文倉十のレビュー一覧

  • 僕は友達が少ない 公式アンソロジーコミック 1

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    コミカライズと間違えそうな表紙だな。

    意外と出来が良い。コミック作家陣は不安定なのはメディアファクトリーなら許されるレベル。アンソロなのに何故か原作付きの作品が何本かあり、かなり好評価。まみ~んはズルい。

    珍しく読めるアンソロではないかと。

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    2011年10月23日
  • 狼と香辛料(3)

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    地下水道の大活劇から原作1巻のラストまでに加え、原作2巻冒頭、胡椒取引でホロが細工を暴くところまで。

    改めて読み返すと原作1巻の出来の良さに感心する。ホロの可愛さ、サービスシーン、荒事、商売、そしてロレンスの機転、色々な要素が全部詰め込まれている。
    原作のストーリーを忠実に追っているコミック版でも、ストーリーの面白さは折り紙付き。絵柄も、何度も書くが表紙や口絵の目が四角いホロの絵で大きく損をしているだけで、本編のホロは違和感なく可愛く描かれている。

    ただ、この巻ではせっかく荒事があるのだから、ヤレイ以外はきっちりと殺して欲しかった。そのあたりの容赦無さも原作の魅力の一つだと思っているので。

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    2017年10月04日
  • 狼と香辛料(2)

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    トレニー銀貨にまつわる儲け話をミローネ商会に持ち込むあたりから、囚われたホロを救出するあたりまで。

    パッツィオ市街での逃走みたいに動きの多いシーンがコミックになると読み応えがあります。
    逆にマールハイト氏との交渉のような場面ではノベルに比べやや冗長かも。

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    2017年10月04日
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    終わってしまいました。
    ライトノベルにしては地味なんでしょうけど(そんなに知らないので)、そこが好きでした。
    あと1冊出るのかな?
    支倉先生の新作楽しみです。

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    2011年10月12日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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     狼と香辛料の、最後の短編集。

     いやあ幸せな物語だった。
     内容ももちろんなんだけど、なんというか、この物語を取り巻く全てが幸せだったといえるんじゃないかな。
     でもってその幸せのおすそ分けをいただけるというか、浸ることができた物語。

     幸福というものは、個々によって違うものだ。
     ロレンスの求める幸せと、ホロの求める幸せも、つきつめれば別のものなのだろう。が、互いがそこに接点を見出し、それをはぐくむと決めた。
     二人で生きるということは、多分そういうことなのだ。

     そして、物語を彩った人物たちのそれぞれの幸せ。
     誰もが、自立していて、自分の足でしっかり立ってるっていうのがいいなと思

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    2011年10月04日
  • 狼と香辛料XIV

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    ホロがそんなたわけのことが好きなんじゃ…ってところあたりがにやにやが止まらなかった。ほんとにホロとロレンスとの旅が終わってしまうのかと若干はらはらしつつもにやにやできて良い小説でした。

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    2011年10月03日
  • 文倉十画集 狼と香辛料

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    想像以上にボリュームがあって満足。

    各巻のカバーと口絵をイラストで追っているだけで、17巻分のお話が思い出せます。さらに、DVDのパッケージやアニメのエンディングイラスト、ゲームの特典その他に収録されているイラストも多数掲載されて『すべてのホロが、あなたのもとに――。』という帯の煽り文句に納得。

    描き下ろしが少ない(2枚くらい?)のが玉に瑕。

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    2011年09月30日
  • こうして彼は屋上を燃やすことにした

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    最初のブリキの絵とそのセリフ、文章の軽快さに釣られて購入。

    主人公と主要人物が恋愛してる本があまり好きではないので、主人公の立ち位置が個人的に心地良かった。

    主人公のお節介によってだんだんと三人の気持ちが変化して行く、という、べたべたではあるが好きな展開。こんな主人公でありたいと思える小説が好きだ。

    他人のことには首を突っ込み引っ掻き回すが自分のことには臆病。現実なら失敗もあるだろうけど、これは小説で、しかも主人公補正までかかっている。

    気になったのは、キーパーソンの存在が少し薄かった、くらいかな。もうちょっと早めに伏線をはっとくとか。

    それでも、最後まで楽しんで読めた。特にブリキ編

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    2011年09月21日
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    16冊読み続ける原動力になったのは、結局はホロの魅力でした。

    「剣と魔法の出てこないファンタジー」「狼と香辛料は経済」が成功していたのは3巻ぐらいまで、あとは諸国を漫遊しながら目の前の問題に片っ端から首を突っ込む水戸黄門状態。

    サブキャラは結局定着させることができず、わざわざ旅の道連れに入れたコルですら15・16巻で切り捨てられてしまって、出番ゼロです。

    そんなアラの目立つシリーズを16冊も引っ張ったのはホロの手柄です。
    願わくば、「本編最終章」の次に出るエピローグ17巻で、デレたところをたっぷりと読めますように。

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    2017年09月25日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    ストーリーもいよいよ大詰め。
    名前を聞きつけた古い仲間がとっくの昔にいなくなっていたことを知ったホロの落ち込みっぷりと、懸命に慰めようとするロレンスの様子は、これまでのふたりの立場が逆転してしまったよう。
    弱気になってしまった自称賢狼ホロは見ていられないが、きっとロレンスも見ていられなかったんだろう。

    それにしても、ロレンスは鈍すぎると思います。

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    2017年09月25日
  • こうして彼は屋上を燃やすことにした

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    ネタバレ

    すごくきれいな物語。こうして彼は屋上を燃やすことにした、そしてー。その続きは透き通った青色の春の匂いがして、やっばいなぁと。中二病ちっくと言えばそれまでだけど、どんな物語でも自分にとっての主人公は自分でしかない訳で、ちくん、と感じるものがない訳じゃないのです。

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    2011年08月21日
  • 狼と香辛料X

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    ネタバレ

    今回出てくるピアスキーとハスキンズというキャラもまた非常に魅力的。

    それぞれが『故郷を守る』という言葉は響いた。
    故郷に愛着を抱き、なんとしても守りたいと考えるのは、人として当然の概念だと思う。
    それを真っ直ぐに実行できなかったり
    実行しようとするものがおかしな目で見られたりするのは
    やはりどう考えてもおかしなことだと思う。

    納得のいく形ではなかったかもしれないが
    考えられ得る最善の形で故郷が守られてほっとした。

    一点残念だったのが、ヨイツについての引っ張り方がチープだったこと。
    ああいうあからさまな書き方は、少なくとも個人的には好きではない。

    いつも思うが、短いけれどあとがきが
    非常

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    2011年08月19日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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     てっきり別行動の間のホロとかを見せるのかと思ってたら、ふつうに未収録だった番外編+本編その後のエピローグ。とりあえずロレンス、さすがに気づけ。今までは私もいっしょに首を傾げてたこともあったけど今回はさすがにわかったぞオイ!
     まあ最初に女性陣の会話があったから気づけた、のかな。エーブさんにもノーラさんにもディアナさんにもまたお会いしたかったから嬉しかったー!
     すっかり馴染んでるコルは無事聖職者になれるのか、このままロレンスの弟子に収まるのか……お店の横か中に聖堂ができても美味しいなあ。
     最後の最後に題名が明かされて、これにて完結。結局月を狩る熊がでなかったのは納得なような残念なような。ま

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    2011年08月14日
  • 文倉十画集 狼と香辛料

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    こうして見ると、ロレンスがホロを抱きしめているシーン多すぎじゃないか?(笑。ファンなら書き下ろし短編とイラストだけでも十分満足なはず。

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    2011年08月13日
  • 狼と香辛料IX 対立の町<下>

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    ネタバレ

    非常に楽しめた。
    コルの参加でホロとのうだうだとしたやりとりも少なくなり、
    前巻からの緊迫した雰囲気が続いておりテンポよく読めた。
    商売にからめて世の中の表裏の様々な事象を描き上げており読み応えがある。
    実際に刀を手に取り荒野を行くような動的な冒険ではなく、ひたすら頭脳合戦とでもいうべき水面下の戦いが面白い。

    エーブのキャラクターは非常に自分好み。
    ラストで会えて良かったと告げる彼女の台詞には痺れた。

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    2011年08月10日
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    上巻から展開がどんどんどんどん悪化していき
    ロレンスの立ち位置がどんどんどんどん隅っこになり
    もうどうにもならないなんて不安を抱きつつの読書となりました
    でも主人公はロレンスですよやっぱり
    最後はやっぱりホロとロレンスが物語を好転させてくれました

    最終章が終わり物語は結末を迎えたわけですが
    ホロとロレンスがこれからも手を取り合っていくんですね
    寂しいですが幸せであり続けるんでしょう

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    2011年08月06日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    ホロとロレンスの旅の終わりが見えてきて
    少し寂しさを感じます

    デバウ商会の思惑にレスコの雰囲気
    今回はまるでなんにも起きないのか?
    なんて思いましたが下巻に向けて
    一気に話が加速します

    しかしロレンスはたくましくなりましたね

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    2011年08月02日
  • 狼と香辛料XIV

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    ネタバレ

    まったく冷や冷やするぜ!!
    もう佳境なんですかね。
    ヨイツも実体化してきましたし、終わりが見えてきました

    今回もロレンスは終盤に「あ」って言いましたね
    なんか定番ちゃいますかこれ?
    むしろ醍醐味なんですか?このすれ違い
    目に見える進展があったように思う今回は
    エルサが大きく影響したおかげでしょう

    次巻も楽しみです

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    2011年07月18日
  • 狼と香辛料XIII Side Colors III

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    全4話の短編集
    ホロとロレンスの他愛ないいつもの感じのが3話
    その内1話はホロ視点で少し新鮮

    最後はノーラの話
    視点はエネクなんですが
    やっぱりノーラは生粋のお人好しですね
    ノーラ好きには嬉しいものです

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    2011年07月16日
  • こうして彼は屋上を燃やすことにした

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    ネタバレ

    ドロシー・カカシ・ブリキ・ライオンという役を演じるまるで舞台を見ているかのようなお話。練りこまれた見事なプロット。オズの魔法使いは読んだことないがこの作品を見て読んでみようと思った。

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    2011年10月04日