大倉崇裕のレビュー一覧
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警官もの。ではない。
二人の制服警官が悪徳宗教団体の裏金運搬車を襲撃。
が、本物の警官ではなく、本職顔負けの技を持つ警察愛好サークルであった。つまり、警察マニア。
宗教団体から金を強奪するも、別組織に奪われ、仲間の息子を誘拐される。更にそこから、敵方の誘拐犯組織と共謀。するも、さらに今度は新たな借金取立屋が絡み、更にさらに新宿の犬が...
どことなく伊坂幸太郎の『ギャングシリーズ』に近いかな?とは言え、一つのテーマで、綺麗にまとまっている。
初めて読む著者だが、「趣味」「好き」に全てを投げ打つ人間を描いてきたそうで、ぜひ、そちらも読んでみたいものだ。 -
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本作のゴジラは、生体電磁パルスによるシールドを
体表に張り巡らせている
だからあらゆる兵器が通用しない
しかし、電磁パルスの波長が弱まる一瞬をとらえれば
攻撃を通すことはできる
主人公ハルオ・サカキはそのことを理論的仮説として発表し
また、その際に
EMPプローブ…電磁パルス発生ニードルを打ち込むことで
ゴジラの体内に高周波を発生させ、爆発させる作戦を立案したのだった
いわゆる「電子レンジの原理」である
よくわからんけど
そのように、2万年ごしの打倒ゴジラを果たすべく
ハルオたちが奮戦する一方
富士山麓に放棄されていたメカゴジラは
地球上で進行する「全生命体のゴジラ化」とでも言うべき事態を察知 -
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警視庁いきもの係シリーズ第2弾は、地下鉄サリン事件や警察庁長官狙撃事件を彷彿とさせる事件を描いた長編。
ただし、列車内で放つのは化学物質ではなく蜂!
山で蜂に襲われた男性、高速道路を走行中に車内に投げ込まれた蜂が原因で自動車事故で亡くなった男性、銃撃された警視庁の管理官、全ての事案が繋がるとき、事件はテロの様相を呈する。
今回は長編だけあって、なかなかの読み応え。それでいて、須藤警部補と薄巡査の掛け合いも健在で、蜂を始めとする動物の蘊蓄も楽しめる。さらに、今回は所轄の若き刑事・田野倉巡査部長が登場し、新たなメンバー誕生の期待も。
通勤ラッシュの車内でスズメバチが放たれたら、確かに大パニッ -
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福家警部補シリーズの作者による「警視庁いきもの係シリーズ」の第1作は、小鳥、ヘビ、カメ、フクロウにまつわる4つの短編。
脳に銃撃を受けて負傷した警視庁捜査一課の鬼刑事・須藤警部補が、リハビリと称して配属されたのは警視庁総務部総務課動植物管理係、通称警視庁いきもの係。
コンビを組むのは、北海道の大学で獣医学を学び獣医師の資格を持つ変わり種の新米巡査・薄(ウスキ)圭子。
彼らの任務は、容疑者が拘束されている間、飼われていた動物の保護をすることなのだが、観察眼に優れた薄巡査が現場に残されたペットから次々と名推理を披露し、事件を解決していくーーというお決まりのパターン。
読み終わると、動物の生態や -
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山梨県警上吉田署地域課特別室という、地方の警察署、それも樹海の遺体処理を担当するという聞いたこともないような部署に異動させられた柿崎努。
樹海の遺体処理が専門という、奇抜な舞台設定に興味を惹かれた。
初級幹部科の教育を終え、警部補になったばかりの柿崎が、なぜ、そんな辺鄙な場所へ追いやられることになったのか、そして、エリートの道から外されたか、この作品からはわからなかったが、きっと続編であかされることだろう。
柿崎という男の頭の固い、融通のきかない性格に、最初は、イヤミなヤツだと思ったが、その頭の固さは、まっとうな正義感と、警察官の誇りに裏打ちされたものだ。
柿崎が吐く正論は、近頃は、誰 -
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スーツアクター、つまり、変身ヒーローや怪獣の着ぐるみに入って演じる役者のことだが、ヒーローではなく、怪獣のスーツアクターを目指す男とその相棒のストーリー。
椛島は、怪獣ショーの撮影中に事故にまきこまれ、命を落としかける。そのトラウマで、スーツが着られなくなるのだが、スーツアクターをやめられない。
彼は、自分を救ってくれた作業員の太田のたぐいまれな運動能力と体力に目を付け、彼とコンビを組んで、アクターの仕事をこなしていく。
その中で、映画撮影の現場で起きるさまざまな謎に首を突っ込まざるをえなくなるのだ。
太田を好きでいながら、その素質に嫉妬を抱く椛島の屈折した心が悲しく、切ない。
椛島