大倉崇裕のレビュー一覧

  • ゾウに魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

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    なんかラオスの観光案内のようでしたが、ラストにはちょっとしたどんでん返しもあり楽しめました。鬱陶しくなっていた須藤と薄の掛け合いも、これがこのシリーズの味なのだと思えるようになってきたよ。

    この間読んだ「冬華」に出てきた儀藤堅忍がこっちにも登場。それに福家警部補も。

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    2021年08月08日
  • 福家警部補の報告

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    08月-03。3.5点。
    福家警部補シリーズ。短編2編、中編1編。
    中編は、解散した暴力団の話で容疑者がなかなか
    の「漢」。ラストは老人が容疑者、またいつか出てきそう。
    追い詰め方がなかなか面白い。いきもの係とは違うアプローチだが、興味深い。

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    2021年08月04日
  • 福家警部補の挨拶 福家警部補シリーズ1

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    ネタバレ

    私は刑事コロンボが大好きです。高校生の頃から再放送
    されるたびに何度も見てきました。旧シリーズといわれる
    45話までが最高です。以降の新シリーズはレベル的には
    ちょっと落ちますね。

    ところで今回の福家警部補の挨拶です。
    面白かったがちょっと露骨に刑事コロンボをリスペクト
    し過ぎでは?と思った。セリフや設定などがコロンボの
    エピソードを思わせるものだった。例えばオッカムの
    剃刃では「あなた方、今の教授の行動を見たわね」は
    コロンボの逆転の構図。月の雫は設定が別れのワイン。
    福家警部補のキャラも面白いのですが、ここまで露骨に
    似せるとちょっと興ざめする部分も。とはいえ次作も
    読んでみるつもりです

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    2021年07月31日
  • 警官倶楽部

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    警察小説(冗談でつけた)って言っても、実際の警官は1人も出てこない。警察オタクたちが、現金調達や誘拐への対処、カルト教団たちとの対決などで、自分たちの特技を生かして、何とか切り抜けようとする話。オタクの細かい実態にはそんなに踏み込むことなく適度に触れ、気楽に読める小説になっている。最後にどんでん返しのようなものがあるが、ああそういう要素もあったのねと言う感じ。

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    2021年07月28日
  • 小鳥を愛した容疑者

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    07月-19。3.5点。
    警視庁捜査一課の刑事が負傷し、総務課へ。容疑者や被害者の残した動物の面倒を見る係。コンビは獣医学部出身の特別警官。短編集。

    軽いタッチかなと思っていたが、真相に至るプロセスの着眼点が秀逸。失礼だが、意外な面白さが大きい。
    次作も期待。

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    2021年07月28日
  • 福家警部補の再訪 福家警部補シリーズ2

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    07月-14。3.0点。
    福家警部補シリーズ、第二弾。
    今回も、福家警部補が鋭い着眼で犯人を追い詰める。
    読みやすく、よく考えられている。

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    2021年07月16日
  • スーツアクター探偵の事件簿

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    気分がのるまでにちょっと時間がかかったけど、結局とても楽しんで読めた。スーツアクターって、勝手にヒーロー側と思ってたら怪獣だったから…。怪獣ものの特撮はよくわからないので、舞台裏部分にはイマイチ興味が持てなかったけど、ミステリーとして楽しめた。表紙って、椛島と太田?読み始めたイメージとイマイチ合わなくて、人物像がつかみにくかった。色々書いたけど面白かったので続編が出ればぜひ読みたい

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    2021年05月26日
  • 福家警部補の挨拶 福家警部補シリーズ1

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    05月-10。3.0点。
    警視庁の福家警部補シリーズ。女性刑事で、現場の違和感から地道に捜査し、解決へ。短編4編。

    刑事物短編の王道。次作も期待。

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    2021年05月12日
  • 三人目の幽霊 落語シリーズ1

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    ネタバレ

    落語雑誌の編集者が名推理を披露する連作のシリーズ第一弾。必ずしも落語界の事件ばかりではないが、その場合は古典落語をモチーフにしたり(例えば「不機嫌なソムリエ」なら「厩火事」)して、落語と無関係にならないような配慮が感じられて、高感度が高い。一見、日常の謎ものようにも思えるけれど、人死が起きる事件もあって実はかなりハードめ。推理は細やかなディテールを積み上げるタイプで個人的にはこれで十分だけれど、そこまでガチガチではなく、大ネタもないから、それだけを求める人には不満も出るかも知れない。

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    2021年04月14日
  • 問題物件

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    関係者を特定する、居場所を見つける、証言を得るといった事件捜査の難しいポイントを全て特殊能力でクリアしてしまう省エネ探偵の短編集。
    ここまで無茶な設定なのに、イマイチその利点を活かしきれていないかな。

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    2021年04月11日
  • 死神さん

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    以前読んだ「死神刑事」の続編かと思ったら、まさかの改題したものだった。
    とはいえ、再読でもそれなりに楽しめた。

    Huluでドラマ化されるにあたり、同じ題名にしたのだろう。
    しかし、「頭髪も薄く、黒ぶちの丸眼鏡をかけた地味で小太りの男」のはずの儀藤堅忍が田中圭とはちょっとかけ離れすぎ。イメージだと小日向さんとか温水さんかな?

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    2021年04月10日
  • 聖域

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    ネタバレ

    山岳ミステリということで、華麗な論理のアクロバットとはいかないが、一発宙返りは決めてくれる。とは言え物語の展開はゴツゴツで、ミステリプロパーの読者より冒険小説などの愛好家に好まれそうではある。

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    2021年04月04日
  • 小鳥を愛した容疑者

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    余り期待せず読み始めたけれど、読みやすかったし面白かったなー。もっと振り切ってキャラクターノベル、ライトノベルみたくした方がこの面白さが活きた気もするけど。
    シリーズもので、次も出てるのかな? 私はひとまずこれで満足。

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    2021年02月11日
  • 蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

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    ドラマを見ていましたが、やっぱり原作のほうがいろいろ濃いですね☆彡おもしろかったです。
    動物ウンチクは置いといて(;^_^A須藤さんと薄さんの会話はおもしろかった!
    ドラマでみたので、結末は知ってましたが、サラッとしてるんですねー。
    薄役の橋本環奈ちゃんが可愛いし、ぴったりな感じでした(⋈◍>◡<◍)。✧♡

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    2020年12月22日
  • 三人目の幽霊 落語シリーズ1

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    『福家警部補』好きなんだけど
    デビュー作は日常の謎系だったのね。

    落語雑誌の編集部員が主人公で
    ホームズがそこの編集長さんだから
    自然、落語関係の事件が多いけど
    合間に主役の緑ちゃんの
    友達や家族が関わる事件もはさまるから
    ちょうどいい感じに楽しめました。

    落語のあらすじも作中でうまいこと
    わかるようにできてて助かるわ。

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    2020年12月19日
  • 福家警部補の挨拶 福家警部補シリーズ1

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    ネタバレ

    筋金入りの刑事コロンボ愛好家による倒叙ミステリ。ちょこまかと神出鬼没で、気配は薄く、感情が表に出ない福家警部補。やや人間離れしていますが、そういう生き物、と思えば深く考えずに読めます。収録作品のひとつで警部補が語る『月の雫』の持ち味が、そのまま小説を読んでの感想と重なりました。実在してほしい日本酒です。

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    2020年12月19日
  • GODZILLA 星を喰う者

    ネタバレ 購入済み

    あくまでもノベライズ

    賛否両論わきおこしたアニゴジのノベライズの下巻。
    文章は非常にあっさり気味でひたすら淡々としており、迫力ある豊かな文章表現を求めるのであればオススメはしません。そちらはアニゴジ前日譚の小説の方に任せるとして……こちらはノベライズなだけあって台詞や展開は一部分を除いて非常に忠実であり、「あれあそこってどんな感じだっけ?」みたいなのを手軽にチェックできるファングッズ、アイテムとして揃えておくのが良いと思います。
    アニゴジについて誰かと語ったりしたいときには持っておくといいかも。

    2章のゴジラに特攻することに躊躇するハルオの心理状態の説明など、補完されて保管されている描写・設定も多くありま

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    2020年11月23日
  • 秋霧

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    店頭に並んでる中から私なら絶対買わないな

    物語は二人の男性の視点から描かれています
    便利屋の倉持は「天狗岳に登ってその行程を録画してほしい」と死期の迫る権力者の老人から依頼を受けます
    また、もう一人深江は未解決殺人の対処をする警視庁の男から殺し屋『霧』の追跡を命じられます

    そして、二人はそれぞれ何者かに襲撃されます
    色々な人の思惑が絡み合い、理由も分からないまま、巻き込まれていく二人
    どのように、この二人の周りで巻き起こる事件が重なっていくのかがハラハラしました

    冒頭は山に登る描写が多く、私は山登りはしたことがないので、いまいちピンとこない場面もありました

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    2020年11月23日
  • 福家警部補の再訪 福家警部補シリーズ2

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    「相棒」が一番良かったです。
    漫才コンビを解散したくない理由のヒントが最初から書かれていたのが読み終わってから気が付きました。

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    2020年11月17日
  • 福家警部補の報告

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    ネタバレ

    毎回のやり取りにちょっと飽き飽きしていた前作だったが、
    今作は福家警部補のキレっぷりが光って面白かった。威圧感なども出てきて存在感が増している。
    最後はこの先も読みたくなる文章で締められており、次も早く読みたい。

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    2020年11月04日