文倉十のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
異世界召喚モノですね.
但しよくある召喚されたのがこっちの世界の高校生で
勇者とかそういう系として召喚されて
魔物なんかと戦ったりはしないという….
異世界に呼ばれたのはブラック企業就職3年目の25歳社畜男性.
「子作りさえしてくれれば」あとは何もしなくていい.というヒモ待遇.
そんな訳で
社畜から異世界の一国の女王の夫(ヒモ状態)へのジョブチェンジ.
いやー,面白かったよ.
まさか小型の水力発電機や冷蔵庫等を異世界への婿入り道具に選ぶとか.
エアコンは設置とかの関係で諦めたっぽいけども.
まさに普通の現代人.
直接的な描写はないけども
毎晩王女と熱く合体して職務を果たしておりますよ.
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Posted by ブクログ
ネタバレ彼女は自殺しようと屋上に行った。
そこで奇妙な3人組と出会う。
彼らはカカシ、ブリキ、ライオンと呼ばれていた。
そして彼女はドロシーと呼ばれるようになり物語は始まる。
オズの魔法使いですね。
知っている人はより楽しめるかと思います。
なぜ彼らはそう呼ばれるようになったのか。
なぜ屋上という場所だったのか。
なぜ屋上を燃やすことにしたのか。
無意味な行動がなく
その行動には何かしらの意味がある。
それがこの作品の良さかもしれない。
カカシ、ブリキ、ライオンの関係性も深く「オズの魔法使い」の物語を良く再現している点もあり楽しめました。
中盤から後半あたりに「あ、なるほど」と思った場面も -
Posted by ブクログ
ネタバレいよいよメインストーリーもこれでおしまい。
久々にホロの狼の姿での解決あり、商人的な駆け引きあり、今までの要素全部入りな感じです。
これ本当に話まとまるの?って残りページ数になってからのスーパーロレンスタイムで解決まできっちり持っていくのも健在。
終盤の市壁を閉じるまでのやり取りはロレンスとホロ2人の共同作業なのがとてもよかった。
そして最後の最後でまたおあずけされるロレンス。この物語のメインテーマはは永遠におあずけされる物語だったのかとw
個人的にはミリケは熊の種族の末裔なのかと思った。どこにも描写はないので作者も読者の想像にまかせますって事なんでしょうね。
しかしここまで各巻でストー -
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズでは太陽の金貨以外では一番好きな巻です。
ホロが今までになくむき出しの感情を見せてしまう場面、ハスキンズの覚悟やホロへの言葉一つ一つがとても心に残り、より深くこの世界のキャラクターが描かれていると思います。
ハスキンズの言葉にはいくつか感動させられましたねぇ。
ホロでも言い返せない人生の重みも辛さも背負った言葉は素晴らしい。
他にも久々にホロに名前で呼ばれるロレンスとか。(フルネームで呼ばれたのは全巻通してこの巻だけ?)
どうしてもホロ>ロレンスだった力関係だけど、ホロにはできないけどロレンスにはできる事で事件が解決されたり。
更にはその単純な力はこの時代では時代遅れなのだという -
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