文倉十のレビュー一覧

  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IX

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    面白かった。個人的にこういう活劇寄りのほうが好き。コルもミューリもちょっとマチュアになった感はだしてるが、まだまだなところが良い。最後の水責め戦のところと、その事後処理のところ、偽物についてもうちょいつっこんだところを読みたかった。プロットが面白かっただけに、肉が少ないようで(個人的感想)、ヴォリュームが足りず、少々モヤる。

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    2023年08月12日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙VII

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    活版印刷の技術を会得している職人を見つけて、聖典の俗語翻訳版を大量に生産しようと計画。前半は、職人の捜索、終盤でハイランドが兄と和解。

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    2023年07月24日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙(1)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    何か違う

    狼と香辛料を読んでいると、何か違うってなる。
    絵柄の違いが一番なんだけれど、ストーリー自体も面白さが無いというか、緊張感が無いというか。
    コル坊が成長して別物になったのはとにかく、何か違うってのがずっとある。

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    2023年06月10日
  • 狼と香辛料XXIV Spring LogVII

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    やっぱりホロとロレンスの方が面白い。久々の長編で、エイブも出てきて、前作のサロニアでの一件が、その先でえらいこっちゃになってしまっていて、それをなんとかする。というような筋。ホロ大活躍。どないして、おさめるんかと、思いながら結構ドキドキして楽しく読めた。

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    2023年03月18日
  • 理想のヒモ生活(16)

    ネタバレ 購入済み

    フレア姫の交渉と布石

    シャロワジルベール双王国編、一旦終了
    個人的にはゼンジロウと側室候補のフレア姫との絡みを増やしてほしい
    物語はまだまだ続き、今後が楽しみです

    #ほのぼの #深い

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    2023年01月09日
  • 狼と香辛料III

    ネタバレ 購入済み

    尖るならとことん

    ファンタジー+マーケティングと言う異色作。今回は市場操作を試みる内容で、本当の意味での挑戦が見られます。格好いい商人の話です。この情熱は、日本の営業マンに必要な要素ですね。
    作者さんは個性的と思っていましたが、あとがきの「ホームページ」とは何でしょうか。急に世俗にまみれてしまって。。。最後まで正しきを貫いて欲しかったです。

    #アガる #ドキドキハラハラ #タメになる

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    2022年09月30日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    作者の趣味と愛が詰まった書き下ろしを収録した、短篇集。
    今までの総決算ということだが、話自体は前巻で完結しているので、蛇足ととれなくもない。だが、こういう話は嫌いではない。

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    2022年09月11日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    最後の話だけに、この評価を。

    金のためにすべてを犠牲にできる冷徹な商人。
    その誕生に隠された「甘っちょろい」日々を中々うまいこと書いている。

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    2022年09月09日
  • 狼と香辛料X

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    山がきたのかと思いきや、登ることなく終わってしまった感じ。

    もう少しテンポを変えつつ話を進めてもよかったのではないか。

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    2022年09月09日
  • 狼と香辛料VIII 対立の町<上>

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    否応なく巨大な陰謀に巻き込まれるのは王道的だが、それだけに間違いは少ない。

    ちょこちょこ要らん人物がしゃしゃり出てくるのが気に食わないが。

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    2022年09月09日
  • 狼と香辛料

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    豊穣の神、ホロと旅をすることになったロレンス。銀貨を使った金儲け話に始まり、商会同士の争いや果ては命のやり取りまで…「お仕事小説」とか言われてたので、なんとなくつまらなそうと思っていたが、これは興味ある。
    武器で戦うのではなく、口で戦う訳だ。

    ただ、眠いときに読んでいたからか銀貨事件の一連の流れにイマイチついていけてない。なんで黒幕アイツだったんだっけ?
    再読するのも面倒なので、誰か解説書いてないか探したがない。ま、いいや。

    ホロは賢狼と自ら言う割に結構幼い。自分がいなくたってあの村はやっていけると拗ねてみたり。
    ただ、魅力的なキャラクターではあるので、主人公のロレンスともども今後の活躍が

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    2022年07月29日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙VII

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    今回の話は、教会対印刷、という構図が明確だったので、分量は多いけれどもストーリーが枠組みがなんとなく読めてるところがあってとても読みやすい。そんな中で、コルらしさ、ミューリらしさといったところがよく出て読み応えがあった。例え岸に憧れるミューリの言動が、伏線になっているとか、コルの、昔の身1つで放り出さいたときのエピソードとか。
    まぁこういうのは昔からやってた、と言うよりかは昔に書いたものを引っ張り出して伏線にしている、のかもしれないけれども。

    また次が楽しみ。

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    2022年06月29日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    この巻で、本編ストーリーはひとまずの締めくくりとなります。

    今回は短編集で、ロレンスとホロがニョッヒラで温泉宿を開くことになり、ホロはこれまで作品中に登場した女性キャラクターたちをお祝いの席に呼びます。他方、そんなホロの意図がわからないロレンスは、疑心暗鬼に駆られることになります。

    そのほか、ロレンスが長年にわたって砦を守る任務を遂行してきた老騎士と出会う話や、ロレンスとホロのケンカをコルの視点からえがいた話、そして旅の途中で立ち寄った村の人びとに、旅先のエピソードを語ることを求められる話などが収録されています。

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    レスコの町でロレンスたちに接触を図ったのは、デバウ商会の会計認を務めるヒルデ・シュナウでした。彼は、デバウ商会が内部分裂の状態にあることを語り、自分たちを助けるためにロレンスたちの力を借りたいと申し出ます。ロレンスはこの以来を引き受け、ル・ロワたちが求めていた禁書をとどけるため、ホロを彼らのもとに行かせますが、そのあいだにもヒルデに敵対する勢力は攻勢を仕掛けてきて、ロレンスはミューリ傭兵団とともに町を脱出せざるをえなくなってしまいます。

    いわゆる「剣と魔法のファンタジー」ではないので、ホロが正体を現わす展開になるほかには、シリーズを通してキャラクターの大立ち回りが演じられることはなく、ロレン

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    ホロの仲間であるという「ミューリ」の名前をもつ傭兵団が存在すると知ったロレンスたちは、レスコの町を訪れます。そこでホロは、ミューリ傭兵団の団長であるルワード・ミューリに出会い、故郷とのつながりのひとつにたどり着くことになります。その後、ロレンスは店を開くために、この町についての情報を集めます。デバウ商会が傭兵たちを呼び集め、彼らをつかって大量の銀貨を運び入れていることに気づきます。

    そろそろ物語も締めくくりが見えてくるころですが、まだストーリーはゆっくりとした流れで、着地点が見通せません。本巻の最後で、謎の人物がロレンスたちに接触してくることがえがかれているので、次巻で物語がどのように動いて

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XIII Side Colors III

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    今回は、短編三作と中編一作で構成されています。

    短編は、いつものようなロレンスとホロのやりとりがえがかれています。特筆するような内容はありませんが、二人のあいかわらずの関係性がほほえましくなります。

    中編「羊飼いと黒い騎士」は、ノーラの後日談を、牧羊犬エネクの視点からえがいた、一風変わった趣向の作品になっています。仕立て屋になることをめざしてクスコフの町にたどり着いたノーラでしたが、人びとが出ていって活気をうしなった町には、彼女の望む仕事はありません。それでもノーラは、その町で新しい一歩を踏み出すことを決意するのですが、ちょっと結末を急ぎすぎた感じもあります。

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XII

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    港町ケルーベにもどったロレンスたちは、ハスキンズの知りあいで絵画商のハフナー・ユーグのもとを訪れ、北の地理にくわしいという女性銀細工師のフラン・ヴォネリを訪ねます。北の地図をえがいてほしいというロレンスたちの依頼に対してフランは、タウシッグという村まで同行して、天使と魔女にかんする伝説について村人の話を聞きたいともちかけます。

    ところがタウシッグの村では、教会と異教の勢力の移り変わりに人びとが翻弄されていました。フランの真意を知ったロレンスは、彼女との取り引きにおうじますが、その直後に領主がこの村の伝説をめぐって大きな決断をくだし、ロレンスたちは危地に追い込まれてしまいます。

    今回は、本シ

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    今回は、短編2編と中編1編が収録されています。

    短編は、いつもながらのロレンスとホロの日常のやりとりがえがかれています。コルが同行する前の話なのだと思いますが、二人だけで旅をつづけていたころの作品の雰囲気が、なんだかなつかしく思い出されました。

    中編は、貴族から没落して商人として生きていかざるをえなくなった当初のエーブが主人公の話です。フルールと呼ばれていたころの彼女の視点から、血で血を洗う商売人の世界のえげつなさがえがかれており、かならずしも好きな話というわけではないのですが、強く印象にのこっています。

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    2021年12月25日
  • 狼と香辛料VIII 対立の町<上>

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    港町ケルーベで、エーブにあいまみえることになったロレンスたちは、「狼の足の骨」についての話を知っているというジーン商会の主テッド・レイノルズへの紹介状を入手します。さっそく訪れたレイノルズは、思いのほかすなおに話をしてくれますが、そうした彼の態度からは、エーブとの今後の関係についてなんらかの思惑が秘められているように感じられます。

    さらに、ローエン商会若き館長であるキーマンも、エーブと親交のあるロレンスに接触し、こうした人びとのさまざまな思惑のなかで、ロレンスたちはしだいに身動きのとれない状況へと追いつめられていきます。

    あいかわらず、一癖も二癖もある商人たちの駆け引きと、ホロとの心理的な

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    2021年12月24日
  • 理想のヒモ生活 14

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    大きく話は進まずですが、それが悪いわけではない。
    登場人物のセリフに至るまでの背景説明が丁寧で、異世界や封建社会の常識は我々と価値観ずれてるんですよーと認識させてくれる。
    前巻との間隔が空いていたので相関図とか国の名前を思い出すのに少し時間かかりました。

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    2021年12月19日