大倉崇裕のレビュー一覧

  • 丑三つ時から夜明けまで

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    幽霊が存在して犯罪を犯すことがあるのを警察だけが知っていて、幽霊事件専門の部署が捜査するという趣向のライトミステリー。
    ライトなだけに難しいことを言わずに世界観を楽しむ作品ですね。このままシリーズ化する構想なのかと思いながら読んでいたら、最後に思わぬどんでん返しが、、

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    2025年02月13日
  • 犬は知っている

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    ネタバレ

    警察病院でファシリティドッグとして働く、オスのゴールデンレトリバー・ピーボ。ピーボのハンドラー・笠門達也には秘密の任務があった。警察病院の特別病棟で入院中の受刑者から秘密を聞き出すことだ。
    死刑囚が一部の犯行は自分ではないと漏らす第一話。窃盗の常習犯の男がかつて目撃した転落事件が殺人であると証言する第二話。ダークウェブで爆弾を買ったとされる女から爆弾のありかを聞き出そうとする第三話。怯える少年が殺人を目撃したと告白する第四話。元情報屋の男から情報を聞き出せと命じられる第四話。
    いずれも判明している出来事とは異なる真実があるり、ピーボが聞き出した真実をハンドラーの笠門が明らかにしようと動く。ただ

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    2025年01月26日
  • 福家警部補の追及

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    未登峰への挑戦という夢を守るため。悪質なブリーダーから動物たちを守るため。
    切実さから犯行に踏み切った二人の犯人という設定が新しく、しだいに追い詰められていく犯人の心情もしっかりと描かれ、読みごたえのある1冊だった。
    ただ、このシリーズ(あるいは作者の持ち味?)は短編のほうが合っているように思う。基本的には短編と構成が変わらないため、中編だと若干中だるみした印象を受けた。

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    2025年01月09日
  • 福家警部補の挨拶 福家警部補シリーズ1

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    倒叙ミステリとしてオーソドックスなところを突いてくる。短編集だからか、少々軽めに思えてしまった。もうちょっと濃い犯人と福家との駆け引きが見たかったのでその辺は残念。ただ流石に、「おお、そこなのか」という推理ポイントは意外性に富んでいて楽しめた。

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    2024年12月28日
  • 犬は知っている

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    ファシリティドッグを題材にしているところが新鮮だった。登場人物のキャラクターがクセがありそうなのに定まらない印象だったのが残念。
    小編5話収録。特別面白いとまでは言えないが、スルスル読めて通勤中の楽しめる作品だった。

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    2024年12月12日
  • 福家警部補の再訪 福家警部補シリーズ2

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    福家警部補の倒叙ミステリーシリーズ、二作目。
    漫才にヒーローモノに、福家さんの趣味の多さに驚き。

    ところで、コロンボや古畑しかり、倒叙ミステリーの探偵役って、抜けてる人というのが定番なのかな。城塚翡翠ちゃんもだし。犯人が油断するから?

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    2024年12月07日
  • 福家警部補の挨拶 福家警部補シリーズ1

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    福家警部補の倒叙ミステリー。読んでみたかったシリーズ。

    コロンボはほとんど見なかったのだけど、古畑任三郎っぽくて面白かった。
    飄々とした感じ。関係ない話と思いきや、そこからいつの間にか核心に迫っていく感じ。
    あれれー?って無邪気に攻めていくコナンくんっぽくもあるかもと思ったら、大倉さん、コナンの脚本も書いたりしているのか(倒叙ミステリーとは違うかもしれないけど)。

    犯人側の視点で語られるので、どこに穴があるんだろうとドキドキする。

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    2024年11月12日
  • ゾウに魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

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    悪くないんだけど…
    言い間違えの言葉選びのセンスが悪い。
    だから必要以上にテンポを落としてしまって
    なんだかなぁになる。

    言葉遊びは難しい。

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    2024年11月10日
  • 犬は知っている

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    病院で入院患者の心を癒したり、時には勇気づけたりするファシリティドッグピーボとその相棒笠門がある重要任務について…
    裏の顔?真の目的である重要任務は死期が近づいている囚人から事件について聞き出すこと。確かに、心と体が弱っている時に自分に寄り添ってくれる犬がいたらポロッと出てしまうかもね。
    どの話もピーボの聞き出した言葉から事件の真実が見えてくる。私の中ではピーボの可愛さに事件を追う笠門たちの話がオマケみたいに薄れてしまった…(^^;

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    2024年10月16日
  • 犬は知っている

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    犬が主役の警察ミステリーという事で てっきり犬の頭の中が人っぽくなってて 犬目線で展開するのかと思ったのですが、そうではなく 犬の感情は 出るけれど ハッキリこうというのではない 中での 推理というか 解決につながっていくお話しでした。

    読みやすくて 良かったです

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    2024年09月24日
  • 犬は知っている

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    ファシリティドッグというものが実際に居るのかも知らないのですが、動物介在療法とは何とも効果がありそうな…
    そんなファシリティドッグのピーボが、事件を解決する?短編5作品。タイトルから想像していた物語とは印象違ってました。

    登場人物の名前がどれもこれも難しそうなのは何か理由が!?さらっと読んでしまい何かを読み飛ばしてしまったのか…

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    2024年09月17日
  • 犬は知っている

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    素敵で賢すぎる犬‼️
    あたしも人面犬を飼っていたので、よーくわかるけど、人間語がちゃんとわかるんですよね。
    ピーボがずっと幸せにら過ごせますように‼️(小説だけど…)

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    2024年09月05日
  • 福家警部補の挨拶 福家警部補シリーズ1

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    刑事コロンボを彷彿とさせる女性刑事・福家警部補を主人公にした本格ミステリ。とある方が本シリーズを勧めていたので読んでみた。
    コロンボや古畑任三郎シリーズと同様の倒叙モノ、つまり最初に犯人が明かされる形式で、犯行の露見を防ぎたい犯人と、犯人を追いつめたい探偵役との緊張感のある対決が読みどころになる、はずだったのだが。

    巻末の解説を読むと著者はコロンボのオマージュをやりたかったようなんだけど、キャラ立ちしていたコロンボや古畑任三郎と違って、本作の主人公である福家警部補はかなり地味。ストーリーのひねり方や犯人のキャラクターの見せ方もそこまで個性的ではないように思え、対決シーンを迎えても福家警部補に

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    2024年08月25日
  • 犬は知っている

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    警察病院に常駐するファシリティドックであるゴールデン・レトリバーのピーボ(7歳オス)が患者の恐怖や苦痛などを和らげたり子供たちを癒やすという本来の役割の他に、ハンドラーである笠門巡査部長と共に特別病棟に入院している余命わずかな凶悪犯の心を開かせ事件の秘密を聞き出すという特別な任務を遂行する5篇のお話。

    ファシリティドックの存在を初めて知ったので調べてみたら日本ではまだ4つの病院にしかいないそうです。ハンドラーになるのも看護師資格があり5年以上の臨床経験が必須とのこと。

    こんな貴重な存在のファシリティドックを主人公にした上、特殊任務を与えるストーリーを考える発想は面白いですね。でも、もっとピ

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    2024年08月21日
  • 福家警部補の考察

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    ネタバレ

    是枝哲の敗北
    上品な魔女
    安息の場所 サイドカー
    東京駅発6時00分 のぞみ1号博多行き

    相も変わらずどきどきする
    時にはこのまま気にしないでスルーしてあげて、って福家を責めてしまうこともある
    思ってもしょうがないし、それをしちゃうのは刑事じゃないのかもしれないって思う
    いつも、こんなことになる前にこの刑事と出会えていればって思うこともある
    たまにどこで、どの表情でそのまま推理に行き着くの?って思うこともあるけど
    その中を読み取るのが刑事なのかも

    あと、寝てないのは気になる
    人ってどこまで生きれるのだろうか?

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    2024年08月26日
  • 福家警部補の報告

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    ネタバレ

    「禁断の筋書(プロット)」
    仲良しのままでいれたら、こんなことにはって思う 同じものが好きで同じものを追いかけていてもいつか道は別れる
    残された方が何が出来るかー編集の道に入った真理子は正しかったけど、復讐だけが目的になっちゃうと悲しい
    色んなところから綻びは出る

    「少女の沈黙」
    これは殺される方が悪いーって言っちゃいけないけど、変われないと困ることがたくさんあって、立ち止まることがいいことにはならない。あと子どもに怖い思いさせちゃダメだし…この子は
    守りたくなる少女の気持ちがわかっちゃいけないんだろうけど、色んな人が守ろうとしたものが彼の人柄なのかも 生きるの難しい

    「女神の微笑み」

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    2024年08月12日
  • 犬は知っている

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    途中から一気に解決に向かうまでの展開が、急すぎる。
    本来なら、ファシリティドックの存在を明らかにする展開は、続編にしたかったのでは?読者を惹きつけ、次作へと…というところかと想像する。
    一つの話も、一冊を通しても、なんか急ぎすぎているのが勿体ない。

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    2024年07月06日
  • 福家警部補の追及

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    ネタバレ

    未完の頂上(ピーク)
    夢を追い続けるのも真っ直ぐ向かうのも良いけど、押し付けるのはいけない。
    本人の意思を確認して、本当に行くなら応援して、不安があるなら止めて。
    お前のため、は全然通じない
    自分がこう思うは伝えても良いけど、一番優先されるのはあくまでも本人の気持ち
    それが通じていたのが親子じゃなくて仲良しになった他人なのがショックではある…

    幸福の代償
    幸せとは 人によって違いすぎてそれぞれの答えしかないけど、人と動物の扱いが違いすぎるのが悲しい派には心にずーんときた。
    人に疲れて、信じられなくて動物に癒しを求めたり本当に救いたいって思ってる人はたくさんいて
    自分が何もしてないのに言う資

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    2024年06月30日
  • 犬は知っている

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    とても面白かった。視点が新しいわりには機を狙ったところもない。ミステリーとしての要素も充分楽しめる。主人公の過去も有るからかと思うのだが、もう少しピーボとの距離感の近さと温かい繋がりが表現された続編を期待している。

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    2024年06月30日
  • 犬は知っている

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    とても読みやすくストーリーもおもしろい。

    笠門の敬語をあまり使わないところ、犬のことが深く書かれていないところが
    私の期待とはズレていた。

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    2024年06月23日