大倉崇裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ福家警部補三作目。
ちょっと長めの短編集。
漫画家の話、ヤクザの話に、犯人に逃げられた話。
漫画家の話では福家警部補のオタクっぷり全開で面白かったが、
ヤクザの話は犯人の男らしい感じが良かったかな。
ちらりちらりと、見えそうで見えない福家警部補の過去が気になる。
ヤクザの若頭や、仲間の警部補と何があったのだろう。
いや、それよりも、福家警部補が捜査で出会う目撃者や証言者たちの人生を
ほんの少し変えていくのが気になる、というか楽しい。
しかし、財布を忘れたり、部下の携帯電話をバッグに入れてしまったり、
警察手帳を食堂のトレイにのせて返してしまったり、
ボケ具合が増してないだろうか? -
Posted by ブクログ
ネタバレ福家警部補二作目。
あー、そういえばコロンボ警部でも客船に乗ってた話があったなー。
福家警部補と違って密航者ではなかったけど。
奥さんと一緒に乗っていると言っていたから、
いつか奥さんが登場するのではないかと心待ちにして見ていたのに、
結局登場しないまま下船していたっけ。
コロンボ警部と古畑任三郎を同列に語るのは心苦しいが、
明石家さんまが水差しと花瓶を間違えた弁護士役をやってたなー。
ちらちらとそんなことが頭をよぎりながら、
福家警部補にも慣れてきたのか、前作よりちょっと楽しめてきた。
ところところで、誰かを勇気づけたり、小悪党をやっつけたり。
それにしても、徹夜で捜査を続けて、
映 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「さよならの手口」で出ていたので。
叙述ミステリフェアの目玉だった。
これはコロンボ警部を意識した小説だとすぐにわかったが、
後ろの解説によるとそれ以上で、
著者はコロンボ警部のノベライズを手掛けたらしい。
コロンボ警部自体は好きなドラマだし、
それを小柄な眼鏡をかけた若く見える女性に設定したことに
文句をつけるつもりはないが、
今一つ彼女のイメージが固まらない。
例えば、事情聴取に行った相手の金貸しが、
話している途中で急に福家警部補をあなどってはいけないと悟る場面があるが、
彼にそうさせた理由がよくわからなかった。
それは犯人側にも言える。
殺人シーンから始まるコロンボ警部の場合は -