大倉崇裕のレビュー一覧

  • やさしい死神 落語シリーズ3

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    落語噺と落語家とミステリーな短編集。

    落語雑誌の編集者2名が事件を解決してゆく。
    編集長がやたら切れ者。(ベレー帽・・・・?がいまいちキャラクターとして謎だけど・・・。)

    落語という独特の世界観がこの一冊から十分に伝わってきます。
    個人的に落語には詳しくありませんがとても楽しめました。
    おススメ。

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    2020年03月02日
  • 樹海警察

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    青木ヶ原の『樹海』をテーマにした刑事物語、3編。
    大倉崇裕氏の斬新なテーマ設定ですね。

    山梨県上吉田警察署地域課特別室に着任したエリートキャリアの柿崎警部補。
    しかし、部下の3人は、一癖も二癖もある人物ばかりで、上司の指示を、平気で無視する人物ばかり...

    この樹海では、年間50〜80件もの遺体が発見され、ほとんどは自殺体として処理されるが、中には不審な遺体も...
    まだ、発見されない遺体も含めると、一体どれほどの遺体があるのやら...

    最後の第3話の真犯人は、何と何と...意外な人物でした。

    それほど複雑なストーリーではなく、きっちり伏線もありますが、つい、見逃してしまいました。

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    2020年02月17日
  • 福家警部補の報告

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    ネタバレ

    再読だったみたい。全部内容を知っていた話だった。第1話は多分ドラマでもやっていたのを見た気がする。第2話の元ヤクザさんは気の毒すぎるね。本人はあれで満足なのかもしれないけど…。殺された人たちはホントに社会の害悪だしねぇ。守った元組員たちがちゃんと生きて行ってくれるといいね。3話目の夫婦はまた出てくるのかな?

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    2020年01月22日
  • 樹海警察

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    エリート警部補がひと癖もふた癖もある部下達に振り回されつつ事件を解決。サラッと読めます。これから警部補殿がキャリアとしてどうなるのか非常に気になります。続編を希望します(^-^)

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    2020年01月19日
  • 白戸修の事件簿

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    就職を控えた白戸修(主人公)に降りかかる事件の短編集。

    ただただ普通に生活をしているのんびり屋の主人公があれよあれよと巻き込まれていく様子がおもしろい。
    主人公自身も巻き込まれそうだと警戒しているにも関わらずなぜか逃れられないというお人よしが売り。

    主人公が鋭く事件を解決するというものではなく、ボーっとしてる主人公の周りに凄腕が集まってくるといった展開。
    おススメの一冊。

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    2020年01月05日
  • 警官倶楽部

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    警官マニア達が繰り広げるアクションシーンエンターテインメント作品。
    ひと口に警官マニアといっても専門領域は細分化されており、カルト教団や取り立て屋と対決する時にそれぞれの得意技を駆使するところが面白い。
    「無法地帯」で主役級だった大葉氏が脇役で登場しますが、相変わらずの強さと変な真っ直ぐさで魅力は健在でした。
    マニアシリーズの続編が出ますように。

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    2019年12月02日
  • 小鳥を愛した容疑者

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    以前に『警視庁いきもの係』としてドラマ化されていた作品。
    事件の容疑者もしくは被害者のペットのお世話をする部署のお話。
    殺人事件を扱うストーリーだけど動物メインで肩の力を抜いて読めた。
    短編集で各話ごとに違う動物に焦点を当てていて、それぞれの生態や特徴も詳しく述べられていて楽しく読めました。

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    2019年11月17日
  • 琴乃木山荘の不思議事件簿

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    まぁまぁ面白かったけど、日常の謎というほど日常ではなかったな(笑)。山荘の生活も大変そうだよね。はまるとやめられないんだろうけどなぁ。絵里が山にはまった理由がちょっと弱いかなぁ。最後の話は、まぁそうなんだろうなと思った。

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    2019年11月07日
  • オチケン探偵の事件簿

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    回を重ねる毎に面白くなってくる。
    大学内で発生した問題に何故か巻き込まれる落研は、一見すると頼りなさげであるものの実は超少数精鋭集団で、どうやらその事が一部の人には有名で頼られる存在になっているようです。
    そのギャップに加え、問題の真相を落語のネタに暗喩させる匙加減が絶妙。
    早く続編が出ないかな。

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    2019年09月11日
  • GODZILLA 怪獣惑星

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    映画を観てから読みました。とても正確にノベライズされています。付け加えられたり、逆に省略されたりした部分はなく、むしろ映画の中では少し理解が及ばなかった部分についても文章化されたことで「ああ、こういうことが言いたかったのか」と分かったところもありました。

    ただ、映像と比較すると、疾走感や怪獣の圧倒的な存在感、それと対峙する人類の絶望感などは少し劣るかな、という印象もあります。

    次巻以降も(映画との比較もしながら)楽しめれば、と思います。

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    2019年09月08日
  • オチケン、ピンチ!!

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    失礼ながらあまり期待していなかったのですが、予想以上に面白いシリーズです。
    ここ数年、落語に興味を持ち始めて偶に寄席に行っているせいもあり、知っているネタとの絡ませ方も適度な感じで良いです。
    林家たい平師匠のあとがきもふるってますね。

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    2019年08月20日
  • 蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

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    警視庁いきもの係シリーズの第二弾
    この作品は長編です
    須藤と薄のコンビが今回も大活躍!
    今作は蜂についてのいろいろなことを
    知ることができました
    もちろんストーリーも楽しめました

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    2019年08月15日
  • 小鳥を愛した容疑者

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    中編4つ
    小鳥を~/ヘビを~/カメを/フクロウを
    それぞれの話で薄圭子の知識の豊富さに圧倒されました
    動物のかかわる事件には欠かせない人ですね
    2017年にドラマ化されているようで
    ちょっと見たかったかも

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    2019年08月14日
  • 福家警部補の再訪 福家警部補シリーズ2

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    犯人は最初からわかっており、福家警部補が事件を解いてゆき、最後には犯人を追いつめるという、倒叙形式の本格ミステリ。
    普通ミステリーは犯人が誰かわからず、誰だろうと思いながら読んでいき、時には意外な人物が犯人だったりして面白いのだが、本作品は犯人がわかっているのに、ドキドキして面白いのはすごい。
    また、必ず犯人がもう言い訳できないような状況に追い詰められるので、結末が勧善懲悪で小気味よい。
    シリーズの『福家警部補の挨拶』もいつか読んでみたい。

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    2019年06月03日
  • オチケン!

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    大学の落研メンバーが、学内で発生する事件を落語と絡めながら解決するという物語。
    少し前まで落語には全く興味がなかったのですが、興味本位で一度見てからその魅力に気付いた初心者の自分は、分かりやすい落語の解説と事件との結び付け方をとても楽しく読めました。
    また落語の好き嫌いは関係なくとも、いかにもといった個性的な大学生たちの様子だけでも充分に魅力的な作品だと思います。

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    2019年03月09日
  • 白虹

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    山の話なのか、と思ったら……。
    自分が助けたばっかりに、などと単純な考えに落ち着かなくてよかったのでは。
    自分が納得するまで調べる。何かに引っかかるというのは、そうではナイということなのかもしれない。

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    2019年02月28日
  • GODZILLA 星を喰う者

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    ネタバレ

    アニゴジノベライズ完結。

    未熟な主人公と価値観の違いすぎる異星人たち(地球人、ビルサルド、エクシフ、フツア)、そして破壊神ゴジラの織りなす奇妙な物語もこれで終了。

    実写映画のシン・ゴジラはゴジラ映画の中でも正統派だが、この作品は外伝のようなものでした。それでも、人類史の中に怪獣(ゴジラ)を組み込み、連続性をもたせた作品として非常におもしろくプレストーリーの2巻と合わせて全4巻続けて読んでしまいました。

    ゴジラのような怪獣は、作中では文明が進化しすぎた際に出現すると語られている。そうゴジラはただの怪獣ではなく神として描かれている。人類が神に成り代わろうとする驕り高ぶったそのサキはバベルの塔

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    2019年01月31日
  • スーツアクター探偵の事件簿

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    2019.01.27
    大倉崇裕の作品を続けて3冊。偶然手に取ったものだけど、面白かった。スーツアクターに魅力を感じる人が沢山いるというのも、全く知りもしなかった。ディズニーなんかはそうなのだろうか?昨年の暮れ、訴えがあったけど、やはり過酷な仕事なんだなあ。事件解決の発想が素晴らしいと思った。

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    2019年01月27日
  • 蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

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    スズメバチ、聞いただけでゾットするわ。
    あの大きい蜂がブンブン飛んでいるだけでも怖いのに、それを使うなんて、悪質。
    薄圭子のマイペースさが可愛い。

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    2019年01月05日
  • 福家警部補の報告

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    福家警部補が活躍する『倒叙ミステリ』の傑作、第3弾。
    今回は、中短編3編のシリーズもの。

    かつては元同人誌仲間で、今は雑誌社の営業部長に力を握られる漫画家。
    先代組長の遺言により、組解散後も組員の面倒を見る元幹部。
    決行直前の銀行強盗計画を知り、それを阻止するエンジニア夫婦。

    それぞれ味のあるストーリーで、どれも興味深い内容になっています。

    倒叙ミステリゆえ、犯人は最初から分かっていますが、なぜ福家警部補が、そこに至ったのかが読みどころ。
    至る所に伏線があり、振り返って『なるほど』と、うなずかされます。
    次回作にも期待。

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    2019年01月04日