【感想・ネタバレ】スーツアクター探偵の事件簿のレビュー

あらすじ

ひょんなことから、怪獣に入って演技する「スーツアクター」のコンビを組むことになった、椛島雄一郎と太田太一。映画撮影所で次々とおこる謎の事件を、この凸凹なふたりが解決する!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2019.01.27
大倉崇裕の作品を続けて3冊。偶然手に取ったものだけど、面白かった。スーツアクターに魅力を感じる人が沢山いるというのも、全く知りもしなかった。ディズニーなんかはそうなのだろうか?昨年の暮れ、訴えがあったけど、やはり過酷な仕事なんだなあ。事件解決の発想が素晴らしいと思った。

0
2019年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怪獣映画で使う着ぐるみ怪獣の中で演技するスーツアクターの椛島雄一郎は,水没事故で死にそうになり太田太一に助けられ,その後は仕事を太田に任せてアシストに専念している.監督の豆田源太郎の下で動いているが,色んな事件が起こりそれの解決に乗り出す.往年の名スーツアクターの倉持剣,少し嫌味な布施太郎,謎めいた小川特撮監督,活発な取材をする飛田富子 など特異なキャラクターの登場人物が話を盛り上げる.4つの短篇があったが,「探偵はスーツアクター」が面白かった.輪島仁深の存在が不気味で盗まれたゴズメスを取り換える算段をする椛島と布施.小川の活躍が素晴らしい.

0
2017年08月27日

Posted by ブクログ

トラウマで着ぐるみの中に入れなくなった椛島。
彼と自覚がない天才スーツアクターの太田との関係がナイス。
ひたすらヤな奴と思った布施のイメージが変わっていくのが面白かった。性格に難ありでも、スーツを着ての動きは素晴しいし、仕事への姿勢は真摯なものだった。
豆源監督はぶっ飛んでる。監督としては才能があるんだろうけど、周囲の人は大変(笑)
ゆっくりと改善していた椛島のトラウマが、あんなことになって残念だけど、いつか、着ぐるみの中で活躍する姿を見てみたい。

0
2016年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怪獣映画の撮影現場を舞台に、スーツアクターの凸凹コンビが事件を解決するミステリー小説。
主人公の椛島雄一郎は、怪獣専門のスーツアクターを目指すも、事故のトラウマで着ぐるみに入れなくなった青年。
相棒の太田太一は、天然ボケだが天性の演技力を持つ新人。
ひょんなことからコンビを組んだ二人が、映画撮影所で次々と起こる不可解な事件に挑む。
物語はオムニバス形式で、撮影現場でのトラブルや謎を解決していく。
たとえば、怪獣スーツの破損、スタッフの不審な行動、撮影中の事故など、特撮業界ならではの設定を背景に、椛島が体力と度胸で真相を追う。
ミステリー要素は軽めで、特撮映画の裏側やスーツアクターの苦労、情熱を描くことに重点が置かれている。
椛島の挫折と成長、太田との友情、そして業界の現実と夢が交錯しながら、コミカルかつハードボイルドなタッチで物語が進む。

0
2025年08月17日

Posted by ブクログ

気分がのるまでにちょっと時間がかかったけど、結局とても楽しんで読めた。スーツアクターって、勝手にヒーロー側と思ってたら怪獣だったから…。怪獣ものの特撮はよくわからないので、舞台裏部分にはイマイチ興味が持てなかったけど、ミステリーとして楽しめた。表紙って、椛島と太田?読み始めたイメージとイマイチ合わなくて、人物像がつかみにくかった。色々書いたけど面白かったので続編が出ればぜひ読みたい

0
2021年05月26日

Posted by ブクログ

スーツアクター、つまり、変身ヒーローや怪獣の着ぐるみに入って演じる役者のことだが、ヒーローではなく、怪獣のスーツアクターを目指す男とその相棒のストーリー。

椛島は、怪獣ショーの撮影中に事故にまきこまれ、命を落としかける。そのトラウマで、スーツが着られなくなるのだが、スーツアクターをやめられない。

彼は、自分を救ってくれた作業員の太田のたぐいまれな運動能力と体力に目を付け、彼とコンビを組んで、アクターの仕事をこなしていく。

その中で、映画撮影の現場で起きるさまざまな謎に首を突っ込まざるをえなくなるのだ。

太田を好きでいながら、その素質に嫉妬を抱く椛島の屈折した心が悲しく、切ない。

椛島の今後をもう少し見てみたい気がする。

0
2017年12月18日

Posted by ブクログ

スーツアクターとは怪獣やヒーロー、怪人などの着ぐるみ、スーツに入って演技する人のこと。初めて知った言葉である。
スーツアクターを目指すも事故のトラウマで着ぐるみに入れなくなった樺島は、天才的な演技力を持ちながら自覚のない天然ボケの太田のマネージャーのような形で撮影現場に出入りすることになり、そこで起こるさまざまな事件に関わる羽目に…
監督、アクター、マニアなどそれぞれ一癖ある人々揃いで、でもみんな怪獣映画を愛する情熱は人一倍。
ミステリ的な謎は小粒だが、それよりも着ぐるみの中の人目線の話なのでお仕事小説として面白かった。

0
2017年04月10日

Posted by ブクログ

【収録作品】彷徨うスーツアクター/笑うスーツアクター/探偵はスーツアクター/消えたスーツアクター 
 世の中にはいろいろな仕事があるのだなあと思う。著者の特撮愛がにじみ出ている。

0
2016年10月22日

Posted by ブクログ

ヒーローショー、特撮映画などのスーツアクターが業界トラブルの謎解きを行う。冒頭に起きる事故が怖い。ちょうどゴジラが公開されてるけど今はモーションキャプチャつけてCG処理だから、重たい怪獣スーツを着なくてもいいらしい。

0
2016年07月31日

Posted by ブクログ

スーツアクターが探偵?!
珍しい組み合わせだなって思って読みました。
特撮業界のことも色々書いてあって、面白かった。

怪獣ハンガー…いい響き…

0
2016年07月23日

「小説」ランキング