文倉十のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいやあ、なんというか、物語がすごく広がってきたなあという印象。
もとより、教会と王国の対立、聖典の俗語翻訳、新大陸と、中世ヨーロッパで実際に起こった出来事が散りばめられてきたわけだけど、今回は活版印刷が重要なモチーフ。
しかも、禁断の技術として。
こういう、さもありなんという設定がいつもながらすごいなあと思う。
現代人の感覚では見落としがちなことも当時ではほんとにすごいことだったんだよね。
それにしても今回はミューリの出番はほとんどなくて、コルが自分でなんとかしていく展開で、いやあ、彼もホントに成長したんだと感心した。
それでも、ラスト、彼がミューリのことを自分にとってどんな存在だと思ってい -
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フランに北の地図をえがいてもらうことになったロレンスたちは、レノスの町へもどります。ロレンスはふたたび「獣と魚の尻尾亭」の看板娘のもとを訪れ、ホロに劣らず手ごわい彼女に翻弄され、ホロの心にもさざ波が立ちはじめます。さらにそこへ、テレオ村のエルサが、教会の司教になる人物を求めて、書籍商ル・ロワとともにやってきます。彼女はコルに教えを説き、ここでもホロはおもしろくない気持ちをあじわわされます。
そんななか、ロレンスはルロワから、禁書にまつわる大きな商談をもちかけられます。彼の話に心を動かされるロレンスですが、その依頼を引き受けるためには、ホロと別れて彼女を一人でヨイツへ行かせなければならず、ロレ -
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狼の骨のうわさを追ってウィンフィール王国を訪れたロレンスたちは、ルウィック同盟のラグ・ピアスキーを頼って、この国に滞在することになります。この国では、経済危機に陥っているブロンデル大修道会があり、そこにつけいろうとするルウィック同盟との駆け引きがおこなわれていました。そんななかで知りあった老練な羊飼いのハスキンズから、彼の意外な正体を知らされたロレンスたちは、彼の願いを託されることになります。
ホロのような「神」と呼ばれた存在が、人間のなかに交わって生きることの困難と、そのために引き受けなければならない運命がストーリーのなかで明らかにされており、作品世界の奥行きが感じられたように思います。 -
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購入済み
夢を追う事と現実と折り合いをつけることとの葛藤がうまく物語の中に組み込まれていると思う。
プロットの複雑さとデティールの描写が諸刃の剣となっている感がなきにしもあらず。 -
Posted by ブクログ
「狼と羊皮紙」シリーズのコミカライズ第2巻。
月刊誌連載でコミックス1巻当たり12話が収録されているので、ちょうど毎年1冊が同じぐらいの時期に刊行されると思っていたのですが、そろそろかなと思っていた3巻の発売日の告知がなかなかありません。
不審に思って調べてみると、この2巻発売後すぐ休載に入り、今月号からようやく連載が再開になったみたいです。休載の理由は探してもわかりませんでした。
最近間延びしがちだった原作ラノベの刊行間隔の狭間を埋める貴重な存在だと思っていたら、コミック自身の刊行間隔が間延びしすぎてやきもきさせられる展開で、まったくシャレになりません…。
閑話休題。
2巻は港町アティフで -
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Posted by ブクログ
家づくりスキルを持つクリスと鬼族のエイフは王都へ向かう途中、魔法都市ヴィヴリオテカでクリスはエイフの用事が終わるのを待つ。
魔法都市ヴィヴリオテカはスキル絶対主義でクリスには居心地が悪い。宿もニホン組がやってきたことで追い出される。
魔法師のイザドラと相棒の亀の精霊ニウスと友達になり、巨大ニウスの上に移動する家づくりを依頼される。
魔女が設置した地下の調整盤が老朽化した結果、魔力が暴走。内緒で調整盤の完全修復を試みる。
竜人のクラフトの依頼で空飛ぶ家の制作。
厄介ごとを避けるため王都にはいかず、南のほうの商業が盛んなギュアラ国か草原の国リヴァディかを目指す。
クリス、エイフ、小鳥妖精イサ、精霊 -
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