あらすじ
大島不動産販売に入社した若宮恵美子は、前社長の遺児で難病に苦しむ大島雅弘の世話係となるも、突然異動を命じられる。そこは現社長の高丸が、雅弘を追い落とそうと画策して新設した、クレーム対応専門部署だった。途方に暮れる恵美子の前に、探偵を名乗る男・犬頭光太郎が現れて……。次々押しつけられる難題を、破天荒に解決するユーモアミステリーの傑作!
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Posted by ブクログ
あっという間に読み終わりました。テレビの内容とはちと違う❗だが、面白さは一緒。テレビの内容を思い浮かべながら読んでるとより楽しさが増してきます。
さくさく読めました
昨晩購入し通勤時間や休憩中に読んでいました。
一つ一つの依頼が凄まじい速さで解決されていくのが、爽快感というかわくわくしながら読めました。
Posted by ブクログ
探偵役の”犬”が破天荒に強すぎて全体的にはファンタジーですが、ミステリーとしては面白い。”犬”がどんどん話を進めていくので、ストーリーのテンポがすごく速い。ぐいぐい読めます。
Posted by ブクログ
登場人物の設定は現実離れしているが、不動産にまつわる謎は起こり得なくもない。そんな謎を5編詰め込んだ連作短編集。
設定がそもそも奇抜なので、脱力系ミステリーといった趣。住人が立て続けに失踪する部屋、住人が立て続けに死んでしまう部屋など、タイトルを見ただけでは一瞬オカルト的な要素かとも思うが、そうした内容はほとんどなく、しっかり事件として解決していく。
Posted by ブクログ
”いぬあたま”さんは何者なんでしょうね。
ミステリーなんですけど、説明が難しいことをすっ飛ばしてくれるので、頭が空っぽで読めます。疲れているときにいいかも。
本格ミステリーが好きな人は「え??説明それで終わり?」となってしまうかもです。
Posted by ブクログ
関係者を特定する、居場所を見つける、証言を得るといった事件捜査の難しいポイントを全て特殊能力でクリアしてしまう省エネ探偵の短編集。
ここまで無茶な設定なのに、イマイチその利点を活かしきれていないかな。
Posted by ブクログ
不動産屋に入社した主人公は、難病に苦しむ前社長の遺児の世話係になるも、突然異動を命じられる。そこは現社長が遺児を追い落とそうと画策して新設したクレーム対応専門部署だった。途方に暮れる主人公の前に怪しい探偵が現れて…というのが粗筋。
この紹介文の後には「次々に押し付けられる難題を破天荒に解決するユーモアミステリー」とあるのですが、正にそんな感じです。
主人公の前に現れて力を貸してくれる探偵というのが、超人的と言いますか、作品でははっきりと書かれていませんけど、早い話が神様なんですね。遺児を見守る神様。
なので、開かない扉を無理矢理開けたり、セキュリティーのかかった情報をパソコンから引き出したりなんてことを”気合い”でやってしまいます。
こう書くと「じゃあ、どうミステリーなんだ?」と思われるかもしれませんけど、本作品は主にホワイダニット(Why done it ?)なので、その調べる過程をシンプルにするという意味で神様が強引なんです。
実際、本作品に抑えられているのは五作の短編です。
情報を集める過程がシンプルでテンポ良く描かれるので、進行が早く、とても読み易いです。ライトノベルのような文体の軽さ…とまでは行かないけど、雰囲気としては近いかな。
ですので、あまり小説を読み慣れていない方なんかにはお薦めです。神様の破天荒振りも面白いので、活劇的な読みものが好きな方にもお薦め。
ただ、人によっては「ユーモアも度が過ぎる」と思うかもしれませんので、ミステリを強く求める(?)場合は、控えた方がいいかも。