大倉崇裕のレビュー一覧
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ネタバレ【収録作品】犬に囁く/犬は知っている/犬が寄り添う/犬が見つける/犬はともだち
犬の能力を使った特殊設定ものかと思ったら、とびきり優秀な犬ではあるけれど、特殊能力なしの普通のミステリだった。
『一日署長』の五十嵐いずみ巡査が協力者として登場。
ペットやロボット、ぬいぐるみに話しかける人はけっこういそうだから、そこにAI仕込んだら情報取りほうだいだなと常々思っているので、この設定は興味深い。
再捜査ものだから、逃げ得は許さないということだろうが、笠門は、著者の『死神刑事』の主人公・儀藤ほど割り切ってはいないようで、こっちのほうが普通の感覚か。 -
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大倉崇裕『冬華』祥伝社文庫。
『夏雷』『秋霧』『凍雨』に次ぐ倉持シリーズの山岳アクション小説。
タイトルはやたらと格好良い。
『夏雷』『秋霧』『凍雨』に描かれた出来事は当然知っているだろうとばかりに割愛されるので、冒頭の展開に戸惑いを覚える。また、元自衛隊特殊部隊の凄腕を射殺するために、人間を射殺した経験の無い老猟師を狙撃手に選ぶなどあり得ないし、狙撃の場所に厳冬期の穂高岳を選んだ理由も理解出来ない。
戸惑いと疑問が渦巻く中、あれよと言う間に厳冬期の穂高岳に役者が揃うが、捻りも驚きも無い普通の結末を迎える。
月島で倉持功と共に便利屋を務めていた元自衛隊特殊部隊の深江信二郎が失踪する -
Posted by ブクログ
今回は『是枝哲の敗北』『上品な魔女』とも
どちらかというと自己中心的で冷酷な犯人。
それだけに福家警部補に突かれる
穴がどこにあるのかワクワクしたわ〜。
あと『上品な魔女』の犯行は
「夫に殺されかけた妻が逆に
その手口で夫を殺す」ってやつなんだけど
早々に被害者退場した「夫」の
モノローグからはじまるところが( ̄▽ ̄)
『安息の場所』は
プロとしての矜持が仇になる話。
『東京駅発6時00分 のぞみ一号博多行き』は
列車が博多に着くまでに真相を明らかにし
犯人に突きつけることで
次の犯行を思いとどまらせようとしたのかな。
久しぶりの福家警部補。
二岡くんも振り回されっぱなしで…
警部補、も -
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人気脚本家の藤堂は
脅迫者の骨董商を殺害するため
まずは自分のアリバイを確保するシナリオをえがく。
それは「ストーカー気味のファンに演技をさせ
自分が誘拐されたように装う」というもの。
誘拐犯役を演じた彼を
脱出時の正当防衛にみせかけて殺し
骨董商の放火殺人のほうは無関係…になるはずだった。
その事件の担当である福家警部補が
藤堂の前に現れるまでは。
(『失われた灯』)
1巻が面白かったので続きも買ってみました。
漫才師コンビの片割れが解消話のもつれで
相方を殺害した哀しい結末の『相棒』
玩具メーカーの社長が過去を葬るために
造形作家を事故に見せかけて殺す
『プロジェクト・ブルー』など4つ