文倉十のレビュー一覧

  • 狼と香辛料XVIII Spring Log

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    旅を終えたホロとロレンスの新天地でのイチャイチャっぷりを見てるだけで幸せ。
    良すぎじゃない?前回の終わり方を引き継ぎながらきっちり新しいストーリーを組み立てているのはさすがというところ。

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    2016年11月02日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

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    今までのシリーズの面白さを引き継ぎながら新鮮味も失っていない。ひさびさとは思えない安定した面白さ。ミューリの振る舞いがまた程よくかわいくて程よくずるがしこくてたまらないんだよなあ。

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    2016年11月02日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

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    あの世界が返ってきたよ!
    うん、面白かったあ。

    本作は『狼と香辛料』のいわば正当な続編。
    青年になったコルと、ホロとロレンスの娘ミューリの物語。

    なんていうか、こういうの好きなんだよね。
    一度終わった物語の、その後。
    物語は終わっても、彼らはその後も生きているわけで。
    もちろん物語によっては蛇足になってしまうこともあるのだけど、この物語は全然そうじゃない。
    それは主人公が次の世代であることもあるのだろう。
    (いやまあホロとロレンスの物語でも全然いいのだけど。)
    こんなその後の物語が読めるなんて、とても幸せ。
    実に嬉しい。

    物語的には、イギリス国教会やプロテスタントの事績をモデルに宗教と国

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    2016年09月27日
  • 狼と香辛料XVIII Spring Log

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    実に5年ぶりのホロとロレンスとの再会。
    いやあ、愉しいわあ。

    雑誌掲載の短編3つと書き下ろしの中編ひとつという構成の短編集。
    時間軸的にはシリーズ最終巻から十数年後のお話。
    同時刊行で、ホロの娘と青年になったコルを主人公にした一冊が出てるので、それに合わせて文庫未掲載のお話を載せたのだろうと推測。
    後書きを読むと事情は少し違ったみたいだけど、まあ、似たようなもんだし、そんなことはどうでもいい(笑)
    とにかくまた彼らのお話が読めるだけで幸せ。

    最初の短編の冒頭、ホロの葬送の場面にドキッとしたけど、作者のことだからまあ大丈夫だろうとは思っていた。
    それにしてもそのイベントは信心深い村人にはちょ

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    2016年09月24日
  • 狼と香辛料XVIII Spring Log

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    ラノベを買うのは5年ぶり。つまり狼と香辛料の17巻が出て以来。まさか、またこの甘ったるい世界に浸れる日が来るなんて…願ってはいたけど、思ってもみなかった。
    一旦閉じた物語を再開すると、付いて回るのが『蛇足』の声。けれど、この本に限ってはそんな声は生まれないんじゃないかな…
    まるで桃の蜂蜜漬けのような甘ったるい夫婦生活を覗けただけで、胸が一杯になって、5年前ホロが愛おしくて仕方がなかったあの頃へ、時間が巻き戻ったようだった。ああ、やっぱり僕はホロが好きなんだな。そして、やっぱり僕は気持ち悪いオタクなんだな。そんな再確認をさせてくれた。
    なにやら、あと1冊短編集が出るようなので気長に待とうと思う。

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    2016年09月15日
  • 『狼と香辛料』で面白いほどわかるお金のしくみ

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    お金と経済の仕組みを簡潔に整理された本で、知識のおさらいだけでなく今起きていることも併せて説明されてるのでよかった。

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    2016年05月15日
  • 狼と香辛料(7)

    ネタバレ 購入済み

    びっくりした

    ノーラ編からいきなりで前巻比べちゃったくらいに話が飛んでグングン進んでる!

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    2016年03月30日
  • 狼と香辛料(12)

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    原作14巻のエピソード。

    原作は最後の山場に向けて小休止みたいな巻なので、原作1冊にコミックス1冊しか使っていない構成ですがあまり不満はありません。ただし、原作ラスト近くに結構重要なシーンがあるのですが、ここは婉曲にではなく、きちんとビジュアルをつけてもらいたかったです。コミックならではの見せ場になったんじゃないかと思うんですけれど。

    あ、コミックならではと言えば、湯浴みシーンは充実してサービス満点。さらに、掲載誌の関係からか、パワーダウンしていたホロのディテールについても、久しぶりに「あとがき」でしっかりフォローされていますよ。

    さて、コル坊ともお別れをして、原作はラスト2冊+エピロー

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    2018年01月06日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語のその後

    これまでほんのりと匂わされていた行き着く先の具体的な形が見られる…気がする

    幸せすぎる様子に少し当てられてしまうかもしれない。が、ずっと見ていたくなるようなそんな話

    これまでのヒロインキャラが集結し、お互いが交流する様子はエピローグならでは
    とてもとてもラノベっぽいが、くどくなくて良い

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    2015年03月13日
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語
    上巻のラストから、いきなり事件に巻き込まれた感じで話が始まる。

    ロレンスとホロの甘々なやり取りは健在だが、それに負けず劣らず、今回の問題は大きく苦々しい。
    ロレンスのすねている場面ではちょっと見ていられなかったが、ちゃんと活躍できて良かった。

    今回の問題に関しては、はとてもすかっとする結末だった。

    今回の後書きで作者の姿勢がわかり、とても素晴らしいものだと思った。
    ロレンスは作者の分身でもあるのだなと感じさせられた。

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    2015年03月09日
  • 狼と香辛料VIII 対立の町<上>

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    行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語
    旅のメンツに学生のコルが本格的に加わり、三人のやり取りが微笑ましい
    本筋に関しては、女商人エーブを軸に色々怪しげな雰囲気が漂っている感じ
    上下巻の上巻と言うことで、盛り上がってきたところで、続く。となっている
    下巻が楽しみである。

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    2015年02月12日
  • 狼と香辛料

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    この本を読んだ後の第一声は「どうして出版当時に読まなかったんだよ私のバカ―!」でした。

    分かりやすく整合性のとれた高い文章力、勉強に裏打ちされた中世ヨーロッパの歴史・経済・文化・情景の正確かつ深い描写、そして「ラノベ」で「中世ヨーロッパ的世界」が舞台でありながら「経済」に着目するその面白さ…。まさしく良書と言っていいでしょう。

    経済がテーマですから、為替や貨幣経済などなどライトノベルを読むような層の読者には難しい話も出てきますが、正直教科書や池上彰よりもするんと理解できるので読みながら賢くなれます。

    また、情景をそのまま文章に落とし込んだような正確な情景描写によってその世界に入り込み没頭

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    2014年12月29日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    他の3つの短編も好きだけど、やはりメインはエピローグ。
    2人のその後だとか、今まで出会ってきたキャラクター同士の掛け合いが凄く楽しい。
    ここまで読んできて本当に良かったと思える話だった。

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    2014年03月03日
  • 魔女は月出づるところに眠る 中巻 ―月を引き下ろす者たち―

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    この作品の素晴らしい点は色々あるんだけど、個人的に評価しているのが非日常パートの緊張感。
    前巻もそうだったように、大事な人があっさりと死ぬんですよね。
    今回もそれは続いており、まさかのあの人がお亡くなりになるとは…。
    確かに死亡フラグは立っていたけど、しっかり回収されてしまった。いやはや。
    ダイアナのケーキの話など日常パートが非常にほのぼのとしているだけに、シリアスな場面が余計にグッときます。
    そしてラストの、悲しいすれ違い。
    来るんじゃないかとは思っていたけど、もう、うわーって感じ。
    もはやハッピーエンドはあり得ないけど、どのようなまとめ方をするんだろうか。。。

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    2014年01月19日
  • 魔女は月出づるところに眠る 上巻 ―ローブを纏って生まれた少女―

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    最初は児童書かと思いましたが読みごたえのあるダークファンタジーでした。彼女達がどう魔女として成長するのか楽しみです。

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    2013年12月15日
  • 魔女は月出づるところに眠る 上巻 ―ローブを纏って生まれた少女―

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    これはなかなか楽しみな作品がでてきた。
    魔法+小学生というと微笑ましいイメージがあるけれど、この作品は全くそんなことは無く。
    むしろ「まどか☆マギカ」や「魔法少女育成計画」に近いそれ。 なかなかにダークなテイストとなっています。
    正直、個人的にはかなりの名作の匂いを感じている。
    今後うまく設定を広げ、まとめていけたら同じ魔法少女物である名作「魔法少女育成計画」クラスのシリーズになってもおかしくないでしょう。
    続きが非常に楽しみです。

    …しかし、一番の驚きは作者が佐藤ケイということ。
    この手の作品も書けたのかー。

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    2013年12月14日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    ネタバレ

    短編集、おもしろかった。とくに3つめ『黒狼の揺り籠』。
    女商人エーブの誕生はとてもよかった。
    あのような清らかな心をもった、まさにお嬢様が一つの事件であれほど大きく変貌するのか?などと思ったが。。
    最後にオーラーに顔を押さえ込まれたシーンはとてもよかった。
    挿絵もよかったし、『 「お嬢様」 オーラーの声にメガ開くのは、ほとんど訓練された犬の反応に近い。 』という表現もとてもしっくりきた。

    相変わらずの色気のある表現が素敵な作品でした。

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    2013年10月05日
  • こうして彼は屋上を燃やすことにした

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    文句なしの5。
    もう一気読みでした。
    あの3人の関係性が解るともうヤバかった。
    最後、スッキリしたぁー!
    アメくんいい子だよほんと。
    そらドロシーも夢中になるよね。
    このタイトルにものすごくあってる作品だと思うし、何だかんだで結局青春してる作品。
    いい余韻に浸れる。
    ほんといい作品に出会えて良かった…。

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    2013年06月19日
  • 理想のヒモ生活 2

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    脱サラしてヒモになった男の物語.
    これだけ見ると酷いな.
    しかもあまり間違ってないという所がまた….

    というわけで,社交界デビューしたヒモに
    野心家が側室候補に妹を売り込んできたり
    女王陛下が懐妊して待望の第一王子を授かったり.

    野心家分かりやす過ぎるだろ.
    まぁでも直接的でわかりやすいほうが警戒もしやすいというものだよな.

    あと王女様ご懐妊→第一子の出産まで.
    出産時の夫のすることなんて何もないので
    部屋中を落ち着きなくウロウロ歩きまわるだけで役に立たねぇ.

    パパになったヒモ.
    今後彼はどうなっていくんだろうか.

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    2013年06月08日
  • 文倉十画集 狼と香辛料

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    わっちわっちすぎて、なんというかこう、滾る。そんな感じの一冊でした。色々な人に読んでもらいたいですが、重版がかからない現状それは厳しいのかなと…私も1万出して買いましたからねこれ。変な名前のラノベばっかり出してないでもっと完結した作品のフォローもしっかりしてくりゃれ!

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    2013年05月13日