早見和真のレビュー一覧

  • さらば! 店長がバカすぎて

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    早見和真さんの『さらば、店長』を読みました。
    読み進めるうちに、人間関係の本質を突くような一節に出会い、思わず手が止まりました。
    特に印象に残っているのは、大西賢也と京子の会話シーンです。
    「相手がどう思うかというのは、自分が相手をどう見ているかである」
    作中で「合わせ鏡」という言葉で表現されますが、まさにその通りだと感じます。
    店長という「鏡」に映るもの
    京子の目から見れば、店長は奇妙な行動ばかりを繰り返す、理解不能な「おバカ」な存在です。しかし、新人店員たちの目には、彼のポジティブで朗らかな人柄が魅力的に映っています。
    私たちはついつい「あの人はこういう人だ」と決めつけてしまいがちですが、

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    2026年03月14日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    早見和真さんの作品、またこれはこれで違ったストーリーで心を奪われました。
    うん、確かに暗い、暗いけど何だろう。人間の嫌な部分も勿論描かれてるけど同じように、抗って生きていく強さも描かれてる。

    解説の辻村深月さんが、もう全てを語ってくれています。

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    2026年03月14日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    これはかなり好みが分かれそう。凄く熱のある、そして常に糸が張ったような緊迫感のある話だった。生きたい気持ちも死にたい気持ちもそこに是非は無く、ただそのタイミングでそれがあっただけ。
    八月の母から著者が気になって拝読。読後かなりしんどかったが、これは後書きの辻村美月さんの文章も是非併せて読んでほしい。

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    2026年03月12日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    25年人気を博したドラマ 
    小説と映像が違うケースもまま有るが、映像はほぼ小説に忠実に描かれている。
    競馬界の事を、熟知していると関心する。
    物語も、恋愛有り 親子関係、継承、事業発展、勝負有りと見どころがふんだんにある。
     毎年競馬場には足を運んでいるが、身近な人と一緒に行きたくなった。

    ほん作者の”ひゃくはち”等以前テレビで紹介されていたので読んでみたくなった。

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    2026年03月12日
  • 八月の母

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    文章が上手いからか、物語への没入感が凄まじかった。第一部の終わりに、叙述トリックにハマっていたことに驚かされる。第二部は紘子視点で描かれていくけど、苦しかった。母性とは何か考えさせられる作品。

    陽向はいつも母親を選び続けた結果、最後には紘子を間接的に死なせてしまった。あのとき、母親を選ばずに警察に通報していれば、紘子は救われたはず。それは、エリカも同じでずっと母親から逃げられず選び続けてきた結果。ラストシーンでは母親を選ばず、正しい未来を選択しようとしたことで不幸の螺旋から降りることができたということだと思う。

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    2026年03月10日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    プロローグでこの作品は絶対好きだと確信した。

    死刑執行の日から始まる物語。便箋で桜の花びらを届けた人は誰か、刑務官は悲しい表情をしているのは何故か、幸乃はどんな罪を犯したのか。

    冒頭から先が気になるポイントが多く、気付けば幸乃という女性の人生にのめり込むように読み続けてしまった。早見さんの作品をもっと読んでみたい。

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    2026年03月10日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    1冊目同様、笑いながらあっという間に読み終わった。散りばめられた謎、一生懸命読んでしまった店長の架空の話、続きも楽しみ。

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    2026年03月09日
  • 笑うマトリョーシカ

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    ネタバレ

    人に操られ、人を操ることについて考えさせられた。
    操るという言葉だと現実味があまり感じられないけれど、他者に影響を与えるというのは普段のコミュニケーションでも当たり前のようにあるし、他者を束縛する、他者を利用するということも身近なところで起こっていると思う。

    他者へ影響を及ぼさない、ということは不可能だろうから、逆に他者から影響を受けるときに自分自身で考えて取捨選択をすることが大切だと改めて感じたけれど、それこそどのような家庭環境で育ち、どのような教育を受けてきたかが影響するから本当に難しい…

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    2026年03月09日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    競走馬と人間が織り成す、尊く限りあるものを描いたヒューマンドラマ。

    レースの描写が多くあり、早見先生の疾走感と緊張感漂う迫力満点の技巧表現が存分に散りばめられています。競馬に全く詳しくない私にも、読んでいて壮大すぎるほどの臨場感をもたらせてくれます。

    また山王社長は、かなり不器用な性分ではあるものの、馬に対しての愛は真っ直ぐな人です。
    この山王社長というキャラクターの人間臭さが、物語に奥行きを出しています。

    五感で楽しめる作品と言っても過言ではないほどのこの作品は、まさに読むドーパミンです!

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    2026年03月08日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    死刑判決を受けた女性・田中幸乃を中心に物語は進んでいくが、彼女を知る人々の視点から語られる過去を読むうちに、最初に抱いていた印象が少しずつ揺らいでいくのが印象的だった。

    事件を探る中で繋がりのなかった登場人物たちが繋がり、パズルのピースがそろうように真実が明らかとなる様は巧妙で、彼女の人生を知るにつれ胸が苦しくなる一方で謎が解けていく痛快さに、先を読まずにはいられなかった。

    ただ生きることの困難さをあらためて感じさせられた。田中幸乃という名前の因縁か、死刑を受け入れることでしか自分の運命に反撃できなかった幸乃。死刑台に向かう途中いつもの昏睡が起きてくれることを読んでいて願わずにいれなかった

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    2026年03月08日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    早見和真さんの作品、初読みです。
    2026年初作家、18人目です!

    早見さんは近いところではTBSの日曜劇場のロイヤルファミリーの原作者で、去年の本屋大賞ノミネート作のアルプス席の母の作者です!

    初読み作品として、上の2冊のどちらかを読もうと思っていたのですが、なぜかイノセント・デイズを読んでしまいました。

    めちゃくちゃ読みやすく面白いが、暗い‥。救われない(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
    それでも、先が気になって一気読みしました。

    みんなが幸乃のことを好きなのに、どうしてあんなふうになっちゃったんだろう?

    いろいろ考えて切なく苦しくなる本でした!

    他の人のレビューでも書いてあったけど、あの

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    2026年03月07日
  • 八月の母

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    ネタバレ

    感想が難しい作品!!
    ただただ、ものすごく深く考えさせられた。
    我が子には同じ目には合わせたくないと思いながらも、負の方向にいってしまう関係や母性。
    プロローグで海外に行くと言っていたのに、なかなか行った先の事が書かれないからこの家族はどうなった?と思っていたけれど…そういう事か…
    母を恨み拒んでた紘子だけど兄の言葉を思い出し最期に母を許した。例え許しても陽向のように、母と娘を縛るものに気づき、手放す勇気をもたないといけない。
    紘子の思いが陽向に届いてホッとした。
    あと健次が良き◎

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    2026年03月07日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ひと癖ある馬主同士が、実は、心の底で繋がっている感じが、ぐっと来た。死とか、引退とか、寂寥感を感じるシーンがあるのに、最後に心が温まっている不思議な小説だった。

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    2026年03月05日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    物語の舞台は、北海道の小さな牧場。
    競走馬の生産に人生をかける牧場主とその家族の姿を描いた、**“馬と人の物語”**です。

    かつて名門と呼ばれた牧場は、時代の流れや経営難に直面しながらも、血統に誇りを持ち、再起をかけて一頭の馬に夢を託します。

    家族それぞれが葛藤や挫折を抱えながらも、
    「ロイヤルファミリー」と呼ばれる名血を未来につなごうと奮闘する

    ‥‥‥
    もう皆さんご存知の‥ですね。
    先日テレビドラマ化もされました。
    ドラマすごく良かったです。何度も泣きました。
    今回は小説からのドラマでなく、逆パターン。
    さてどうかな?と思ったけど。
    多分ドラマの方が良かったと思う。笑
    何故か?登場人物

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    2026年03月05日
  • 店長がバカすぎて

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    ネタバレ

    主人公に共感して店長にイライラしたり、その主人公に対しても、愚痴を言う割にズバッと行動したりしないからイライラしたり、主人公が店長に対して唐突にときめいてるのもどこが良くて?と共感できず途中多少のストレスも。 でも主人公の本が大好きで、沢山の人に知ってほしい、届けたいという想いには大いに共感。 各章の構成は面白くて読みやすいし、富田先生と紆余曲折あってよい関係が築けていたり、木梨さん、磯田さん、魅力的な人物が多い。 主人公が一番成長してないのが残念。続編ではまた違った一面が見れるのかもしれないと期待。

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    2026年03月04日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    壮大な話だった。
    馬主として競馬に関わり馬を育て馬と共にレースに挑むチーム、どれだけ馬の調子が良くても勝てるとは限らない競馬の世界。
    馬を得るにも育てるにもかかり続けるお金、でもそれを上回る馬への情熱
    二部構成でロイヤルホープと社長とひた駆ける第一部と、ホープの子供達と競馬界を駆ける子供達世代の第二部。
    親世代の始まりの話を読んでいるからより二部に思い入れができる。
    継承の物語、これを読めてよかった。

    少ししっかり勉強してから競馬見てみたいなと思いました。

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    2026年03月01日
  • 八月の母

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    この作品に登場する母親のような人は、きっとどの時代にもいるのだと思う。きっとこれから先も、いなくなることはない。とにかく読んでいて苦しかった。

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    2026年02月28日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    面白かったです。前作同様まさか!の展開が鮮やかでした。
    店長の正体(?)がまだ明らかにされておらず、次作が楽しみです。

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    2026年02月27日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    相変わらずのキレ味とキャラクター。
    最後まで「誰か?」と悩ませる謎解き感も良かった。
    ただ、谷口さん…谷尾さん…いや、谷口さんの「読書好き」がちょっと薄まった気がするので星4つ。

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    2026年02月26日
  • 八月の母

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    先に感想を読んでいたので、大体の内容を把握して読み進めたものの、この主人公は誰だ?という点が判明した時なるほど!となりました。
    どんな親子関係でも別個体であり本来離れられるものなのに、生活する中で得た洗脳や得られなかった別の環境へ身を置く術がそれを阻むのかなと考えました。
    今はネットもあるから、こういう状況って起きにくくなっているのかなと祈念します。

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    2026年02月22日