【感想・ネタバレ】白戸修の事件簿のレビュー

あらすじ

就職浪人2年目の白戸修(千葉雄大)は、超お人好しで気弱な性格。女の子からもまるで空気のように存在をスルーされてしまう、『モテナイ系男子』。ところが、幼馴染・黒崎仁志(本郷奏多)との再会をきっかけに、彼の人生は激変!なぜか「事件」からモテるようになり、次から次へと厄介な出来事に巻き込まれてゆく。【TVドラマ化作品】

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Posted by ブクログ

頼りないヤツだけど信頼できる、お人好しだけど頼れるヤツ、そんな風に友人たちから思われている白戸修、ごく普通の大学生がなぜか次々と事件に巻き込まれてしまうお話。面白かった!途中で格好いい謎の女性も登場するし、続編も楽しみだ。

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2013年03月01日

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人のいい主人公の、巻き込まれ型ミステリ。ゆるい進行の中にきちんとした物語や謎かけが込められているので、読んでてとても心地が良い連作でした。どのお話もテンポがいいので、するっと読めてしまいます。話同士のつながりも秀逸。続編が読みたい、あと引く感じの一冊。

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2009年10月04日

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就職を控えた白戸修(主人公)に降りかかる事件の短編集。

ただただ普通に生活をしているのんびり屋の主人公があれよあれよと巻き込まれていく様子がおもしろい。
主人公自身も巻き込まれそうだと警戒しているにも関わらずなぜか逃れられないというお人よしが売り。

主人公が鋭く事件を解決するというものではなく、ボーっとしてる主人公の周りに凄腕が集まってくるといった展開。
おススメの一冊。

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2020年01月05日

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巻き込まれ探偵?の白戸修君物語。
ものすごく人が良く善人で、かつ正義感が強い彼は、頼まれたら断れずにいつの間にか事件に巻き込まれる。
ほのぼのした雰囲気なので、リラックスしながら読むのにちょうど良い。

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2018年12月29日

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お人よしの白戸君が様々な事件に巻き込まれて、何となく事件を解決していしまう。
白戸君の頼りなさが、なかなかいい味を出しています。頼りないのに、なぜかちょっと頑張ってしまうのもいいですね。
ツール&ストールが良いかな。ただ、これだけ殺人事件が絡んでいるので、それはちょっととは思う。

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2016年02月03日

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さまざまな事件に巻き込まれていくけど、登場人物はみな魅力的。短編はどれも面白く、読後感が爽やか。続編も読みたい。

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2013年03月24日

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お人好しの学生・白戸修が巻き込まれる事件の数々。
日常の犯罪というのが言い得て妙ですな。スリや違法看板、万引きなどが絡む事件に主人公が巻き込まれるというものです。ただこの白戸クンは自ら巻き込まれに行っている感もありますが。
巻き込まれ型のミステリで主人公視点の場合、状況が把握出来ないというのが面白味になります。何が起きているのか、どこに連れて行かれるのか判らない、それが魅力なんです。しかし今作では着地点の意外性が希薄なんですね。だから白戸クンと一緒にあたふたしている内に勝手に事件が終わってしまったという感じがあります。

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2012年05月25日

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善良でお人好しな大学生の白戸修が、
何故か様々な事件に巻き込まれるという短編集。
カバーに「癒し系ミステリー」って書いてあったけど、
確かにそんな感じだナァ。緊迫感のある場面も多々あるんだけど、
全体を通じて非常にほのぼのしている印象。

スリ、ステ看貼り、万引きなど、主に日常の軽犯罪を主題としている。
シリアスだったり、時にコミカルだったりしながら、
テンポよく話を進めていく中で、所々蘊蓄を織り交ぜていく感じは、
「無法地帯」にも通じるスタイル。
その辺りの手腕は、流石だなぁと思います。

短編集ということもあり、気軽に楽しく読める一冊です。

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2012年04月17日

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白戸修というお人好しの大学生が、お人好しゆえに様々な事件に巻き込まれてしまう短編集。
ライトなタッチですいすい読める。スリや万引きの手口などの情報が、鬱陶しくない程度に盛り込まれていて面白い。続編があるようなので、文庫化が楽しみ。

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2012年01月23日

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中野に行くと災難に巻き込まれる。中野を避ければいいのに何故か呼ばれてしまう、という災難記というべきシリーズ物。いつも事件に巻き込まれてしまうお人よし探偵という設定がよかった。主人公が安直にスーパーマンにしなかったので作品がほんわかとした温かいテイストになっている。どこにでもいるちょっと運動不足の大学生だけに、感情移入がしやすい。ちゃんと伏線が光る内容になっており、この作者ならではの擽り付のあとがきも印象的。それにしても時効当日に銀行強盗に巻き込まれる犯人って・・・すごくご都合主義な感じがしなくもなかったが、それを上回るストーリーだった。

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2011年06月02日

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「お人よし探偵」と言われることになった「白戸修」シリーズ第一作です。

あらすじは・・・特にないんですよねえ。中野にいくといつもロクな目にあわない白戸修くん。毎度毎度事件に巻き込まれるんですが、それが大体本人のお人よしゆえにというか・・・・いや、これはおもしろいわ。

ひどい目にあいながらもひたすらに人のことを思う白戸くんに読んでいて非常に癒されます。癒し系ミステリ。
連作短編形式で読みやすいのでご一読をおすすめいたします。

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2010年11月09日

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第20回小説推理新人賞受賞作「ツール&ストール」を含む、お人よし探偵シリーズ集。


受賞作のエピソードから「中野は鬼門」と認識している主人公。

卒業試験から就職前日までに巻き込まれ過ぎでしょう!と軽くツッコんでみたり(笑)

巻き込まれ限定・中野周辺で。。。一冊五編だもんなぁ。

巻き込まれる内容は伏せますが、久々に共感を呼ぶキャラクターだわ。

晴れて就職叶った我らが白戸クンのさらなる活躍?が見たぁい!

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2010年06月23日

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サクッと読めて面白かった。白戸君の巻き込まれっぷりやお人好しなところが良い。続編を読みたいけど、出るのかな...。

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2010年05月07日

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一見どこにでもいるフツウの大学生が巻き込まれる事件簿。

そう陰惨な事件は起こらないが、のんびりとした語り口と、
主人公のお人好しなのんびりした感じ、の割には時に鋭く事件を解決する、
その爽やかな語り口がスマート。

ただのほのぼのではなく、スリのやり口や万引きGメンの詳細など、
描かれるべきところはきちんと抑えてあるので説得力もある。

安心しながらも読みごたえもあり、なかなかの良書。読んでよかった!

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2010年03月22日

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続編が読みたくなる作品でした
でも、翌日が入社式と言うので続編は無いのかな??
しかも、高価なスーツで入社式に臨むみたいです(笑)

主人公の白戸くんのお人よしさ加減が和みますね。
1話目に出てきた女性がラストにも登場。

読みやすいので小学校高学年位から読めそうな感じです。

前回読んだ「福家警部補の挨拶」も同じ作家さんが書かれていますが
こちらも丁寧で優しい文体なのでミステリ好きの中学生位から楽しんで読めそうです。

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2010年01月17日

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お人好しな大学生・白戸修が、数々の事件に巻き込まれてしまう様子を描いた連作短編集。

主人公はちょっと頼りないけど、一生懸命頑張っているところが良いですね。

ドタバタ感も面白いし、全体的に感じるほのぼのとした雰囲気も好印象。

続編もあるようなので、そちらも楽しみです。

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2025年09月24日

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ネタバレ

お人好しすぎる主人公にツッコミたくなることばかり笑
自分から事件に首を突っ込んでいくコナン以上の不運の持ち主。
裁かれるべき殺人犯に正当な理由がついたり、スリ常習犯を野放しにしたり……真面目に生きる人が1番偉いのは間違い無いからなんだかな……という気持ち

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2024年01月17日

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事件に巻き込まれやすいお人好し。

どんでん返し系。
登場人物の中に必ず悪役が入っている。

犯罪の手口をレクチャーしてくれる感じもあります(それをやれ、というのではなく、こういう犯罪があるので注意を、という感じです)。

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2022年01月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 東京の中野区を舞台とし,お人よしの大学生「白戸修」が,さまざまな事件に巻き込まれる様子を描いた短編ミステリ。お人よしだが,意外にタフで,妙な正義感がある白戸修というキャラクターが気に入れば,楽しめる。個人的には,白戸修のキャラクターの造形は,おおむね気に入っているのだが「セイフティゾーン」で,芹沢の静止を振り切って,勝手に銀行強盗からの電話に出るなど,ときどきイライラさせる行動をするところがあった。
 ミステリの出来としても,案外,よくできている。これは,ミステリとしての驚きがあるという期待がないからだと思う。軽いミステリとして,さくっと読めればいいと思って読んでいるので,意表を突くオチが用意されていることにびっくりすることができた。思わぬ拾い物だったと思う。とはいえ,基本的にはたわいもない話ばかりであり,★4というほどではないかな…★3で。

個々の作品の所感は以下のとおり

○ツール&ストール
 全ては山野井という元刑事を罠にはめるための作戦だったというオチは読めなかった。もっと,軽いオチを予想していただけにびっくり。さまざまなスリの手口も知ることができてお得。この作品はレベル高いと思う。

○サインぺインター
 ミスディレクションがないので,読んでいると,「ああ,これは警察官が犯人なんだな」と読めてしまったが,それを割り引いてもよくできた作品と言える。ただ,倉田という男が,何を思って白戸を巻き込んだのかが不明。もやっとした部分があるものの,良作といえるかな。

○セイフティゾーン
 芹沢の魅力あふれる作品。ハードボイルドっぽい雰囲気まである。白戸修は完全に足手まとい。ただし,オチらしいオチもない。ミステリとしては凡作かな。

○トラブルシューター
 ストーカーもの。読後感があまり良くない。これも,ミスディレクションが全くないので,出井が黒幕だと読めてしまう。北条のキャラクターも,芹沢ほどの魅力もない。うーん,凡作。

○ショップリフター
 万引きの手口について,いろいろ知ることができたのは興味深い。ただ,話の筋は荒唐無稽。ここで,ツール&ストールでも出てきた,山霧純子を再登場させたところはよいが,白戸修を万引き犯にしたてるために,ここまでやるというのは…。深田重子のキャラクターも,それほど魅力的でない。凡作かな。

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2017年01月02日

Posted by 読むコレ

典型的な巻き込まれ系の天然の超おっとりさんが
主人公の連作もの。作者あとがきにもありましたが
確かに最初の話しと後半の話しでは主人公のキャラが
少々大袈裟なくらいのお人好しになってます(笑)。
でもこのくらいやり過ぎなのが丁度いいかも。

探偵としても非常に脆弱な推理と行動力が
キャラにぴったりでストーリーを無理なく読ませてくれます。
いい味の出てるほのぼのミステリーとして楽しめます!

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2013年02月11日

Posted by ブクログ

気が弱くて優しいっていうのが、僕の中で大好きな探偵像なんですが、この本もまさしくそんな感じでした。

何故か練馬に行くと、いろんな事件に巻き込まれる主人公。
友達が殺人事件に巻き込まれたり、バイトしてみたら違法だったり。
そんな不幸体質なのに、人のために頑張る主人公は、カッコ良かったです。

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2012年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマになるとかで、「犯人はたぶんあなたです!」みたいな
予告が流れていて「そんな言い方って…」とおもしろそうだった
ので買ってみました。

この本には、そんなセリフは出てこなかったけど。
続編の方なのかな?
それともドラマオリジナル?

本人は意図してないのに事件にドンドン巻き込まれていって、
めときゃいいのに放っておけなくて、そんなお人よしの白戸君が
好きになりました。

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2012年05月09日

Posted by ブクログ

 さくさくっと読める。自分の力では何もできなくて人の世話になってるばかりのくせにお人好しで人のことに首を突っ込みたがるのが腹立たしい白戸修。馬鹿なやつほどかわいいというかなぜか憎めない。読んでいてイライラするけど、ほのぼのもするお話。

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2011年12月30日

Posted by ブクログ

巻きこまれ型の名探偵?白戸修を主人公とした連作ミステリ。何が起こっているのかわからず、一緒に巻きこまれていくので、当事者感覚でこちらも巻きこまれてしまう。白戸がお人好しなだけで終わらず、ちゃんと事件を解決し、それは決して気持ちの良い結末ばかりではないけれど、それでも「お人好し」の自分を肯定しているところが気持ちよい。

収録作品
「ツール&ストール」
「サインペインター」
「セイフティゾーン」
「トラブルシューター」
「ショップリフター」

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2010年06月18日

Posted by ブクログ

典型的な巻き込まれ系の天然の超おっとりさんが
主人公の連作もの。作者あとがきにもありましたが
確かに最初の話しと後半の話しでは主人公のキャラが
少々大袈裟なくらいのお人好しになってます(笑)。
でもこのくらいやり過ぎなのが丁度いいかも。

探偵としても非常に脆弱な推理と行動力が
キャラにぴったりでストーリーを無理なく読ませてくれます。
いい味の出てるほのぼのミステリーとして楽しめます!

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2009年10月07日

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