早見和真のレビュー一覧
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競馬をほとんど知らないまま読み始めたが、本作はレースの勝ち負け以上に、一頭の馬を中心に、人の想いと人生が世代を超えて受け継がれていく物語だった。
「子は親を超えていくもの」という言葉が特に印象に残っている。
馬を育てる人、託す人、見守る人――
一頭の馬にかける様々な想いが重なり合い、そのどれもが美しく、そして儚く、切なかった。
どれほど準備をしても、うまくいくと思っていても、最後まで結果は分からない。
想像を超える出来事が起こる。
それはレースだけでなく、人生の多くの場面に通じることなのだと感じた。
受験シーズンの今、実力を出し切れる子もいれば、思うように力を発揮できない子もいる。
そん -
Posted by ブクログ
小説読んで涙したのは久しぶりで、なんか心の奥底から湧いてくる興奮とか感動を抑えきれないくらい良かった。
競馬のことは全く知らない状態で読み始めたけれど、めちゃくちゃ興味を持てたし、BSで競馬中継見るくらいには魅力が分かった。
人を信頼すること、裏切らないこと、その先にある絆が詰まってる。
競走成績でその後の全てを物語る感じが後味としてとても良かった。豪雨の中山競馬場、有馬記念でのファミリーの活躍に想像を膨らませてなんとも言えない気持ちになった。
ちなみに、ドラマも見始めていて、毎話馬を応援して、登場人物たちに感情移入し泣いてる。
「目の前の馬がこの先どれだけ走るかなんて分から -
Posted by ブクログ
ネタバレなんだかなぁ…なんでかな…
どこで掛け違ったのか。
愛情を注がれて来たからこその、一度の裏切りとも言える父の振る舞いへのショック。そこから歯車が狂ったのか、母の面影を追い求めたのか、幼い頃の幸乃の苦悩が分かる内面の描写はなかったけれども、天真爛漫な子どもが中学時代には変貌しており、その間の生活を思うと相当悲惨な時間を過ごしたのではないかと想像されるほどに辛い変化。
今もテレビでは事件のニュースが流れているが真実は分からない。複数の視点から少しずつ見えてくる関わる人の裏側、罪、罪、罪、、
最後までどうなるのか救いを求める思いで心拍数が上がったが、、
読後の強烈な虚無感。これこそが幸乃が抱え -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初は正直十和と野口悠が苦手でした。周りが頑張ってても頑張れないところとか、家族の好意を無為にしてるところが好きになれなかったんだと思います。
でも、十和が受験するところを決めて家族と、塾の先生と頑張り出した所からは十和がかっこよくて、夢中になっているところに惹き込まれました。自分も勉強したいような気がしてきます(笑)。
十和が合格した時は本当に嬉しかったし、周りの受験生の合格状況もリアルな感じで納得できました。
他の作品との関わりがあったらしいけどもう一冊の方を読んでいないからそれはわからなかったです。それでも終わり方は良かったので好きでした! -
Posted by ブクログ
ネタバレ重っっ、激重
幸乃の人生を想像しただけでキツイ、、、
もう感情があっちこっちにひっくり返りまくって忙しかったです
最初幸乃の犯行内容を聞いた時は正直ドン引きしてしまったけど、幸乃が冤罪だと知った時、申し訳ない気持ちと、絶対に冤罪だと立証?して欲しいと思ってた
けど、幸乃がついに死刑執行になってしまった時、悲しい気持ちもあったけど、幸乃が1番望んでたのはこれだったんだなと分かって、冤罪だと認められて欲しいと思ってた自分に腹が立ちました。
すごい小説だったなあ
人間はどこまで行っても自分勝手で傲慢な生き物だとまたもや思い知らされる小説でした