文倉十のレビュー一覧
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ネタバレ15巻、旅の終わりもそろそろです。
コルと別れ、ロレンスとホロ2人の旅に戻った。
しかし、始まりのころ、ロレンスがホロに追いすがっていたころとは違い二人はお互いを必要とするようになっていた。
過去の痕跡は、ある傭兵団の名前に残っていた。
ミューリ傭兵団、かつてのホロの仲間の狼の名前を持つ騎士団に会うために、二人はレスコの町へ訪れた。
傭兵が必要とされるのはただ一つ、その周辺で戦争が始まるという理由だ。
それを覚悟していた二人だが、訪れた町は活気にあふれる町だった。戦争の気配すらない。
そこで出会ったミューリ傭兵団団長から、ホロはかつての仲間の痕跡を受け取る。
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二回目の短編集はロレンスとホロの旅の途中と、エーブ•ボランが没落貴族から商人になるまでの二本でお送りします。
他の誰をも陥れてでも自分の利益を追及する女商人、エーブ•ボラン。
没落寸前の貴族は娘のフルールを商人に嫁がせ、商人は貴族の名を金で買った。
その婚約は、ボラン家の完全な没落を引き起こしただけだった。
フルールは邸宅を引き払ったのち、昔商人だった使用人から商いを学ぶ。
貴族の感覚が抜けず、損ばかりしていたフルールだったが、貴族の末席のミルトンの商売の話にフルールは乗った。
彼を信用したフルールだったが、裏切りは違うところから始まった。
フルールがエーブを名乗る -
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ネタバレいや~、小説って一気に読まないと内容忘れちゃうね。8巻読み終わって9巻読み始めて、少しずつ進めてたら思ったより時間かかって何がなんだか忘れてっちゃうんだよなぁ。
さて、8巻の続きの9巻、キーマンとエーブの二人からの取引に板挟みになったロレンスは慌てふためいて港町ケルーベから逃げ出そうとする。
頭に血が上ったロレンスをホロがなだめる。
「ぬしよ、少しは落ち着いたらどうじゃ?」
再び取引のテーブルに戻るロレンスだったが、事態はひっ迫する。
キーマンとエーブのパワーバランスが崩れ、エーブがローエン商会に連れて行かれた。
ロレンスはどう動く。
上下巻なが~い。そして物語は -
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ネタバレホロッホロ8巻目。
前巻が短編だったから1巻飛ばして続くロレンスと、6巻からくっついてきたコルの旅はローム川を下り港町ケルーベへ。
追いついたロレンス一行のその速さにエーブは驚きを隠せない。
一度は命を俎上に乗せられた身であるが、そこは商人、エーブから狼の骨に関する紹介状を得る。
教会が求める狼の骨、
ローム川の市場を巡る川を挟んだ南北の対立、
この街もまた、不穏な空気が漂う。
そしてついに事は起きる。
北の漁船が南側につかまり、そのまま教会へ持ち去られた。
この事件が示す真実はなんなのか。
ローエン商会のキレ者の若き館長、キーマンが言う。
壮大な絵を描き、再び途方もない額の金を奪お -
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原作8~9巻「対立の街(上下)」のエピソードが描かれる。原作の緊迫した雰囲気がよく描けていると思います。
コミックスが7年かけて10巻になったことで、巻末にホロとロレンスの出会いのシーンをリライトしたものが収録されています。1巻を引っ張り出して比べてみると、作者さん、ずいぶん絵が上達したんだなあ、と感じます。
一方で、変わらないのが背景、特に街の光景の書き込まれ具合。月刊誌にじっくり連載されたからなのかもしれませんが、細かく丁寧に書き込まれ、物語にリアリティを与えています。アニメ化されていた部分については、アニメの風景を参考にしたのだろうというものもありましたが、アニメ化されていない巻数に -
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原作5巻、レノスの街でのエーブ・ボランとのエピソードは省略され、原作8~9巻「対立の街(上下)」のエピソードが描かれる。原作6~7巻はやや中弛み気味だったが、8~9巻のエピソードは、キーマン副館長とエーブ・ボランという強烈なキャラにびびるロレンスというおそらくシリーズ中の白眉だけあって、コミックスも勢いを取り戻したかのように見えます。
ただ、原作では5巻、6巻、そして11巻の外伝まで動員して肉付けしてきた「エーブ・ボラン」という重要キャラにあっさり信頼されるようになる、という構成は、やっぱりちょっと不満が残りますね。
でも、まだ「狼と香辛料」が読めるのは幸せなことです。
願わくば、このまま -
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ネタバレ本編終了。
フーゴ傭兵団が裏切ってからの展開がどうなるのかと先が詠めなかったし、ロレンスが前半から完全に舞台の脇役に立っていたので不安だったが、最終的に綺麗にまとまったと思う。
デバウかの打刻槌をヒルデが受け取る場面は良かった。ふたりの夢を決して諦めるな!という表現がよく出来ている。
ミリケは結局のところ、どういうものだったのだろう?半分人であることはわかったが・・・?
まさか、月を狩る熊の仔というわけでもあるまい?
これで、本編が終了し、ひとつの物語が幕を閉じるというのはなかなかにして寂しさを感じる。
物語の終わりというのは、そのなかの登場人物ともお別れということだ。
よく作品であるほ -
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ネタバレレスコに到着。ミューリとの再開。
物語がクライマックスに入った感じが出ている。
デバグ商会は悪者という伏線が多くあったが、実はよい商会だったのか。
新しい貨幣を発行するのは、新しい国をつくるのと同義だと思う。
そして、ロレンスはそのレスコの空き家を買った。
「店の名前を考えておけ」の切り返しに、「仔の名前ではなく?」と返す場面ではロレンスでなくても椅子から転げ落ちた。
ハッピーエンドからと思いきや、最後にでてくる南へ向かったはずのコル頭陀袋。
おしまい、という直前に、ちょっと待ったー!といった急展開。
下巻を読み進めずにはいられない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ獣と魚の尻尾亭の看板娘、良いキャラだと思う。
前回のレノス毛皮騒動のときもロレンスといい掛け合いをしていた。
物語的には大きな冒険もなく、北への玄関口ではるレノスでフランからの北の地図を受け取るまでの滞在期間中の話。
その間にテレオのエレサとも再会するのだけれど、、4巻くらいだったっけ?もう内容を忘れてしまっている。。
最後のロレンスがホロに迫ったところは、突然でホロでなくても驚いた。
最終章に向けての急接近?
そして、コルの別れ。
コルはロレンスが子供地味た行動を取らないための枷でもあったかとおもったけど、レノスでお別れ。
次巻から久々のふたり旅。