あらすじ
アウラの懐妊?瞬間移動成功?ビー玉量産? 新たな側室候補登場?……と、大人気シリーズ第8弾は見どころ満載!!
ガジール辺境伯領から無事、王都に帰還を果たした
善治郎を待っていたのは、妻アウラの『妊娠の可能性大』という吉報であった。
『雨期』が始まり、雨の日が続く中、善治郎は今まで以上に
『瞬間移動』の練習に励む。
理由は、妻アウラの第二子出産時に、治癒術士を連れてくるためだった。
また、王都にやってきたガジール辺境伯とその娘ニルダは、
改めて『名簿』にニルダの名前を登録し直す。
同時に、先の結婚式で善治郎がニルダを守るために
動いていたことを知ったガジール辺境伯とニルダは、善治郎に深い感謝を告げる。
その頃女王アウラの元には、後宮侍女の第二次募集用紙が到着。
その中には、ニルダ・ガジールの名前もあった。
物作りも順調に進み、ビー玉の量産計画もついにスタート。
他にも方位磁針、蒸留酒の量産も本格開始。
そして、善治郎はついに『瞬間移動』の発動に成功するのだが―――。
渡辺 恒彦(ワタナベツネヒコ): 北の大地で生まれ、育ち、暮らす。小説投稿サイト「小説家になろう」で発表した「理想のヒモ生活」が、永きにわたって総合ランキング1位に輝く。
文倉 十(アヤクラジュウ):古都で生まれ、育ち、現在は東京で暮らす。『狼と香辛料』(電撃文庫)など、人気作品のイラストを数多く手がける。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
善治郎は瞬間移動を成功させる。
アウラが第二子を妊娠。
フレア姫の船の修理完了。善治郎は側妃の了承。
善治郎はシャロア・ジルベール王国へ転移、交渉へ。
Posted by ブクログ
待望の8巻。前巻を読んだ時の記憶がほとんど抜け落ちているので心配だったが杞憂だった。アウラに2人目ができる、フレア姫と共に黄金の木の葉号に乗る、時空魔法を修得しシャロワ・ジルベール双王国に行く、の3本立て。ゼンジロウが善良な社会人という設定が本当に生きている。ゼンジロウがやっていることは、自らの立場を理解し、それに相応しい振る舞いをし、時に少ない情報から適切な行動をとろうと動く、ホウレンソウを実行している理想的な社会人そのもの。それが女王の伴侶という役割をこなそうとするのだから面白い。サラリーマン、異世界に行くという感じ。魔法などのファンタジー要素はあるものの、むやみやたらな俺tueeは出てこず、それなりに地に足がついていると感じさせる。8巻でもダレない。もともと大きな起伏はなく、それでも小刻みな出来事が続きで飽きることなく読めている。続きも読みたいが、いつかしれっと出なくなりそうで怖いな。