大倉崇裕のレビュー一覧
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『警視庁いきもの係』として、TVドラマ化もされた原作。
頭部に銃撃を受け負傷した警視庁捜査一課のベテラン刑事・須藤警部補。復帰後の職場は、リハビリも兼ねた警視庁総務部総務課『動植物管理係』。
そこは、容疑者などのペットを保護する係。
須藤警部補の相棒は、ペットには詳しいものの、どこかずれている薄(うすき) 圭子巡査。
この凸凹コンビの2人が、様々な現場のペットを通じて、難解な事件の謎を解き明かす...
シリーズ化もされており、本作では、表題にもなっている小鳥に、ヘビ、カメ、フクロウの4編。
それぞれ伏線があり、最後は『あっ』と言わせる結末になっています。
掛け合い漫才のような2人の -
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文庫化されてから、ずいぶんと遅ればせながら、福家警部補の3冊目です。
「禁断の筋書(プロット)」「少女の沈黙」「女神の微笑(ほほえみ)」と、長めの短編3編が収録。
倒叙物って、犯人への共感が大きくなるほど、そして探偵の実力がすごければすごいほど、探偵を鬱陶しく感じるんですね。
これまでの2冊では、そんなことあまり思わへんかったけど、「禁断の筋書(プロット)」と「少女の沈黙」を読んで、はじめてそんな風に思いました。
それから、これまで、その鋭い観察力と推理力、犯人の追い込み方に比して、どこか抜けてるとさえいえる普段の言動の数々は、福家警部補自身が周囲を油断させたり、距離を詰めるために、意識し -
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ネタバレアニゴジのノベライズ。怪獣黙示録、プロジェクトメカゴジラはプレストーリーだったが、こちらは本編。もちろんプレストーリーの方を読まなくても話はわかりますが、できれば怪獣黙示録の方から読んでおいた方がストーリーがわかりやすいです。
万物の霊長として地上を支配していた人類が、1999年の怪獣・カマキラスの出現を皮切りに次々に現れる怪獣たちに生存を脅かされていた。そんな中、最大のいける絶望ゴジラが出現し、人類は地球を離れる決断を下す。20年後、新居住地発見を断念した人類は、再び地球に戻り、ゴジラが支配する2万年後の地球に降り立った。
破壊神ゴジラは怪獣という枠を超えて、もはや惑星と同一のものといっ -
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福家警部補は好きな探偵役の5本の指に入る人物です。しかしこのシリーズは倒叙型のスタイルなので、福家警部補自身の描写は少ないのですね。犯人側もしくは事件の関係者から見た福家警部補の姿が描かれるだけです。おっとりしているようなとぼけているような様子からズバズバと犯人を切り崩していく姿は痛快にしてかっこいいのですが、今作では福家警部補の怖さが際立ちました。もしや天然ボケやら容姿への無頓着さもわざとなのではないかとさえ思わされました。
もう勘弁してあげてと読んでいるこちらが音を上げそうになる容赦のなさは、どこからくるものなのか。「職務ですから」と答えそうな気もするのですが、そこも気になるところ。しかし -
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怪獣映画はガチのリアリズムがないとだめだ。非現実としかいいようのない怪獣を召喚するにはまわりからリアルに固めていかねばならない。某ゴジラ映画には夢オチのが一本あって子供心にもあれは腹が立ったな。しかしまた、映画においてはとにもかくにも怪獣が出てきて、それが「絵」としてよくできていたら、放射能で巨大化したとかいうしょぼい設定であっても、それだけで説得力を持つ。何しろ人間は視覚をもっとも信じるのだから。
だから視覚を欠く怪獣小説は最初からハンディを負っているのだと思う。
本書は『怪獣文藝』の続編。続編といってもそもそもアンソロジーだから、話がつながっているわけではなくて、第2弾ということで -
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中毒性があります
1作目に続く短編集です。完全にはまってしまいました。読み終えるとすぐに次巻を読みたくなります。1作目のレビューでも書きましたが、福家警部補が犯人をしつこくしつこくしつこく追いつめて行く長編を是非読みたいです。