文倉十のレビュー一覧

  • こうして彼は屋上を燃やすことにした

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    これぞガガガ文庫らしいガガガ大賞作品。一癖ある青春もの。意外性のあるところもあり、すらすら読める。ガガガ文庫をあまり読まない人にぜひ読んで欲しい作品。オススメ。

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    2013年04月17日
  • 狼と香辛料(8)

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    相変わらずの高クオリティー。
    ストーリーに関しては大分割愛というか省略されている。
    小説4巻のエルサ編が終わったあとは急転直下で6巻へ飛ぶ。
    5巻のレノスの毛皮取引騒動は数コマで片付けられている。(アニメで放映されていた部分だからだろうか)
    ただ、うまくストーリーを改変しているので、進行は破たんしていない。
    アニメでは観られなかった、レノス以降のストーリーをビジュアルで見ることができるのは非常にありがたい。

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    2013年04月13日
  • 理想のヒモ生活 1

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    異世界召喚モノですね.
    但しよくある召喚されたのがこっちの世界の高校生で
    勇者とかそういう系として召喚されて
    魔物なんかと戦ったりはしないという….
    異世界に呼ばれたのはブラック企業就職3年目の25歳社畜男性.
    「子作りさえしてくれれば」あとは何もしなくていい.というヒモ待遇.

    そんな訳で
    社畜から異世界の一国の女王の夫(ヒモ状態)へのジョブチェンジ.

    いやー,面白かったよ.
    まさか小型の水力発電機や冷蔵庫等を異世界への婿入り道具に選ぶとか.
    エアコンは設置とかの関係で諦めたっぽいけども.
    まさに普通の現代人.
    直接的な描写はないけども
    毎晩王女と熱く合体して職務を果たしておりますよ.

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    2013年03月05日
  • 狼と香辛料X

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    再読。ここ数巻で、話題の中心にあった『狼の骨』がメインの話。
    ピアスキー、ハスキンズと今回の話に深く関わるキャラクターが魅力的。特に、ハスキンズの生き様にはロレンス達でなくとも揺さぶられるものがある。

    商売の話の方も、『対立の街』とはまた違った緊張感が漂い、存分に楽しめた。

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    2013年02月09日
  • 狼と香辛料IX 対立の町<下>

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    再読。過去に読んだことのある巻(12巻まで)の中では1番好きな話。まさに『商戦』という言葉がぴったりで、登場人物たちの交わす言葉一つ一つに手に汗握る。

    その中で、怪物的な登場人物たちに翻弄されながらも、大きな流れの中でなんとか自分の立ち位置を見失わないように努力するロレンスの姿がとても格好いい。
    また、怪物の1人であるエーブの存在も魅力的。どの言動が嘘で、どれが本当なのか、ロレンスでなくとも惑わされる。

    オチはいい感じにニヤニヤさせて貰いました。今考えるとあの会話も伏線だったんだなー。

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    2013年02月08日
  • 狼と香辛料VIII 対立の町<上>

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    再読。新しくコルが旅の仲間に加わり、2人の掛け合いもコルを介することでまた新鮮な感じ。会話内容自体は、相変わらず砂糖を吐きそうになるような甘さだけれども。

    内容は一度読んでいたお陰か、前に読んだ時よりも状況が把握できたような気がする。
    権謀術数に長けた商人たちの商戦が行き着く先は、果たしてどうなるのか。

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    2013年02月05日
  • こうして彼は屋上を燃やすことにした

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    ネタバレ

    彼女は自殺しようと屋上に行った。
    そこで奇妙な3人組と出会う。
    彼らはカカシ、ブリキ、ライオンと呼ばれていた。
    そして彼女はドロシーと呼ばれるようになり物語は始まる。

    オズの魔法使いですね。
    知っている人はより楽しめるかと思います。

    なぜ彼らはそう呼ばれるようになったのか。
    なぜ屋上という場所だったのか。
    なぜ屋上を燃やすことにしたのか。

    無意味な行動がなく
    その行動には何かしらの意味がある。

    それがこの作品の良さかもしれない。

    カカシ、ブリキ、ライオンの関係性も深く「オズの魔法使い」の物語を良く再現している点もあり楽しめました。

    中盤から後半あたりに「あ、なるほど」と思った場面も

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    2013年01月12日
  • 狼と香辛料(8)

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    あれ、コルってもう出てきたっけ。本格的にロレンスとホロが夫婦みたいになってきた。表現がストレートでいいね。

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    2012年10月30日
  • 文倉十画集 狼と香辛料

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    本編ではお目にかかれなかった創作モノのイラストも収録されています。
    表紙見開きの描きおろし、エピローグの温泉イラストとショートストーリー、最後のロレンス一家の挿絵、、、と見どころはたくさん。
    文倉さんのコメントがあるのもよいです。

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    2012年09月15日
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    ネタバレ

    いよいよメインストーリーもこれでおしまい。
    久々にホロの狼の姿での解決あり、商人的な駆け引きあり、今までの要素全部入りな感じです。
    これ本当に話まとまるの?って残りページ数になってからのスーパーロレンスタイムで解決まできっちり持っていくのも健在。
    終盤の市壁を閉じるまでのやり取りはロレンスとホロ2人の共同作業なのがとてもよかった。

    そして最後の最後でまたおあずけされるロレンス。この物語のメインテーマはは永遠におあずけされる物語だったのかとw

    個人的にはミリケは熊の種族の末裔なのかと思った。どこにも描写はないので作者も読者の想像にまかせますって事なんでしょうね。

    しかしここまで各巻でストー

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    2012年10月01日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    ネタバレ

    ロレンスがいるからホロも前を向くことができたというやりとりがとてもよかった。
    ホロは独りでいると自分の世界に閉じこもってしまう性格のようなので、もしロレンスと出会っていなかったら独り北の地で何百年もうじうじとしてたんじゃないかと思った。

    ここでこのまま終わってもハッピーエンドなんじゃないかと思えるけど、最後のあの終わり方でどう話が展開していくのか興味が。

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    2012年09月15日
  • 狼と香辛料X

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    ネタバレ

    シリーズでは太陽の金貨以外では一番好きな巻です。

    ホロが今までになくむき出しの感情を見せてしまう場面、ハスキンズの覚悟やホロへの言葉一つ一つがとても心に残り、より深くこの世界のキャラクターが描かれていると思います。

    ハスキンズの言葉にはいくつか感動させられましたねぇ。
    ホロでも言い返せない人生の重みも辛さも背負った言葉は素晴らしい。

    他にも久々にホロに名前で呼ばれるロレンスとか。(フルネームで呼ばれたのは全巻通してこの巻だけ?)
    どうしてもホロ>ロレンスだった力関係だけど、ホロにはできないけどロレンスにはできる事で事件が解決されたり。
    更にはその単純な力はこの時代では時代遅れなのだという

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    2012年09月15日
  • こうして彼は屋上を燃やすことにした

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    彼氏にふられ、屋上から自殺をしようとして出会ったオズの魔法使いの登場人物に準えた呼び名の三人組。彼らとの交流により自分の居場所を見つけていく話。思わぬ展開、明らかになる人物の過去と関係性、収束していく様、最後の終わってみての爽快感はある。アメ君は告白してきて、好きな人が出来たと去って行く恋多き迷惑な人だし、ドロップキックは有りだ。多少ご都合主義な所があるのも、良いのではないだろうか。しかし、ソラが治っても治らなくてもあの4人の関係はどうなるのだろう。(ソラの寝たきりの治療費なんて無粋な事は言わない)

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    2012年09月09日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    狼と香辛料シリーズ読破ー!!!
    行商人ロレンスと賢狼ホロの旅がついに完結!
    最後の締めに、「狼と白い道」の話を持ってきたのがよかった
    とても幸せな優しい気持ちで物語を締めくくることができました♪

    これは単なるラノベという枠で収まるのがもったいない作品だとおもう
    ぜひ、挿絵抜きでもかまわないのでラノベに興味がない人でも読みやすいようにしてほしい!

    「幸せであり続けること」への旅はまだまだ途中なんだなと、思いました。

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    2012年08月09日
  • ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート

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    某やる夫スレで紹介されててずっと読みたかった本。長い間放置してたがようやく読んだ。前半がゾクリとして素晴らしかった。かなり強引な話で、ラストもあっけないが読ませる本だった。電車の中でJ・A・シーザーを聞きながら読み始めたら止まらなくなった。最寄駅についても終わらなかったが、本を閉じるのが惜しくて、駅前の薄暗がりの中で最後まで読み切った。
    ●面白かった点
    ・雰囲気。
    ●気になった点
    ・ラストがあっけない

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    2012年08月06日
  • こうして彼は屋上を燃やすことにした

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    大好きな彼にフラれた加奈は、自殺しようと屋上へ登る。いざ飛び降りようとする時、「オズの魔法使い」のキャラクターの名前を借りた3人に出会う。


    死にたいと願う4人が、死にたいはずの加奈を軸に変わり始める。その葛藤や、迷いを切なく見つめながら読み進めると、ブリキ、ライオン、カカシの悲痛な過去が、明らかになる。


    安易なラストを迎えていないところがいい。悲しみを乗り越えた4人の姿が微笑ましい。

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    2012年05月12日
  • 狼と香辛料(7)

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    ネタバレ

    しばらく買ってなくって一気買い!

    やっぱりホロかわいいよ!d(≧▽≦*d)
    アニメがまた見たくなった!小清水ー!!!

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    2012年04月13日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    狼と香辛料シリーズもついに完結。
    後日譚と、過去の語られていなかったエピソードの短編集なのだが、エピローグがあると物語が完結したんだな。と個人的に思える。

    エピローグでは今までの女性陣を集めるあたり狼と香辛料の成分の半分は占めるニヤニヤ分がたっぷり含まれてて面白かった。

    欲を言えばもっともっとホロとロレンスの物語を見ていたかったが、すっきりキレイに完結できたので満足の逸作です。

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    2012年04月07日
  • 狼と香辛料(7)

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    このテレオでの話は、実はあまり好きではない。もともと狼と香辛料は、商人であるロレンスが商人のやり方で切り抜けていくところに爽快感・興奮があった。ところがこのテレオ村ではファンタジックで強引なやり方になってしまっていたからだ。そのテレオ村の前半が収録されたのがこのコミカライズ版7巻だ。
    しかし読んでみるといきなり原作とは違う描き方で驚きだ。端折りながら描いているにも関わらず、その端折りをコミカライズならではの演出にしてしまっている。原作を読んでいたからこそ二倍楽しめる構成だった。
    小梅先生素晴らしい。

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    2012年03月13日
  • 狼と香辛料(7)

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    相変わらず素晴らしい作品。
    小説3巻のアマーティ編が飛ばされたのがちと残念ではあるが、全巻分描いたら膨大な量になってしまうから省いたのかな。
    とにかく、エルザ編はアニメになっていない部分。ここをしっかりと描き出しているのは誠に感激。話も冗長になっておらず、要点を絞ってかなりコンパクトにまとめてある。この分だとエルザ編は2巻分か。

    ぜひともこの高クオリティーで狼と更新料の最後まで描き出して欲しいです。

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    2012年03月12日