大倉崇裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
青木ヶ原の『樹海』をテーマにした刑事物語、3編。
大倉崇裕氏の斬新なテーマ設定ですね。
山梨県上吉田警察署地域課特別室に着任したエリートキャリアの柿崎警部補。
しかし、部下の3人は、一癖も二癖もある人物ばかりで、上司の指示を、平気で無視する人物ばかり...
この樹海では、年間50〜80件もの遺体が発見され、ほとんどは自殺体として処理されるが、中には不審な遺体も...
まだ、発見されない遺体も含めると、一体どれほどの遺体があるのやら...
最後の第3話の真犯人は、何と何と...意外な人物でした。
それほど複雑なストーリーではなく、きっちり伏線もありますが、つい、見逃してしまいました。
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Posted by ブクログ
ネタバレアニゴジノベライズ完結。
未熟な主人公と価値観の違いすぎる異星人たち(地球人、ビルサルド、エクシフ、フツア)、そして破壊神ゴジラの織りなす奇妙な物語もこれで終了。
実写映画のシン・ゴジラはゴジラ映画の中でも正統派だが、この作品は外伝のようなものでした。それでも、人類史の中に怪獣(ゴジラ)を組み込み、連続性をもたせた作品として非常におもしろくプレストーリーの2巻と合わせて全4巻続けて読んでしまいました。
ゴジラのような怪獣は、作中では文明が進化しすぎた際に出現すると語られている。そうゴジラはただの怪獣ではなく神として描かれている。人類が神に成り代わろうとする驕り高ぶったそのサキはバベルの塔