文倉十のレビュー一覧

  • 狼と香辛料XXI Spring LogIV

    購入済み

    楽しみにしていました。

    楽しく読める本はこれです。
    昨今殺伐とした内容のものが多く、この本で、原点に戻れるような気がします。

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    2019年03月02日
  • 狼と香辛料XXI Spring LogIV

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    ・狼と湯煙の向こう
    ロレンスとホロが娘たちの様子を見に旅に出ることになり、宿を任されることになったセリムは責任感に押し潰されそうで毎日憂鬱だった。ロレンスは村の人から硫黄を大量に預かり、ホロは昔の仲間の情報を集め、どうも長旅っぽいのも気が重い原因だった。しかし、それらの理由がお互いのためを思ってのことであり帰る場所はここであることを知り、気が楽になる。
    ・狼と秋色の笑顔
    川沿いの関所から船ではなく陸の道を行き、道に迷って森の中へ。意図をつけた蜂を見つけ上等な蜂蜜がとれそうな蜂の巣を見つける。徐々に旅のころの勘を取り戻していくロレンス。
    ・狼と森の色
    途中の旅籠で紙とインクを補充しようと立ち寄る

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    2019年02月09日
  • 狼と香辛料XXI Spring LogIV

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    いやあ楽しいなあ。
    なんという幸せ、なんという喜び。
    全編に幸せが満ちていて最高に楽しい。

    ホロとロレンスが再び旅に出かける短編集。
    湯屋の話も良かったけど、今巻を読むとやっぱり狼と香辛料には旅の話が一番だなと思う。
    そしてすでに幸せを掴んだ二人のその後の話は、まさしく笑いと幸せが溢れる湯屋のような、そんな物語。
    旅の途中のちょっとした困難も、さらなる幸せへのアクセントなのだ。
    ずっと彼らの旅路を見続けてきた者として、この幸せがとても嬉しい。

    特に、第一話の互いを想い遣って旅を続ける理由をお互いに用意する姿には、なんだか幸せで泣きそうになった。
    そして第四話でホロの姿を絵画に残す機会を得た

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    2019年01月27日
  • 狼と香辛料XXI Spring LogIV

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    さすがこの二人! 相変わらずの掛け合いがいい感じ。久しぶりの冒険に、この先の展開が楽しみなところ。ロレンスは年齢的にいいおじさん(?)なのかわからないけど、ホロの相変わらずの活躍ぶりが頼もしい。

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    2019年01月21日
  • 理想のヒモ生活(1)

    購入済み

    タイトルで損しているかも

    ヒモ生活という看板に偽りありで、蓋を開けてみると王侯貴族の心理的駆け引きが繰り広げられているストーリー。
    主人公はヒモ生活どころか、徐々に王族としての意識が高まり、嫁とのパワーバランスを考慮した言動を心がけるようになる。
    まだまだ序盤なので、これからどう話が進んでいくのか楽しみ。

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    2019年02月14日
  • 理想のヒモ生活 2

    購入済み

    最高!

    特に付録の問題児3人組の話が好きです!!!!

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    2019年01月08日
  • 狼と香辛料VI

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    今回は旅の途中の移動時のお話。どこの町にも行かないし、特に大きな事件も起きない。ただ、これからの旅を続けるにあたって大きな変化が一つある。
    前回ロレンスの気持ちを告白した後の話なので、ホロとロレンスのイチャイチャぶりがいつもより多い。読んでてニヤニヤしてしまう。
    次巻は商業ネタ盛りだくさんらしいので楽しみ。

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    2018年07月29日
  • 狼と香辛料(16)

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    原作ラノベの1巻刊行から12年、コミカライズ自体の1巻刊行から10年かけての大団円。

    この巻の読みどころは、得がたく失うことができないもの…伴侶を得たロレンスが、野心や理想や冒険に背を向け、手にしたものを守ろうとする葛藤と、ロレンスを失いたくないホロの、彼を危険から遠ざけようとしつつ結局は厄介ごとに首を突っ込みたがる彼を応援してしまう葛藤―安定した職について家庭を守って欲しいのにリスクを取って起業しようとする夫と、最終的にそれを応援してしまう妻、というなんだかよくありそうな構図です。

    象徴的にその構図が描かれるのはホロの演説シーン。わざわざ厄介ごとに首を突っ込んだロレンスの背中を苦笑いして

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    2018年05月04日
  • 狼と香辛料XX Spring LogIII

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    ミューリが出て行ってしまってから春を迎えた「狼と香辛料亭」。ホロとロレンスはいつもと同じようで違う春、夏、秋を過ごしていた。人ならざる者たちが大挙してやってきて、ホロとロレンスはコルとミューリを追いかけて再び旅に出ようと決意する。

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    2018年04月14日
  • 理想のヒモ生活 10

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    コミックスから入って、原作というか、文庫版を読み始めたら止まらず。10巻まであっという間だった。続きも楽しみ。科学技術の知識と、持ち込んだ電気製品というチートはあるものの、主人公は普通の(元)サラリーマンというところが突飛さがなくていい。

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    2018年03月18日
  • 狼と香辛料XX Spring LogIII

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    なんだと!?
    ホロとロレンスがまた旅にでるだと!
    と最終話で歓喜してしまった。

    とは言え、本編はニョッヒラの温泉町でのロレンスとホロの平穏であいかわらず仲睦まじい穏やかな日々の物語。
    もうね、なんというか二人の姿が愛おしくて仕方ない。
    不安がるホロはロレンス同様抱きしめたくなるし、上機嫌に酔っ払ったホロには苦笑するしかない(笑)
    それに行商時代のようなロレンスのちょっとした機転も観ることが出来たし、いやあ、安定の面白さだね。

    で、このままこんな日常話がこれからも続くのだろうなあと思っていたら、そう来たか。
    これはまた二人の冒険が観られるのかな。
    懐かしい顔にも会えるかもしれない。
    うん、と

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    2018年03月18日
  • 狼と香辛料XX Spring LogIII

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    ホロのいい女っぷりがこれでもかと堪能できる。本当に自分がニョッヒラに遊びにいっているような気分にもなれる。いい本だ。

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    2018年03月07日
  • 狼と香辛料XVIII Spring Log

    購入済み

    いいですね!この本に出逢って続巻が出るのがまちどうしくなったことを思い出しました。
    まだ続くのですね。
    ホロが何度読んでも色あせない物語、異なる動物の出会い、皆、必至に生きていく様、今後も期待します。

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    2017年09月22日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙III

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    『狼と香辛料』という壮大な絵巻を描き切ったからこそ、この『羊皮紙』でホロとロレンスが歩いてきた軌跡をなぞるようなこの物語は胸にくるものがある。さらにこの3巻では『香辛料』では描かれなかったもう1つの世界が存在することが明かされる。辛い世界からは目を逸らす老獪さを持っているホロとは違い、ミューリはどんな世界だってこの目に納めてやろうというお転婆ぶり。僕はこの物語を、中世ヨーロッパの動向をなぞりつつ宗教改革の中でコル坊とミューリの奮闘を描いていくものだとばかり思っていたため、今回描かれた新たな可能性にはワクワクしないわけない。でもね、もし新大陸編を書くならこの物語が完全にファンタジーになってしまい

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    2017年09月20日
  • ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート

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    ギターを抱えた少女の表紙とスタイリッシュなタイトルに惹かれて購入したんですが、面白かったです。
    基本女子高生の一人称で話が進むんですが、これが凄くリアル。
    外面はいいけどその実世間を斜に見る冷めた女の子の心情が「あるある!」「いるいる!」「むしろこれ私!」という絶妙な比喩で表現され小気味よい。
    男子をじゃがいもにたとえ「せいぜい男爵芋とメークインの違いしかない」と辛辣に批評したかと思えば、ぜんぜんタイプの違う男子三人が親友である現実に「それだけの違いを許せるすきまがどこにあるのだろうか」と思索を巡らしたり……とにかく心情描写がリアルですいすい読ませる。

    タマシイビトに食われるためだけに生かさ

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    2017年08月24日
  • 狼と香辛料XIX Spring LogII

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    どこを取ってものろけ話になるような短編集。ハッピーエンドを迎えての続きはこうなるのかという話。いいね。

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    2017年05月14日
  • 狼と香辛料XIX Spring LogII

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    SpringLogという物語に波乱なんていらない。事件なんて起こらなくていい。ただただ、2人の幸せであり続ける物語を見せてくれたらそれでいい。
    書き下ろし中編『狼と香辛料の記憶』のラストには震えた。ホロの視点から見る、幸せであり続ける物語からは悲哀がひしひしと伝わって来て僕の胸も苦しい。起伏なく続く日常に恐れを感じるというホロの焦燥が痛いくらいに伝わって来て。それならばと旦那が示した策は、読者にとっても余りに魅力的。
    必ずや、1巻から読み返したくなる。ファンにとっては堪らなくそそる好編だった。
    ってかさ、わっち可愛すぎんだろわっち。こんな真面目くさった気障な文章書いてる間も顔が緩んで緩んで仕方

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    2017年05月13日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

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    「主人公とヒロインが結ばれてめでたしめでたし。二人は末永く幸せに暮らしましたとさ。とっぴんぱらりのぷう。」から始まる物語。
    主人公とヒロインが結ばれるところまではっきり書き切れない作品がよく見られる中、主人公とヒロインの娘が新ヒロインになる新シリーズが始まるというのはなかなか壮大です。ドラゴンクエストVみたい。

    主人公役にはコル坊が抜擢されました。前シリーズは商人ロレンスとの行商の旅という大枠があり、助けた恩、孤独の支えなんて縛りもあった上での結びつきだったので、ホロとロレンスのお互いに対する思いのバランスが取れていたのだと思います。それが、コル坊主人公では互いの思いのバランスが取れない、ま

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    2017年09月25日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

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    ホロとロレンスはお互いの気持ちを察しつつも、ある種のタブーとして本音を交わし合うことを避けてきたのよね。そこに生まれるホロのいじらしさだったり、虚勢張っちゃう姿がべらぼうに可愛くてもう虜だったんだけど。新シリーズ「羊皮紙」のミューリは見てくれ通りの年齢で、酸いも甘いも経験したホロとは違って、いい意味で真っ直ぐな女の子。お利口さんだから、人ならざる者である自分の立場を理解はしている。だからこそ“今が大事”だと言ってコル坊への気持ちを公言することを憚らない。これが「香辛料」とは違う部分で、伝えないことが歪みを生むのではなく、伝えることがいつかきっと哀しみを連れくる。その哀しみの中で“今”の幸せを必

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    2017年03月13日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

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    そうかぁ…あのコル坊がねぇ……立派になって………ほんとに…………。
    なんて感傷にしばらく浸っちゃうくらいファンには堪らない1冊。
    なんだけど、やっぱりホロの偉大さ、愛おしさってのを改めて思い知らされるのよね。
    僕の中ではホロは文字通り神格化されちゃってるわけで、もう越えられるわけないのよ。
    てなわけで、ホロの娘が頑張る姿を見つめる僕の眼差しは父性に近いものになっちゃう。しょうがないよね?
    内容は1冊まるまるプロローグって感じかな。
    物語の方向性を打ち出して、いざ、大海原へ!
    僕の娘の物語ってことでもちろん☆5

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    2016年11月06日