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天才的技倆を持った漫画家と彼女を潰しにかかる出版社の辣腕営業部長、もとは同人誌で合作していた二人が不幸な結末を迎える「禁断の筋書」、ヤクザが仲間割れのあげく相討ちしたように偽装された殺害現場に佇んでいた栗山比奈が目撃証言を拒む理由とは……「少女の沈黙」、車椅子の妻をいたわる夫、息子なきあと一見穏やかな日々を過ごしている老夫婦が悪党どもを爆弾で吹き飛ばし、官憲の捕縛を逃れて痛快なメッセージをよこす「女神の微笑」、以上3編を収録。『福家警部補の挨拶』『福家警部補の再訪』に続く、倒叙形式の本格ミステリ第3集。/解説=森谷明子
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年03月09日
福家警部補シリーズ第三弾。
どうしても下の名前を明かすつもりはないらしい。
今回は3本立てで、一編が長め。
犯行の動機・理由がそれぞれ方向性が違って、別の味わい。
「倒叙ミステリ」なので、犯行そのものは最初に見せられるけれど、それにまつわるストーリーは、徐々に明かされていく形になる。
二編目の、組...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月03日
文庫化されてから、ずいぶんと遅ればせながら、福家警部補の3冊目です。
「禁断の筋書(プロット)」「少女の沈黙」「女神の微笑(ほほえみ)」と、長めの短編3編が収録。
倒叙物って、犯人への共感が大きくなるほど、そして探偵の実力がすごければすごいほど、探偵を鬱陶しく感じるんですね。
これまでの2冊では、...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月23日
福家警部補は好きな探偵役の5本の指に入る人物です。しかしこのシリーズは倒叙型のスタイルなので、福家警部補自身の描写は少ないのですね。犯人側もしくは事件の関係者から見た福家警部補の姿が描かれるだけです。おっとりしているようなとぼけているような様子からズバズバと犯人を切り崩していく姿は痛快にしてかっこい...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月22日
シリーズ第3弾。
「禁断の筋書(プロット)」
衝動的な犯行にしては上手く偽装したなという程度では、福家警部補の目は誤魔化せないよなあと、ニヤニヤしながら読んでしまった。
「少女の沈黙」
元組員の男も福家警部補の足元には遠く及ぼないという清々しささえ感じてしまう攻防戦と結末。
「女神の微笑」
後...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月04日
福家警部補が活躍する『倒叙ミステリ』の傑作、第3弾。
今回は、中短編3編のシリーズもの。
かつては元同人誌仲間で、今は雑誌社の営業部長に力を握られる漫画家。
先代組長の遺言により、組解散後も組員の面倒を見る元幹部。
決行直前の銀行強盗計画を知り、それを阻止するエンジニア夫婦。
それぞれ味のあるス...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月16日
倒叙モノが好きで、つい集め始めてしまった福家警部補シリーズの第3弾。解説の森谷明子さんのいう「本歌」はあれかな?と思うけど、すべて知っているわけではないので「本歌」ファンほどのワクワクはきっと得られなかったんだろうな。でも、「本歌」に手を出すきっかけになるはず。
福家警部補シリーズは、倒叙モノの醍醐...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月04日
う~ん、面白いです。
福家警部補のキャラが、中々掴みにくいんですよねぇ。福家警部補のセリフは、頭の中では低めのだみ声っぽい感じなんですが、作品中で福家警部補が話すときに“鈴の音の様な”と言う形容が有るんで、だみ声では無いのかと思ったり、なんとも掴みにくい。なんでもお見通しだし、サブカルチャーから、...続きを読む
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