早見和真のレビュー一覧
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この著者の本は、つい気になり手に取ってしまう。小6の受験生の女の子が主人公。
きれい事ではない、家族への感情に共感しつつ、、
瀬尾まいこ著書「ありか」を読んで、幼い子の愛らしい言葉に、なんだか素直にかわいいかわいいと思えなかった心根の今の私だから?余計に、こんな毒を吐く女の子の本音が、これこそが、本来の姿なんだろうな、、と妙にしっくりきた。
受験を通して、最後にこんな境地に辿り着けたら、言うことない。
十和と父、それぞれの受験の作文にグッときた。
「家族の幸せの形」本当にそんな問題が出たとしたら、、「作者の気持ちを述べよ」みたいな問題って、、、答えって一体誰がわかる??と改めて感じた。 -
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■勝手に予告編
吉祥寺に本店を置く《武蔵野書店》では、今朝も店長のありがた〜いと思える部分が微塵もない朝礼に、スタッフ一同は辟易していた。
店長から度々的にされる谷原京子は、店長の口から発せられる一言一句に苛立ちを隠せず、しばし睨みをきかせる。
「ちゃんと聞いてくれていますか?三津浜風子さん」
「誰だよ!!」
今日も《武蔵野書店》吉祥寺本店の忙しい一日が始まる。
■読後の感想
前作を読み終えてから時間がだいぶ空きましたが、瞬時に作品の世界を思い出しましたね。
店長と不愉快がってる仲間たちの物語。
今作も楽しく読ませてもらいました。
ただ第五話では「何を読まされているんだ?!」と怒 -
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店長がバカすぎての完結編。1作目はミステリーとしての面白さがあり、2作目は失礼ながら、その下位互換みたいな印象でしたが、完結編の3作目は書店業界への愛がテーマだったと思う。
今の時代、正直言って、書店業界に限らず斜陽産業は沢山ある。日本のマーケットが小さくなっている中で、日本酒業界なんてどんどん縮小方向だし、家電のように中国の安価なメーカーに押されている業界、マスコミのような業界もかつてはイケイケの時代があったんだろうと思う。
そんな中、書店業界というのは、斜陽業界の一つのフラッグシップ的存在でもある。その書店は作家にとってはお客さまとの接点を持ち続けるためのビジネス上でも重要な場所だし、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作はAudibleで聴いたが今回は紙の本で。
シリーズならではの「お決まりのパターン」、空気を読まない店長・山本の突拍子もない言動に、主人公の京子が心の中で猛烈なツッコミを入れながら奮闘する。しかし、そこが、この物語の最大の魅力。水戸黄門の印籠のように、予定調和の中に潜む「本屋のリアル」と「働くことの矜持」が、真っ直ぐに届いてくる。
今作でも、出版業界が直面する厳しい現実が背景にあり、店長の「バカ」さ加減は相変わらずだが、その突き抜けた純粋さが、時に誰よりも本質を突く瞬間にハッとさせられる。京子の毒舌も健在で、仕事の理不尽にモヤモヤする日常を、爽快な笑いとともにデトックスしてくれる。
ラスト -
Posted by ブクログ
中学受験を通して家族が1つとなっていく過程、どの場面も登場する大人たちがみんな素敵。
常にイライラする思春期の子供、十和の気持ちも分かるなぁと思いつつも、頭がよく賢くて行動力もあり優しい理想のお父さんをそんな邪険にしないであげてと思いながら読んでいた。
複雑な過程環境が明かされ家族の在り方の難しさ、上手くいかない理由にも納得。
周りにサポートされ愛されて目標を目指し勉強に熱中する主人公を羨ましく感じた。
合否結果の場面と父の塾への手紙の場面は感動。
家族、離れた場所に住むお婆ちゃん、親友、塾の友達、、小学生って子供だけど、既に社会に揉まれて生きてる。
幸せな家族の形なんて、40字以内で答え