大倉崇裕のレビュー一覧

  • 福家警部補の考察

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     待っていました文庫化。努力家で敏腕なのに貴重品を忘れがちな可愛さ溢れる警部補さん。鑑識の二岡くんとの関係性も
     刑事コロンボを見てワクワクした者としては、作品を読むだけで同じ感覚を抱いていると勝手に推察している著者に親近感を覚える。古畑任三郎でも採用された、犯行を先に見せる手法も未だに飽きず。今回の話の中には、少し変化を加えた流れがあってそれも楽しませて頂いた。
     そういえば、書き終える前にひとつ思い出した。寒くなると自販機のホットコーナーに登場する缶のお汁粉を好んで飲みます。誰かと同じたな・・と思ったことがありました。そう、この方でした。

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    2024年02月11日
  • 犬は知っている

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    ネタバレ

     犬のイラストが目立つ、大倉崇裕さんの新刊である。ゴールデン・レトリバーのピーボは、警察犬ではなく、ファシリティドッグ。警察病院に常駐し、小児科病棟で子供たちを癒すのが役目。しかし、ピーボには裏の任務があった。

     その任務とは、癒し効果で余命わずかな囚人患者の心を開かせ、事件の秘密について口を割らせること。ピーボ専任担当の笠門巡査部長は、指示された囚人患者の病室にピーボを連れていく。犯罪者相手とはいえ、卑怯な任務には違いない。

     最初の第1話から、おやと思う。『一日署長』に登場したいずみが再登場しているではないか。本作中では笠門への資料提供を担い、あくまで脇役だが、奇妙な任務を担う者同士、

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    2024年02月10日
  • 警官倶楽部

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     警察マニア。
     制服はもちろんのこと、警察手帳、手錠、警棒、拳銃などの必携装備品に憧れ、模造品を手に入れて悦に入る。
     けれど、そんな人はまだ初心者だ。捜査や射撃、果ては鑑識や盗聴に至る警察スキルまで身につけてしまった人たちがいる。

     そんな、マニアが高じてオタク化した人たちで作る警察愛好家サークル「警官倶楽部」の活躍を描くエンタメサスペンス。
              ◇
     2人の制服警官が寂れた商店街を自転車で通っていた。やがて、右手にブルーのタイル貼りの奇妙な3階建ての建物が見えてくる。怪しげな教義を掲げる新興宗教「ギヤマンの鐘」の施設だ。

     それを右目で捉えつつ商店街を抜けた2人が自転

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    2024年06月06日
  • 福家警部補の考察

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    ネタバレ

     大倉崇裕さんの『一日署長』の感想に、『福家警部補』シリーズを読んでみようと書いたが、シリーズ第5作が文庫化されているのを見かけて手に取ってみた。帯には、現代の倒叙ミステリを代表するシリーズとある。

     『福家警部補』シリーズが、倒叙物、いわゆる『刑事コロンボ』型・『古畑任三郎』型のミステリであることを、初めて知った次第である。特にこのジャンルが好きなわけではないが、どのように崩していくのかは興味がある。

     「是枝哲の敗北」。皮膚科の権威である医師が、不倫相手を殺害。短絡的な動機といい、敗北を認められない人間性といい、犯人がステレオタイプな人間の屑で苦笑してしまう。証拠が偶然に頼りすぎなのは

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    2024年01月21日
  • 福家警部補の考察

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    ネタバレ

    2023年文庫 
    刑事コロンボの系譜に連なる
    倒叙形式の本格ミステリ

    ・是枝哲の敗北  医者の是枝哲が犯人
     (2016) 製薬会社勤務のMR
    (医療情報担当者)の郁美が
             殺される
            虫刺され軟膏で犯罪が暴かれる
    ・上品な魔女  太陽光パネルのベンチャー企業
     (2016) の社長宅での殺人
            予想外の犯人交代
            が起きて面白かった
       (この犯人はサイコパス的な人物かな...)
    ・安息の場所  バーテンダーの浦上

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    2024年01月12日
  • 福家警部補の挨拶 福家警部補シリーズ1

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    作者がコロンボ好きなんだろうな〜というのが端々から伝わって来ます。
    短編集で倒叙モノなのでまさにドラマのようにサクサクと読み進められました。
    毎回出てくる寝てないアピールがシュールで笑ってしまうのですがストーリー自体は引き込まれる作りになっており、面白かったので続刊も読み進めたいと思います。

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    2024年01月10日
  • 殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官

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    怪獣を題材にした3つの連作短編集。
    新聞でいちおしミステリーとして紹介されていたので読んでみました。

    怪獣が台風災害のように発生する世界観。SF作品かと思いきや、リアリティのある設定に引き込まれた。スリリングな怪獣撃退と殺人事件が絡み合い、予想外の展開にハラハラドキドキでした。

    それにしても船村さん、かっこよすぎるかな〜

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    2024年01月09日
  • 福家警部補の報告

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    初めて大倉崇裕さんの本を読んだが
    とても面白かった!
    犯人が犯行を行うこところから物語が始まるので犯人がわかってて読み進める。
    どんどん読み進めたくなる本だった。
    このシリーズ全部読みたい!

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    2024年01月08日
  • 福家警部補の挨拶 福家警部補シリーズ1

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    初の大倉 崇裕作品。刑事コロンボや古畑 任三郎のような、倒叙形式の四編を収録したミステリーのシリーズ第1巻。情景描写よりも会話を中心に展開されているため、とても読み易く本格ミステリーというよりは、ライトノベルスに近いミステリーでした❗

    犯人達が少しずつ福家警部補に追い詰められていく様子は、丸で読んでいる自分も一緒に追い込まれているようで、とてもドキドキします❗中でも、『オッカムの剃刀』が非常に気にいっています♫第2巻も勿論読みます。

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    2024年01月05日
  • 福家警部補の挨拶 福家警部補シリーズ1

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    始めに犯人の視点から犯行の経緯が書かれ、その後に事件の真相が明らかにされる。これを倒叙形式のミステリーというそうだ。その代表的作品とされるのが、刑事コロンボ、古畑任三郎。本作の福家警部補も男女の違いはあるが、同じく個性的な刑事である。その福家警部補の活躍4編を収録。ちなみに福家警部補は、年齢は30歳台、童顔、縁無し眼鏡をかけ、身長152cm、徹夜仕事をこなし、酒豪のようである。

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    2024年01月02日
  • 死神さん 嫌われる刑事

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    シリーズ、第二弾。
    警察が結論付けた事件の『再捜査』で、真実を突き止めることが出来るのか。
    『死神』と疎まれる一匹狼が、比類なき執念と推理力で真実を暴き出す。

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    2023年12月24日
  • 秋霧

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    殺し屋VS元特殊部隊員VS傭兵

    バディものならそうとはやく言ってくれ。(好物)
    シリーズ途中から読んでしまったけど面白かったです。
    登場人物がみんな強すぎて怖い。笑。

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    2023年12月17日
  • 三人目の幽霊 落語シリーズ1

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    落語を題材にしたミステリを初めて読みました。
    (福家シリーズが好きだったので、別の作品を読んでみたかった)
    15年以上も前の作品ですが面白かったです。
    一度寄席を聞きに行きたいなと思いました。

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    2023年07月07日
  • クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係

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    解説にも書いてありましたが、お約束のワンパターンが楽しいシリーズです。
    新メンバーが加わり、須藤警部補が薄さんの扱い方をマスターし、どうやら互いの信頼関係が向上したせいか、安定した成果を出すチームに進化してきました。
    薄さんのボケ?が加速し過ぎているところが少し心配ですが、気軽に読めて楽しいシリーズです。

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    2023年06月21日
  • 名探偵コナン から紅の恋歌 2

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    事件の真相が意外で面白かったです。過去の事件は誤解もあって切なかったです。爆破シーンは前巻に続きちょっと多めなのでちょっと飽きます。

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    2023年05月19日
  • 名探偵コナン から紅の恋歌 1

    ネタバレ 購入済み

    事件そのものはあまり面白くないけど、服部や和葉ファンにはオススメな話です。紅葉が2人の間をかき乱すので、2人の絆が本物かどうか見るのか楽しいです。

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    2023年05月19日
  • 死神さん 嫌われる刑事

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    無罪判決が出たが疑問が残る事件を再捜査して真相を突き止める「死神」儀藤警部補シリーズ第二弾。今回は緩和ケア病棟での安楽死·厳重な警備システム作動中の家の中での撲殺·スーパー営業中での店長刺殺·一家三人殺人事件の犯人の死刑執行1日前。真相が前作より捻りが効いていると思う。安楽死が特に。相棒が刑事じゃなかったり退職してたり超大物だったりなのに対応が何時もと変わらないのが楽しい。そして相棒にされた途端周りからの扱いの露骨な変わり方(笑)何かマニュアルでもあるのか。相棒が抱えているもやもやが晴れる展開も安心する。他シリーズへの出演もあったし第三弾あるかな?

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    2023年05月14日
  • 死神さん

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    『警視庁の方から来ました...』
    無罪判決が出た事件を再捜査する警部補・儀籐 堅忍。そして、捜査の際は、必ず関係した刑事を相棒に指名する。
    しかし、再捜査とは、警察のあら探しをすることであり、相棒の刑事も出世の道は閉ざされる。
    そこで付いた名前が『死神』。

    強盗殺人やひき逃げ、痴漢冤罪事件などの再捜査が始まる。
    ・死神の目
    ・死神の手
    ・死神の顔
    ・死神の背中
    の4篇

    儀籐警部補の型破りな捜査に、少しずつ真実のベールが剥がれることに。そこで見えて来た意外な事実とは。

    確かに相棒刑事の人生は、大きく変わっていきますが、決して『死神』とは言えないかも。
    逆に、好転と言えるかも知れないですね。

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    2023年04月16日
  • 殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官

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    大倉さんらしい、怪獣×ミステリーでした。
    始めは特撮?と思ってましたが、まさかのミステリーで驚きました。

    怪獣予報官の岩戸正美と公安の船村のコンビも、水と油っぽいですが中々良いコンビに思えました。

    シリーズ化希望です。

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    2023年02月17日
  • 死神さん 嫌われる刑事

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    ネタバレ

    「警視庁の方から来ました」が決まり文句の儀藤警部補が再び、です。
    飄々としてるけど抜群の推理力を持つ「死神さん」と振り回される相棒たちに笑いながら小気味良く読んでました、第四話までは。
    四話の「死神 対 死神」は前作も含めてこれまでと違ったテイスト。死刑執行までに犯人を見つけなければならず、生き残った被害者の痛ましい姿、正気を失った被告の母親の姿を見せつけられ、重苦しい気持ちになりました。
    同時に「逃げ得は許さない」と一人で再捜査する儀藤の正義感というのか、そういうものが分かった気がする。
    事件が解決すると相棒の前から消えてしまう儀藤ですが、またどこかで新しい相棒を振り回しているんだろうな。

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    2023年02月16日