文倉十のレビュー一覧

  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙VII

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    ネタバレ

    元々は『狼と香辛料』のスピンオフとして企画された『狼と羊皮紙』もどうやら、この辺りで折り返しに入ったらしい。このVII巻では前巻で少しずつ明確に見え始めた「コルが世界をどのように変えていくのか」という本作のメインテーマの一つをより深める巻になっている。

    前の巻ではコルとミューリは異端の疑いを晴らすために赴いた場所で、本作を動かす要素の一つである「西の果ての新大陸」についてより深い知識を得ることになった。そしてその過程において、コルは教会の教理の根幹をなしていると思われる一つに対して疑いを持つようになる。すなわちそれは、「この世界は本当は月のように丸いのではないか?」といった、現実世界でも中世

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    2026年06月07日
  • 狼と香辛料

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    ホロとロレンスの、両者大人びていていながら少し子どもっぽくもある関係性が好き。
    商業とかを含みながらも人情味に溢れたシナリオで、ほっこりという言葉で表すのが多分一番正しい読後感。最高です。

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    2026年06月07日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙VI

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    ネタバレ

    シリーズが始まった頃は、ロレンスとホロが本拠としたニョヒラを飛び出したコルが、ミューリと一緒に旅をしながら、いつの間にか「薄明の枢機卿」などと呼ばれる存在になっていくという、ある意味で立身出世的な話として読むことができた。また『狼と香辛料』でサラッと登場したウィンフィールの騎士団をめぐるゴタゴタを描くあたりも、政治的な駆け引きや宗教組織との距離感がうまく組み合わさっていて、シリーズものの続編として十分に楽しい作品になっていた。

    ところがV巻でコルとミューリがブロンデル大修道院へ向かう旅に出たあたりから、この作品の雰囲気は少しずつ変わり始める。ある意味でライトノベルの王道とも言えるが、物語が進

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    2026年05月26日
  • 理想のヒモ生活(5)

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    最後が

    5巻にして、アウラ以外がはじめて表紙を飾ることに。やはりこちらのふたりの存在感が強めです。とくに最後のシーンは衝撃的です。伏線はあるので気をつけて読んでみてください

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    2026年05月06日
  • 理想のヒモ生活(2)

    U11

    無料版購入済み

    かなり仲がいい

    政治的なアレコレはありますが、ふたりの仲はかなり良くなっています。バカップル手前くらいです。幸せそうでなによりです。

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    2026年05月06日
  • 理想のヒモ生活(1)

    U11

    無料版購入済み

    恋愛に問題ない?

    単純な疑問ですが、見知らぬ男女が(しかも異世界同士)恋愛って簡単にできるものなんですかね。会話は基本的に問題ないとしても、生活習慣や文化など、国際結婚以上に難しいはず。ロマンチックではありますが。

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    2026年05月04日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙XII 羊たちの宴<上>

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    いつもながら面白くてサッと読んでしまった。ミューリとコルの関係性が最後にどうなるのか、気になって仕方ない!

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    2026年04月21日
  • 理想のヒモ生活(17)

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    急にファンタジー

    急に魔法世界に突入するゼンジロウ、面白い
    何でもできちゃう理想のヒモ生活
    北大陸も魔法の行く末もビー玉も気になる

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    2026年03月26日
  • 理想のヒモ生活(11)

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    遂に会得

    遂に瞬間移動でチートになったゼンジロウ、羨ましい
    久しぶりの内政も細かい描写で舌を巻く
    第二子、プジョル将軍の狙い、フレア姫御一行楽しみ広がる種まき回

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    2026年03月26日
  • 理想のヒモ生活(10)

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    口論完結編

    よくわからん口論を名探偵ゼンジロウが嵌めてかたをつける
    マッチポンプで恋心を強くするフレア姫もチョロい(笑)

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    2026年03月26日
  • 理想のヒモ生活(9)

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    なんかよくわからんことに

    なんかよくわからんことに巻き込まれるゼンジロウ
    苦労人の定めか
    バランサーとして諍いを収めることができるか(笑)

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    2026年03月25日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IV

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    ネタバレ

    この第四巻では物語も序盤の導入を終え、いよいよ王国側と教会側の対立が本格的に描かれ始めている。内容も「ここから話が一気に動きそうだな」と感じさせる展開で、先の展開が気になってくるところだ。とは言っても、全体の雰囲気はライトノベルらしく明るさが保たれているので、重くなりすぎず、安心して読み進められるのがこのシリーズの良さでもある。

    スピンオフの元となった『狼と香辛料』シリーズは、行商人のロレンスと相棒のホロが旅をしながら、行く先々で事件に巻き込まれていく物語だった。一方で、この『狼と羊皮紙』シリーズは、最初から「教会改革を成し遂げたい」という大きな目標が置かれている。そのため、物語を読み進めて

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    2026年01月06日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙XII 羊たちの宴<上>

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    ネタバレ

    いよいよ公会議が迫ってきた状況のお話なのだけど、今回はコル視点はほとんどなく、これまで語り手にならなかった人物たちが主役だった。
    イレニア、ディアナ、クリーブランド、エーブ。
    それぞれの立場からコルたちの冒険を見てきた、そして一緒に冒険してきた面々のそれぞれの想いがなんとも良い。
    良くも悪くもコルとミューリは人々に大きな影響を与えてきたのだ。

    それにしても今回のコルのポンコツさには笑う。
    うーん、やっぱり人って適材適所だよなあ笑 

    次回、いよいよ公会議。
    色々不穏な動きもあるけれどどう決着がつくのか、見届けたい。

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    2025年12月15日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙III

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    さて3巻目に突入したこの狼と香辛料シリーズだが、前巻でスタートした宗教改革がいよいよ本格化する兆しを見せ始める。といっても、どうやら本作は主役であるコルとミューリの周囲で起こっていることを描くために、同時多発的に各地で起こっているであろう改革の有様が描かれることはないようだ。劇中でもコルがたどり着いた街のデザレフで、自分の活躍(?)が広まり自らが「薄明の枢機卿」と呼ばれていることに驚くというシーンがあるように、彼らは彼らでとにかく目の前のことを必死に乗り切っていくというスタイルで冒険を続けていくようだ。

    本作ではその2人は漂流して流れ着いたデザレフという町で、イレニアと名乗る商人と出会う。こ

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    2025年11月30日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙XII 羊たちの宴<上>

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    南に向けた道作りが始まったウーバンで、ミューリから見るコルや周りの動きと、つながりを持つ友人たちとのやり取りから、旅の終盤に向かう中でそれぞれの成長を感じられ、気がつけば親や親戚目線で読んでいた。

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    2025年11月11日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

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    すでに Spring Log シリーズでも触れられているように、このシリーズではロレンスとホロの娘であるミューリと、彼らとはもはや家族同然であるコルの旅と活躍が描かれることになる。 いずれは世界的な大騒動を引き起こすとされている二人だが、前作ではこのシリーズの主人公となるコルとミューリの新たな旅立ちの一歩目が記されていた。そしていよいよ本作では、彼らが引っ張ることになる宗教改革の活動が本格的に描かれるようになるようだ。

    あらすじ:港町アティフでの聖書騒動を乗り越えたコルとミューリは、ハイランドからの次の依頼を受けて北の地に向かうことになる。これから予想される教会勢力との戦いでは、ウィンフィー

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    2025年10月13日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙XI

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    北の国から南の国へ繋ぐ道を開く為に、月を狩る熊が月を落とした場所に向かう冒険で出会う、様々な境遇と思惑が反し合う中で、利益と感情を天秤にかけるところは、自分だったらと考えたけど答えは出せなかった。

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    2025年09月21日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

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    「狼と香辛料」は、昔のアニメシリーズが気に入って当時観ていた。最近(昨年?)、リメイク版のアニメが2ターン連続で放映されて、懐かしさもあって全話を見て楽しませてもらった。
    基本的には昔のシリーズの話のままで、絵は全て作り直しの感じではあるが、一部登場人物が違ったり、ストーリーにアレンジが入っていたりして面白かった。

    その新アニメの冒頭と最後に、主人公であるホロとロレンスの娘と思われる女の子が、ホロらしい母親から昔の冒険談(お話)を聴くシーンが挿入されていた。
    私自身、「狼と香辛料」の小説は興味は、あったものの未読のままなのだ。ただ昔のアニメシリーズが途中で終わっており、小説の完結まで行ってい

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    2025年09月19日
  • 狼と香辛料X

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    ネタバレ

    決定的な情報を得て海を渡り、歴史ある修道院の宝物庫にやっとの思いでたどり着いたものの、結局「狼の骨」は偽物だったことが分かります。

    ただ、その過程で出会った「金色の羊」という伝説の張本人である羊の神とのやり取りで、ホロのような民間で信仰されてきた神々が資本主義経済の発展の中でその存在を希薄なものにしていく様子が改めて示され、少し切ない気持ちにもなります。

    今巻では明かされませんでしたが、ラストシーンで金色の羊から伝えられた、ホロの故郷・ヨイツにまつわる不穏な噂の中身が非常に気になるところです。

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    2025年08月17日
  • 狼と香辛料IX 対立の町<下>

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    南北で争う街の権力者同士の商戦に巻き込まれたロレンス。
    行商人としてはそれなりの経験を積んできた一人前の商人であっても、街ひとつを取り仕切る商会の上役たちのまえには単なる歯車、手先の一人にしかなれません。
    ですが、大きな流れに巻き込まれつつもホロとコルの支えを頼りに今回も無事に難局を乗り切ることができました。コルの「素直さ」が、ひねくれているホロとロレンスの心情を照らし出す場面も多く、二人の関係性もさらに親密になっているように感じます。

    ホロの心中は穏やかではないと思いますが、エーブ・ボランと培った絆はこの後も何かしらの形でロレンスたちの旅路の力になってくれるのではないでしょうか。

    奮闘の

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    2025年07月09日