな日々が送れるといいな。

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    2025年12月21日
  • 笑うマトリョーシカ

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    ネタバレ

    久しぶりに長編小説を一気読みした、、、
    一郎を操っているのは誰だ?!が二転三転して、文字通りマトリョーシカを開け続ける感じで痺れたぁ

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    2025年12月17日
  • 八月の母

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    読み進まずにいられない…という意味で、評価⭐︎4ではあるが、どうもこうもない。
    最悪な気分になる。
    これが、実話だなんて聞くと更に驚愕だし、脱力する。こんな事許されている世界があったのか…

    置かれた過酷な環境は、同情の余地があるとしても
    どいつもこいつも、身勝手な部分は構わず振りかざす。陽向にしたって、綋子を助けられる術がなかった訳じゃないだろうが…
    母の呪縛って恐ろしい。
    暴走する母性も恐ろしい。いや、それを母性とは言わんだろ。

    出てくる男もクズだし、ため息しか出ない作品だった…

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    2025年12月15日
  • アルプス席の母

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    本屋さんの平積みになってたのを見て、
    読んでみました。

    読むまでに時間が空いてしまって
    その間に少し前に読んだ三宅香帆さんの著書の中で
    チラッと「息子を持つ母の話」みたいなことが書かれてあって、そんな本なんだ、くらいで読み始めました。


    あらすじは...
    死別シングルマザーの菜々子には、野球が上手な一人息子の航太郎がいる。その息子が甲子園を目指して、野球に力を入れている高校の野球部に入ることになるが...

    本当に始終、この母、目線で書かれてる小説で、
    私は菜々子と同じくらいの年齢だけれども
    子供がいないんだけど
    子供がいるとこんな感情を抱くんだろうな...
    と何だか母になった気分を味わえ

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    2026年02月07日
  • アルプス席の母

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    団体スポーツを経験した親の葛藤や心情がグッとはいってくる。
    高校野球児の母ではなかったけれど
    球児の母って大変だな~と思うとともに、
    息子が好きすぎるだろって思っていました。
    でも、そうなっちゃうよねってこれ読んで思っちゃいました。

    秋山菜々子は夫と死別し、一人息子の航太郎を育てている。
    中学までシニアリーグで活躍
    スカウトもきたが、第一志望の山藤学園からは声がかからず、
    希望学園に入り、甲子園を目指すことに。

    息子の入寮、
    父母会や監督の理不尽さ、人間関係の難しさ、いじめ?
    息子の成長
    息子のケガ、など
    甲子園を目指す息子の母の気持ちが痛いほど伝わってきました。
    言いたいけど言えない。

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    2026年02月06日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    「その人たちだけ出来なかったこと」が、「その時しかないもの」に変化する。
    いろんな見方があると思うけど、もちろん納得できないことだらけだろうけど、あの夏を少年たちがどう消化していったのか。
    ちょっと胸が苦しくなりつつ読みました。 550

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    2025年12月11日
  • 八月の母

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     この作品で自分が感じたのは「絶対にこの人みたいにならない」「同じ人生(ルート)を歩まない」と決めていても、気づけば壊れていき、気づけば全くその人と同じ風にしてしまってるのでは自分でもないのかと思った。

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    2025年12月09日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    僕は幸乃を信じることができませんでした。
    幸乃は作中を通して常に善人として描かれていたのに、彼女が殺人事件を起こしたことを疑問にすら思いませんでした。慎一は幸乃ちゃんはやってない。みたいなセリフでは翔と同じようにそんなことねーよ頭お花畑かよ。と思いました。これを読んだ人は誰しもそう思ったのではないでしょうか。作者にしてやられました。悔しいです。信じることって難しいですね。

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    2025年12月08日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    続編もやっぱりイラっと!
    主人公が変わってる章に入って、あれ…この展開?とソワソワさせられたり、よくわからない出来事が続けておきたり、今回も谷原京子と同じ目線で楽しめた。
    さらば!まで見届けないと。

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    2025年12月03日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    何やら既視感ありながら読み進め
    途中で「東京ドーン」の加筆修正か〜と気づきましたが昔読んだ時よりなぜか刺さるわ
    ちょうど同い年の一人娘といろいろ被るとこが多くて 9年前は読んでてイラついたんだけどね
    今回は登場人物の親達にイラつく不思議
    親達の駄目な部分、私もしっかり被ってたわ 反省反省

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    2025年11月29日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    現在、小説『ロイヤルファミリー』がまたドラマ化され注目を集めている作家、早見和真さんの6つの短編からなる小説。表示が素敵なので即買い。

    主人公はいずれも東京に住む27歳の同じ歳。会社員であり、アルバイトであり、派遣社員だったり、バーテンダーであり、そのうちの2人は恋人同士だったりし、またそれぞれの主役の話に、脇役として登場したりする。この辺りの設定がうまいなあと思う。

    自分が主人公でもあり、人の人生においては脇役なんだけど何かしらの干渉をし合うもの。そんなドラマチックな要素がたくさん小説に含まれている。

    また主人公の年齢が27歳というのも、物語を一層面白くしているのかな。自分自身の27歳

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    2025年11月26日
  • 八月の母

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    イノセント・デイズは衝撃的だった。
    ここから早見作品にハマった。
    実在の事件をモチーフに描かれた「八月の母」
    集団心理の恐ろしさを改めて痛感した。
    助ける事、逃げる事、出来ることがなかったのか。
    あまりにも悲しい結末に心が痛い。

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    2025年11月26日
  • 八月の母

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    なんかの本で無条件の愛を注ぐのは親ではなく子供ということを見たことがある。それとはまた一線を画すような視点。抜け出せないような螺旋階段。
    世界が狭くなる、抜け出せないと思うことはわかる気はする。
    母とはなんだろう。父とはどんな存在なんだろう。
    そんなことを考えながら読み進めた。

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    2025年11月23日
  • 八月の母

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    ネタバレ

    イノセント・デイズを越えるまでは行かず、★4.5でした。
    途中までは母娘2代の話かと思いきや、実は3代の話というちょっとした引っかけみたいな仕掛けが面白かったです。
    最後の紘子の下りは、お願いだから最悪の事態だけは…と願いましたが、やはりダメでした…。
    この祈りながら読む感覚は、イノセント・デイズの最後を読んだ際と似た感じです。

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    2025年11月21日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    早見和真さんの著作と知り手に取ったが、想像していた以上に読み応えがある作品だった。

    旧ジャニーズ事務所の性加害問題で猛烈批判を浴びた元社長・藤島ジュリー景子さんとのインタビュー形式で構成された本作。

    深い所まで容赦なく切り込む早見さんの質問に真摯に答えるジュリーさんの姿が印象的。

    性加害問題だけではなく、ジュリーさんが『嵐』と歩んで来た苦難の道のりや、SMAP解散騒動、所属していた多くのタレントとの関係性なども描かれ非常に興味深かった。

    70歳で死にたいと話す彼女だが追記で明かされる『嵐』への想いに胸が熱くなる。

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    2025年11月13日