スリーピング・ブッダ
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スリーピング・ブッダ

704円 (税込)
352円 (税込) 5月23日まで

1pt

敬千宗の大本山・長穏寺に2人の若き僧侶が上山した。北陸の古寺の跡取り、小平広也。バンドでプロを目指すも挫折し、「安定」を求めて仏門を叩いた水原隆春。対照的な二人は、厳しい修行を通じてさまざまな現実に直面する。いまだ続く世襲制、先輩僧侶たちのいじめ、欲にまみれた夜遊び……。やがて2人はある決意を胸に行動を起こす。そして待ち受ける衝撃の結末とは。生きる意味を問いかける、熱き男たちの青春パンク小説!

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スリーピング・ブッダ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月18日

    想像していた物語とは全く違いました
    が、面白かったです!

    海外留学している時に『あなたは何を信じて生きてるのか?』と何人かの留学生に聞かれたのを唐突に思い出しました
    答えられませんでした

    今も、答えられません

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月16日

    表紙のパンクさとはかけ離れたストイックな話
    山寺での修行までを描く前半と山を下りた以降の後半で構成されるが、前後半のギャップの凄さにも吃驚
    個人的には前半はわりと展開は凡庸なうえ、古いしきたりや腐敗っぷりに辟易し少々読むのが辛かったが、
    後半のある種容赦ない重たい展開は非常に面白かった
    爽快感は皆無...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月13日

    何ともジャンル分けし辛い一冊(^ ^;

    読み始めて割とすぐに
    「人が二人いれば争いが生まれ
     三人いれば派閥が生まれる」
    という言葉がずっと頭に浮かんでいた(^ ^;

    タイトルからも表紙絵からも分かる通り、
    お坊さんが主な登場人物。

    当たり前ではあるが、「坊主として生まれる人」はいない。
    寺の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月16日

    それぞれの理由から、僧侶を目指す若者たち。
    理想とは全くかけ離れた地点に着地したけれど、なぜか嫌な感じはしません。ここが最終地点ではないから?

    自分もこれから、人生どんな流れが待っているか判らない…。そう気付かせてくれる一冊でした。

    0

    Posted by ブクログ 2015年04月15日

    これほどまでに生きること死ぬことを考えながら読む本はない。仏門の奥で犇めく煩悩や欲が人間らしく、考えさせられた。仏門だけどパンク!

    0

    Posted by ブクログ 2014年10月24日

    何だかよくわからなかったが、面白かったかも。
    この題材で最後まで、一気に読ませるのは、かなり傑作ということか?宗教を理解するのは難しい。カルトになるのは、同意できないが。

    0

    Posted by ブクログ 2014年09月28日

    「スリーピングブッダ」って何だ?
    思いつくのは釈迦涅槃図。じゃ、涅槃ってなんだ?
     文庫版のカバーイラストと裏表紙の「青春パンク小説」というコメントが誤解を招くのだろう、ネット上の多くのレビューが「前半は面白いが後半はどうも」、であった。
     この作品はけっして青春パンク小説ではない。かなり深い所をえ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月06日

    普段のやまだないとさんの絵柄は、岡野玲子さんの絵柄とは全く似ていないのだが、ちょっとヤサグレた表情でエレキギターを抱えた雲水の表紙絵は、どうしても「ファンシィダンス」を想起させてしまう。物語もお山での修行を描く前半は既視感を感じてしまった。珍来(デブ)もいるし。

    ただ、若干テンプレ感がある前半の方...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月27日

    本の後ろに「青春パンク小説」とあり、このイラストなので、とても気楽に読める小説だろうと。
    たしかに気楽に読めた。

    「人間にはどうして宗教が必要なのか」を考えてしまう。
    答えは見つからなかった。
    しかし、それこそが答えなんだろう。
    宗教が存在する意味は、人それぞれである、ということだ。

    0

    Posted by ブクログ 2017年11月25日

    性格も置かれた環境も全く異なる二人の青年が、厳しい修行を経て理想とする宗教の在り方に彷徨する青春パンク小説。
    宗教とは人の道を説くものというのが定義だと思う。ただ、教える側教えられる側ともその真理にたどり着くのは不可能に近い。迷える人を救うのが、結果としてキナ臭い集団に移っていくさまは、現代における...続きを読む

    0

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