早見和真のレビュー一覧

  • アルプス席の母

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    『アルプス席の母』は、タイトル通り「母」が主人公の物語だった。

    高校球児の母親ではあるものの、主人公自身は野球について詳しいわけでもなく、ごく普通の一般人。
    それでも、息子が高校野球の世界に足を踏み入れたことで、本人の意思とは関係なく、その環境に少しずつ巻き込まれていく。

    読んでいて印象的だったのは、主人公が決して「特別な存在」として描かれていないこと。
    物語は主人公だけで完結せず、息子の同級生やチームメイト、周囲の大人たちなど、たくさんの人が自然に関わってくる。
    誰かが絶対的に正しいわけでもなく、全員が味方というわけでもない。
    その距離感がとても現実的で、読んでいて強く引き込まれた。

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    2025年12月14日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    本当に色々と、これまでの自分の生き様を考えさせられる深い作品でした。

    イノセントである事と、生きやすさは両立し得ないのかなと…。
    周囲の登場人物のいやらしさに、自分自身にもそういう部分があるような気がしてドキドキしてしました。

    文章は非常に読みやすく、すんなりと頭に入ってきます。
    読み出したらやめられなくなり、半日で読み切ってしまいました。

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    2025年12月13日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    中学受験。女子は色々あって複雑だよね。キャンプに直前になって「行かない」というシーンに自分にもあったな〜と深く共感した。
    スィッチが入ってからの十和の成長ぶりは爽快感すら覚えた。受験前に先生が合格した子ほど、「あそこを間違えた」と言うもの。といわれたのを思い出した。最後の結果発表の焦らされ感がテレビのこの後すぐ!に似てイライラした(笑)
    家族って本当に色々なかたちがあるし、あっていいという風潮になってきている。

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    2025年12月13日
  • 店長がバカすぎて

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    自分は書店員でもないですが、想像以上に刺さりました。
    谷岡京子さんも店長のキャラも最高でした。
    書店員さんだけでなく、悩める社会人にも何か刺さるところがあるのではないでしょうか。

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    2025年12月13日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ひょんなことから馬主をしている社長の秘書を務めることになった主人公。癖がありつつも熱い想いをもつ社長やドラマティックな競馬の世界にのめり込み、二世代に渡る奮闘を見届ける大河小説。

    物凄く面白いスポーツの試合とヒューマンドラマを同時に見たような満足感。主人公も初心者から始まるし、競馬を知らない人も読みやすいはず。一頭の馬に皆んなが夢を賭け、チームで頑張る姿がたまらない。久々に熱い気持ちになれた一冊。

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    2025年12月13日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    これはいいね!早見先生の文章は読み易い
    アルプス席の母同様好き
    お父さんも好き
    簡単な感想しか書けない自分を情けなく思ったけど
    色んな家族がいていいように
    色んな人がいいよね!
    立ち寄ってくれて ありがとう

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    2025年12月13日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ずっと前から読もうよもうと思ってた本。
    ようやく読めた。
    早見和真の本はどれもその世界にぐっと引き込んでくれてこの本も同じように没頭するように読み込んでしまった。
    最後までどうなるか、読み終わったあと、言葉にできないくらい感じるところが多い気持ちになった。
    辻村深月の最後の解説までよんでほしい。
    全部読んだあとの全てを言語化してくれるような解説で
    自分では捉え切れない話の細やかなところを言語化してくれることで
    小説の奥深さを知ることができた。

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    2025年12月12日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    覚悟を持って読まなきゃいけない類いの作品。
    正直、内容の面白さ云々ではない。自分にはキツすぎた。

    田中幸乃、30歳。
    元恋人の家に放火して妻と1歳になる双子を殺めた罪で彼女は死刑を宣告された。
    凶行の背景に何があったのか。
    産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら
    彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄。
    そしてあまりにも哀しい真実。
    幼馴染みの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は……

    とにかく読み進めるのが辛すぎる内容。
    不特定多数に届く切り取られた情報は、真実とは程遠い。
    だが、どうすることもできない無力感。
    憤りを感じ振りかざすのは果たして正義なの

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    2025年12月14日
  • 店長がバカすぎて

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    最高に面白かったです。読み終わってすぐ読み返したくなる本です。
    店長もバカだけど、みんなバカだよね…っていうところが良いと思います。そしてミステリー小説だったのか、と最後に気付かされるのもよかったです!
    続編を読むのがとても楽しみです。

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    2025年12月12日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    店長の、そして周りの人間のキテレツぶりに拍車がかかっていて、変な人が増えてる!
    3作目が一番スラスラ読めて、久しぶりに読書中に声に出して笑いました( ◠‿◠ )
    1人で読むことをおすすめします!

    さらば!と言いながらもまた続きが出るのでは?と思わせる最後でした。

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    2025年12月12日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    読み始めは
    中学受験合格に向けての家庭の話
    とだけ思っていたが
    家族や友人の成長していく話で
    最後の展開にはビックリした

    店長がバカすぎても再読したくなった!

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    2025年12月11日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かった。本編も文句なしだったが、最後に掲載されているロイヤルファミリーの競走成績を見ているだけで思わず目頭が熱くなった。

    欲を言えばテーマから外れているのも承知の上で、本編で描かれなかった最後の一年を読んでみたかった気持ちもある。
    大阪と春天といった春のG1戦線を経ての凱旋門挑戦への決意。フランス・ロンシャン競馬場で行われるフォワ賞での敗北と、日本競馬史上初となる凱旋門賞の制覇。
    そして日本帰国後にソーパフェクトと繰り広げられた秋のG1戦線、ジャパンカップを経た有馬記念のラストラン。

    正直に言えば、とても読みたい。読みたいが、あの競走成績を見るだけでそういった各エピソードが想起できた時

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    2025年12月10日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    素晴らしい1冊でした。買うか悩んで、何回も何回も本谷さんに行って、ようやく購入した本だったけど、買ってよかった。出会えてよかった。
    簡単に言えば、中学受験をきっかけに家族とはなにか?家族の絆をより深く、そして築き上げることができるという話なんだけど、頑張りはもちろん、葛藤や無気力、色んな気持ちが感じ取れてとても良かった。
    受験、特に中学受験に関してはチームワークで、家族の力がないとなかなか難しい。むしろ合否関係なく、家族が崩壊することだって、自分のメンタルがやられることだってあるはずで。
    頑張れば結果は見えてくる!はよくある話なんだけど、それだけじゃなくて…。
    結果はどうあれあの時頑張った行動

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    2025年12月09日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    競馬知識はないが、それでもあまりあるくらい感動した。
    馬の世にのめり込んだ山王社長、ワンマン企業で一代を築いたがその人生は決して順風満帆ではない。その中でも馬主を続けていくのは馬の向こうにいる人を見て、想いを継承していくことに価値を見出していたからであった。
    前半のロイヤルホープも決して栄華な成績とはいえないが、熱狂的なファンがおり、信頼できるチームもいて、確かに次世代へのバトンを渡している。
    後半は耕一が馬主を引き継ぎ、かつて山王のライバル関係にあった椎名のその息子とは、別の関係性で切磋琢磨しながら時代を築いていく。山王社長は、栗栖に「絶対俺を裏切るな」というほど、人に裏切られてきた人生であ

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    2025年12月09日
  • 笑うマトリョーシカ

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    めっちゃ面白かった。すごく鳥肌が立って、翔くんが主役のドラマの原作だけど。怖いなぁと思い知らされた本だった。

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    2025年12月08日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あまりにも悲しい、辛い、虚しい、、、そういった言葉だけでは形容しがたいほど衝撃を受けた。

    章が進むにつれて加速度的に物語にのめり込んだ。
    次の日仕事にも関わらず読み始めてしまったのが運の尽き、寝不足で仕事へ行くことになってしまった(まったく後悔はない)。

    最後のシーン、心の底から「お願い!気を失って!」と何度も脳内で祈り叫んでいた。声に出ていたかもしれない。
    けれど、ふと我に返ったとき、
    それは田中幸乃にとって幸せなのか?
    この気持ちは彼女を取り巻く人達と同じように、一方的な優しさという名の傲慢ではないのか?
    と気づかされた。

    複雑な感情が脳内をぐるぐる渦巻く読後感がしばらく続いていた中

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    2025年12月07日
  • 店長がバカすぎて

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    本屋で働く契約社員の主人公の職場環境を軸としたお話。タイトルのあるように、店長がバカすぎて読んでてイライラを通り越して面白いこのキャラクターに惹かれてしまうのが面白い。ただバカなだけではなくて、何か奥行きを感じるキャラが面白い。すごく面白かった!

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    2025年12月07日
  • 店長がバカすぎて

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    あまり期待せず読み始めましたが本屋という舞台、そしてミステリアスな店長、一気に引き込まれました。

    作者のつながりで読み進めましたが早坂さんの作風、スルスル読める感じがすごく好きです。続編も読んでみます!

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    2025年12月06日
  • 笑うマトリョーシカ

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    ネタバレ

    面白かった。
    俊哉くんがおっかない話と思いきや、母ちゃんがおっかない話…と思いきや、…という二転三転の構成に一気読みしてしまった。

    全貌が明らかになりそうでならない、という寸止めプレイを何度も味わっている感覚を抱く。それでいて、読み進める読者にとって大切な情報はしっかりと書かれており、ミステリ的な誠実さも端々に滲み出ていた。

    まあ確かに、色んなエリートからアレコレ「教育」されたら怪物になるよな、という気持ち。参考文献にサイコパス系の本があったので、一郎くんはサイコパスなんだろう。

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    2025年12月06日
  • アルプス席の母

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    母と息子で甲子園を目指すという設定は珍しいものではないかもしれないが、それをグランドの外から応援する母の視点から描いているのが一つのポイント。そして、何よりも心理描写の巧みさが抜群でどのキャラクターにもすぐに感情移入できる。特に、母と息子の関係性や息子を応援する親同士の微妙な関係性を、言葉や行動の細やかな部分から精緻に描き出す。その表現力のレベルの高さにただただ圧倒された。

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    2025年12月06日