早見和真のレビュー一覧

  • 店長がバカすぎて

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    基本コメディでとても面白い。
    人物もひとりひとり魅力的で最高!
    伏線がわかった時には泣きそうになりました。
    でもまだまだ謎が残ってて、続きが気になりました!

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    2025年11月29日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    馬主の秘書目線で送られる競馬ストーリー。

    本書を通じて考えさせられるのは、人生とは総じて思い通りにいかず、儘ならぬものだということだ。

    ロイヤルホープという馬に、上手くいかぬ不器用な性格や人生を託し、有馬記念に挑むも結果は惜敗。非嫡出子の息子が相続した、ロイヤルファミリーは父の仇ともいえるレースに同じ産駒と激走の末、敗北。

    最終的にロイヤルファミリーは名馬となるようだが、その部分について描いていないのもこの本の魅力。

    作中に何度か出てくる「いつの時代も、息子は父を超えていかなければいけないもの」という心意気は学ぶものがある。

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    2025年11月29日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    私は本屋でこの表紙を見た時に金持ちの話なのかなと勘違いしてました(笑)
    その直後に「妻夫木(聡)くんのドラマ」と知り、ドラマを観るか本を読むか悩み、本を読もうという結論になりました。

    競走馬を育て上げ、年末に開催される有馬記念を目指していく物語は『継承』というのがテーマになっているんだと読後感は、余韻が強く残りました。

    『継承』と感じとるのは、父・山王耕造と息子・山王耕一の親子、そして競走馬と騎手との関係性は共に戦うこと、そして競走馬から人間へ。

    馬主側は『最高の競走馬』に仕立てるのは性格・体格・筋力をバランスよく兼ね備えるために、分析力が問われる。それが周りが何を言おうと覆ることがない

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    2025年11月29日
  • アルプス席の母

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    タイトル通り、甲子園出場を目指して奮闘する息子を支える母親の物語。

    母親である秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を女手一つで育てていた。
    湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東のいくつかの高校からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。
    声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。
    不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。
    果たしてふたりの夢は叶うのか、というあらすじ。

    正直、野球のルールはそんなに詳しくなく、自分に子どもがいるわけでもないのでこの物語と自分と

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    2025年11月28日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ドラマが終わったら読もうと思っていたのですが、号泣するくらい毎回面白いので気になって読み始めたら一気に読んじゃいました。レース展開や馬生などはリアリティあって、もっと続きが読みたい。
    ドラマと違う部分も多々ありました。
    馬の美しさとか性格の表現とか、そういった描写は競馬ファンにとって想像しやすくて世界に入りやすかった。現地で観戦したことある人は、あのダービーなどのG1レースの熱狂、有馬記念の年末のお祭り感の想像に容易く、わくわくするはず!また馬主側のことを知れるのも良かった点。

    余談ですが、
    昨年末の有馬記念を最後に、初めての推しの競走馬が引退し、種牡馬になることが決まり、寂しい気持ちでいっ

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    2025年11月28日
  • アルプス席の母

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    この本が今年一番の感動と面白さでした。
    母の思い、高校野球の確執、ドラマ性などリアルであっという間に読みきりました。
    野球が好きでなくてもおすすめです。

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    2025年11月27日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    とりあえずこの本を、藤島ジュリー景子を憎み続けているSMAPファンの母に読ませたいと思った。個人的には、この本に書かれている彼女の発言は全て信じてみたいと思う。読み応えはめちゃくちゃあった。

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    2025年11月27日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    主人公視点によるデスマス調の淡々とした文章に品を感じる。
    それが盛り上がりの妨げになるように思えるところ、作中何度も泣けるシーンがある。
    最終ページに載っているロイヤルファミリーの戦歴等の記録表を見るだけで目頭が熱くなる。本編で言及のなかった最後のレースの天気。
    テーマは継承。主人公の役割はその架け渡し役。
    レースの描写中は早く決着がついてくれとドキドキしながら読んだ。なかなか勝たせてくれなかったのもまた良い。
    久しぶりに見つけたずっと本棚に置いてきたい小説。

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    2025年11月26日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    今年読んだ本の中で、いちばん心を揺さぶられた一冊。30歳の女性死刑囚・幸乃の数奇な人生を辿る物語。

    元交際相手の妻と幼い子どもたちを焼死させたとして死刑判決を受けた彼女は、執拗なストーカーというレッテルも貼られ、世間から厳しい目を向けられていた。本当にそうだったのか。読み進めるほど、その問いが胸に残り続ける。

    幸乃が生涯求めてきたのは「人に必要とされること」。
    つながりを渇望しながらも、誰かに迷惑をかけることを恐れ続けた彼女の姿が、胸の奥を静かにえぐってくる。
    読みながら、私は幸乃の人生を追体験していた。
    母の胎内でまどろんでいた時間から、幼い頃の幸せの崩壊、無条件に愛してくれるはずの家族

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    2025年11月26日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    自分の思春期の頃と重ね合わせながら読んだ。本当にいろいろな家族の形があるなかで、みんながそれぞれ納得のいく答えを持てたら良いなと思う。

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    2025年11月26日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    競走馬たちを巡った人間関係の描写が最後のレースに凝縮されているようで感動してしまう!とても良かった。

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    2025年11月25日
  • アルプス席の母

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    めっちゃ良かったーーー
    中高生の息子と母の難しい距離感の描写も、見守る事しかできない時間も、子供のためならなんでもできる母親の強さも成長した息子との気持ちのつながりも、ぜーんぶ全部良かった

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    2025年11月25日
  • 店長がバカすぎて

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    『店長がバカすぎて』
    それでも本を愛する人々の、優しくて熱い物語
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    1.まえおき
    早見和馬さんの小説『店長がバカすぎて』を読みました。
    タイトルだけ見るとコミカルな印象ですが、その実態は、本と書店を愛する人々の情熱と、彼らが直面する厳しい現実を描いた、読み応えのある作品です。
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    2.作品の舞台と主人公
    物語の舞台は、東京・吉祥寺に本店を構える中規模の書店。

    主人公は、その書店で働く20代後半の契約社員の女性です。
    彼女が書店員を志したきっかけは、幼い頃に父と訪れた神保町で、一人の女性店員に勧められた絵本との出会いでした。

    本との温かい思い出が

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    2025年11月25日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    前作は、最後の最後にどんでん返しをされ、店長は何者?と思いからワクワクして読みました。

    今回も案の定やられました。また店長何者ってなってしまいました。

    また、書店員へのリスペクトがしっかりされていて心温まる部分もあり、大変満足な一作です。

    このシリーズは、展開が毎回想定を超えてきてくれるので、次回作も読みたいと思います。

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    2025年11月24日
  • アルプス席の母

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    プロ野球よりも高校野球が好きです。なかなか甲子園に見に行くことはできませんが。春よりも夏の方が3年生のラストってことで感動しています。熱闘甲子園も見ます。
    母親目線での高校野球、親のサポートってホント大変。こりゃストレス溜まるよなー。でも息子含め仲間の高校球児がなんだかんだみんな素直でまっすぐで、鼻先ツンとくるなぁ。
    ラストは自分の予想を大きく凌駕されて、そこまでかよ!と思ったけどまぁそれはそれでよかった。

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    2025年11月24日
  • アルプス席の母

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    この本は、高校野球をやっていた人にも読んでほしいし、その両親にも読んでほしい一冊。

    主人公は、幼少期に父を亡くし、母子家庭で育ち、飛び抜けた野球センスで中学時代は名のある選手になるが、中3で怪我を隠しながらピッチャーをする中で、高校では、手術をし野手に専念。ただ、ピッチャーのスカウトで入学した高校というのもあり、高3でピッチャーをまたやり始める。

    母は、裏の父母会だったり、ママ友の付き合いなどが書れている。

    実際に私も高校まで野球をやっていたが、自分の両親もこんな気持ちだと思うと、余計に感情移入してしまった。

    物語の結末は、主人公が甲子園がかかったところでピッチャーで出場をし、アルプス

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    2025年11月24日
  • アルプス席の母

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    野球の旧態然としたところが嫌いで、でも高校野球は好きで読んでみた。
    思っていたよりずっとずっと親は大変で、でも子供達の成長は著しく、心も体もついていくのが大変で、嬉しいような寂しいような。
    いい方に変わって本当に良かった。

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    2025年11月22日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    めでたしめでたしではない物語だった。

    とても考えさせられる物語。
    読後感が凄まじい。

    田中幸乃という人物。

    元恋人の一家を殺害したとして
    死刑判決を受ける。

    その見た目だけで、育った家庭環境だけで、
    最初はぜったいこの人がやったと思った。

    しかし、物語を読み進めていくうちに
    田中幸乃の本質が明らかになってゆく。

    冤罪はあってはならない。
    たとえ本人が死を望んでいたとしても。

    死刑を食い止めようとした幼少期の友人を
    信じて欲しかった。
    とても悔やまれる。

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    2025年11月22日
  • アルプス席の母

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    audibleで聴読しました。感情があっちこっちさせられて、でもどれも居心地が良い時間でした。
    ななこの性格に、こうたろうに癒されました!
    私の中で、読むならこんな本が読みたい勧めたいっていう本でした!

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    2025年11月22日
  • 店長がバカすぎて

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    本好きで刺さらない人いない
    本好きな人ほど勧めたい

    特に好きなのは3章
    リバティ書店の佐々木さん

    腹が立ったり胸がすいたり、仕事と職場環境に自分も心当たりがあったり
    読んでいて痛快で爽快な気分になれる
    読み心地のいい作品

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    2025年11月21日