大倉崇裕のレビュー一覧

  • 凍雨

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    ネタバレ

    解説にもかかれているとおり、山岳版ダイハードのような作品。ですが爆発とかそういった派手なエフェクトはなくて、深く静かに男たちが格闘する。そんなややストイックな山岳アクションです。
    ハリウッド映画だと、主人公がやたらに強すぎたり、撃たれても5分後には何もなかったように動いてるとか、そんな不自然さがありますが、この小説ではダメージの描写もリアルです(それでも強いけど)。
    比較的優しい系のミステリーを書く印象があった作者ですが、意外な一面を見せられた感じです。

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    2014年10月05日
  • 白虹

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    山登りミステリ。
    山小屋バイトの主人公が遭難者を助けたが、後日この人物が殺人事件加害者の遺体となって発見されてしまう。主人公は真相を追うために奔走するのが大筋。
    独特なのは、事件は下界なのでクローズドサークルでは無い。山小屋で働く仲間達、山登りの魅力がたっぷり込められていて山小屋に行きたくなる感じ。山モノといっても非常にテンポが良いのですらすら読めます。
    少し人嫌いでスレ気味な主人公が最後は成長しているのが分かり後味も思った以上にさわやかでした。

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    2014年07月15日
  • 聖域

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    桜庭一樹の書評本から。

    山とミステリー。
    ちょうど良いバランスに、素晴らしいドンデン返し。
    友人はなぜ山で命を落としたのか。を解いていく話。


    主人公がやたらと手が早く、おまけに仕事も中途半端でそこが難点。

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    2013年11月23日
  • 三人目の幽霊 落語シリーズ1

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    落語がからんだミステリーといえば、北村薫「円紫シリーズ」が思い浮かぶが、こちらは落語の中身がストーリーと絡んで「タイガー&ドラゴン」の趣き。
    「福家警部補」の倒叙型とは異なり、牧と緑と一緒に犯人を追う。そして意外な犯人と犯行にたどり着く。
    面白かった。この作家の他の作品も読んでみたい。

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    2013年11月04日
  • 白戸修の事件簿

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    さまざまな事件に巻き込まれていくけど、登場人物はみな魅力的。短編はどれも面白く、読後感が爽やか。続編も読みたい。

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    2013年03月24日
  • 聖域

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    山岳ミステリ。なかなかしっかり重めのミステリでした。ストーリー自体は興味がわかない部分もあったけれど、山にまつわる描写など引き込まれるところもありました。

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    2012年10月25日
  • オチケン!

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    落語なのにミステリー。想像を遥かに超えました。主人公が落語がんばって覚えて人前で公演!とかじゃなくてミステリーなのか。続きがあるみたいなので是非そちらもお目にかかりたい。そしてまた寄席いきたいなあ

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    2012年10月20日
  • 白戸修の事件簿

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    お人好しの学生・白戸修が巻き込まれる事件の数々。
    日常の犯罪というのが言い得て妙ですな。スリや違法看板、万引きなどが絡む事件に主人公が巻き込まれるというものです。ただこの白戸クンは自ら巻き込まれに行っている感もありますが。
    巻き込まれ型のミステリで主人公視点の場合、状況が把握出来ないというのが面白味になります。何が起きているのか、どこに連れて行かれるのか判らない、それが魅力なんです。しかし今作では着地点の意外性が希薄なんですね。だから白戸クンと一緒にあたふたしている内に勝手に事件が終わってしまったという感じがあります。

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    2012年05月25日
  • オチケン、ピンチ!!

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    文庫本化に伴い再読。

    グダグタしているようなのに、スピーディーにも感じる不思議な感覚。
    2009年に刊行されたことを思えば、越智も順調にいっていれば4年生。
    越智・岸・中村のオチケンメンバーの続きがそろそろ読みたいものだ。

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    2012年04月25日
  • 白戸修の事件簿

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    善良でお人好しな大学生の白戸修が、
    何故か様々な事件に巻き込まれるという短編集。
    カバーに「癒し系ミステリー」って書いてあったけど、
    確かにそんな感じだナァ。緊迫感のある場面も多々あるんだけど、
    全体を通じて非常にほのぼのしている印象。

    スリ、ステ看貼り、万引きなど、主に日常の軽犯罪を主題としている。
    シリアスだったり、時にコミカルだったりしながら、
    テンポよく話を進めていく中で、所々蘊蓄を織り交ぜていく感じは、
    「無法地帯」にも通じるスタイル。
    その辺りの手腕は、流石だなぁと思います。

    短編集ということもあり、気軽に楽しく読める一冊です。

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    2012年04月17日
  • 七度狐 落語シリーズ2

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    落語雑誌の編集者である牧・緑シリーズの長編。
    ある名人が、跡継ぎを決めるために開催しようとした一門会の準備中、後継候補者が次々に殺される。
    取材に来ていた緑が巻き込まれ、牧が遅れて駆けつけて事件を解決する。
    落語家が芸に命をかけているという前提に慣れていないと、いまいち理解できないかもしれないが、先に短編集を読んでいたので違和感なく楽しめた。
    人が簡単に殺されすぎだけど。

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    2012年03月31日
  • 三人目の幽霊 落語シリーズ1

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    落語専門誌の編集者が、落語界で起きた様々な事件を解決する話。
    状況が分かりにくい部分も多いが、全体的には読みやすく、話もまあまあよくまとまっているかな。

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    2012年02月06日
  • 白戸修の事件簿

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    白戸修というお人好しの大学生が、お人好しゆえに様々な事件に巻き込まれてしまう短編集。
    ライトなタッチですいすい読める。スリや万引きの手口などの情報が、鬱陶しくない程度に盛り込まれていて面白い。続編があるようなので、文庫化が楽しみ。

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    2012年01月23日
  • 七度狐 落語シリーズ2

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    落語専門誌の編集者を主人公としたミステリシリーズ第2弾にして、初の長編。閉ざされた山村、落語に見立てられた殺人、名跡の後継者争い、などなどある意味ベタな本格要素がたっぷり詰まっています。最近なかなかこの手のものにお目にかかれないので、喜んで楽しんで読みましたよ。使い古されたネタを新たに料理して出すのは、古典落語と本格ミステリの類似点であり、面白さなのでしょうね。
    前作からどうも探偵役の推理経路が飛躍し過ぎている感はあったのですが、今作は長編ともあって丁寧に伏線が張られていたので、そこは気になりませんでした。ただ探偵役お馴染みの変人ぶりの方向性が合わないなとは思いましたが。

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    2011年12月29日
  • オチケン!

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    落語に何の興味も関心もなかったのに、名前が『オチケン』だからというだけで強引に勧誘され、部室争奪の諍いから起きる事件の謎解きまで強制される主人公の越智健一。
    大学時代のサークル活動が懐かしくなる設定。最近落語への興味が再燃してきたので選んだ本だが、落語の面白さを垣間見るにはちょうど良かった。
    ストーリーの流れの中で、前後の説明がなく、疑問に思うこともあったが、作者のあとがきを読んで、意図したことだとわかり、評価が変わった。
    謎解きとしては、大いに斬新というわけではないが、それなりに楽しめた。

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    2011年12月02日
  • 白戸修の事件簿

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    中野に行くと災難に巻き込まれる。中野を避ければいいのに何故か呼ばれてしまう、という災難記というべきシリーズ物。いつも事件に巻き込まれてしまうお人よし探偵という設定がよかった。主人公が安直にスーパーマンにしなかったので作品がほんわかとした温かいテイストになっている。どこにでもいるちょっと運動不足の大学生だけに、感情移入がしやすい。ちゃんと伏線が光る内容になっており、この作者ならではの擽り付のあとがきも印象的。それにしても時効当日に銀行強盗に巻き込まれる犯人って・・・すごくご都合主義な感じがしなくもなかったが、それを上回るストーリーだった。

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    2011年06月02日
  • やさしい死神 落語シリーズ3

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    ネタバレ

     やはりこのシリーズは短編の方が面白かった。こう書いてしまうと申し訳ないが、長い怪談話よりも「子別れ」のような人情話のほうがミステリーと合うのではないか。洟を啜り上げたのは寒いから?買いに行ったタキシードは?と続きを想像したくなるエンディング、共通するのは弟子を見る師匠の温かい目。ストーリーのスパイスになり、忘れがたい印象を残す。次の題目は何だろう。少しお休みになっているこのシリーズ、楽しみだ。そこつ長屋で一度読んでみたい。

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    2011年05月13日
  • 警官倶楽部

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    無法地帯のオタクぶりにほれぼれの大倉作品、あげいん!


    いやもう、なんでしょうこのドタバタぶり。
    こういった、巻き込まれ型の結果犯罪者集団ものって、
    面白いけど正直、やや出尽くした感はいなめない。

    伊坂幸太郎の「陽気なギャング」シリーズの賢さには一歩も二歩も及ばず、
    かといって垣根涼介の「ヒートアイランド」のようなかっこよさはまるで皆無。
    出てくるメンバーはイマイチのおたくだし(やっぱりねー)、
    喧嘩も強くなくあまり頭脳もいけてない。

    だからキレはないけど、なんだか可愛くいとおしい。
    がんばれ!って気にはならないけどなははは、にやり。
    そんな感じの読後感。

    すんげー勧める、ってことはな

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    2011年04月13日
  • 白戸修の事件簿

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    「お人よし探偵」と言われることになった「白戸修」シリーズ第一作です。

    あらすじは・・・特にないんですよねえ。中野にいくといつもロクな目にあわない白戸修くん。毎度毎度事件に巻き込まれるんですが、それが大体本人のお人よしゆえにというか・・・・いや、これはおもしろいわ。

    ひどい目にあいながらもひたすらに人のことを思う白戸くんに読んでいて非常に癒されます。癒し系ミステリ。
    連作短編形式で読みやすいのでご一読をおすすめいたします。

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    2010年11月09日
  • 白戸修の事件簿

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    第20回小説推理新人賞受賞作「ツール&ストール」を含む、お人よし探偵シリーズ集。


    受賞作のエピソードから「中野は鬼門」と認識している主人公。

    卒業試験から就職前日までに巻き込まれ過ぎでしょう!と軽くツッコんでみたり(笑)

    巻き込まれ限定・中野周辺で。。。一冊五編だもんなぁ。

    巻き込まれる内容は伏せますが、久々に共感を呼ぶキャラクターだわ。

    晴れて就職叶った我らが白戸クンのさらなる活躍?が見たぁい!

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    2010年06月23日