文倉十のレビュー一覧

  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

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    後半の盛り上がりと緊張感が伝わってくる内容で、読み応えのある作品だった。 修道士が主人公ということで、中世の宗教観もしっかりと調べて書かれていて、異世界ファンタジーと言いつつも、中世ヨーロッパの雰囲気がよく描かれていると思う。 次回作にも期待したい。

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    2017年06月02日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

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    港町アティフでの聖書騒動を終え、海賊がいるという北の群島へ向かうコルとミューリ。
    貧しい島では黒聖母像の信仰があり、奴隷を売ることも珍しくはないところであった。
    孤島に住む修道士オータム、巨大な船舶でやってきた大司教、過去に起こった噴火の溶岩をせき止めた巨大な鯨、、、

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    2017年05月28日
  • 狼と香辛料(14)

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    ラノベのコミカライズ作品って(語れるほどたくさん読んでいるわけではありませんが)なんとなく影が薄い印象があります。でも、この作品は、原作終了後も5年以上孤軍奮闘を続け、頑張っているところに原作の新シリーズという援軍が駆け付けるという、今そんな熱い展開が繰り広げられています。(このまま「狼と羊皮紙」も引き続きコミカライズしてもらえると嬉しいのですが…。)

    この巻は大団円の直前、ロレンスが買おうとした店の命名をホロに任せようとしたところから一転、ロレンスとホロの時間の流れの違いをホロが嘆くという泣かせどころがあります。

    「末永く幸せに暮らしましたとさ」の後どうするの、というテーマはほぼ一貫して

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    2017年09月25日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

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    狼と香辛料の知恵と多少のイカサマで乗り切るスタイル健在。父親世代は落ち着いたので、もう続刊はないのかなあ。

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    2017年03月14日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

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    既存の教会の体制の改革をメインストーリーにしているため結構重いし、権力者との対決等は前作の香辛料より登場人物が若い為ハラハラする機会が増えそう。潰されないか心配になる。

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    2016年12月23日
  • 狼と香辛料

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    経済学を正面から取り上げた、異色のライトノベル。

    …という触れ込みらしいのですが、そこはあまり気にするポイントじゃない気がしてきました。あくまでも甘酸っぱな恋愛物語。ほのかに香る毛皮や欲望渦巻くトレニー銀貨も面白いけれど、やっぱり2人の生き生きとした描写があってこそ、のヒット作ですね。

    それにしても、タイトルの由来はなんとも絶妙です。

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    2016年11月05日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

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    コルは教会の十分の一税を廃止し、さらに庶民の間に聖書を広めようというウィンフィール王国のハイランドの考えに共鳴し、コルはニョッヒラを旅立つ。
    ミューリは強引にコルについていき、港町アティフへ。
    が、アティフで教会の大司教とハイランドの会見が行われ、異端認定されてしまう。。。

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    2017年03月25日
  • 狼と香辛料XVIII Spring Log

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    ・旅の余白
    ロレンスとホロがニョッヒラに湯屋を開いてから10年余りが過ぎ、ニョッヒラになじんて来た頃。
    ニョッヒラに何か新しい祭りみたいなものをつくろうと考えたのは、仮初の葬儀?を行い、普段言えないことを言おうというもの。
    ・黄金色の記憶
    ニョッヒラに逗留している気難しい老人の悩み事を解決する。
    ・狼と泥まみれの送り狼
    村の用事を言いつかってロレンスとホロはスヴェルネルへと向かう。そこで亡者の祭りの手伝いをすることに。
    そこで出会ったニョッヒラの近くに温泉村を開拓しようとする人ならざる者たち。
    ・羊皮紙と悪戯書き
    ミューリとコルの、ニョッヒラでのひととき。

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    2016年10月29日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

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     前作『狼と香辛料』から十数年後の世界を舞台にした、ホロの娘ミューリと聖職者の卵コルの物語。舞台設定としては、教会の税金に対する不満が沸々としていたり、聖書の俗語訳について語られていたりするあたり、教皇の力が強いままに突入した宗教改革期といったところだろうか。

     前作とは大きく異なる点としては、やはり主人公の職業(または志すもの)かと思う。ロレンスは行商人であり、対するコルは聖職者を目指している。前作から、これら二つの立場は時として対照的に表現されていた。脱俗と世俗、清貧と強欲、などなど。
     どちらがどうというわけではないが、冒険の旅に向いているのは、行商人ではないかと思ってしまう。登場のし

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    2017年04月29日
  • 狼と香辛料XVIII Spring Log

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     5年振りの新刊。ニョッヒラに住んで十数年後の日常を描く短篇がいくつかと、新シリーズの主人公たちを描いた短編がひとつ。
     17巻までにあった「幸せであり続ける物語は可能なのか」という問いのこたえにはなっていないかも知れない。でも、そんなものが存在するのでは?という気持ちにさせてくれるような、暖かなイメージの表紙の期待を決して裏切らない短篇集。

     「あそこの湯屋は楽師の歌や踊り子の踊りより、主人夫婦(注:ロレンスとホロを指す)のやり取りを見ていたほうが面白い」(p.99)の台詞は、『狼と香辛料』シリーズの魅力を代弁しているかのよう。あとは、リアルで口にしたら赤面モノかもしれない、小洒落た会話。

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    2016年09月17日
  • 狼と香辛料XVIII Spring Log

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    5年ぶりのその後の二人。

    ニョッヒラで夫婦になって湯屋を営んでて、しかも子供まで居た!
    そんな素敵な二人を書いてくれてありがとうございます!

    ホロのホロ節も健全だけど、丸く甘くなったかな。ロレンスはヘタレなままなのが良いw
    でも、ホロに対する態度をだいぶ間違えなくなったっぽい!学習してるらしいwww

    人ならざる者との出会いがあって、彼らに最終的に手を貸すことになるのだけど、せっかくだから手を貸す下りやそれまでのやり取りはもっと詳しく広げて書いていただいて短編ではなく1冊いっぱいいっぱい使って読みたかったかな。

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    2016年09月16日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

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    ロレンスとホロの娘とコルが主人公の物語。宗教論争をうまく物語に取り込んで、キレイなハッピーエンド。実に愉快。

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    2016年09月11日
  • 理想のヒモ生活 8

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    ネタバレ

    善治郎は瞬間移動を成功させる。
    アウラが第二子を妊娠。
    フレア姫の船の修理完了。善治郎は側妃の了承。
    善治郎はシャロア・ジルベール王国へ転移、交渉へ。

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    2016年09月02日
  • こうして彼は屋上を燃やすことにした

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    自分に足りないものを欲しがっているオズの魔法使いの登場人物たちと自分たちを重ねているのが、一人一人の過去を知るにつれ読んでて辛くなってくる。
    みんな自分に欠けたものを手に入れることはできたけど、学校の隠ぺい体質が解消されていないのは、少しモヤモヤした。
    屋上を燃やした後、全て丸くおさまっってからの、最後のドロシーの復讐が微笑ましかった。
    私も木枝死亡ルートは読んでみたかった。あんなにかわいいカカシを泣かせるなんて許せない。
    個人的にはドロシーの眠ることができないというのがうらやましすぎる。試験前とかに有効活用したら高得点取れそう。

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    2016年06月14日
  • 狼と香辛料(13)

    購入済み

    にやにやしっぱなし

    二人の様子を見ていてもどかしくも
    にやにやしてしまいます。
    あ、くふっ!って表現でしょうか(にやにや)

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    2016年05月05日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    エピローグのふさわしいストーリーがいっぱいでした。
    素敵に狼と香辛料の世界の幕を閉じた作者さんに拍手!

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    2016年03月29日
  • こうして彼は屋上を燃やすことにした

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    ネタバレ

    オズの魔法使いに寄せて書かれた、復讐のおはなし。

    三年以上前に読んだとき、絶賛失恋中だったために、ドロシーの出だしで挫折したのを覚えています。

    今読めばすごくいいこと書いてる…。
    今読んでもすごく「あぁ…あぁ…」てなる話でした。

    ドロシーと一緒で、四秒に一回思い出す。が、半日に一回。そうやってだんだん傷って癒えて行くものだよな…なんて教えられました。

    今でもこういう本を読んでると、過去の恋愛を思い出しちゃいます。
    結婚する前にちゃんと復讐しとけばよかったなあ…(笑)


    ドロシーの復讐は笑ってしまいました(笑)



    失恋したドロシーは彼氏へのあてつけに自殺してやろうと屋上へ。
    すると

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    2016年03月16日
  • 狼と香辛料III

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    二人の微妙な関係が浮き彫りになったと思われる今作。些細な事ですれ違う二人、それと重なるアマーティーの求愛。タイミングって大事ですね。。。
    前作までとは違い商人がお金じゃないものを賭けた戦いです。(金使ってますが)結果は読めばわかりますが皆さんも積荷は大切にしてくださいね。
    ここまでは昔アニメで見ていたのですんなり入ってきました。復習と原作とアニメの違いを楽しみましたが、次巻からはネタバレしてない状態で読むので、本来の楽しみ方が出来そうです。
    あ〜二人の関係が羨ましいです。

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    2016年02月17日
  • 狼と香辛料(12)

    購入済み

    いい感じに

    正直、近巻は淡々と話が進んでいってあれ?
    と思っていたけどおお!と思わせる展開なってきました。

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    2016年01月19日
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    ついにここまで読んだー!おもしろかったな〜、途中で寂しさを覚えつつ、このまま終わるんだろうな、と思ったところで、ベタといえばベタだけどとても上手いどんでん返しを用意してあるところがもう……。人を思う臆病さとか、つい冒険や利益を追って失敗することとか、苦い気持ちや、それでも切望するものがとても惹かれる描写で書かれていた作品だったなあ。しかも、そういうものを書こう!っていうわざとらしいかんじじゃないのがとてもよかった。さすがです。

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    2016年01月13日