早見和真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2025年本屋大賞2位『アルプス席の母』、早見和真、デビュー作『ひゃくはち』。
徳島への転勤辞令がでた青野雅人。
恋人・佐知子から打ち上げられる、『私たち前に会ったことがある。』、『高校生のとき』…
雅人が強豪・京浜高校野球部の補欠部員だったときに2人は会っていた…
記憶をたどるうちに、甦る野球づけの日々からの煩悩…
そして、忘れようとしていたある事件…
強豪校の野球部員なのに、酒にタバコに合コン、体罰…
大丈夫なのか⁇
昔はなんでもありだったのか⁇
そういえば、メジャーリーガー・Dもフライデーされてた、タバコ吸ってるところ。
見つかって、出場停止とかになるのでは⁇とヒヤヒヤしながら、読み進める。
確かに『子どもができたら、野球部をやめるなんて話』は聞いたことはない…
が、子どもがいる高校野球部員も聞いたことはない…
そもそも野球部を辞める前に、働くことを優先し、やめていかざるをえないだろうから。
野球を続けることができない、が、正しいのだろう。
が、野球をやめるか、子どもをおろすか。
そんな選択肢はないだろう。
人として、子どもを産むべきだ。
それをノブに決めさせようとした、山田監督は教育者として相応しくない。
野球部員である前に、ひとりの男として、ひとりの人間として、教育をしなければならないのに。
高校野球の『基準』に抗う雅人。
高校野球だけでなく、小さな世界の『基準』が、人間しての選択よりも優先されてはならない。
ノブがちゃんと千渚と結婚し、好太を産み、育てていることに安心した、大変な苦労もあったはずだろうに。
『アルプス席の母』の文庫化が待ち遠しい。
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購入済み
タイトル含め
全てが繋がり物語として伏線回収されることに
ただただ感服
最新刊の八月の母もですが、小説にエンタメを
求める自分にはあまりに暗くて重い
読み返すことはないけど思い出すことは
今後も何回もありそう
暫く引き摺る、実話を基にしていない分
救われる。 -
Posted by ブクログ
一対一の対峙で、作家が丹念に藤島ジュリーという人物を掘り下げていく過程が興味深い。あの企業はなぜあれほど巨大化したのか?なぜあのような事件が起きて、あれほどの被害者が出たのか?そういったことはこの本を読むだけでは分からないけれど、その渦中に放り込まれた藤島ジュリーが、必死に問題解決を図ろうとしていたことは伝わる。私が1番感じたことは、日本の報道は作られたストーリーと結論ありきで報道しているのだなぁということ。あの悪魔のような人物に加担し、見逃していた多くのマスコミに気持ち悪さを感じた。嵐の活動終了ライブに向けジュリーさんが、何かしら気持ちの区切りがつけられるよう願わずにいられない
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Posted by ブクログ
学生頃は家業がある人っていいなって思ってた。特に女性はとりあえず自分のやりたいことやって、ダメだったら実家で働けばいいんだしなんて浅いこと思ってた。
本を読んでみて、ジュリーさんは大きなプレッシャーと共に生きてきたんだろうな、そんな甘っちょろい状況じゃなかったんだなと他人ながら思った。
著者も記載している通り、あくまで裏どりはしてないジュリーさん目線の話。一部今まで自分が見聞きしていた情報と異なるところもあるから、決して全てが正しいとは思わないが、親の血を継いだ高圧的な暴君的イメージからはだいぶ離れたイメージだった。
問題発覚の時は、皆んな騒いで手のひら返ししてと思っていたが、所詮自分も情報に踊らされる側なんだと認識させられる。 -
購入済み
かなり重い
そして暗い、少し引きずる
店長が馬鹿過ぎてから著者さんを知り
小説王でファンになり、アルプス席の母で
確実なファンになったけど、これは堪える
誰もレビューしないのも納得
愉快な文章は一文なし、実際の事件が題材って
知ってからは更に重い気持ちになります
エンターテイメントとかを求めるのでしたら
失礼ながらオススメしません。
心して読むべし! -
Posted by ブクログ
今でも思い出す2020年、甲子園の中止が発表された時。
本当に高校野球って甲子園って何だろう
あの年大なり小なり色んなことが中止になっていく中で甲子園の中止が1番「ありえない」って感じた・・・。
著者の早見さんが、強豪の済美高校、星稜高校に直接足を遊んであの年の夏の正解を探る、ノンフィクション作品です。
監督の声、選手の声、そして元高校球児だった筆者の考え。
苦い苦しい気持ちで読み進めながらも、
不思議と爽快感もある読み応えでした!
特に印象に残ったのは、終盤での「基本的に高校野球の最後って負けるんです」という言葉。
負けることすら出来なかった3年生を思うと………掛ける言葉の正解が見つからない -
Posted by ブクログ
始まりは一見野球小説とは結びつかない展開ですが、
記憶を呼び覚ますにつれて色濃く語られる主人公"青野雅人"の高校野球部員時代の話。
めちゃくちゃ青春が詰まった高校生活。
高校野球とか甲子園とかってなんなんだろ〜〜〜
魔物???野球をやった経験も、甲子園を目指した経験もない私ですが読んでるうちに球児達と同じ熱い気持ちなってしまう。
作中ではずっと秘密にされてた佐知子との出会いは
ああ、そんなもんかいみたいな気分だったけど
その後明かされる事件、そして再会で普通に泣いてしまったし泣きながら笑って感情バグりました…。
高校野球の延長戦が、最大18回だった時代の話。