早見和真のレビュー一覧
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主人公は栗須さん。かつての友人のつながりから山王社長のマネジャーとして会社に入社するころから話はスタートする。
20年くらいの時間が流れる話で、その間クリスはもちろん、その周りの人間の成長なども描かれてすごく親近感のようなものを感じながら、見守るような気持ちで読み進められる。
ワリスと山王社長はまるで親子のようだったが、クリスと耕一ものちに親子のようになる感じがエモい。クリスと耕一は作中では父がいないという境偶が同じで馬主とマネジャーとして二人三脚になるところも良い。
世代交代だけでなく、継承を意識しているところも否定的な気分にならずに読める。エンディングとしては勝てないんか!というオチ -
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ネタバレ小学6年生の女の子十和と、その家族が臨む中学受験。
中学受験を通して、勉強だけじゃない、
十和の心の成長と家族が一つになれた心温まる物語。
十和は聡くて、世渡り上手。
心の中で思っていることも、大人みたいだなぁ、
と思う反面、
思春期の女の子の、自分でもどうしようも出来ないイライラや、拗ねたようなやる気のない感じだったり、
父親に対する嫌悪感ゆえの乖離した行動や、
そんなことをする自分への葛藤が書かれていて。
なかなか激しい思春期だなぁ。
父親も優しすぎない?
と思っていたけれど、
幼少期に両親が離婚して、母親がいまの父親と再婚したステップファミリーだった。
と最後に判明して -
Posted by ブクログ
リアリティがあり、非常に読みやすかった!
現実味のある小説がお好きな方にぜひオススメです。
人は些細なきっかけで良くも悪くも性格は変わりますね。
どうしたら「チームが良くなるか?」「勝てるのか?」その為に求められている役割は?科せられたものを果たすために各々が日々試行錯誤している。
主人公・母親・監督、の3人に感情移入をしながら読みました。その中で、大人になったから急に何かが出来るようになることは無いし、試行錯誤をしながら人は生き続けていくんだと思いました。
自分の周りにも、馬が合わない人は居るけれど、その人がどんな風に生きているのか・どんな風に生きるのが楽なのか、まで考えられたら「上 -
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感想
店長はディスられながらもなんだかんだ店長で売り上げを伸ばし、グルメ系インフルエンサー、何ヶ国語も話せるってすごい。
アナグラム多すぎ。最後は怒涛の展開。
あらすじ
京子の腹心と思っていた後輩の磯田が結婚で店を辞めた。店長が、新店長がのヒットにより、店長目当ての客が増えて売り上げが増加。また、店長に心酔したバイト4名が採用され、京子は孤立していた。
店長の企画で幼稚園児を店に招く。卒園に伴い、お店から園児に本をプレゼントする企画が催される。園児企画で店に一体感が生まれる。京子は恋に似た感情を店長に抱き始める。そんな折、社長から呼び出され、店長が退職するので、新店長になって欲しいと言