早見和真のレビュー一覧
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早見和真さんの『さらば、店長』を読みました。
読み進めるうちに、人間関係の本質を突くような一節に出会い、思わず手が止まりました。
特に印象に残っているのは、大西賢也と京子の会話シーンです。
「相手がどう思うかというのは、自分が相手をどう見ているかである」
作中で「合わせ鏡」という言葉で表現されますが、まさにその通りだと感じます。
店長という「鏡」に映るもの
京子の目から見れば、店長は奇妙な行動ばかりを繰り返す、理解不能な「おバカ」な存在です。しかし、新人店員たちの目には、彼のポジティブで朗らかな人柄が魅力的に映っています。
私たちはついつい「あの人はこういう人だ」と決めつけてしまいがちですが、 -
Posted by ブクログ
死刑判決を受けた女性・田中幸乃を中心に物語は進んでいくが、彼女を知る人々の視点から語られる過去を読むうちに、最初に抱いていた印象が少しずつ揺らいでいくのが印象的だった。
事件を探る中で繋がりのなかった登場人物たちが繋がり、パズルのピースがそろうように真実が明らかとなる様は巧妙で、彼女の人生を知るにつれ胸が苦しくなる一方で謎が解けていく痛快さに、先を読まずにはいられなかった。
ただ生きることの困難さをあらためて感じさせられた。田中幸乃という名前の因縁か、死刑を受け入れることでしか自分の運命に反撃できなかった幸乃。死刑台に向かう途中いつもの昏睡が起きてくれることを読んでいて願わずにいれなかった -
Posted by ブクログ
早見和真さんの作品、初読みです。
2026年初作家、18人目です!
早見さんは近いところではTBSの日曜劇場のロイヤルファミリーの原作者で、去年の本屋大賞ノミネート作のアルプス席の母の作者です!
初読み作品として、上の2冊のどちらかを読もうと思っていたのですが、なぜかイノセント・デイズを読んでしまいました。
めちゃくちゃ読みやすく面白いが、暗い‥。救われない(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
それでも、先が気になって一気読みしました。
みんなが幸乃のことを好きなのに、どうしてあんなふうになっちゃったんだろう?
いろいろ考えて切なく苦しくなる本でした!
他の人のレビューでも書いてあったけど、あの -
Posted by ブクログ
物語の舞台は、北海道の小さな牧場。
競走馬の生産に人生をかける牧場主とその家族の姿を描いた、**“馬と人の物語”**です。
かつて名門と呼ばれた牧場は、時代の流れや経営難に直面しながらも、血統に誇りを持ち、再起をかけて一頭の馬に夢を託します。
家族それぞれが葛藤や挫折を抱えながらも、
「ロイヤルファミリー」と呼ばれる名血を未来につなごうと奮闘する
‥‥‥
もう皆さんご存知の‥ですね。
先日テレビドラマ化もされました。
ドラマすごく良かったです。何度も泣きました。
今回は小説からのドラマでなく、逆パターン。
さてどうかな?と思ったけど。
多分ドラマの方が良かったと思う。笑
何故か?登場人物