大倉崇裕のレビュー一覧

  • 三人目の幽霊 落語シリーズ1

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    短編集。それぞれ落語どっぷりの作もあれば、表面撫でただけのモノもあり、どっぷりばかりを期待してると肩すかしかも。「三鶯荘奇談」なんかは、かなりサスペンスで追走劇なんかも盛り込んでて落語とはまったく切り離して面白かった。

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    2017年11月06日
  • 蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

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    蜂が関わる事件が連続。その真相は?

    面白かった~長編もいいですね!
    蜂は下手に逃げるとやばいのは分かっているがつい逃げてしまうのが人情。怖い。

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    2017年10月09日
  • ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係

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    ネタバレ

    面白い。のだけど、面白いのは事件のほうではなくて、動物の雑学とか二人の漫才のような掛け合いのほう笑。あと1冊続編が出てるようなので、文庫待ちしますか。

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    2017年09月14日
  • 福家警部補の再訪 福家警部補シリーズ2

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    面白いです。
    ですがもう一歩、足りない感じがしてしまいます。

    せっかく倒叙なのだから、中~長編にしてもっと深く描写してもらえたら・・・って思ってしまいました。

    多分前作の時にも同じようなこと書いてた気がするなー(^^;;;

    ごめんなさい、コロンボファン、倒叙ファンなので、期待が大きい分たぶん厳しめになっちゃってますね。

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    2017年05月08日
  • スーツアクター探偵の事件簿

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    スーツアクターとは怪獣やヒーロー、怪人などの着ぐるみ、スーツに入って演技する人のこと。初めて知った言葉である。
    スーツアクターを目指すも事故のトラウマで着ぐるみに入れなくなった樺島は、天才的な演技力を持ちながら自覚のない天然ボケの太田のマネージャーのような形で撮影現場に出入りすることになり、そこで起こるさまざまな事件に関わる羽目に…
    監督、アクター、マニアなどそれぞれ一癖ある人々揃いで、でもみんな怪獣映画を愛する情熱は人一倍。
    ミステリ的な謎は小粒だが、それよりも着ぐるみの中の人目線の話なのでお仕事小説として面白かった。

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    2017年04月10日
  • 七度狐 落語シリーズ2

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    内容(「BOOK」データベースより)

    静岡に行ってくれないかな―北海道出張中の牧編集長から電話を受け、緑は単身杵槌村へ取材に赴く。ここで名跡の後継者を決める口演会が開かれるのである。ところが到着早々村は豪雨で孤立無援になり、関係者一同の緊張はいやが上にも高まる。やがて後継者候補が一人ずつ見立て殺人の犠牲に…。あらゆる事象が真相に奉仕する全き本格のテイスト、著者初長編の傑作ミステリ。

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    2017年02月24日
  • やさしい死神 落語シリーズ3

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    内容(「BOOK」データベースより)

    死神にやられたとの言葉に首をひねる表題作を皮切りに、先行きを危ぶまれていた噺家二人が急に上達する「無口な噺家」、元名物編集長の安楽椅子探偵譚「幻の婚礼」、牧&緑コンビ定番の張りこみで決する「へそを曲げた噺家」、『幻の女』ばりに翻弄される「紙切り騒動」の五編を収める。編集長に頼ってばかりはいられない、間宮緑探偵孤軍奮闘の巻も微笑ましい、好評シリーズ第三弾。

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    2017年02月24日
  • 福家警部補の報告

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    じつに面白かった!収録作品は「禁断の筋書」「少女の沈黙」「女神の微笑」。とくに「少女の沈黙」は中編ともいえる長さ。福家の追求から逃れる犯人との知的格闘はいっきに読ませます。また本作はヤクザモノとしても面白いです。最後の「女神の微笑」ではライバルともいえる人物が登場。次作以降どう絡んでくるのか気になります。いずれにせよ「楽しかったわ。また会いましょう」

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    2017年01月26日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    樋口真嗣『怪獣二十六号』(25年前に書いた)怪獣映画の企画書。建設技師や自衛隊員が協力して土木機械で怪獣に立ち向かったり、インテリ美人が出てくるあたり…、いや、表紙の「怪獣は常に人間にとって恐怖の存在でなくてはならない」とか「この映画は人間の前に怪獣が現われ、人間は自らの身を守る為に智慧と勇気で闘う、ただそれだけの映画」「我々がこだわりたいのは、「ただそれだけ」にする事なのです。」とか…うん、シン・ゴジラを思い出す。
    大倉崇裕『怪獣チェイサー』怪獣対策が進んだ日本。ヒロインの怪獣省の怪獣予報官・岩戸正美は、封鎖区域で怪獣の動画を撮影する違法行為を行う「怪獣チェイサー」と予期せず協力することになる…。面白かった!シリーズ化してもいいんじゃなかろうか。
    山本弘『廃都の怪神』6歳の頃に漂着し、密林で一人生き残った白人の少年は、ガダイバ教の神に捧げる生贄とされることになるが…。おお…、こういうのもありなのね。
    梶尾真治『ブリラが来た夜』急速に老いた母はある日、自分を山へ捨ててくれ、と言い出し…。なんか懐かしいSF感あるなと思ったら梶尾真治だった。
    太田忠司『黒い虹』転校生は怪獣のいた世界からやってきたのだという。これもちょっとSFっぽい。
    有栖川有栖『怪獣の夢』幼いころから見続けているのは自らの願望を映した怪獣の夢。これも怪獣もの…なのかな。
    園子温『孤独な怪獣』映画監督を目指す主人公は高円寺で暮らしていた。これはさすがに怪獣ものではないだろう…えっありなの?
    小中千昭『トウキョウ・デスワーム』地下トンネルの工事中、巨大なミミズのようなものが発見される。そして現れる謎の少女の正体は…。クトゥルー的ホラーの香り。
    井上伸一郎『聖獣戦記 白い影』元の侵攻に対峙する龍造寺家清は、自分と同じく謎の勾玉の守護を持つ若者と出会う…。元寇を舞台にした…伝奇ファンタジー?怪獣ではない気がするけどこれはこれで面白かった。

    怪獣ものとしては『怪獣チェイサー』が好き。その他枠になるけど『聖獣戦記 白い影』『ブリラが来た夜』『黒い虹』も嫌いじゃない。

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    2017年01月12日
  • 七度狐 落語シリーズ2

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    北海道出張中の牧編集長から電話を受け、緑は単身杵槌村に赴く。ここで名跡の後継者を決める口演会が開かれるのである。ところが到着早々村は豪雨で孤立無縁となり、関係者一同の緊張はいやが上にも高まる。やがて後継者候補が一人ずつ見立て殺人の犠牲に…。

    ”見立て殺人”、”クローズドサークル”。
    落語会が舞台だけども、そういう意味でなく本格テイストのミステリです。福家警部補シリーズの作家さん初の長編なのだとか。

    福家警部補シリーズが好きで、その文体の読み易さから手に取った本シリーズ。こちらは、落語会が舞台となっているシリーズだそうで、不勉強な私はタイトルになっている”七度狐”が本当にある噺ということすら知りませんでした。(作中作かと思ってました)

    本作品は、落語を知らなくても楽しく読めます。主人公の女性が新米の落語雑誌編集者なので、視点を合わせてくれるような感じですかね。それでも、本作品の前には短編があるようで、編集者としては成長しているのでしょうけども。

    個人的には、見立て殺人というのがあまり好きでないのですけど、クローズドサークルは大好きなので、あれこれ考えながら読みました。ただ、善くも悪くも”普通”かな、なんて思います。

    閉鎖的な場所が舞台だけどもさほど緊張感はなく、意外な人物が犯人、というわけでもない。反面、丁寧に書かれていて読み易いので、極端にガッカリするほどでもない。芸事への執念、という意味では中々怖い作品ではあるかな。

    ミステリ初心者にはお薦めです。
    ただ、残念だけどある程度ミステリを読んでいる人にとっては少々物足りない作品ですね。

    落語好きには…どうだろう。

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    2017年01月03日
  • 福家警部補の再訪 福家警部補シリーズ2

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    内容(「BOOK」データベースより)

    しがない探偵から転身し上昇気流に乗った警備会社社長、一世一代の大芝居を自作自演する脚本家、天才肌の相棒と袂を分かち再出発を目論む漫才師、フィギュア造型力がもたらす禍福に翻弄される玩具企画会社社長―犯人側から語られる犯行の経緯と実際。対するは、善意の第三者をして「あんなんに狙われたら、犯人もたまらんで」と言わしめる福家警部補。百戦不殆のシリーズ第二集。

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    2016年12月13日
  • 問題物件

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    不動産屋に入社した主人公は、難病に苦しむ前社長の遺児の世話係になるも、突然異動を命じられる。そこは現社長が遺児を追い落とそうと画策して新設したクレーム対応専門部署だった。途方に暮れる主人公の前に怪しい探偵が現れて…というのが粗筋。

    この紹介文の後には「次々に押し付けられる難題を破天荒に解決するユーモアミステリー」とあるのですが、正にそんな感じです。

    主人公の前に現れて力を貸してくれる探偵というのが、超人的と言いますか、作品でははっきりと書かれていませんけど、早い話が神様なんですね。遺児を見守る神様。

    なので、開かない扉を無理矢理開けたり、セキュリティーのかかった情報をパソコンから引き出したりなんてことを”気合い”でやってしまいます。

    こう書くと「じゃあ、どうミステリーなんだ?」と思われるかもしれませんけど、本作品は主にホワイダニット(Why done it ?)なので、その調べる過程をシンプルにするという意味で神様が強引なんです。

    実際、本作品に抑えられているのは五作の短編です。

    情報を集める過程がシンプルでテンポ良く描かれるので、進行が早く、とても読み易いです。ライトノベルのような文体の軽さ…とまでは行かないけど、雰囲気としては近いかな。

    ですので、あまり小説を読み慣れていない方なんかにはお薦めです。神様の破天荒振りも面白いので、活劇的な読みものが好きな方にもお薦め。

    ただ、人によっては「ユーモアも度が過ぎる」と思うかもしれませんので、ミステリを強く求める(?)場合は、控えた方がいいかも。

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    2016年11月19日
  • スーツアクター探偵の事件簿

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    【収録作品】彷徨うスーツアクター/笑うスーツアクター/探偵はスーツアクター/消えたスーツアクター 
     世の中にはいろいろな仕事があるのだなあと思う。著者の特撮愛がにじみ出ている。

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    2016年10月22日
  • 三人目の幽霊 落語シリーズ1

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    なんとなく「円紫」シリーズを彷彿とさせる。が、キャラが立っている分、北村さんの方が良いかな。

    本シリーズも悪くはないが、のめり込むほどではない。

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    2016年10月12日
  • 三人目の幽霊 落語シリーズ1

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    内容(「BOOK」データベースより)

    衝撃の辞令を受けて泣く泣く「季刊落語」編集部の一員となった間宮緑は、牧編集長の洞察力に感嘆しきり。風采は上がらず食べ物に執着しない牧だが、長年の経験で培った観察眼に物を言わせ、しばしば名探偵の横顔を見せるのだ。寄席の騒動や緑の友人が発したSOS、山荘の奇天烈も劇的な幕切れはご覧の通り。意表を衝く展開を経て鮮やかに収斂する、妙趣あふれるデビュー連作集。

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    2016年09月27日
  • スーツアクター探偵の事件簿

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    ヒーローショー、特撮映画などのスーツアクターが業界トラブルの謎解きを行う。冒頭に起きる事故が怖い。ちょうどゴジラが公開されてるけど今はモーションキャプチャつけてCG処理だから、重たい怪獣スーツを着なくてもいいらしい。

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    2016年07月31日
  • スーツアクター探偵の事件簿

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    スーツアクターが探偵?!
    珍しい組み合わせだなって思って読みました。
    特撮業界のことも色々書いてあって、面白かった。

    怪獣ハンガー…いい響き…

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    2016年07月23日
  • 問題物件

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    大倉崇裕による、少しファンタジー入ったユーモアミステリ。舞台は、不動産業界。
    探偵役が超人なので、謎解きの過程は粗い。ただし特にホワイダニットの面ではそこそこクオリティが高かった。
    不思議なことが起きる物件について調査をしてみると、更に不可解な証言ばかり得られて…と短編にしては結構派手な展開だが、最後にしっかり布石を回収しオチをつけているところがよい。
    もう少し、シリーズとしての進展も楽しみたいので、続編も読みたい。
    3-

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    2016年07月18日
  • 福家警部補の再訪 福家警部補シリーズ2

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    相変わらず福家警部補の魅力が足りない感じ。何だろう、冷徹しすぎるところなんだろうか?
    本当の警察の捜査はこんな感じなんだろうなと。別に福家警部補が特段優れている、という風に見えないのが難点なのかな。あと出てくる犯人が間抜けぞろいと言うところも、イマイチ魅力的ではないところか。
    今後は、犯人との行き詰る攻防がみられるといいような気がする。
    それはそれとして今作の中では「相棒」がいいなと思う。

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    2016年06月07日
  • 聖域

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    なまじ山登りをしたことがある分だけ、架空の山の塩尻岳が気になって仕方がない。どうしてもあのあたりか…?と架空なのにイメージしてしまいそれが違和感。
    本当の山を出してもいい気がするが、山小屋が出てくる以上、それは無理か…。
    ラストのどんでん返しは面白いんだけど、なんかインパクトに欠ける。
    伏線が読み解けなかったのか、少なすぎたのか…?

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    2016年03月01日