大倉崇裕のレビュー一覧

  • やっぱり犬は知っている

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    やっぱりこのシリーズいい。
    結構、意外な展開やシリアスな物語を描きながらさすが大倉さんって感じ。
    変な捜査課シリーズの一端で、つながりにもニヤ

    3156冊
    今年55冊目

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    2026年03月07日
  • やっぱり犬は知っている

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    ピーボ、なんていいこなんだろう。
    賢くて愛情深い、愛おしい子。
    事件の関係者の元を訪れる仕事は、ピーボにも辛いだろうな。
    ピーボは、入院している事件関係者だけでなく、自分たちの活動を快く思わない警察関係者さえも篭絡してしまうんだからすごいwだからって、笹門さん、ピーボに頼りすぎー。
    前作から引き続きの五十嵐さんの登場に続き、別シリーズからあの2人?の登場もあってびっくり。
    シリーズ続編では、彼らとの絡みももうちょっとあるといいな。楽しみに待とうっと。

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    2026年02月22日
  • 一日署長

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    なかなか面白い。さすが大倉さん。
    過去に飛ばされて捜査するって大胆ですが、ある意味コールドケースを無理なくやるスタイルいいし、意外な結末に至るのもいい

    3142冊
    今年41冊目

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    2026年02月16日
  • やっぱり犬は知っている

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    ネタバレ

     大反響の第一弾と帯にはあるが、さてどの程度だったのだろう。やっぱり犬のイラストが目立つ、大倉崇裕さんのシリーズ続編である。

     最初の第一話だけ、100p超とやや長い。元暴力団員で、人生のほとんどを刑務所で過ごしてきたという相手だが、わざと痛み止めの投与量を減らすというのはさすがに人道を外れている。そこまでして笠門が得られた情報は…例によってこれだけ。

     あまりにも手際のよい殺し屋。2時間ドラマの如くスピーディーな展開の末に、明らかになった犯人とは。ピーボの反応を信じ、突き進む笠門。少々ご都合主義な感はあるものの、このコンビの絶対的信頼関係を示すエピソードと言える。

     その他3編は概ね50p程度。第二話。男が口にしたのは、海外逃亡した重要指名手配犯の名前。成り行き上、ある万引き犯を張っていた結果、明らかになった事実とは。これを一件落着と見るか、失態と見るか。処理は笠門の仕事ではない。

     第三話。大火傷を負った男は、一言残して息絶えた。どうやら連続放火犯らしいが。土地にまつわる呪いだの、何やらオカルトっぽい展開かと思いきや、結局は人間の欲望の結果だったわけで…。手柄は持っていかれる笠門であった。

     第四話。警視庁内に、笠門たちを快く思わない者は少なくないが、実績を残しているのは確かである。すると、こういうケースも起こり得るのだろう。某ロングラン警察ドラマにでもありそうな、やや込み入った展開。危うし、相○…。

     4編とも十分に長編化できそうなネタばかりだが、前作よりも笠門の活躍が目立つ。ピーボのパートナーは笠門でなければ務まらないだろうが、捜査一課でも十分にやっていけるのでは。笠門自身に、あまり上昇志向はなさそうだが。

     このシリーズでは脇役のいずみだが、今回も貢献は大きい。笠門は知らない『一日署長』の任務についても、続編が読みたい。

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    2026年02月10日
  • 福家警部補の再訪 福家警部補シリーズ2

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     女性版古畑任三郎と言うべき福家警部補と完全犯罪を目論む4人の知能犯との対決が収録されたシリーズ2作目で、完璧だと思われた犯罪計画が福家警部補の洞察力と推理力と寝る間も惜しむ(というか寝てない)粘り強さで瓦解していくところに倒叙ミステリーの面白さが詰まっていた。犯人からしたらこれほど忌避すべき再訪はない…

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    2026年02月09日
  • 犬は知っている

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    昔から犬が好きだ。

    そりゃ犬はみんな好きだろって言うかもしれないが、私は特別、犬が好きだ。

    実家で飼っていた犬を見るとその日嫌なことがあっても忘れられた。
    微笑みかけたら嬉しそうに顔を舐めてくれるそのよだれが臭くても愛おしかった。

    犬という生き物は特別だ。
    存在だけで、人を癒し慈悲を与える。
    どんなに悪い人にでも、犬は等しく平等だ。

    この作品「犬は知っている」は、
    まさに、犬の「癒し効果」と警察を組み合わせた推理小説だ。

    総務課でハンドラーをしている笠門とファシリティドッグのピーボは、病院の小児病棟で入院している子供たちを癒しながら、7階の特別病棟にいる犯罪者から事件のことを聞き出す役割を担っている。

    人が苦しい時、人生の最後に直面した時。
    犬が人を癒し、心の留めている本当のことを話す。

    そう、犬は癒しで、人間が何を求めているのか知っている。

    ピーボは知っている。
    目の前で苦しむ者たちの本当の気持ちや、言えない過去や秘密。

    ただ何も言わず、何もしない。
    でもピーボは特別な犬だ。

    何も言わずとも、人々に訴えかけている。
    話してみなさい。あなたの全てを。

    そんな神様みたいな犬の話。

    (表紙が可愛くて衝動買いしました…)

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    2026年02月05日
  • やっぱり犬は知っている

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    シリーズ第2弾。やっぱりピーボはかわいい!警察病院で働くファシリティドッグとしても、ある内密任務の笠門のパートナーとしても優秀で凶悪な犯罪者も屈強な刑事もピーボにはメロメロ。連続殺人に連続放火犯、未解決事件なと、どの話も短編ながらもしっかりとしたミステリになっているし、結末がひっくり返る驚きもあり面白い。笠門とピーボの絆にも癒されるし、やっぱり犬っていいなぁと愛しくなる。資料編纂室の五十嵐いずみ始め総務課の別室や不動産の若宮と犬太など他の作品ともリンクしてて嬉しいしそちらも楽しかった。またピーボに会いたくなる。

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    2026年02月03日
  • 犬は知っている

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    この作品も過去を遡りながらミステリをする短編集で、最近の大倉さんの変な警察シリーズの同じ流れで『樹海警察』や他のシリーズもありなかなかいいねー
    3130冊
    今年29冊目

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    2026年02月02日
  • 樹海警察(3)

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    今作では特別室のメンバーである桃園と栗柄のぞれぞれが樹海にいる理由の決着が描かれます。桃園編は1つ1つの状況や証拠を積み上げていく面白さ。栗柄編は騙し騙されのジェットコースターのような面白さ。
    ひとまずの決着を得てしまった形ですが、シリーズはこの後どうなるんでしょう。また4,5年後に続編が出ることを期待しておきます。

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    2026年01月19日
  • 福家警部補の追及

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    倒叙ミステリ中編集、全2編収録

    いい意味での、時代劇のような安定感

    倒叙ミステリという仕組みの中でやっているので、ある程度のパターンは出来上がっています
    そしてその中でさらに、福家警部補の多才ぶり・怪物ぶりを描写したり、証言者として福家とかかわった人物に人生の転機が訪れたりと、そういったシリーズ4作目ではおなじみの「お約束」が楽しめます

    あらすじに『完全犯罪を目論む"善良な"犯人ふたりを追い詰める』とありますが、読んだところ、特別善良な感じもありません
    どこにでもいるような一般市民としての犯人、というような意味で使っているんだろうなぁ
    そう思わせる、わざわざ「""」の記号でくくった善良なという言葉の意味を考えるのも楽しかったです

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    2026年01月12日
  • 死神さん 嫌われる刑事

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    なかなか好き。
    過去の事件を調べ直して意外なあるいはビクッとするような真相を見せるのはさすが

    3106冊
    今年5冊目

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    2026年01月07日
  • 怪獣殺人捜査 高高度の死神

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    大好きなシリーズの第二作。シリーズ化圧倒的感謝。
    再再読です。
    一話目の「三三〇〇フィートの死神」は怪獣殲滅作戦と事件が同時に発生しているので緊迫感がすごい。とっても楽しい。そして最推しの海江田さんがとてつもなくかっこいい。好き。
    今作はよくも悪くも世界観が広がっているので、「この世界でそれってあるの?」みたいな疑問はあるし、「ミステリ的にそれはいかんでしょ」という気持ちもある。だけど!楽しいから!それでいいよ!!!
    次がとっても楽しみ。毎日刊行予告でないかなとそわそわしてる。とりあえず推しの想いを応援しつつご祝儀の準備でもしながら待ちますかね。

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    2026年01月04日
  • 死神さん

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    無罪判決が出た事件の再調査を担当する警部補、儀藤堅忍。調査のたびに、該当事件の捜査に関わった警察官を相棒に指名するのだが、警察の失態を明るみに出す行為ゆえ、選ばれてしまった警察官は、警察内での居場所をなくす。だからつけられたあだ名が「死神」。正しいことをしているのに理不尽な話で、あながちフィクションとも思えないところが怖い。冤罪の影には、人に罪を押し付けてのうのうと暮らしている真犯人がいる。儀藤の言う通り、逃げ得を許さないで欲しいと思う。

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    2025年12月25日
  • 一日署長

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    高校卒業後、三年間看護学校に通い、そのあと二年間、看護師として働いていた五十嵐いずみ。

    思うところがあり、彼女は看護師を辞め、警察官になる道を選ぶ。

    普通よりも五年も遠回りした人生だったが、警察学校では主席で卒業するほどの優秀な成績を収めた。

    それにもかかわらず、配属先は史料編纂室だった。

    同僚はおらず、配属されたのは彼女ひとりきり。

    部屋の中にあるのは、天井まで積み上げられた大量の資料と、一台の古いパソコンだけ。

    そのパソコンには「ポルタ」というニックネームが付けられていた。

    仕事内容は、紙で保管されている過去の事件記録を、ひたすら手作業でデジタルデータに打ち込んでいくという、気の遠くなるような作業だった。

    作業を始めてしばらくすると、ポルタがひとりでに「シュイーーーン」と、不気味な起動音を立てる。

    まるでポルターガイストのようなその挙動から、このパソコンは「ポルタ」と呼ばれるようになったらしい。

    いずみは心の中でつぶやく。
    「なんで、こんな誰も来ない場所に配属されたんだろう……」

    未解決事件の資料に目を通し、その内容をポルタに入力していく。

    すると突然、ポルタが再び「シュイーーーン」と音を立て、画面が白く眩しく光り始めた。

    次の瞬間、いずみの意識だけが過去へと飛ばされる。

    飛ばされた先は、彼女が直前まで読んでいた未解決事件が発生したその日時。

    しかも、その事件を管轄していた当時の署長の身体の中だった。

    タイムリミットは、二十四時間。

    署長の権限を使って部下を動かし、未来で未解決に終わってしまう運命を変えるため、いずみは奔走する。

    物語は短編集形式で構成されており、それぞれの事件に直接的な繋がりはない。

    事件が解決へ向かうことが確定すると、署長の身体に入っていたいずみの意識は、再び現代の自分の身体へと戻る。

    過去を改変したことで、未解決事件として記録されていた資料は消え去り、パソコンで調べ直すと、その事件はそもそも発生していなかった世界線へと変化している。

    中年の署長の身体に入るため、権力や威厳は署長のもののままだが、知識や思考はあくまでいずみ自身のもの。

    署長に憑依する以前の署長の記憶は引き継がれない。

    限られた時間と、直前に読んだ未解決事件の概要というわずかな情報だけを頼りに、懸命に思考を巡らせ、奮闘するいずみの姿に、読者は自然と引き込まれていく。

    総じて、設定は奇抜でありながら非常に読みやすく、SF要素を巧みに取り入れた、新しい形の推理小説だと感じた。

    続編が刊行されるなら、ぜひ読みたい!

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    2025年12月24日
  • 犬は知っている

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    「一日署長」の五十嵐いずみ巡査が
    しれっと出てきて驚いた。
    大倉崇裕さんの作品にハズレなし、
    面白かった。

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    2025年12月23日
  • 白虹

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    なかなか熱いハードボイルドチックな山岳ミステリ。
    いろいろな謎が散りばめられながら明かされる真相は胸を打つ。

    3070冊
    今年298冊目

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    2025年11月23日
  • 小鳥を愛した容疑者

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    ストーリーが面白く、一気に読めた。

    謎解き要素が意外としっかりしており、ミステリー好きも、読み応えを感じられると思う。

    また、主人公二人のキャラクターも魅力的で、二人の会話が軽快で心地良いところも好き。

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    2025年11月08日
  • 福家警部補の報告

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    倒叙ミステリ短編集の第3弾
    短編集、とは書いたものの、収録作品は短編2つに中編1つの計3作です

    みどころは犯人たちの描く人間模様、たまりません

    もちろん倒叙ミステリとして、探偵役の福家警部補が犯人を追い詰めていく……といった本筋があってこそではあります
    でも、決定的な証拠を突き付けて事件解決!といったシーンがメインの面白さではないなぁと
    そこに至るまでの犯人たちの描写、これこそがこの巻の面白ポイントでした

    お気に入りは冒頭で書いたところの中編にあたる『少女の沈黙』
    犯人である元ヤクザ菅原がとても魅力的
    あまり任侠物の作品に触れずに生きてきましたが、これは素直にかっこいい人だなと思えました

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    2025年10月31日
  • 福家警部補の挨拶 福家警部補シリーズ1

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    倒叙スタイルで描かれるミステリー作品。

    先に犯人と犯行の様子が明らかになる。その後、福家警部補が犯行の綻びを見つけて犯人を追い詰めて行くスタイル。
    刑事コロンボや古畑任三郎のスタイルです。


    面白かった。
    知的な犯人による完全犯罪。穴を一緒に探しながら読み進める感じ。
    福家警部補の静かな追い詰め方。
    こういうのを探してました。

    特に、「オッカムの剃刀」。
    犯人も骨太で読み応えがありました。
    シリーズものですので近々、次も買います。

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    2025年10月21日
  • 福家警部補の再訪 福家警部補シリーズ2

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    倒叙ミステリ短編集の第二弾

    相変わらず謎の多い探偵役、福家警部補
    お笑いや古い映画(しかもややマニアックな?)が好きで、徹夜もものともしない鬼の体力
    などなど、徐々にその輪郭が明らかに

    とはいえ、あいかわらず掴みどころのないキャラです

    巻末解説によると、コロンボ役として心情描写は絶対にしない、という手法で制作しているようです
    キャラクターは確立させつつも、芯の部分ではずっとミステリアスなまま
    なるほど、面白い

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    2025年10月13日