文倉十のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ非常に良かった。
旅の物語なのだから、引き延ばそうと思えば引き延ばせる。
それをだらだらとやらずに終わらせてくれたことがまず良かったと思う。
最後にふさわしい上下巻の長い物語で
目まぐるしい展開で引きこまれたし
かと言って無駄に今までのゲストキャラを出すということもなかった。
個人的にはエーブあたりが出てくるのかと思っていたが。
と言っても今後の番外編に出すので、ということかもしれないが
それにしても今回は今回のゲストキャラだけで話がまとまっているし
納得できる終わり方だったと思う。
ここで? という意見もあるようだが、自分は良い終わり方だと思った。
あとがきにもあるように、ラノベで、ファ -
-
Posted by ブクログ
デバウ商会により騒動に巻き込まれることになったロレンスとホロ。
お互い別々な行動をとることになり、ロレンスはミューり傭兵団とともに北へ行かざるおえない状況に。
二人は再び出会えるのか。
そしてデバウ商会はどのような道をとるのか。
最終巻でしたね。
お金につられる人、それを利用する人、そのことをよしとしない人。
色々な人のことを書いていて、読んでいて面白かったな。
最後の終わり方がいまいちだったけど、後日談がでるならあり。
今まで通して、単発の事件ではあったにせよ、ファンタジーの中に経済の仕組みを取り入れていて、読んでいて飽きることはなかったな。
もう一度最初から読み直したい作品だった -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
この作品に出合ったのは高校三年生の時であった。アニメを観て、行商人が主人公という斬新さに魅力を感じ、「剣も魔法もないファンタジー」という世界観に惹かれ、ホロの花魁言葉に心を奪われ、すぐさま原作であるこの『狼と香辛料』を求め書店に走った。あれから4年。ついに完結したことには感激している。16巻で作者もおっしゃっていたが、自分自身一つの作品が完結するまで追い続けるということはあまり経験がなかったので、この作品はその数少ない完結した作品の一つである。作者・支倉凍砂さんにはありがとうとお疲れ様の念を送りたい。
しかし、エピローグにはロレンスに対する祝福と嫉妬が入り混じった想いが湧き出でたのは自分だけ