早見和真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
話題になっていたのでいつか読もうと思っていました
記憶違いでなければ本作はメディア化もされたと思います
きっと面白いのだろうと思いながら、テーマが競馬なのでついつい後回しにしていました
数年前まではウマ娘にドはまりして毎日ソシャゲに勤しんでいたのですが、引退してから数年経ち今ではギャンブルそのものに嫌悪感しかない思考になってしまいました笑
もちろんウマ娘はとても楽しかったし競馬に詳しくなれたのは財産なのですが、そもそもの競馬はギャンブルでしかないので近づきたいとは決して思いませんでした
そのため本作も「面白いんだろうけれど共感はできないかもしれない」と危惧し、読むのを後回しにしてきました
読み終わった今、あまりの感動に泣きっぱなしだわ興奮し続けてるわで情緒が大変な騒ぎになっております笑
間違いなく本作は名作だと思いました
なんて人間ドラマでしょう
二世代にわたる壮大な家族の物語でした
登場人物も魅力的で人間らしくてリアルで想像しやすい人たちでした
どの人も最後には好きになってしまいます
そして馬たちが躍動感たっぷりに描かれていて、本当に可愛くて愛おしくて最高に良かったです
ウマ娘をしていたので競馬に関する知識は最低限持ち合わせています
そのため本作を読み進める際に困ることはありませんでした
もちろん競馬について何も知らない人が読んでも必ず楽しめるはずです
主人公は競馬を何も知らない状態で競馬の世界に飛び込むのですから笑
読後感も素晴らしかったです
続編を待ち望みたくなるくらい面白い作品でした -
Posted by ブクログ
ネタバレ『ぼくん家の神さまたち』は、以前刊行された『ぼくんちの宗教戦争!』を改題した新装版とのこと。
簡単なあらすじは、小学5年生の征人が主人公。両親と幼い妹・ミッコの4人暮らし。ところが父親が交通事故に遭ったことをきっかけに、平穏だった家庭が崩れ始める。
苦しい現実から救いを求めるように、父と母はそれぞれ別の「神さま」を信じる…別々の宗教にのめり込み子供達を取り込もうとするので、家族はバラバラに対立状態になる。幼い妹の精神状態もギリギリとなり、征人は友だちの協力で家を出ることを決意する。
記憶にまだ新しい安倍首相の暗殺事件…宗教二世の屈折した犯人によるものだった。
我が家はノンポリで無宗教(お墓は浄土宗のお寺だけど)だけど、親が元々宗教や政治関係にどっぷり染まっている家庭に生まれた人が、自然と信仰してしまう例を知っている。しかしこの小説のように両親がそれぞれ違う宗教を支持しており、子供に信仰を強要し巻き込もうとする。時には体罰まで与えたら、逃げ場が無く、従わざるを得ない。おまけにこの小説では片想いの女の子や担任の先生まで、父親の信仰している宗教の信者なのだ。
また、家族に不幸なことが続き、宗教に救いを求めることも多いと聞く。ただ単に信仰してるだけならまだいいかもしれないが、お布施として家の財産をそっくり寄付するなんてことも…。
思い悩んだ主人公の征人は、両親にある日懇願する。
『二人にお願いがある。宗教の活動をやめてほしい。それができないなら、せめてお父さんもお母さんも同じ神様を信じて欲しい…』
何か宗教を信仰している人を否定するわけでは無い。信仰は自由だ。だからこそ宗教問題はなかなかナーバスな問題ではある。こういったテーマで小説を書いたこと自体、貴重なことかもしれない。