早見和真のレビュー一覧

  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    早見和真さんの小説の中でも、シリアスな部類に入るもの。

    最近こういう「罪を犯したものの内面を問う」小説が増えていて、リアルな事件をモチーフにしていることが多いが、これは完全オリジナル。

    ネタバレになるので詳しくは書けないけど、どこかで誰かが救いの手をさしのべられたら、彼女は救われたのではないか…
    でもそれをやりきらなかった、ひとりひとりの「エゴ」こそが「罪」。
    それがこの小説が真に描きたかったことなのかもしれない。

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    2026年02月28日
  • 店長がバカすぎて

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    【読んだ目的】
    特にありませんでしたが、タイトルが強烈で(笑)読みたかった本です。
    女優の宮崎美子さんのYouTubeでのレビューも観て、ますます読んでみたく
    なりました。

    【エッセンス】※解釈
    この本から考えさせられたことは、

    ①「バカすぎる上司にどう対応する?」ではなく、
    「そんな人もいるのだ、愛すべきバカだな」と、自分ならどうやって受け入れる?

    ② 自分はどんな人と働きたい?

    ③イヤな上司の下だからこそ、「私は仕事に何を求めているのだろう」と
    問い直せるチャンスでは?

    ということでした。
    主人公は、だんだんと「愛すべきバカ店長」になったのかな、と思いますが、
    私はやっぱり富田先

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    2026年02月27日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    面白かったです。前作同様まさか!の展開が鮮やかでした。
    店長の正体(?)がまだ明らかにされておらず、次作が楽しみです。

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    2026年02月27日
  • 新! 店長がバカすぎて

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    相変わらずのキレ味とキャラクター。
    最後まで「誰か?」と悩ませる謎解き感も良かった。
    ただ、谷口さん…谷尾さん…いや、谷口さんの「読書好き」がちょっと薄まった気がするので星4つ。

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    2026年02月26日
  • 店長がバカすぎて

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    「ザ・ロイヤルファミリー」や「アルプス席の母」など、最近の好きな作家さんの早見和真さん。
    ストーリー展開がうまい、
    個性的なキャラクターが生き生きとしている、
    市井の人々の「どこにでもいそうな」日常描写が「こんなことあるよねー」と思わせる。

    これは「書店」を舞台にした作品だけど、本好きの「あるある」心がくすぐられてクスッとさせられる。

    バカすぎる店長も、憎めないおバカ。
    「あーこういう人、前に会ったことある」
    そのキャラクターもいい。
    続編も読みます!

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    2026年02月25日
  • 八月の母

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    先に感想を読んでいたので、大体の内容を把握して読み進めたものの、この主人公は誰だ?という点が判明した時なるほど!となりました。
    どんな親子関係でも別個体であり本来離れられるものなのに、生活する中で得た洗脳や得られなかった別の環境へ身を置く術がそれを阻むのかなと考えました。
    今はネットもあるから、こういう状況って起きにくくなっているのかなと祈念します。

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    2026年02月22日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    店長が相変わらず店長で、登場人物みんなが書店と本への愛情に溢れていて、とにかく楽しい世界。

    先の2作について忘れてしまっている部分も多かったので、改めて一気読みしたいなと思った。
    一旦はさらば!でも、きっとまた戻ってきますよね?

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    2026年02月22日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    自分ちょっとこの本と相性悪いかも〜〜と思って途中で1ヶ月くらい読むの止まっちゃったけど、後半になったら後半になったら一気に面白くなってどんどん読んでいた。前半は馬主としての生活を秘書の視点で淡々と描写していたから、馬を買って育ててレースに出して結果がこうで、と同じ流れが繰り返し続く感じ。競馬に興味や知識があると最初から楽しめたのかもな〜自分の見識のなさ故にもったいなかったな〜と思った。

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    2026年02月21日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    父を亡くした主人公は人材派遣会社ロイヤルヒューマンのワンマン社長のマネージャーとして働くことになる。競馬に興味がなかった主人公だったが、馬主でもある社長とともに馬の勝利を願うようになる。

    珍しい競馬小説。競馬はほぼ見ないけど試しに買ってみたところ、読み始めたらどんどん読み進めてしまう魅力があった。

    Netflixのドキュメンタリー『レース・フォー・ザ・クラウン:華麗なる王たちのスポーツ』でも馬主がフォーカスされていて、「馬主って金を出してるだけじゃん」と冷めた感想を持ったのだけど、これを読むと金を出してるだけじゃないんだなと気付かされる。(ドキュメンタリーでも紹介されていたはずだけどあっち

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    2026年02月21日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    前作から間があいたので色々忘れていることもありましたが、終盤に向かうにつれ、店長の禍々しさ、クドさなどが段々まともに思えてくる不思議。
    そして店長にイラつく谷原京子さんが頑固で変わった人に思えてしまう不思議!!!

    武蔵野書店吉祥寺本店のような書店があったら通ってみたいです。
    うちの近所の書店にはこんな個性が際立った店員さんがいないのですが、私が気づいていないだけでしょうか?!

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    2026年02月20日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    栗須さんは自分の家族でもない山王氏に全人生を掛けたようで、競馬を通して人生まで掛けてしまったように思えました。
    でも結果的には、元恋人と再開でき結婚まで至れた。自分の子供はできなかったけど、ジョッキーとなった加奈子の子供の翔平と巡り合え、幸せな人生を送れたので大穴だったかもしれません。
    馬も人間も受け継がれるていくであろう継承についてがテーマ。
    果たしてサラブレッドとして生まれてくる馬はその期待が余りにも大きいだけに、幸せなのかどうか考えさせられました。
    人間にも言えることなのかもしれませんね。

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    2026年02月22日
  • 笑うマトリョーシカ

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    四国・松山の名門高校に通う二人の青年の「友情と裏切り」の物語。
    故郷、宇和島も出てくる。
    27歳の若さで代議士となった男は、周囲を魅了する輝きを放っていた。秘書となったもう一人の男は、彼を若き官房長官へと押し上げた。総理への階段を駆け上がるカリスマ政治家。
    「この男が、もしも誰かの操り人形だったら?」
    最初のインタビューでそう感じた女性記者は、隠された過去に迫る。
    マトリョーシカ (大きな人形の中に一回り小さな人形が次々と入れ子状に収められた、ロシアの代表的な木製工芸品(入れ子人形)のこと)が空洞の入れ子になっている人形 中が空洞だから幾つもの仮面をかぶるのか あるいは空洞だから,中に入り込ん

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    2026年02月19日
  • 店長がバカすぎて

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    店長が実は凄いのかと思ったら…やっぱりバカだったってことで良いでしょうか?
    いや、ある意味凄いのかな?
    何となく次作もよんでみようかなとは思った。

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    2026年02月18日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    店長の起こす、イライラしさ禍々しさの日々を過ごすカルスマ書店員「谷原京子」。様々に翻弄されながら、次へのステージに悩む日々。楽しく、笑えて、心を癒すシリーズ。「さらば」があれば「お帰り店長」かな「ただいまか?」

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    2026年02月17日
  • 店長がバカすぎて

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    小売店で働いたことのある人なら1度はうなずけるようなおバカ店長エピソード。と思いきや裏がある?ない?

    最後の方はミステリーの解決編を読んでいる気分だった。
    単話の連作なので読みやすい。作者の実体験なのかな?と思ってしまうようなお話もあり。

    本屋業界のことが透けて見えて楽しい一方、序盤の口の悪い主人公にはちょっと馴染めなかったかな。

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    2026年02月14日
  • 店長がバカすぎて

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    短篇連作でテンポもよく、文体も軽やか。書店員や出版業界の空気を覗き見しているような感覚があり、気負わずに読める一冊だった。

    書店員たちは、店長のズレた言動に振り回され続ける。読んでいる最中はコメディとして楽しめるのだが、読み終えた後、不思議と店長という人物の輪郭だけが残る。

    彼は単なる「困った上司」なのか、それとも計算された振る舞いなのか。どこまでが素の姿なのかが最後まで掴めない。その曖昧さこそが、この作品の人物造形の面白さなのだと思った。

    軽く読める一方で、人の在り方の不可解さが静かに残る作品だった。

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    2026年02月14日
  • 店長がバカすぎて

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    人って、いざってときのたった1回でイメージが変わったりする。

    どんなに腹がたっても、憎しみに変わっても、
    そんな「いざ」に救われたりする。

    一生懸命になるほど、
    許せなくなったり、
    自分を見失ったりするけれど。
    そうやって前に進もうとする人や、
    それを見守ってくれる人がいるってだけで、
    読んでいるわたしも、なんとかやっていけるんじゃないかって気持ちになる。

    そして本屋さんって世界が愛おしく思える。
    言葉を武器にして誰かの言葉を手渡す仕事。
    もし何度も生まれ変われるのなら、一度は書店員になりたい。

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    2026年02月14日
  • 店長がバカすぎて

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    謎の店長とその下で働く谷原京子…2人のやりとりがとても面白いのだがそこがすごく愛おしくて読み進めたくなる話。

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    2026年02月11日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    27歳が主人公の全6章からなる連作短編。
    今振り返れば「まだ27歳」なのに、当時は確かに「もう27歳」だった。30歳を前にした焦りや不安が、ふと自分の記憶と重なる。
    最後の章で6人が繋がるのだが、各章で主人公の名前が出てこないので、あれ、これ誰だっけ?と結びつけるのが大変だった。

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    2026年02月06日
  • 普通に青い東京の空を見上げた

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    話が繋がってくる短編集
    27歳の男女が主人公
    自分にもこんな時代があったのかと思う一方で、普通に恋愛できたり仲間がいることが羨ましかったり
    自分の人生は自分だけのもの、当たり前だけどなかなか、実践できてなかった
    最後の碑文谷フラワーチャイルドの主人公の気持ちは、若い頃の自分と変わらないと共感したり。あの時に戻れるなら、当時の自分を叱っていたのになぁ。

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    2026年02月05日