早見和真のレビュー一覧

  • 笑うマトリョーシカ

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    ネタバレ

    とても面白く、かつ風邪を引いていたこともあって、一気に読んだ。いろんな登場人物がそれぞれの視点で物語を語って行くのだけども、それぞれにいろんな背景や葛藤があることがどんどん分かってくる感じが良い。最後のどんでん返し(と私は解釈)も良かった。

    ネタバレになるけども、つまりは一郎は二十歳を過ぎたくらいのときからは「見くびるなよ、軽んじるなよ」精神で各登場人物への復讐劇を実行してきたと。そして、「ニセモノがここまで出世することはない」というのが本当だとすると、一郎は本当の天才ってことか。そういう意味ではとっても痛快なストーリーでもある。

    本当の自分ってよくテーマになる気がするけど、演じているのも本当の自分だよね。「演じる」ことを決断してるのは自分だし。

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    2025年11月10日
  • 笑うマトリョーシカ

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    ネタバレ

    どこから操られてたフリをしていたのか、最初から空っぽなように見せかけて実はずっと自分の意思で動いていたのか、だとしたら人の使い方が天才的すぎる

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    2025年11月05日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    ネタバレ

    早見さんの小説はオチが綺麗でいいよなぁ。
    人がいっぱい出てくるから忘れる前に読み切った方がいい。
    自分の人生は自分で決めればいい、死ななきゃどうにでもなるなんて嘘やとは思うが、そう思うことで変えられる自分や、変わる何かがあると思いたい。

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    2025年11月05日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    前作以上にキャラクター一人ひとりの個性が際立ち、それらが複雑に、かつ見事に絡み合う展開に「噛めば噛むほど」の面白さを感じました。
    バラバラな方向を向いているようでいて、どこか繋がっている和気藹々とした空気感。店長という劇薬が、絶妙な分量で物語にスパイスを加え、周りの面々がそれをどう捌いていくか。そのバランスが完璧で、読み進めるほどに彼らのことが愛おしくなる、前作超えの満足感でした!

    0
    2026年03月22日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    なまじ知っている方のお名前が頻出するので、ついつい一言一句読んでしまい時間が掛かった。

    大変だな…と同情信も湧いたり…つい最近まで超売れっ子が、売れるまで相当時間を要したことを初めて知った。

    売れてからしか知りようがないので初めっから売れているグループと勘違いしてしまいがち。

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    2025年10月23日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    シリーズテッパン

    のやり取りと大まかなあらすじでした

    著者の作品の入り口のシリーズなので
    今回も拝読しましたが、物凄くシリアスなお話も
    物凄泣けるお話もあるので、懐の深さを感じます。

    #笑える

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    2025年10月10日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    ジャニーズの存在もいわゆるジャニーズ騒動にも1ミリも興味はなかったが、とりあえず早見作品なので読んでみた。一番驚いたのは、ジャニーズという会社があまりにも町工場以下で、切ったはったのないヤクザ社会とほぼ同列という情けない状態で、何百億・何千億もの金を動かしていたことだ。芸能界・メディアは何十年も、この虚像に平伏してきたことは驚愕でコメディに近い。ジャニー・メリー・ジュリー家族を一種のモンスターと思っていたがこれも張子の虎で、特異な才能はもつものの人格にかなり難のあるジャニー・メリー姉弟の下で育たざるをえなかったジュリーには、ある意味被害者の側面もあったことも理解でき、トラジディを感じた。また早見氏にインタビューアとしての才があり、的確かつ鋭い質問の連続にも目を見張ったし、それに対して逃げも隠れもせず回答するジュリーの真摯さも天晴で、芸能界のモンスターだったジャニーズに対して、その全く出鱈目な虚像の仮面が暴かれた時に、恨み骨髄でスクラムを組んで虚実綯い交ぜでリンチに走るメディアの目糞鼻糞っぷりが余計に際立つ格好。早見氏も書いているが、このインタビューは真摯ではあるものの言いたい放題の側面があり、後追い取材もされていないので、全くノンフィクションではないが、かなり計算されたノンフィクション系小説として、ジャニーズに興味がなくても十分読書に値する作品になっている。

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    2025年10月04日
  • ひゃくはち

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    某野球部の事件がなければ… これを読み終えた時の感想は違ったかもしれない。甲子園を1開戦で離脱した有名校は、何故今?と思ってるんじゃないかと思ってしまった。だって、本書の中の野球部員も先輩が後輩に暴力振るうのは当たり前。喫煙も飲酒もし放題だ。当時は当たり前だったなんてことは無い。野球部だけ異常なのが当たり前って事なのか。最終的に喫煙バレた系かと思ったらもっと酷かった。デビュー作としては凄いとは思うけど。

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    2025年12月02日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    意外と面白かった。元ジャニーズ事務所社長とのインタビュー。世間のイメージとはだいぶ異なる人。( そのイメージもマスメディアが勝手に造ったのかも知れない)(本人が嘘をついてないのなら)

    「華やかなジャニーズ事務所の話でもあり、かつて栄華を極めた町工場で起きたようなトラブルの話ですよね」

    ジャニーズ事務所が家内制手工業的であることに驚く。企業としての体裁が整ってなかったそうなのだ。

    他にはメリー喜多川のことや、なかなか売れなかった嵐の話などが印象的だった。

    可哀想な一人の女性の回顧録なのか、それとも幸せな人なのか。

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    2025年09月13日
  • ひゃくはち

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    2025年本屋大賞2位『アルプス席の母』、早見和真、デビュー作『ひゃくはち』。

    徳島への転勤辞令がでた青野雅人。
    恋人・佐知子から打ち上げられる、『私たち前に会ったことがある。』、『高校生のとき』…

    雅人が強豪・京浜高校野球部の補欠部員だったときに2人は会っていた…
    記憶をたどるうちに、甦る野球づけの日々からの煩悩…
    そして、忘れようとしていたある事件…

    強豪校の野球部員なのに、酒にタバコに合コン、体罰…
    大丈夫なのか⁇
    昔はなんでもありだったのか⁇
    そういえば、メジャーリーガー・Dもフライデーされてた、タバコ吸ってるところ。
    見つかって、出場停止とかになるのでは⁇とヒヤヒヤしながら、読み進める。

    確かに『子どもができたら、野球部をやめるなんて話』は聞いたことはない…
    が、子どもがいる高校野球部員も聞いたことはない…
    そもそも野球部を辞める前に、働くことを優先し、やめていかざるをえないだろうから。
    野球を続けることができない、が、正しいのだろう。

    が、野球をやめるか、子どもをおろすか。
    そんな選択肢はないだろう。
    人として、子どもを産むべきだ。
    それをノブに決めさせようとした、山田監督は教育者として相応しくない。
    野球部員である前に、ひとりの男として、ひとりの人間として、教育をしなければならないのに。

    高校野球の『基準』に抗う雅人。
    高校野球だけでなく、小さな世界の『基準』が、人間しての選択よりも優先されてはならない。

    ノブがちゃんと千渚と結婚し、好太を産み、育てていることに安心した、大変な苦労もあったはずだろうに。

    『アルプス席の母』の文庫化が待ち遠しい。



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    2025年09月07日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

    購入済み

    タイトル含め

    全てが繋がり物語として伏線回収されることに
    ただただ感服

    最新刊の八月の母もですが、小説にエンタメを
    求める自分にはあまりに暗くて重い

    読み返すことはないけど思い出すことは
    今後も何回もありそう

    暫く引き摺る、実話を基にしていない分
    救われる。

    #ダーク #深い

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    2025年09月02日
  • スリーピング・ブッダ

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    なんなんだ?このお話は!

    何年間にも及ぶ時の流れの中で、主に2人の人間たちが、どう感じて、どう思って、どう決断して、という感じのお話でした。

    圧倒されました。

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    2025年08月30日
  • あの夏の正解(新潮文庫)

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    2020年、済美と星稜の強豪2校に密着し「甲子園のない夏」の意味を問い続ける。

    監督、選手の率直な気持ちが見事に引き出されている。
    著者の学生時代と照らし合わせながら当事者の迷いや葛藤に向き合っている。

    困難から希望を見出す選手の姿に感動する。

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    2025年08月28日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ザ・ロイヤルファミリー

    テレビドラマ化されると知って、久々に小説を読みましたが、文章も読みやすく、競馬に詳しくない私でも最後まで飽きずに読めました。競馬に関しては、説明というよりは簡単なガイド的なものなので、逆により興味を持てました。順風満帆なサクセスストーリーではないのに、読み終えた後は、何となく競馬場の緑の芝生の爽やかな風が吹いてくるような後味の良さがあります。ドロドロした人間模様は疲れるから敬遠したい方におすすめです。取り敢えず私は、競馬場に行って美しい競走馬をこの目で見たくなりました。

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    2025年08月24日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    ネタバレ

    結局「ジャニー」という人間に関してはほとんど何も分からず仕舞い、特殊な関係性には特殊なエピソードが多いこと多いこと。

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    2025年08月23日
  • ひゃくはち

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    ネタバレ

    本屋にたまたま平積みしてあって、「ちょうど甲子園の期間だし」と購入。

    最初はなんだかあまり野球と関係なく、「失敗かな」と思いつつも読み始めると高校野球の内容に。

    高校時代のシーンの登場人物は好きになりづらいですが、現代のシーンとのつながりが良くいつの間にか入り込んでしまいました。

    このまま順調に行くと思ったら、最後は予想外の結末にとても楽しめました!

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    2025年08月20日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    一対一の対峙で、作家が丹念に藤島ジュリーという人物を掘り下げていく過程が興味深い。あの企業はなぜあれほど巨大化したのか?なぜあのような事件が起きて、あれほどの被害者が出たのか?そういったことはこの本を読むだけでは分からないけれど、その渦中に放り込まれた藤島ジュリーが、必死に問題解決を図ろうとしていたことは伝わる。私が1番感じたことは、日本の報道は作られたストーリーと結論ありきで報道しているのだなぁということ。あの悪魔のような人物に加担し、見逃していた多くのマスコミに気持ち悪さを感じた。嵐の活動終了ライブに向けジュリーさんが、何かしら気持ちの区切りがつけられるよう願わずにいられない

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    2025年08月13日
  • 6シックス

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    アルプス席の母から早見さんにハマってます。
    早見さんの作品はいつも感情が揺さぶられ、この作品も電車で読んでると涙が出そうになりました。6大学野球が舞台で野球に関わった様々な人の人生ドラマストーリー。主人公の甲子園優勝アイドル人気のピッチャー星くんに何かしら接点がある人たちが出てきます。アルプス席の母にハマった方は絶対楽しめます!野球好きは特に。

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    2025年08月07日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    学生頃は家業がある人っていいなって思ってた。特に女性はとりあえず自分のやりたいことやって、ダメだったら実家で働けばいいんだしなんて浅いこと思ってた。
    本を読んでみて、ジュリーさんは大きなプレッシャーと共に生きてきたんだろうな、そんな甘っちょろい状況じゃなかったんだなと他人ながら思った。
    著者も記載している通り、あくまで裏どりはしてないジュリーさん目線の話。一部今まで自分が見聞きしていた情報と異なるところもあるから、決して全てが正しいとは思わないが、親の血を継いだ高圧的な暴君的イメージからはだいぶ離れたイメージだった。
    問題発覚の時は、皆んな騒いで手のひら返ししてと思っていたが、所詮自分も情報に踊らされる側なんだと認識させられる。

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    2025年08月03日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    明らかに「問題作」であることは理解しつつ、どうしてもこの座組が気になってしまい購入。読みながら嫌な気持ちになることは思いの外少なかったし、小説家・早見和真の手腕に依るものなのか、母と娘の一代記としての側面が強かった。

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    2025年07月25日