早見和真のレビュー一覧

  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最後まで鬱感が消えなかった。
    仕事の休憩中にラストを読んでしまったがためにその日は午後仕事に身が入らなかったです汗
    人は自分勝手で逃げる生き物なのだと改めて痛感しました。
    1日を大切に生きようと思いました

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    2025年11月20日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    まだ続くの?と手にしたが、やっぱり楽しめた。しかも、タイトル通りようやくカリスマ店員でなく店長が主人公で、本屋の意義もストレートに。「昨日までの自分を更新できる場所。そういう場所が街の至るところにある社会を私は正常だと思う。逆さまに言うと、自分の必要なものしか求めない世界を私はディストピアであると思う」本屋はどんどん消えていくが、「読書と物語を引き合わせる奇跡のような仕事している」店員がいる店にお目にかかりたい。絶滅危惧種に。

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    2025年11月20日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    主人公は栗須さん。かつての友人のつながりから山王社長のマネジャーとして会社に入社するころから話はスタートする。

    20年くらいの時間が流れる話で、その間クリスはもちろん、その周りの人間の成長なども描かれてすごく親近感のようなものを感じながら、見守るような気持ちで読み進められる。

    ワリスと山王社長はまるで親子のようだったが、クリスと耕一ものちに親子のようになる感じがエモい。クリスと耕一は作中では父がいないという境偶が同じで馬主とマネジャーとして二人三脚になるところも良い。

    世代交代だけでなく、継承を意識しているところも否定的な気分にならずに読める。エンディングとしては勝てないんか!というオチ

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    2025年11月19日
  • 店長がバカすぎて

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    私好みのコメディではなかった(主人公の心の声が面白いけど私はツボらなかった)ので、スローペースで読んでいましたが、後半の怒涛の展開が良かったです!!続編も読んでみます!

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    2025年11月19日
  • 店長がバカすぎて

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    ネタバレ

    同僚から勧められて読んだらめっちゃ面白くて一気に読んでしまった。
    自分で選ぶと同じ作家さんや似たジャンルを選んでしまいがちなので、普段だったら選ばない作品に出会えて良かった。
    ただ、あたしには店長がかわいいとはどうしても思えないんだよなー。
    続編も借りたのですぐ読みたい!

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    2025年11月19日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    前半はテレビの方が奥行きがあって流石脚本家って感じでした。テレビはこれから後半に入りますが、本は後半の方が断然面白くて、テレビがどうなるか気になります。

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    2025年11月19日
  • アルプス席の母

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    片親の息子、その母、ママ友、野球に関わる人々と、それぞれの思い、嫉妬や共感、責任感と、とても胸熱な作品だった。どの立場にもなったことはないけれど、なぜか目がウルウルする場面が多く、野球部の青春と大人たちのもう一つの青春が交差する一作。

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    2025年11月18日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    ネタバレ

    小学6年生の女の子十和と、その家族が臨む中学受験。

    中学受験を通して、勉強だけじゃない、
    十和の心の成長と家族が一つになれた心温まる物語。


    十和は聡くて、世渡り上手。
    心の中で思っていることも、大人みたいだなぁ、
    と思う反面、

    思春期の女の子の、自分でもどうしようも出来ないイライラや、拗ねたようなやる気のない感じだったり、
    父親に対する嫌悪感ゆえの乖離した行動や、

    そんなことをする自分への葛藤が書かれていて。


    なかなか激しい思春期だなぁ。
    父親も優しすぎない?
    と思っていたけれど、


    幼少期に両親が離婚して、母親がいまの父親と再婚したステップファミリーだった。
    と最後に判明して

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    2025年11月18日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    シリーズ1作目から、2作目、3作目と尻すぼみ感は否めないから、これで終わりでもいいのかなと思いつつ。でもまた山本店長と谷原京子に会いたいような。とにかく、楽しませてもらいました!

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    2025年11月18日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ


    幸せな子供時代、最愛の母親が亡くなってしまった。そこから人生が一転してしまう。沢山の人に裏切られ見捨てられ…これ以上また誰かに見捨てられる事が怖い、それならば死ぬ方がマシだと語る幸乃。

    自分で自分の人生を諦めてしまったら終わりという事なんじゃないかな。
    刑務官の存在だけが救いだったかな。

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    2025年11月22日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    本屋の存在価値が再考できる小説。

    「店長がバカすぎる」シリーズで一番好きな内容でした。
    店長の行動が真っ直ぐすぎて面白いし、抜けているいるところもユーモアがありました。
    考えようによったら店長の行動力は見習う必要がある気がしました。

    書店の在り方もなるほどと感心したし、新しい自分の見つけるためにネットではなくアナログ的に探す有用せも感じました。

    「店長がバカすぎる」シリーズの集大成としてかなり楽しめました。

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    2025年11月16日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    やっと読める!とワクワクしながら読み始め、序盤で笑って、次にウルっときて、本当に楽しく読めた。
    小説読んで声出て笑うってなかなか稀有。たまに出会って嬉しくなる。
    終わるのかな?終わらないよね、きっと。
    さらにパワーアップして帰ってきてほしい笑

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    2025年11月16日
  • アルプス席の母

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    リアリティがあり、非常に読みやすかった!
    現実味のある小説がお好きな方にぜひオススメです。


    人は些細なきっかけで良くも悪くも性格は変わりますね。
    どうしたら「チームが良くなるか?」「勝てるのか?」その為に求められている役割は?科せられたものを果たすために各々が日々試行錯誤している。

    主人公・母親・監督、の3人に感情移入をしながら読みました。その中で、大人になったから急に何かが出来るようになることは無いし、試行錯誤をしながら人は生き続けていくんだと思いました。

    自分の周りにも、馬が合わない人は居るけれど、その人がどんな風に生きているのか・どんな風に生きるのが楽なのか、まで考えられたら「上

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    2025年11月16日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    死刑執行日に間に合わず、報われなかったように思えた。しかし、それはあくまで外から見た勝手な思いにすぎず、本人にとっては、ようやく待ち望んだ安らぎの瞬間だったのかもしれない。
    人は「そういう育ちだから、こうなったのだろう」と決めつけたり、ネットの不確かな情報に影響されたりしがちだ。
    先入観に惑わされずに人を信じることが、今の時代は一層難しく感じられる。

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    2025年11月16日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    感想
    店長はディスられながらもなんだかんだ店長で売り上げを伸ばし、グルメ系インフルエンサー、何ヶ国語も話せるってすごい。

    アナグラム多すぎ。最後は怒涛の展開。


    あらすじ
    京子の腹心と思っていた後輩の磯田が結婚で店を辞めた。店長が、新店長がのヒットにより、店長目当ての客が増えて売り上げが増加。また、店長に心酔したバイト4名が採用され、京子は孤立していた。

    店長の企画で幼稚園児を店に招く。卒園に伴い、お店から園児に本をプレゼントする企画が催される。園児企画で店に一体感が生まれる。京子は恋に似た感情を店長に抱き始める。そんな折、社長から呼び出され、店長が退職するので、新店長になって欲しいと言

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    2025年11月14日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ある死刑囚の女性の話

    過去の交際相手の家族をストーカーをし、放火し、嫁子供を殺害した。彼女の生い立ちから見えてくるのは育ちの悪さ。17歳の同じく育ちの良く無い無責任な母親から生まれて、養父には虐待をされ、犯罪を犯し少年院に入っていた過去も。そんなテレビからの情報からは、いかにもやりそう、なんて大体の人が思うような人物像ができあがる。

    この本は今までに彼女に関わってきた人達が語る彼女。

    そのには、テレビやネットから受けるような彼女の印象とはかなり違う物語がたくさん。

    とても感動した。
    読んでよかった。

    0
    2025年11月14日
  • 店長がバカすぎて

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    ネタバレ

    あのーとりあえず頭がぐちゃぐちゃでございます…コメディー?泣ける作品?と思ったらえ?ミステリー要素もあるの!?と、作中で谷原さんが大西先生のゲラを読んでる時の様に笑ったり、泣きそうになったり、考えさせられたり、ハッ!とさせられたりと、良い意味で激しいジェットコースターに乗せられた様な素晴らしい作品でした。

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    2025年11月16日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    ネタバレ

    シンプルに面白かった〜!
    このシリーズは店長って一体どんな人なの?という展開と、谷原さんの人生の選択と、そして本を愛する人へのメッセージ、店長シリーズの作家とは?という4つの要素があると思うけど、今回は書店業界と本を好きな人へのそれを肯定してくれるようなメッセージと、谷原さんの人生の岐路が中心だった。
    3作目にもなるとお馴染みの展開などを読者にも予想させるし読後は爽やかだけど、彼らには会えないのかーという気持ちにさせられた。

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    2025年11月13日
  • ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

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    早見和真さんの著作と知り手に取ったが、想像していた以上に読み応えがある作品だった。

    旧ジャニーズ事務所の性加害問題で猛烈批判を浴びた元社長・藤島ジュリー景子さんとのインタビュー形式で構成された本作。

    深い所まで容赦なく切り込む早見さんの質問に真摯に答えるジュリーさんの姿が印象的。

    性加害問題だけではなく、ジュリーさんが『嵐』と歩んで来た苦難の道のりや、SMAP解散騒動、所属していた多くのタレントとの関係性なども描かれ非常に興味深かった。

    70歳で死にたいと話す彼女だが追記で明かされる『嵐』への想いに胸が熱くなる。

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    2025年11月13日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    いいお父さんなのになんでここまで態度悪いんどと主人公を冷めた目で見ていたけどそうだったのね…このへんの違和感に気づいて予想できないあたり私は頭が良くないなと思う。

    マックに友達と行ったことのない小中学生時代だったのでだいぶ自由というか大人びた行動だなと差を感じた。
    受験勉強って大変なんだな。小学生で行きたい中学決めて勉強する。すごい。圧倒的な差を感じる。「頑張るべき時期に頑張れるのは楽。」という言葉も刺さった。本当そうだよね…

    目標ができてからの主人公の変わりっぷりというか覚醒は目を見張るものがあるな。とても眩しい。

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    2025年11月12日