早見和真のレビュー一覧
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死刑判決を受けた女性・田中幸乃を中心に物語は進んでいくが、彼女を知る人々の視点から語られる過去を読むうちに、最初に抱いていた印象が少しずつ揺らいでいくのが印象的だった。
事件を探る中で繋がりのなかった登場人物たちが繋がり、パズルのピースがそろうように真実が明らかとなる様は巧妙で、彼女の人生を知るにつれ胸が苦しくなる一方で謎が解けていく痛快さに、先を読まずにはいられなかった。
ただ生きることの困難さをあらためて感じさせられた。田中幸乃という名前の因縁か、死刑を受け入れることでしか自分の運命に反撃できなかった幸乃。死刑台に向かう途中いつもの昏睡が起きてくれることを読んでいて願わずにいれなかった -
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中学受験を控えた小学生達、その家族が主役の物語。
子供達の葛藤は予想を越えていた。小6という年齢は、ようやく自我が生まれ、世間に対して色々な疑問を持つ年頃。
受験したいのは自分の意思なのか、それとも親の意思の刷り込みか。受験組、それ以外の友達との関り合い方も難しい。親の収入格差まで関わってきたら、もう複雑すぎて倒れる。。
それに本作の問題は難しすぎない?たまに国語とかで、それが本当に正解?解釈は人それぞれで良いのではと思うこともある。
家族が受験という1つの目標に全力で向かっていく姿は、どこか羨ましくもあり応援したくなった。ただお父さん、ハイスペックすぎるかも。
最後にあの山本店長が出 -
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早見和真さんの作品、初読みです。
2026年初作家、18人目です!
早見さんは近いところではTBSの日曜劇場のロイヤルファミリーの原作者で、去年の本屋大賞ノミネート作のアルプス席の母の作者です!
初読み作品として、上の2冊のどちらかを読もうと思っていたのですが、なぜかイノセント・デイズを読んでしまいました。
めちゃくちゃ読みやすく面白いが、暗い‥。救われない(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
それでも、先が気になって一気読みしました。
みんなが幸乃のことを好きなのに、どうしてあんなふうになっちゃったんだろう?
いろいろ考えて切なく苦しくなる本でした!
他の人のレビューでも書いてあったけど、あの -
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物語の舞台は、北海道の小さな牧場。
競走馬の生産に人生をかける牧場主とその家族の姿を描いた、**“馬と人の物語”**です。
かつて名門と呼ばれた牧場は、時代の流れや経営難に直面しながらも、血統に誇りを持ち、再起をかけて一頭の馬に夢を託します。
家族それぞれが葛藤や挫折を抱えながらも、
「ロイヤルファミリー」と呼ばれる名血を未来につなごうと奮闘する
‥‥‥
もう皆さんご存知の‥ですね。
先日テレビドラマ化もされました。
ドラマすごく良かったです。何度も泣きました。
今回は小説からのドラマでなく、逆パターン。
さてどうかな?と思ったけど。
多分ドラマの方が良かったと思う。笑
何故か?登場人物 -
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やたらとオススメに出てきて気になっていたのですが、タイトルが好みではなく、あんまり読む気がしなかった本でした。ただ、昨年の”アルプス席の母”が良かったので手に取りました。
書店員・谷原京子が店長にずっとイライラしながら、ちょっとずつ話が進んでいく構成で、1つ1つの話は短編として完結しているのですが、それぞれの話の中で伏線が散りばめられており、最後に、え?こんな結末になるの?と意外な終わり方をします。
本当に、コメディーだと思っていたのに、ミステリーだったのか?みたいな内容でおもしろいです。あと、舞台が書店というのも良いですよね。書店に対する著者の愛も感じられるし、本好きにとっては気になる舞